プログラム
年会長講演
11月21日(土)8:50〜9:20 第1会場
2040年の社会課題を解決する医療薬学の融合研究~すべての薬剤師が集う学術的基盤を目指して~
- 演者
- 崔 吉道金沢大学附属病院 教授・薬剤部長
会頭講演
11月22日(日)13:20〜14:20 第1会場
日本医療薬学会の将来ビジョンと2026-2027年度の運営方針
- 演者
- 崔 吉道一般社団法人日本医療薬学会 会頭/金沢大学附属病院 教授・薬剤部長
特別講演
特別講演1
11月22日(日)10:30~11:30 第1会場
大学発ベンチャーキャピタルの挑戦と意義
- 演者
- 松本 邦夫金沢大学 副学長・特任教授
特別講演2
11月22日(日)14:20~15:20 第1会場
薬剤師が医療の未来を動かす -2040年の社会課題に挑む学術と実践の統合-
- 演者
- 武田 泰生一般社団法人 日本病院薬剤師会 会長
教育講演
教育講演1
11月21日(土)13:20~14:10 第2会場
肝発がんの予測と予防を目指して
- 演者
- 山下 太郎金沢大学消化器内科学 教授
教育講演2
11月21日(土)14:30~15:20 第2会場
高血圧から心不全へ―多職種で実践する循環器薬物療法
- 演者
- 薄井 荘一郎金沢大学循環器内科 教授
教育講演3
11月22日(日)15:40~16:30 第2会場
肺がんの抗体医薬品の最新情報
- 演者
- 矢野 聖二金沢大学呼吸器内科学 教授
教育講演4
11月22日(日)16:50~17:40 第2会場
重症患者として搬送される急性薬物中毒
- 演者
- 谷口 巧金沢大学麻酔・集中治療医学 教授
年会企画シンポジウム
年会企画シンポジウム1
11月21日(土)9:30~11:30 第1会場
平時・有事における医薬品安定供給確保問題を解決する医療薬学の融合研究
趣旨
超高齢社会の進展や感染症、大規模災害の発生が懸念される2040年に向け、医薬品の安定供給確保は重要な社会課題となっている。近年、製造、流通、需要変動など複合的な要因により医薬品の供給不安が顕在化しているが、その本質は単なる供給量不足ではなく、需要と供給の不均衡による「需給ギャップ」の問題として捉える必要がある。供給不安は過剰発注や在庫確保行動を誘発し、全体として一定の供給量が確保されていても必要な医療機関や患者へ医薬品が届かない状況を生み出し得る。さらに、不足回避のための代替薬や供給余力の確保は国民医療費の増大につながり得る。
本シンポジウムでは、令和6年能登半島地震を例として、行政、医薬品卸、製薬企業、アカデミアそれぞれの立場から医薬品供給の実態と課題を共有するとともに、災害時の経験や研究成果を踏まえ、平時・有事を通じた持続可能な医薬品供給体制の構築に向けた医療薬学融合研究の方向性を展望する。
本シンポジウムでは、令和6年能登半島地震を例として、行政、医薬品卸、製薬企業、アカデミアそれぞれの立場から医薬品供給の実態と課題を共有するとともに、災害時の経験や研究成果を踏まえ、平時・有事を通じた持続可能な医薬品供給体制の構築に向けた医療薬学融合研究の方向性を展望する。
- オーガナイザー
- 崔 吉道金沢大学附属病院薬剤部
- 川上 貴裕金沢大学附属病院薬剤部
- 座長
- 崔 吉道金沢大学附属病院薬剤部
- 川上 貴裕金沢大学附属病院薬剤部
- 演者
- 川上 貴裕金沢大学附属病院薬剤部
- 福井 優子石川県南加賀保健福祉センター
- 石黒 亘明祥株式会社
- 松下 俊介厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課
- 溝口 拓金沢大学医薬保健学域薬学類
- 吉成 友宏武田薬品工業株式会社
年会企画シンポジウム2
11月21日(土)13:20~15:20 第1会場
小児に「使える薬」を届けるために ―産官学がつなぐ小児製剤の課題と展望―
趣旨
小児医療において、年齢や発達段階に応じた適切な薬物治療を実現するためには、有効性・安全性のみならず、服用性、調剤性、供給体制まで見据えた「小児に使える薬」の臨床現場への提供が不可欠である。一方、小児用医薬品の開発には、対象患者数の少なさ、臨床評価の困難さ、製剤設計上の制約、医療現場での調剤・投薬負担など、多面的な課題が存在する。
本シンポジウムでは、小児医薬品開発を促進する産官学の取り組み、調剤・医薬品提供体制の現状、小児の服薬における課題、企業における製剤設計、さらにミニタブレットをはじめとする新たな剤形開発を取り上げる。
これらを通じて、小児に真に「届き、使われる薬」を実現するための課題と展望を多角的に議論する。
本シンポジウムでは、小児医薬品開発を促進する産官学の取り組み、調剤・医薬品提供体制の現状、小児の服薬における課題、企業における製剤設計、さらにミニタブレットをはじめとする新たな剤形開発を取り上げる。
これらを通じて、小児に真に「届き、使われる薬」を実現するための課題と展望を多角的に議論する。
- オーガナイザー
- 水谷 直也塩野義製薬株式会社製薬技術研究本部製剤研究所
- 座長
- 水谷 直也塩野義製薬株式会社製薬技術研究本部製剤研究所
- 原田 努明治薬科大学生命創薬科学科CMC・製剤工学研究室
- 演者
- 齊藤 順平国立成育医療研究センター薬剤部
- 川名 三知代帝京大学薬学部社会薬学研究室
- 原田 香奈東邦大学医療センター大森病院
- 水谷 直也塩野義製薬株式会社製薬技術研究本部製剤研究所
- 中道 克樹公益社団法人日本薬剤学会小児製剤フォーカスグループ
沢井製薬株式会社製剤研究部製剤IVグループ
年会企画シンポジウム3
11月21日(土)15:40~17:40 第1会場
