第85回日本癌学会学術総会
(The 85th Annual Meeting of the Japanese Cancer Association)

学術会長挨拶

会長

第85回日本癌学会学術総会
学術会長 小川 誠司
京都大学大学院医学研究科 腫瘍生物学 教授

この度、第85回日本癌学会学術集会を、2026年9月24日(木)から9月26日(土)の3日間、京都市の国立京都国際会館にて開催する運びとなりました。日本癌学会には約14,000名の大学研究機関、医療機関、企業で活動する研究者、医師、医療関係者が所属しており、がん研究の発達を図ることを目的とし、ながんの基礎研究から臨床研究を一体的に推進しています。

第85回学術集会では、「がん克服へ向けた知の挑戦」をテーマに掲げております。がんという未だ克服されざる疾患に対し、基礎・臨床・社会医学など多岐にわたる領域の叡智を結集し、その病態解明から新たな治療法の創出へとつなげていくことを目指しております。

本学会では、国内外の第一線で活躍する研究者・臨床医を招聘し、最新の知見と技術を共有できる場を提供いたします。国際的な交流をより活発にすべく、技術革新を積極的に取り入れた運営や、多様な工夫を凝らしたプログラム構成を予定しております。特に、次代を担う若手研究者の育成にも注力しており、経験豊かな研究者との活発な議論を通じて、分野を越えた「知の融合」が生まれることを期待しております。これにより、がん研究の未来を担う人材が育つ機会となることを願っております。加えて、魅力的な内容を盛り込んだシンポジウムや、最先端の解析機器を用いた手法に関する教育的な講演も予定しており、若手にとって実践的かつ刺激的なプログラムとなるよう配慮しております。

学会の参加者が充実感をもっていただけるいただけるような、有意義で実り多き学会を目指しております。 京都での第85回日本癌学会学術総会に、多くの皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております。