第19回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO2022)

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プログラム

会長企画シンポジウム

がんゲノム医療(これまでとこれから)

企画概要
2019年6月にNGSパネルが保険適応を受け、がんゲノム医療が実装された。実装前から遺伝子異常にマッチする治療に至る割合は問題視されており、治験・医師主導治験推進をはじめとして、患者申出療養も導入された。現在の日本の医療の枠組みの中で、ゲノム医療をさらに発展させ、個々の患者に適合する治療に結びつけるにはいかなる戦略が必要か、ゲノム医療先進国の取り組みも共有しつつ、情報共有を深めたい。

複合免疫療法 ~他がん種における相違点~

企画概要
免疫チェックポイント阻害薬が様々ながん種で承認されたことを受け、近年、作用機序の異なる薬剤との複合免疫療法の開発が次々に進んでいる。その中で、同じ複合免疫療法であっても、がん種によっては結果が異なる事もあり、がん種による免疫環境の違いが検討されている。本セッションでは、まず、複合免疫療法の基礎的な知見と、各がん種における複合免疫療法の実際やクリニカルクエスチョンについて、各領域のスペシャリストが講演をする。その後、その共通点、相違点について臨床的、基礎的な観点から議論を深めるために、総合討論の時間を設ける。その中で、本セッションの参加者が、新たなアイデアを見出し、今後の研究と臨床に役立てることを目的とする。

アジア・パシフィック若手企画
「Outstanding young researchers from Asia-Pacific countries」

企画概要
アジア・パシフィック各国の若手研究者の中から、優れた研究を行っている方を招聘し、研究成果について発表する機会を提供する。

HBOC診療の現状と課題

企画概要
一般市民の間でも、遺伝性乳がん・卵巣がんの存在が知られるようになってきたが、具体的な診断や治療に対する認識は患者・医師、それぞれにおいて幅がある。特に、診断後のフォローアップの体制や関連遺伝子多型を認めた場合の治療体系についてはまだ十分整備されていない(発展途上)。HBOCの対応に必要な、遺伝、乳腺腫瘍、婦人科腫瘍、消化器腫瘍、泌尿器腫瘍などの様々な専門家とともに、押さえておくべき基礎、臨床のデータをもとに、現状の把握と今後の課題を考える。本企画により、各専門の学会や関連団体と連携を取りながら、HBOCの医療システムの最適化につなげる一歩としたい。

HPV関連がんの予防と治療 ~日本とアジアの現状から見えてくるものとは~

企画概要
HPV関連がんに関して、婦人科、泌尿器、頭頸部で合同セッションを行い、またアジアからの演者を招待し、我が国及びアジアにおける現状と問題点を議論する。

新専門医制度「腫瘍内科専門医」

企画概要
新専門医制度におけるサブスペシャル専門医として「腫瘍内科専門医」カリキュラムが、2021年の秋頃より専攻医募集開始予定である。現状の専門医制度についてアップデートな情報を伝える。

支持緩和領域:呼吸困難に関する研究の指針についてのコンセンサスシンポジウム

企画概要
支持/緩和治療領域の研究は一般の臨床腫瘍学とは手法が異なっており、従来の方法論がそぐわない部分がある。AMED:支持/緩和治療領域臨床試験に関する各分野における方法論確立に関する研究(全田班)においては、支持/緩和治療領域研究の具体的手法について提案する各論ルールブックの作成を行っている。呼吸困難各論ルールブックは2021年4月に公表されたもので呼吸困難に関連する研究の様々な問題点の解決に一石を投じている。今回のシンポジウムでは腫瘍内科の先生方を中心に呼吸困難各論の内容を理解していただき今後、本領域の研究の活性化につなげたい。

「○○オンコロジー」の未来 ~腫瘍学の学際的発展を考える~
(日本循環器学会・日本脳卒中学会・日本糖尿病学会・日本腎臓学会ジョイントシンポジウム)

企画概要
合併症を抱えるがん患者へのがん治療、がん治療の副作用への対応等で、臨床現場では様々な診療科との連携がなされてきた。近年、そういった学際的な連携を学術的に構築する取り組みが盛んになっており、「○○オンコロジー」「オンコ○○ロジー」といった名称も定着してきた。新たに学会が設立されたり、複数学会合同でガイドラインが作成されたり、活発な取り組みがなされている。本企画では、循環器学、脳卒中学、糖尿病学、腎臓学との連携の現状と今後の展望について、4学会からご推薦いただいた演者をお招きしてご講演いただく。会長企画シンポジウムとして、学際的腫瘍学の未来を議論したい。