2040年への航海図~既存の枠を超え、学生たちが本音で描く専門性の活かし方座談会~
趣旨
「2040年の社会はどうなっていて、その時医療はどのような形となっているのか」――この問いに、あなたならどう答えますか。⾼齢者⼈⼝のさらなる増加、⽣産年齢⼈⼝の減少、医療費の増⼤、医療⼈材不⾜など、いわゆる「2040年問題」は目前に迫っています。本シンポジウムでは、登壇者だけでなくご来場の皆様にもリアルタイムで議論に加わっていただく「双⽅向型」の形式を通して、2040年の医療の在り⽅について会場⼀体となって考えます。
これまで⾦沢⼤学とコメヤ薬局は、地域住⺠の未病予防や健康維持、地域医療を⽀える薬剤師の養成に取り組む、産学連携「アポテカプロジェクト」の⼀環として「地域薬剤師レジデント体験」を実施してきました。その中で薬学⽣と医学⽣が地域医療の最前線に触れながら未来の医療について共に考える機会を重ね、互いの専門性を活かした議論が積み重ねられてきました。この対話を薬学・医学の枠を超え、より多くの分野・より多くの⼈へ広げることが、よりよい未来の医療の実現につながると考え、本シンポジウムの開催に⾄りました。
本シンポジウムでは、「2040年の医療を、私たちはどのように⽀えていくのか」をテーマに、薬学・医学・看護学の医療系学⽣に加え、法学系の学⽣や病院・薬局関係者などの多様な⽴場の登壇者が議論を⾏います。地域医療・予防医療・多職種連携・医療者教育・医療提供体制の持続可能性などを切り⼝に、現状の課題を共有するだけでなく、「私たちならどのような医療を創ることができるのか」という実践的な未来志向の視点から、新たな医療の可能性を探ることを目的としています。
2040年に医療現場の中⼼を担うのは、今まさに学ぶ学⽣です。専門職としての価値観が形成されていくこの時期に、専門性の異なる学⽣と、現場を知る医療従事者が世代・職種を超えて対話することには、⼤きな意義があると考えています。本シンポジウムは、2040年問題への解決策を⼀⽅的に提⽰する場ではありません。学⽣ならではの柔軟な発想と現場で培われた知⾒を融合し、未来の医療を多世代・多職種で共に考え、新たな連携や実践につながる契機となることを目指します。その議論の輪に、ぜひ皆様も加わってください。
これまで⾦沢⼤学とコメヤ薬局は、地域住⺠の未病予防や健康維持、地域医療を⽀える薬剤師の養成に取り組む、産学連携「アポテカプロジェクト」の⼀環として「地域薬剤師レジデント体験」を実施してきました。その中で薬学⽣と医学⽣が地域医療の最前線に触れながら未来の医療について共に考える機会を重ね、互いの専門性を活かした議論が積み重ねられてきました。この対話を薬学・医学の枠を超え、より多くの分野・より多くの⼈へ広げることが、よりよい未来の医療の実現につながると考え、本シンポジウムの開催に⾄りました。
本シンポジウムでは、「2040年の医療を、私たちはどのように⽀えていくのか」をテーマに、薬学・医学・看護学の医療系学⽣に加え、法学系の学⽣や病院・薬局関係者などの多様な⽴場の登壇者が議論を⾏います。地域医療・予防医療・多職種連携・医療者教育・医療提供体制の持続可能性などを切り⼝に、現状の課題を共有するだけでなく、「私たちならどのような医療を創ることができるのか」という実践的な未来志向の視点から、新たな医療の可能性を探ることを目的としています。
2040年に医療現場の中⼼を担うのは、今まさに学ぶ学⽣です。専門職としての価値観が形成されていくこの時期に、専門性の異なる学⽣と、現場を知る医療従事者が世代・職種を超えて対話することには、⼤きな意義があると考えています。本シンポジウムは、2040年問題への解決策を⼀⽅的に提⽰する場ではありません。学⽣ならではの柔軟な発想と現場で培われた知⾒を融合し、未来の医療を多世代・多職種で共に考え、新たな連携や実践につながる契機となることを目指します。その議論の輪に、ぜひ皆様も加わってください。
- オーガナイザー
- 熊代 悠生金沢大学医薬保健学域医学類
- 長基 健人株式会社コメヤ薬局
- 座長
- 湊 千真金沢大学医薬保健学域薬学類
- 中島 久徳株式会社コメヤ薬局
- 演者
- 熊代 悠生金沢大学医薬保健学域医学類
- 湊 千真金沢大学医薬保健学域薬学類
- 長谷川 優葵金沢大学医薬保健学域医学類
- 五十嵐 歩佳金沢大学人間社会学域法学類
- 金田 聖琉北陸大学薬学部
- 南 李々花石川県立看護大学大学院
- 昼馬 悠名和歌山県立医科大学薬学部
- 中島 久徳株式会社コメヤ薬局
年会企画シンポジウム4
11月22日(日)15:40~17:40 第1会場
2040年の在宅医療を支える薬剤師の新たな挑戦
~病院・薬局・多職種が創る地域連携モデル~
趣旨
厚生労働省の推計によると、在宅患者数は今後も増加し、2040年以降にピークを迎えるとされている。「在宅医療の体制構築に係る指針」では、多職種協働による包括的かつ継続的な在宅医療提供体制の構築や、人材育成の推進が求められている。一方、在宅医療への円滑な移行と質の高い薬物療法の実現には、病院薬剤師と薬局薬剤師の連携に加え、医師や看護師をはじめとする多職種との協働が不可欠である。しかし、在宅医療の需要増大に対応するための受け皿となる薬局の確保や、在宅医療を担う薬剤師の育成は依然として課題である。本シンポジウムでは、①病院薬剤師が薬局薬剤師とともに在宅移行後も継続して薬物療法を支援する体制、②在宅協力薬局が経験の浅い薬局を支援する体制など、石川県における新たな在宅医療モデルを紹介するとともに、国の施策を踏まえ、医師・看護師・薬剤師の視点から、多職種連携による持続可能な在宅医療体制の構築について議論する。
- オーガナイザー
