会長挨拶

第53回 日本動脈硬化学会総会・学術集会
会長 荒井 秀典
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 理事長

この度、第53回日本動脈硬化学会総会・学術集会を、2021(令和3)年10月23日(土)から24日(日)にて、国立京都国際会館にて開催させていただくことになりました。伝統ある本学会を開催させていただくことは身に余る光栄であり、ご推薦をいただきました会員のみなさま方に厚くお礼申し上げます。京都での総会の開催は、1986年(亀山会長)、2003年(北会長)、2019年(横出会長)についで4回目の開催となります。これまで52回開催された総会および京都での過去3回の総会に恥じないような内容にしたいと思いますので、ご支援よろしくお願いいたします。

今回総会を開催するにあたり、超高齢社会となった我が国のさらなる健康寿命の延伸を目指して、テーマを“ライフステージを考慮した動脈硬化リスクのマネジメント”とさせていただきました。健康寿命延伸の阻害要因として極めて重要な動脈硬化性疾患征圧のためには、小児期からの健康教育、スクリーニング、介入が重要であり、高齢期においては加齢とともに顕著になる身体機能の低下を見ながら、動脈硬化性疾患の予防とともに加齢による身体機能低下に配慮した管理方針を確立することが必要ではないかと思っています。もちろん基礎研究、疫学研究、臨床研究を通して、病態研究を推し進めることにより新規の薬剤を含む研究開発を進め、動脈硬化性疾患制圧に向かうことも重要であり、そのための最先端の研究発表を行い、情報を世界に向けて発信していく場になればと祈念しております。

今回は、本学術集会と同時期に、第19回国際動脈硬化学会議(The 19th International Symposium on Atherosclerosis(ISA2021))が開催されることになっており、格安で国際学会にも参加することができます。

なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、私たちの生活は大きな変革を余儀なくされています。今回、学会期間中に感染拡大があっても安心してご参加いただけるようハイブリッド開催とさせていただきました。できる限り秋の京都にお越しいただき、現地での議論を深めていいただきたいと思いますが、困難な場合にはオンデマンドですべての演題を聴講することができますので、事前登録を何卒よろしくお願い申し上げます。

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