合同シンポジウム

ASCO/JSMO

Tumor agnostic vs tumor specific approach toward clinical developments

ESMO/JSMO

Oncology Trial & Practice with/post-COVID-19 era

Asia-Pacific/JSMO

Pan-Asian Clinical Trial

DIA/JSMO

外部対照群を活用したがん治療開発の現状と展望
Current status and perspective of oncological clinical development utilizing the external control

SIOG/JSMO

老年腫瘍学:腫瘍科医と老年科医のコラボレーション

日本放射線腫瘍学会

実臨床に適応がある最先端の放射線治療
企画概要
近年、放射線治療の技術的進歩は目覚ましく10年前と今とでは全く違うというのが現状である。腫瘍内科や外科の治療の協働する中でそれぞれの進歩について理解があればより成熟したコラボレーションを実現することが期待できる。放射線治療の最先端を腫瘍内科の先生方が知ることにより、がん治療戦略の中での放射線治療の認識をup-dateして実臨床の中で効果的な利用ができるようにしたい。

日本癌学会・日本癌治療学会

COVID-19流行のがんマネージメントに及ぼす影響
企画概要
COVID-19流行のがんマネージメントに及ぼす影響について、個人の感染予防、医療機関での感染予防、がんの検査、治療などさまざまな角度から検討する。ワクチン接種が普及してるが、がん患者での効果は不明であり、抗体産生について、検診控えによる診断の遅れが危惧されており、実態と今後の影響について、医療機関での感染拡大防止はいずれの病院においても懸念事項である中、術前スクリーニングの実態と効果について、重症化率が高いと報告されている血液腫瘍、肺がんの診療への実態について講演いただく。また、遺伝子解析はトピックスであり、最新の知見を講演いただきたい。

日本がん看護学会

日本緩和医療学会

日本人類遺伝学会

プレシジョンオンコロジーにおけるがん治療と遺伝子医療の接点
The interface between cancer treatment and genetic medicine in precision oncology

シンポジウム

消化器

転移性上部消化管癌(食道癌、胃癌)治療の最前線
Challenges to Upper GI cancer
企画概要
上部消化管(食道、胃)癌における標準治療、臨床的課題、最新知見をさまざまな視点から論じていただく。
標的分子からみた大腸癌治療の現状と展望
Cutting edge of treatment for colorectal cancer -current status and future perspective
企画概要
下部消化管(結腸、直腸)癌における標準治療、臨床的課題、最新知見をさまざまな視点から論じていただく。

肝胆膵

Recent advance of systemic therapy for unresectable hepatocellular carcinoma
企画概要
Atezo+Bevaが登場してから約1年経過し、HCCの薬物療法の現状がどう変わったか?Real world dataを交えてアジアの各国から報告してもらい、現状と今後の展望を再評価する。
胆道癌分子標的治療の現状と今後の展望
Current status and future perspectives of molecular targeted therapy for biliary tract cancer
企画概要
胆道癌では、近年、分子標的薬の治療開発が盛んに行われている。特にがんゲノム異常に基づく開発として、FGFR2遺伝子再構成とその阻害薬の開発が進んでいる。それ以外にも、HER2、IDH1、BRAF V600Eなどの標的別の治療が注目されている。また広い意味で分子標的治療薬とも言える免疫チェックポイント阻害薬の開発も、胆道癌で少しずつ行われている。
本セッションでは、胆道癌における分子標的治療薬の開発、実臨床への導入について、本邦、海外での現状、今後の展望を紹介していきたい。

呼吸器

肺癌免疫療法における各種バイオマーカーの位置づけ
Biomarkers of Immune checkpoint inhibitors in advanced NSCLC patients
企画概要
化学療法+抗PD-1抗体やICI併用療法などの有効性が報告され、がん免疫療法の使い分けが非常に複雑化している。またPD-L1発現以外にもバイオマーカーも数多く報告されている。本シンポジウムで、バイオマーカーの最新情報を整理して、今後の免疫療法の使い分けを考察する。
比較的稀なドライバー遺伝子変異陽性肺癌に対する治療開発
Development of treatment for patients with non-small cell lung cancer harboring rare driver mutations
企画概要
非小細胞肺癌において、多くの遺伝子変異が発見され、治療開発が進んでいる。Majorな遺伝子変異だけでなく、『比較的稀な遺伝子変異』を有する肺癌の最新の研究についてdiscussionし、さらに研究を発展させていくことが望まれる。また、日常診療に多忙な医師は、『比較的稀な遺伝子変異』の数が増えたことで、その最新の知識をupdateしていくことが困難なこともあると思われ、教育的な面でも意義があると考える。