- 川上 貴裕金沢大学附属病院薬剤部
- 座長
- 笹山 潔浅ノ川総合病院薬剤部
- 丸一 泰雅タイガー薬局
- 演者
- 安川 孝志厚生労働省医薬局
- 笹山 潔浅ノ川総合病院薬剤部
- 丸一 泰雅タイガー薬局
- 加藤 洋平メディカルらいふクリニック
- 浅瀬 季予子訪問看護リハビリステーションOHANA
年会企画シンポジウム5
11月23日(月)10:30~12:00 第4会場
医薬品の創製と訪問診療の質の向上を目指した製剤的なアプローチ
趣旨
本シンポジウムでは、医薬品の探索研究から開発、臨床研究、製剤設計、特許戦略、市販後調査に至るまで、医薬品が社会に届けられる一連のプロセスを俯瞰し、それぞれの段階で求められる実務的視点と課題を共有することを目的とする。産学・医療・知財の専門家が各領域の重要なチェックポイントを提示することで、研究成果を円滑に社会実装へとつなぐための理解を深める。また、高齢化の進展と医療提供体制の変化に伴い、在宅医療・訪問診療の重要性が高まる中、訪問医療における製剤学的課題や医薬品供給体制の在り方についても議論する。薬剤師をはじめ医療薬学に携わる参加者が、自身の専門領域の位置づけを再認識するとともに、分野横断的な連携を通じて医薬品開発および医療提供の質向上に寄与する視点を獲得する場としたい。
- オーガナイザー
- 荻原 琢男東京理科大学薬学部
- 花輪 剛久東京理科大学薬学部
- 座長
- 荻原 琢男東京理科大学薬学部
- 花輪 剛久東京理科大学薬学部
- 演者
- 坂本 一樹大鵬薬品株式会社
- 金 淳二創剤リサーチテック
- 百 賢二昭和医科大学統括薬剤部/薬学部
- 稲野 彰洋福島県立医大薬剤部
- 大西 浩之眞久特許事務所
年会企画シンポジウム6
11月23日(月)14:00~15:30 第1会場
市販薬のオーバードーズという課題に社会の中で薬剤師はどう向き合うか
ー医療の枠を超えた連携と地域支援ー
趣旨
近年、市販薬のオーバードーズ(OD)は深刻な社会問題となっており、特に若年層を中心に増加が続いている。ODは自殺との関連も指摘されており、薬剤師にはゲートキーパーとして、適正使用に関する情報提供や相談対応を通じて早期介入につなげる役割が期待される。しかし、当事者の多くは孤立の中にあり、支援を必要としていても、周囲からの支援や働きかけが届きにくい場合も少なくない。こうした課題に対応するためには、市販薬が薬局で入手できるという特性から、医療従事者だけでなく、行政、教育機関、警察、製薬企業、民間団体など多様な関係者での連携が不可欠である。
そこで本シンポジウムでは、医療従事者に加え、当事者や行政・教育関係者が顔を合わせ、多職種の相互理解を深めるとともに、それぞれの取り組みや課題を共有する。その上で、関係機関の連携強化を図りながら、この課題に対して薬剤師が社会の中でどのような役割を果たすべきかを考える。
そこで本シンポジウムでは、医療従事者に加え、当事者や行政・教育関係者が顔を合わせ、多職種の相互理解を深めるとともに、それぞれの取り組みや課題を共有する。その上で、関係機関の連携強化を図りながら、この課題に対して薬剤師が社会の中でどのような役割を果たすべきかを考える。
- オーガナイザー
- 坪内 清貴金沢大学附属病院薬剤部
- 座長
- 坪内 清貴金沢大学附属病院薬剤部
- 中村 友喜三重県立こころの医療センター診療技術部/感染管理室
- 演者
- 中村 友喜三重県立こころの医療センター診療技術部/感染管理室
- 橋本 佳奈株式会社スパーテル
- 内藤 暢茂ときわ病院
- 風間 暁アルコール問題全国市民協会
- 嶋根 卓也国立精神・神経医療研究センター
年会企画国際シンポジウム
11月21日(土)9:30~11:30 第5会場
がん支持療法における薬剤師の役割と次のステージ
助成:公益財団法人小林がん学術振興会
趣旨
がん薬物療法に精通する薬剤師は、より良質な医療を提供することのみならず、エビデンスの創出や多職種による研究活動においても重要な役割を担っている。本シンポジウムでは、薬学的視点によるエビデンス構築、多職種から成る研究チームビルディング、最新のがん支持療法や次世代リーダーの育成に関する知見を共有する。がん支持療法における臨床薬学の国際的な視点や経験を共有することで、日本においてがん薬物療法に携わる薬剤師が今後取り組むべき課題や方向性について議論を深める。
- オーガナイザー
- 河添 仁慶應義塾大学 医学部
- 座長
- 河添 仁慶應義塾大学 医学部
- 飯原 大稔岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
- Alexandre Chanカリフォルニア大学アーバイン校 薬学部、米国
- 飯村 洋平東京大学医科学研究所附属病院 薬剤部、日本
- 吉田 謙介東京薬科大学 薬学部 医薬品安全管理学教室、日本
- 渡邊 大地岐阜薬科大学 実践薬学研究推進センター、日本
The role of oncology pharmacists at supportive care in cancer and next stage
がん支持療法におけるがん専門薬剤師の役割と次のステージ
がん支持療法におけるがん専門薬剤師の役割と次のステージ
A phase III randomized, double-blind, placebo-controlled trial evaluating the prophylactic effect of diclofenac cream on capecitabine-induced hand–foot syndrome