血液

白血病治療の耐性・残存と新たな克服戦略
Treatment strategies based on resistant mechanisms and residual diseases in leukemias
企画概要
近年、進歩の著しい白血病に対する新規治療に関する国際的セッション。「耐性・残存とその克服」という横断的なテーマに沿って、発表およびQ&Aを進めていくことで、到達点や今後の課題についての理解を深める。
Recent advances in targeted therapy for B-cell malignancies
企画概要
近年、遺伝子プロファイリング研究や次世代シークエンサーなどを用いた分子細胞学的な研究により、リンパ腫や骨髄腫などのB細胞系腫瘍における分子病態に関する知見が蓄積されている。これらの腫瘍細胞に特異的な分子病態やシグナル伝達経路に関する理解が深まり、特異的な細胞表面分子、増殖や活性化に関与する分子を治療標的とすることで、腫瘍細胞へより特異的に作用する薬剤の開発と臨床導入のための臨床試験が盛んに行われている。本企画ではB細胞リンパ腫と多発性骨髄腫のB細胞系腫瘍における分子標的治療薬の現状と課題について国内外のexpertsからpresentationいただき、認識と理解を深めることを目的とする。

乳腺

乳癌の新規治療開発
Development of novel treatment for breast cancer
企画概要
新規抗がん剤の進歩は目覚ましく、乳癌に対しても新しいクラスの薬剤が登場している。現在開発中の新規薬剤や治療について、早期試験から後期試験への展望を議論する。また、大規模臨床試験の実施が困難な「希少なサブタイプ」に対する臨床開発についても議論したい。
乳癌免疫療法の今後の展開
Future Perspective of Breast Cancer Immunotherapy
企画概要
乳癌領域でも免疫療法の有効性を示すエビデンスが蓄積されてきた。しかしPD-L1発現以外に有効なバイオマーカーは依然明らかではなく、今後の課題である。また乳癌特有のサブタイプごとの腫瘍微小環境の違いが免疫療法に及ぼす影響についても明らかではない。今後のサブタイプごとの治療開発の進め方、バイオマーカー開発、併用治療、早期乳癌への応用など本シンポジウムで議論したい。

婦人科

PARP inhibitor for Ovarian Cancer Treatment
企画概要
卵巣癌へのPARP阻害薬について現状と将来展望について議論を深める。
PRIMA試験、オラパリブ+ベバシズマブのPAOLA-1試験レジメンの今後の展望、PARP阻害薬による治療の飛躍などについて議論いただく。

泌尿器

放射線科とのコラボレーションで泌尿器がん薬物療法の治療成績はどこまで向上するか?
Collaboration of medical and radiation oncology in genitourinary cancers
企画概要
泌尿器がん、特に前立腺がんにおける近年の放射線診断技術の進歩は目覚ましく、より正確な診断に基づいた新たな治療戦略とその効果が期待されている。また放射線治療の領域では、筋層浸潤性膀胱がんに対する化学放射線療法による膀胱温存や、新規薬物療法と放射線治療との相乗効果(例:免疫チェックポイント阻害薬使用患者におけるアブスコパル効果、など)がトピックスになっている。本セッションでは、泌尿器がん治療における放射線診断学および放射線治療学の新技術導入効果と将来展望について学ぶことを目的とする。

頭頸部

局所進行頭頸部がんに対する最適な治療戦略
Optimal treatment strategy for locally advanced head and neck cancer
企画概要
免疫チェックポイント阻害薬と化学放射線療法の併用の結果が出そろってくる時期であり、局所進行頭頸部がんに対する至適治療を議論する。

希少がん

悪性軟部腫瘍に対する薬物療法の進歩と治療開発
Developments in the treatment of soft tissue sarcoma
企画概要
悪性軟部腫瘍に対する薬物療法の治療開発について、免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬を中心とした開発状況(clinical study, translational study)について発表・討論。