カペシタビン誘発性手足症候群に対するジクロフェナククリームの予防効果を検証するためのプラセボ対照二重盲検ランダム化比較第III相試験
カペシタビン誘発性手足症候群に対するジクロフェナククリームの予防効果を検証するためのプラセボ対照二重盲検ランダム化比較第III相試験
A pharmacist-led oral care education program and outcomes in France and Japan
フランスと日本における薬剤師主導の口腔ケア教育プログラムとアウトカム
フランスと日本における薬剤師主導の口腔ケア教育プログラムとアウトカム
A role shaped by strengths and challenges within the multinational association of supportive care in cancer (MASCC): Addressing evidence gaps in antiemetic therapy for older adults as a pharmacist
強みと挑戦が切り拓いた国際がんサポーティブケア学会での役割 ~高齢者制吐療法のエビデンスギャップに薬剤師として挑む~
強みと挑戦が切り拓いた国際がんサポーティブケア学会での役割 ~高齢者制吐療法のエビデンスギャップに薬剤師として挑む~
ワークショップ
ワークショップ(2024年度医療薬学学術第2小委員会企画)
11月23日(月・祝)14:00〜15:30 第5会場
PISCSを活用した薬物相互作用マネジメントを実践しよう 2026
- オーガナイザー
- 大野 能之 東京大学病院 薬剤部
- ファシリテーター
- 大野 能之 東京大学病院 薬剤部
- 米澤 淳慶應義塾大学薬学部 統合臨床薬理学講座
- 木村 丈司鳥取大学医学部附属病院 薬剤部
- 近藤 悠希熊本大学薬学部・大学院生命科学研究部 臨床薬理学分野
- 冨田 隆志広島大学病院 薬剤部
シンポジウム
シンポジウム001
11月21日(土)9:30〜11:30 第2会場
2040年問題に向けた脳卒中医療と薬剤師の融合的役割 ―急性期から地域連携まで―
趣旨
脳卒中は、我が国において要介護状態の主要因の一つであり、超高齢社会が進む2040年を見据え、その対策は一層重要となっている。急性期治療の進歩や抗血栓療法の高度化に伴い、薬剤師の関与は急性期管理、薬学的評価、退院支援、地域連携、発症予防へと拡大している。また、急性期から回復期、慢性期へと移行する患者のケア移行の過程において、継続的かつ切れ目のない薬学的関与が求められる一方で、各段階の実践や課題は分散しており、体系的に共有・議論される機会は十分とは言えない。
本シンポジウムでは、脳卒中医療の連続性の中で薬剤師の役割を整理するとともに、退院時薬剤関連調査など全国的取り組みや臨床・地域での実践例を踏まえて脳卒中薬物療法の課題を明確化する。さらに、質の均てん化と最適化に向けた方向性を示し、2040年に向けた持続可能な脳卒中医療モデルと、薬剤師が参画するための共通基盤の構築を目指す。
本シンポジウムでは、脳卒中医療の連続性の中で薬剤師の役割を整理するとともに、退院時薬剤関連調査など全国的取り組みや臨床・地域での実践例を踏まえて脳卒中薬物療法の課題を明確化する。さらに、質の均てん化と最適化に向けた方向性を示し、2040年に向けた持続可能な脳卒中医療モデルと、薬剤師が参画するための共通基盤の構築を目指す。
- オーガナイザー
- 寺田 智祐京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 大山 要長崎大学病院 薬剤部
- 座長
- 坂元 利彰長崎大学病院 薬剤部/脳卒中・心臓病等総合支援センター
- 瀬戸 亘札幌東徳洲会病院 薬剤部
- 筒井 泰史金沢大学 脳神経外科
- 川田 将義京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 瀬戸 亘札幌東徳州会病院 薬剤部
- 菅原 隆文地方独立行政法人 広島市立病院機構 広島市立広島市民病院 薬剤部
- 坂元 利彰長崎大学病院 薬剤部
脳卒中治療および薬物療法のオーバービュー
日本における脳卒中治療の現状と課題
脳卒中治療における病棟担当薬剤師の役割
急性期病院からつなぐ脳卒中患者の薬物療法 ~薬剤師間情報連携の実際~
脳卒中予防における薬剤師の新たな役割―脳卒中・心臓病等総合支援センターと地域薬局の協働―
シンポジウム002
11月21日(土)9:30〜11:30 第3会場
患者の意思決定支援に対し薬剤師に求められる役割とは― 2040年に向けた薬剤師の介入における障壁と道筋 ―
趣旨
超高齢社会の進行により、患者の価値観に基づく医療体制の構築は、2040年に向けた重要な社会課題である。その中核を担うアドバンス・ケア・プランニング(ACP)は医療の質を支える基盤的プロセスとして位置づけられる。さらに、長期療養の中での治療選択や生活の変化に応じた薬物療法の調整が不可欠であり、薬剤師が治療目標と生活背景を踏まえ薬物療法に介入することは「その人らしさ」を支える重要な役割を担うと考えられる。しかしながら、薬剤師のACPや意思決定への介入事例は少なく、十分に社会に求められる役割を果たせていない。また、ACPが患者の「先々」の意思決定を過度に重視するあまり「現在」の関心や生活実感から乖離してしまう危うさも指摘されている。本シンポジウムでは、2040年の社会課題に対応すべく薬剤師による意思決定支援に向けて緩和ケア、心不全、慢性腎臓病、在宅の視点から障壁と道筋について議論する。
- オーガナイザー
- 大内 友季江光ヶ丘スペルマン病院 薬剤科