TR・臨床薬理

RAS/RAF pathway-altered cancers
企画概要
Undruggableと言われてきたKRAS変異腫瘍であるが、G12C阻害剤の登場で再度注目を集めている。RAS, RAF経路変異陽性腫瘍に対する治療開発の現状を発表していただく。
腫瘍不均一性への挑戦
Challenge in tumor heterogeneity
企画概要
40年以上前にフィラデルフィア染色体の発見で高名なPeter Nowell教授が“The clonal evolution of tumor cell population”という総説でがんの不均一性やゲノム進化を提唱している。その後、次世代シークエンサーを用いて、同一患者から複数個所のサンプルを採取して解析を行うことで、がんの不均一性の研究は飛躍的に進んだ。今では、がんの不均一性が、予後や治療抵抗性などに関わることは、実際の臨床の場でも経験する機会があり、臨床の先生方にとっても馴染みのあることかと思う。一方で、1細胞レベルでシークエンスが可能なシングルセルシークエンスの技術も進歩し、がんの不均一性の研究が一層と進んでいる。また、がん免疫療法の有効性が証明されたことで、腫瘍細胞だけでなく不均一な腫瘍微小環境にも注目が集まっている。そこで本セッションでは最新の解析技術で腫瘍不均一性に挑戦している演者に臨床にも繋がる最新の研究を紹介いただく。
個別化治療に向けた患者由来がんモデルの展望と課題
Patient-derived models for precision cancer medicine: perspectives and challenges
企画概要
臓器をin vitroで再現するオルガノイド技術は、その発生の謎を紐解くだけではなく、がんを含む様々な疾患の解明、創薬ツールとしての利用が期待されている。本シンポジウムでは、患者由来モデルの最新知見と臨床応用について、各専門家に紹介いただく。

緩和ケア・支持療法

こころの苦痛の緩和のためのガイドラインと今後の展望~基礎・臨床医学の統合を目指して~
Guidelines and Future Prospects for the Alleviation of Mental Distress: Toward the Integration of Basic and Clinical Medicine
企画概要
本シンポジウムでは、気持ちのつらさとコミュニケーションのガイドラインとそこから見えた研究課題を示し、臨床疑問解決のための臨床試験とその結果を報告する。自律神経とがんの関係について基礎医学的視点も入れて討論を行いたい。
がん疼痛ガイドラインと早期緩和ケアから見える臨床試験の結果と課題~基礎・臨床医学の統合を目指して~
Results and Issues of Palliative Care Clinical Trials (from Cancer Pain Guidelines and Early Palliative Care) - Toward Integration of Basic and Clinical Medicine
企画概要
がん疼痛ガイドライン、早期緩和ケアの推奨とそこから見えてきた研究課題を示し、臨床疑問解決のための臨床試験とその結果を報告する。疼痛に関しては基礎医学的視点からの考察も入れたい。
本邦のがん疼痛緩和向上のためのエビデンスに基づいた治療戦略
Evidence-based treatment strategies to improve cancer pain relief in Japan
企画概要
がん専門医および拠点病院・非拠点病院・在宅など医療機関を対象とした全国調査の結果から明らかになったがん疼痛治療の課題を取り上げ、がん患者の疼痛緩和の向上を目指してのエビデンスに基づく戦略を議論する。

臓器横断プログラム

Future challenge of liquid biopsy for next generation cancer therapeutics
企画概要
がん治療におけるリキッドバイオプシーの実装化が加速している状況で、cfDNAパネルと従来の腫瘍遺伝子パネルとの適切な役割分担の明確化を含めて多岐多様な点に於いてリキッドバイオプシーの位置付けに関する検討課題は未だ多い。本セッションでは国内・海外のリキッドバイオプシー研究に関する第一線専門家を交え、国内外の現状と課題・今後の展望を議論していく。
Encyclopedic Seamless Drug Development for Organ Agnostic Oncology Precision Medicine
-Frontline therapeutics of targeting BRCA (HRD), PARP, HER2 and NTRK genetic alteration-
企画概要
臓器横断的な標的分子/薬剤(BRCA, PARP, HER2, NTRK等)を取り上げ、薬剤開発や適応拡大の方向性と開発・薬事承認の利点・問題点、市販後の体制などについて議論していく。
How should we face multiple challenge with novel and diverse early phase oncology drug development in Asia? Developmental Therapeutics -New Targets and New Technologies-
企画概要
最近の多岐多様にわたるがん新薬早期開発に対して、我が国のMedical Oncologistsはどのように柔軟に対峙していくべきか、日本(アジア)がリードできる基盤開発や早期開発領域などを含めて議論する臓器横断プログラム独自の早期新薬開発セッションとしたい。