- 三宅 健文社会医療法人誠光会淡海医療センター 薬剤部
- 座長
- 大内 友季江光ヶ丘スペルマン病院 薬剤科
- 三宅 健文社会医療法人誠光会淡海医療センター 薬剤部
- 大内 友季江光ヶ丘スペルマン病院 薬剤科
- 杉本 智哉トヨタ記念病院 薬剤科
- 高井 靖三重ハートセンター 薬局
- 富田 敏章平成紫川会 小倉記念病院 薬剤部
- 餅原 弘樹医療法人社団いぶきの森 のぞみの花クリニック
- 森田 達也聖隷三方原病院 緩和支持治療科
これからの「薬剤師≠薬物療法」の意思決定支援とは
がん患者の人生の最終段階の意思決定支援における薬剤師の役割~緩和ケア病棟薬剤師の関わり~
病みの軌跡に寄り添う意思決定支援とACPへの橋渡し― 心不全緩和ケアにおける薬剤師の役割 ―
保存期腎不全から透析終了後までを支える治療選択 ―長期的伴走のなかで患者の価値観を繋ぐ薬剤師の役割―
在宅緩和ケアにおける意思決定支援 ―在支診薬剤師の視点と役割―
意思決定支援:将来を考えることの特徴―ACPを念頭に
シンポジウム003
11月21日(土)9:30〜11:30 第4会場
AI・DX・ICTと医療アプリが支える次世代薬剤業務
趣旨
医療DXの潮流は研究から実用段階へ移行しつつあるが、真に現場の課題解決に結びつく“社会実装”の例は未だ限定的である。本シンポジウムでは、医療ビッグデータとAI技術をいかに持続可能な医療体制へ統合し、臨床・経営の現場へ定着させるか、その実効性に焦点を絞り議論を展開する。シンポジウムでは大学病院が主導するビッグデータ利活用基盤の構築と、AIを用いた業務改善プロセスの実例を提示し組織的ワークフローへの組み込みについて詳説する。さらにDXを牽引する企業の知見を交え、ICTによる対物業務の効率化と、捻出された時間による対人業務へのシフトについて詳説し、持続的なビジネスモデルを構築し、患者フォローの質向上という「社会実装」を可能にするかを考察する。産学の視座を融合し、薬剤師がテクノロジーを主体的に運用して次世代の医療価値を社会に還元するための実装プロトコルを議論したい。
- オーガナイザー
- 寺薗 英之鹿児島大学病院
- 座間味 義人岡山大学病院
- 座長
- 寺薗 英之鹿児島大学病院
- 座間味 義人岡山大学病院
- 座間味 義人岡山大学病院 薬剤部
- 竹澤 崇信州大学医学部附属病院
- 寺薗 英之鹿児島大学病院 薬剤部
- 竹部 亨株式会社カケハシ
データサイエンス・DX・AIを基盤とした大学病院薬剤部運営と地域医療への社会実装
現場主導による医療DXの業務実装 ―情報共有基盤とRPAを活用した業務改革―
バイブコーディングによる現場発の医療DX ― 対物業務の効率化を実現する内製アプリ開発
現場の実践を社会実装へ ― PHRを用いた服薬フォローアップと病院・薬局連携の展開
シンポジウム004
11月21日(土)9:30〜11:30 第6会場
薬物療法専門薬剤師の価値をいかに示すか-2040年の医療課題と実践・アウトカム-
趣旨
薬物療法専門薬剤師・指導薬剤師が主体となり「第一回薬物療法薬剤師全体会議」を開催した。本会議では制度の現在地と将来像を共有し、薬物療法専門薬剤師が次の段階へ進むための転換点となったが、「資格取得後の具体的活動が不明確」「専門薬剤師と指導薬剤師の役割分担が明確でない」「制度の社会的価値をどのように示すべきか不明確」といった課題も明らかとなった。
専門制度として確立していくには、臨床実践に基づく患者アウトカムや医療の質向上への寄与に加え、医師の負担軽減や地域医療の持続可能性といった社会的課題への応答を示す視点が求められる。本シンポジウムでは、薬物療法専門薬剤師の到達目標に沿った具体的活動(処方支援・PBPM・TDM等の実践、臨床研究とアウトカム創出)を共有し、2040年の医療課題を見据え、薬物療法専門薬剤師がどのような役割を果たしていくべきかを議論する。
専門制度として確立していくには、臨床実践に基づく患者アウトカムや医療の質向上への寄与に加え、医師の負担軽減や地域医療の持続可能性といった社会的課題への応答を示す視点が求められる。本シンポジウムでは、薬物療法専門薬剤師の到達目標に沿った具体的活動(処方支援・PBPM・TDM等の実践、臨床研究とアウトカム創出)を共有し、2040年の医療課題を見据え、薬物療法専門薬剤師がどのような役割を果たしていくべきかを議論する。
- オーガナイザー
- 樋口 則英長崎みなとメディカルセンター
- 八木 達也浜松医科大学医学部附属病院
- 座長
- 樋口 則英長崎みなとメディカルセンター
- 八木 達也浜松医科大学医学部附属病院
- 宮津 大輔医療法人徳洲会 福岡徳洲会病院 薬剤部
- 山室 蕗子熊本市立 熊本市民病院
- 片田 佳希京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 平井 利典東京科学大学病院 薬剤部
社会に示せ、専門薬剤師の価値―アウトカムで証明する実践型スーパージェネラリストの役割―
外来がん薬物療法における薬物療法専門薬剤師の価値―中規模病院における実践・人材育成・展望―
PBPMによる業務効率化とエビデンス創出-薬物療法専門薬剤師の価値-
薬物療法専門薬剤師制度の社会認知度の向上に向けた課題
シンポジウム005
11月21日(土)9:30〜11:30 第7会場
がん医療における薬剤師業務の再設計:業務改善から多職種連携・教育へつなぐ実践モデル
趣旨