多職種連携プログラム

AYA世代のがんに対する多職種連携(学習支援、妊よう性温存などを含めた意志決定支援)
Interdesciplinary care for AYA with cancer- Where we stand and where we go?
企画概要
医師・看護師以外にも生殖医療に特化している臨床心理士や社会福祉士など、また実際の患者さんにも参加いただき、学習支援や就労支援も含めて議論したい。
ゲノム医療時代の多職種連携
Multidisciplinary Approaches in the Genomic Medicine age
企画概要
多職種連携の切り口から、始まったばかりでまだまだ問題・課題の多いゲノム医療について議論したい。
多職種で考えるがん領域のタスクシェアリング/タスクシフティング
Discuss task sharing/shifting in cancer care
企画概要
社会・医療環境の変化に伴い、働き方改革、業務の質の向上を目指したタスクシェア/タスクシフティングの推進の方策が議論されている。タスクシェア/タスクシフティングを推進していくためには、現行制度の下で、それぞれの医療専門職種が自らの能力を最大限に活かし、より能動的に対応できる仕組みを整えることが重要である。それぞれの医療従事者の職能の拡大に繋げることが出来れば、患者への医療貢献だけでなく、医療経済の側面という意味でもその効果は大きいと考えられる。医療従事者がお互いを知り理解して、がん医療において、いかに効果的なタスクシェア/シフティングを進めていくか、行政職と法律家も交えて議論する機会としたい。

臨床試験推進プログラム

Toward collaboration among cancer trials groups in Asia
企画概要
臨床試験によるアジア連携の重要性は今後益々重要となるが、臨床試験グループ間での連携は進んでいるとは言えない。国際共同試験の実施のためには、試験のアイデアのみならず、各臨床試験グループの基本情報、当該悉皆の標準治療、規制要件や保険制度、ファンディングといった各種情報の共有が必要となる。本セッションでは、これまで本格的な交流がなされてこなかった、日本、韓国、台湾の臨床試験グループの研究者が一堂に会し、食道がん領域を題材に、具体的な国際共同試験のアイデアや解決すべき問題点についてディスカッションを行う。
産官学でのアジア臨床開発体制の推進
Advancement of Asian clinical trial networks with multiple stakeholders
企画概要
世界の人口の約6割を占めるアジア地域では今後著しい高齢化が進み、それに伴ってがん患者の大幅な増加が見込まれている。このような背景の下、わが国でも政府のアジア健康構想を軸として、産官学の各方面でアジア地域における開発体制の整備が進んでいる。人口減少が続く日本では、今後は国内のみで完結する臨床試験は減り、アジア地域のネットワークの中で治療開発が進められる機会が増えることが予想される。本セッションでは、アジア地域におけるがん治療の開発促進に向けて現在進められている産官学での取り組みを紹介し、アジア臨床開発の活性化の方策について議論を行う。
国際共同研究をリードする日本の臨床研究力
How to enhance the capability for leading international clinical trials
企画概要
2010年代以降、がん領域の国際共同研究に日本が積極的に参加するようになった。現在は分担研究者としての参画に留まらず、臨床試験、観察研究、データベース構築など形態は様々であるが、わが国が立案から運営に至るまで積極的にリードする国際共同研究が展開され始めている。本企画ではそのようなCutting-Edgeの研究の情報を共有し、また海外オンコロジストから見た現在の日本の臨床研究力への期待もまじえながら、今後の国際共同研究をリードする日本の臨床研究力を議論したい。

患者支援・サバイバーシップ

サバイバーシップケアとしての身体活動
The role of physical activity for cancer survivorship care
企画概要
2019年11月にAmerican Cancer Society、National Cancer Institute等、全20団体によるがんサバイバーのための運動ガイドラインが公表され、がんサバイバーにおける運動のエビデンスと有用性について、記述されました。このような海外での現状と本邦でのがんサバイバーシップガイドライン身体活動編、国内のがんサバイバーに対する運動研究、そしてがんリハビリテーションの実際について演者の先生方にご講演いただく。総合討論では更なる学術的研究としての今後と、医療現場で身体活動を高く維持するための取り組みをどのように進めていくかについての議論を予定する。
チームで取り組むがん患者の就労支援~切れ目のない支援を目指して~
Employment support for cancer patients as a team activity:aiming for seamless support
企画概要
JSMO2019「がん治療と仕事の両立:医療者に求められる具体的な支援のかたち」において、働くがん患者に関わる様々な関係者の役割と、医療者との連携の可能性について議論し、医療者と患者、産業医や制度などとの様々なギャップが浮き彫りとなった。JSMO2021「『がんと診断された時からの就労支援』の実践」では就労支援によるプロダクトを生み出された先生方の講演を踏まえ、明日からできる就労支援の実践方法について議論した。今回のシンポジウムでは、「今後の課題」とされた一次産業、自営業従事者などの支援体制についての最新知見を共有する。次に、就労支援に積極的な医療機関が組織的な取り組みを実現してきた経緯を医師とMSWから伺うとともに、これまで就労支援の担い手として注目されることが比較的少なかった薬剤師・リハビリ専門職をとりあげ、それぞれの専門技量を活かした就労支援の実際について論じていただく。最後に患者代表演者より、両立支援の課題を挙げていただく。総合討論では診断時、治療中、進行がん、フォローアップ期にわたって切れ目のない就労・両立支援をいかに多職種チームで進めていくかを議論する。

教育講演

教育講演1

入門編 腫瘍生物学の基礎I、II
大木 理恵子
国立がん研究センター研究所

教育講演2

入門編 腫瘍生物学の基礎 III
谷口 浩也
愛知県がんセンター病院 薬物療法部

教育講演3

入門編 腫瘍免疫学の基礎
北野 滋久
がん研究会有明病院

教育講演4

入門編 薬物療法総論I:殺細胞性抗がん剤
上田 弘樹
和歌山県立医科大学

教育講演5

入門編 薬物療法総論II:分子標的薬剤
佐々木 治一郎
北里大学医学部 新世紀医療開発センター

教育講演6

入門編 副作用とその対策、支持療法
内藤 立暁
静岡県立静岡がんセンター

教育講演7

入門編 オンコロジー・エマージェンシー・腫瘍随伴症候群
田中 喬
国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科

教育講演8

入門編 高齢者のがん治療
濱口 哲弥
埼玉医科大学国際医療センター 腫瘍内科(消化器腫瘍科)

教育講演9

入門編 緩和医療
西 智弘
川崎市立井田病院 腫瘍内科

教育講演10

入門編 サイコオンコロジー・ACP(Advanced Care Plannning)
小川 朝生
国立がん研究センター

教育講演11

応用編 頭頸部癌・甲状腺癌
田原 信
国立がん研究センター東病院

教育講演12

応用編 食道癌・胃癌
坂井 大介
大阪大学医学部附属病院

教育講演13

応用編 大腸癌・小腸癌
髙島 淳生
国立がん研究センター中央病院

教育講演14

応用編 肝臓癌
池田 公史
国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科

教育講演15

応用編 胆道・膵臓癌
森実 千種
国立がん研究センター中央病院

教育講演16

応用編 小細胞肺癌・中皮腫
二宮 貴一朗
岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 血液・腫瘍・呼吸器内科学

教育講演17

応用編 非小細胞肺癌
三浦 理
新潟県立がんセンター新潟病院

教育講演18

応用編 乳癌(周術期薬物療法)
原 文堅
がん研究会有明病院 乳腺内科

教育講演19

応用編 乳癌(転移・再発薬物療法)
内藤 陽一
国立がん研究センター東病院

教育講演20

応用編 子宮頸癌・子宮体癌
温泉川 真由
がん研究会有明病院 婦人科

教育講演21

応用編 卵巣癌
原野 謙一
国立がん研究センター東病院 先端医療科/腫瘍内科

教育講演22

応用編 泌尿器癌(腎、尿路、前立腺)
北村 寛
富山大学学術研究部医学系 腎泌尿器科学

教育講演23

応用編 骨軟部腫瘍・転移性骨腫瘍
浦川 浩
独立行政法人医薬品医療機器総合機構

教育講演24

応用編 悪性リンパ腫
酒井 リカ
神奈川県立がんセンター

教育講演25

応用編 白血病
薬師神 公和
神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科

教育講演26

応用編 多発性骨髄腫
名和 由一郎
愛媛県立中央病院 血液内科

教育講演27

応用編 神経内分泌腫瘍・ジスト
篠崎 勝則
県立広島病院 臨床腫瘍科

教育講演28

応用編 皮膚癌
西澤 綾
がん研究会有明病院

教育講演29

応用編 原発不明癌
谷崎 潤子
近畿大学医学部 内科学腫瘍内科部門

教育講演30

応用編 小児腫瘍
細野 亜古
国立がん研究センター東病院 小児腫瘍科

教育講演31

応用編 ゲノム医療
角南 久仁子
国立がん研究センター中央病院

教育講演32

応用編 原発性および転移性脳腫瘍
園田 順彦
山形大学医学部脳神経外科

教育講演33

応用編 臨床研究法・個人情報保護・利益相反
堀田 勝幸
岡山大学病院 新医療研究開発センター

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