がん医療では、調製、副作用支援、ICT活用など多様な業務が高度化・複雑化し、薬剤師の役割は拡大している一方で、人的資源には限界があり、業務効率化と対人業務の質向上を両立する体制構築が課題となっている。本シンポジウムでは、薬剤師が業務プロセスの可視化と再設計、ロボット調製やAI導入、役割最適化を通じて時間を創出し、その時間を多職種連携や地域連携などの対人業務へ再配分してきた実践を、多施設の先進事例を紹介する。さらに、PBPMやテレフォンフォローアップを活用した地域協働、業務標準化および教育体制の構築を通じて、実践を持続可能なモデルへ発展させるプロセスを提示する。業務改善による時間創出から対人業務の強化、教育による持続可能化までを一連の戦略として示し、再現性を備えた薬剤師業務モデル、人材育成例を提示することで2040年を見据えたがん医療における薬剤師の価値創出と職能発展の方向性を提案する。
- オーガナイザー
- 小林 一男公益財団法人がん研究会有明病院
- 齋藤 佳敬北海道科学大学 薬学部
- 座長
- 齋藤 佳敬北海道科学大学 薬学部
- 梅原 健吾北海道がんセンター 薬剤部
- 阿部 誠也医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
- 小林 一男公益財団法人がん研究会有明病院 薬剤部
- 上原 弥未株式会社ユニスマイル ユニスマイル薬局駒込病院前店
- 眞壁 一志がん研究会有明病院 薬剤部
- 星 貴薫北海道科学大学 薬学部
AIやロボット活用を含む業務最適化:ハイボリュームセンターの実践
がん治療を支える薬剤師業務の再設計:プロセス改善とチーム医療の実践
がん医療連携による患者支援の実際と2026年調剤報酬改定を踏まえた薬局薬剤師の育成
外来化学療法における分割払い出し運用の標準化と教育的意義:新人薬剤師が担う再現可能な業務改善モデル
がん医療の高度化に対応する薬学教育:2040年を見据えた人材育成モデル
シンポジウム006
11月21日(土)9:30〜11:30 第8会場
臨床化学と医療薬学の融合が拓く個別化薬物療法の新地平 ~検査値の真意を読み解き、最適な投与設計へ繋ぐ
趣旨
2040年の超高齢社会において、多様化する病態や個人差に対応した薬物療法の実践は喫緊の課題である。これを実現するためには、薬剤師が単に検査数値を参照するだけでなく、その数値が導き出される測定原理や生物学的変動、測定の限界を深く理解し、臨床判断に応用する能力が求められる。 本シンポジウムは、日本臨床化学会との共催により、検査データの「生成」を担う臨床化学と、「活用」を担う医療薬学の専門家が一堂に会する場とする。治療薬物モニタリングにおける高精度測定技術の最新知見や、新規バイオマーカーを用いた副作用予測、そしてそれらを活用した個別化投与設計の具体的事例を共有する。 両領域の融合研究がいかにして「エビデンスに基づく個別化医療」を具現化し、患者のQOL向上という社会課題の解決に寄与するかを議論し、次世代の学術的基盤構築への足掛かりとしたい。
- オーガナイザー
- 前川 正充東北大学病院 薬剤部
- 城野 博史熊本大学病院 薬剤部
- 座長
- 城野 博史熊本大学病院 薬剤部
- 前川 正充東北大学病院 薬剤部
- 横田 隼人秋田大学医学部附属病院薬剤部
- 田中 遼大大分大学医学部附属病院 薬剤部
- 齊藤 公亮国立医薬品食品衛生研究所 医薬安全学部
- 池田 義人滋賀医科大学 医学部附属病院 薬剤部
- 前川 正充東北大学病院 薬剤部
検査値を活用した個別化投与設計
TDMを起点としたファーマコメトリクス研究― 検査値から読み解く薬物動態変動と個別化投与設計 ―
安全性バイオマーカーの探索と個別化安全対策
リン脂質分析技術を基盤とした細胞膜リン脂質の挙動評価と脂質調節薬が及ぼす組成変動解析
臨床化学と医療薬学の融合に資するLC-MS/MS活用の新展開
シンポジウム007
11月21日(土)9:30〜11:30 第11会場
治験のコストが変わる、薬剤部の役割が問われる-FMV・シングルIRB・DCT時代に薬剤師は何をすべきか-
趣旨
近年、治験をめぐる制度環境が急速に変化している。Fair Market Value(FMV)の導入により治験コストの算定方法がポイント制からタスクベースへ移行しつつある。また、GCP省令改正によるシングルIRBの制度化は審査体制と審査料収入に変革をもたらし、DCT(分散型治験)の推進と研究開発支援薬局構想は、治験薬管理業務の担い手そのものを変えようとしている。これらの制度変革は、病院薬剤部の治験関連収益構造に直結する。しかしこれらの変化は、見方を変えれば薬剤師業務に初めて明示的な対価がつく機会でもある。本シンポジウムでは、制度設計の背景、コスト構造の調査研究データ、シングルIRB・DCTへの現場対応の実践を共有した上で、コストと業務量という経営的視点から治験制度改革の最前線を紐解く。薬剤部が「選ばれる存在」であり続けるために何を知り、何から始めるべきかを議論する。
- オーガナイザー
- 老本 名津子京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構臨床研究推進部
- 五百蔵 武士神戸大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 老本 名津子京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構臨床研究推進部
- 五百蔵 武士神戸大学医学部附属病院 薬剤部
- パネリスト
- 玉木 慎也KKR札幌医療センター 薬剤科
- 福田 祐介国立精神・神経医療研究センター 薬剤部/臨床研究・治験推進室
- 近藤 直樹国立がん研究センター東病院
- 黒田 智岡山大学病院 薬剤部/新医療研究開発センター
- 有馬 秀樹山口大学医学部附属病院 臨床研究センター
- 森山 菜緒帝京大学医学部附属病院 臨床試験・治験統括センター
GCP省令改正・治験エコシステムの全体像 ― 制度はどこへ向かうのか
治験エコシステム導入に伴う制度改革と治験コスト構造の変化 ― 調査研究から見える薬剤部の戦略 ―
FMVで薬剤師の治験業務はどう評価されるか~タスクベースの費用算定がもたらすもの~
シングルIRB原則化における実施医療機関のコストインパクト -消える審査料の現実-
治験使用薬管理と分散型臨床試験 ~ 薬剤部の「特権と価値」はどこへ行くのか~
シンポジウム008
11月21日(土)9:30〜11:30 第13会場
2040年の医療を創る薬剤師の確保戦略 ― 多方面から紐解く人材確保と定着の基盤
趣旨
2040年、高度化する薬物療法と多様化する患者ニーズに応え続けるためには、薬剤師の確保と育成こそが最重要の学術的基盤となる。
令和3年公表の「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ(厚生労働省)」では、薬剤師の従事先における業態・地域の偏在が指摘されており、喫緊の課題として人材確保の方策検討が求められている。しかし、多くの現場では具体的な解決策を見出せず、試行錯誤の段階にあるのが現状である。
本シンポジウムでは、第36回年会のテーマ「2040年の社会課題解決」を軸に、主に【人材確保】と【定着】の観点から、病院・薬局・大学各施設が実践する取り組みや戦略的手法を共有し、成功要因と課題を整理する。多方面から得られた知見をもとに、業態を超えて応用可能な具体策を検討することで、未来の医療薬学を支える強固な人材基盤の構築に向けた一助としたい。
令和3年公表の「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ(厚生労働省)」では、薬剤師の従事先における業態・地域の偏在が指摘されており、喫緊の課題として人材確保の方策検討が求められている。しかし、多くの現場では具体的な解決策を見出せず、試行錯誤の段階にあるのが現状である。
本シンポジウムでは、第36回年会のテーマ「2040年の社会課題解決」を軸に、主に【人材確保】と【定着】の観点から、病院・薬局・大学各施設が実践する取り組みや戦略的手法を共有し、成功要因と課題を整理する。多方面から得られた知見をもとに、業態を超えて応用可能な具体策を検討することで、未来の医療薬学を支える強固な人材基盤の構築に向けた一助としたい。
- オーガナイザー
- 大山 要長崎大学病院 薬剤部
- 中村 克徳琉球大学病院 薬剤部
- 座長
- 佐道 紳一長崎みなとメディカルセンター 薬剤部
- 丸山 真理子日本赤十字社 長崎原爆病院 薬剤部
- 丸山 真理子日本赤十字社 長崎原爆病院 薬剤部
- 板垣 有紀社会福祉法人恩賜財団済生会 山形済生病院
- 柳原 知夏公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院
- 組橋 由記徳島赤十字病院 薬剤部
- 後藤 浩太エムスリーキャリア株式会社 薬剤師就職支援Gr
- 牛尾 聡一郎福岡大学 薬学部 健康危機管理薬学
当院における時間対効果・費用対効果に配慮した持続可能な人材確保の取り組み
薬剤師不足時代の人材確保戦略-採用・育成・定着の視点から-
薬学生に“選ばれる病院”とは何か―マーケティング理論に基づく採用戦略―
病院薬剤師の偏在・不足問題に対する客観的ベンチマークを用いた採用計画の立案
『地域の壁をどう乗り越えるか? 薬剤師のニーズに合わせた、これからの人材確保の進め方』
データ解析とフィールドワークで育む地域志向キャリア―公共データ分析と現場体験を融合した課題解決型薬学教育―
シンポジウム009
11月21日(土)9:30〜11:30 第14会場
「飲めましたか?」のその先へ ~服薬アドヒアランスの臨床、研究、教育学の融合~
趣旨
2040年の社会では医療者不足や地域格差、医療財源の逼迫などの社会課題がある。その背景には少子高齢化があり、病床縮小により在宅へシフトする中で、経口薬を中心とした薬物治療を自身で管理する患者の増加が予想される。そのため、患者エンパワーメントを高めるように支援し、アドヒアランス向上を図ることは、治療効果の最大化と医療提供体制の持続性の両面から重要である。
本シンポジウムでは、NICEガイドラインの日本語訳作成者、がん、緩和、循環器領域で服薬支援とその研究に取り組む病院薬剤師、患者エンパワーメントを専門とする教員らに登壇してもらい、臨床現場と臨床研究、患者教育学を結ぶ医療薬学の融合研究として服薬アドヒアランスの問題点とその解決策を多角的に論じる。
服薬を「守らせる」から、患者と医療者が価値観や生活背景を共有しながら治療をともにデザインする時代へ向けて、具体的な一歩を聴講者とともに描く場とする。
本シンポジウムでは、NICEガイドラインの日本語訳作成者、がん、緩和、循環器領域で服薬支援とその研究に取り組む病院薬剤師、患者エンパワーメントを専門とする教員らに登壇してもらい、臨床現場と臨床研究、患者教育学を結ぶ医療薬学の融合研究として服薬アドヒアランスの問題点とその解決策を多角的に論じる。
服薬を「守らせる」から、患者と医療者が価値観や生活背景を共有しながら治療をともにデザインする時代へ向けて、具体的な一歩を聴講者とともに描く場とする。
- オーガナイザー
- 谷川 大夢公益財団法人 がん研究会有明病院 薬剤部
- 小澤 有輝東京女子医科大学病院 薬剤部
- 座長
- 谷川 大夢公益財団法人 がん研究会有明病院 薬剤部
- 小澤 有輝東京女子医科大学病院 薬剤部
- 宮崎 元康福岡大学筑紫病院 薬剤部
- 山田 正実大阪府済生会野江病院 薬剤科
- 藤宮 龍祥東京科学大学病院 薬剤部
- 川上 和宜東京女子医科大学病院 薬剤部
- 岡田 浩京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系 予防医療学分野
慢性疾患患者における服薬アドヒアランス支援の再考 ― 病気認知・共感性・患者エンパワーメントの視点から ―
緩和ケア領域の薬剤師外来から見たアドヒアランス ー服薬管理から患者理解へ ー
服薬アドヒアランスのガイドライン NICE CG76日本語版から考える患者中心の服薬支援
リアルタイムアドヒアランスモニタリグシステムを用いた経口薬の臨床研究の実践とアドヒアランス向上への取り組み
服薬アドヒアランスを超えて―患者エンパワーメントとコンコーダンスによる服薬支援
シンポジウム010
11月21日(土)9:30〜11:30 第15会場
基礎と臨床の両面から捉える病態時における薬物動態の変動
趣旨
病態時には薬物動態が健康時と異なることは広く知られており、腎機能や肝機能の低下に伴う消失遅延などは代表的な例である。近年では、病態に伴い変動する内因性サイトカインやホルモンが代謝酵素やトランスポーターの発現・活性に影響を及ぼすこと、さらに治療用タンパク質の投与によっても同様の薬物動態変動が生じ得ることが懸念されている。本シンポジウムでは、病態と薬物動態の関連について基礎、臨床、製薬の観点からご講演頂き、この分野での発展的な研究について情報共有したい。なお、本シンポジウムは日本薬剤学会薬物相互作用・個別化医療フォーカスグループとの共催である。
- オーガナイザー
- 三浦 基靖静岡県立大学 薬学部
- 工藤 敏之武蔵野大学 薬学部
- 座長
- 三浦 基靖静岡県立大学 薬学部
- 工藤 敏之武蔵野大学 薬学部
- 加藤 将夫金沢大学 薬学系 分子薬物治療学研究室
- 佐藤 正延日本ベーリンガーインゲルハイム 薬物動態安全性研究部
- 内藤 隆文信州大学医学部附属病院 薬剤部
- 佐藤 聖浜松医科大学医学部附属病院 薬剤部
抗がん薬の体内動態に及ぼす肝腎機能低下の影響と考え方
治療用タンパク質によるIL-6変動を介した薬物相互作用とPBPKモデル評価
病態時における低分子医薬品や抗体医薬品の薬物動態の個人差
がん悪液質の病態時におけるオピオイド鎮痛薬の薬物動態変動とその臨床的意義
シンポジウム011
11月21日(土)9:30〜11:30 第16会場
症例ディスカッションで共創する難治性がん疼痛マネジメント- 働く世代の生活を支える実装型医療薬学
趣旨
生産年齢人口の急減に伴い医療資源が枯渇する2040年、薬剤師の使命は、単なる「症状管理」から「社会生産性と生活機能の維持」を支える治療戦略の立案へと抜本的に拡大する。本企画は、就労と親介護(ダブルケア)の狭間で苦悩する高用量オピオイド鎮痛薬でも制御不能な激痛に苦しむ40代症例を提示する。症例を基盤に、医師・薬剤師・会場参加者が臨床知を結集し、最適解を「共創」する実践型セッションである。焦点は、標準治療抵抗性の疼痛に対する高度な薬学的臨床推論と、退院期限が迫る中での迅速かつ的確な意思決定プロセスにある。医学的制約と社会的制約が激しく拮抗する局面で、薬剤師はいかに医師の診断プロセスへ薬学的ロジックを有機的に統合させ、治療戦略の共同立案者として真価を発揮できるか。従来の分業的な連携を、多職種の知が響き合い新たな解を創発する「融合」へと昇華させ、患者の生活を支える実装型医療薬学の具体的モデルを提示する。
- オーガナイザー
- 金子 健慶應義塾大学病院 薬剤部・緩和ケアセンター
- 座長
- 金子 健慶應義塾大学病院 薬剤部・緩和ケアセンター
- 伊東 俊雅東京女子医科大学附属足立医療センター 薬剤部
- 解説者
- 的場 元弘東京西徳洲会病院
- シンポジスト
- 城山 亮輔東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 周治 由香里東京女子医科大学附属足立医療センター 薬剤部
- 熱海 幸恵医療法人社団永生会みなみ野病院 薬剤科
- 岸田 悦子日本医科大学付属病院 薬剤部
- 宮里 明芽東京医科大学病院 薬剤部
シンポジウム012
11月21日(土)13:20〜15:20 第5会場
国際交流委員会企画シンポジウム
- Chair
- Kyung Suk ChoiVice President of KSHP, Seoul National University Bundang Hospital
- 城野 博史熊本大学病院薬剤部
- 尾田 一貴熊本大学病院薬剤部
- Seulki(Sofie) HanDepartment of Pharmacy, Soon Chun Hyang University Hospital Seoul
- Kamonsak ReungjarearnrungPresident of Asia Pacific Oncology Pharmacy Association(APOPA)
- Cheng Chih WuDepartment of Pharmacy, Kaohsiung ChangGung Memorial Hospital
Next-Generation Hospital Pharmacy toward 2040: AI, Digital Health, and Integrative Translational Patient Care
Pharmacometric simulation of vancomycin removal during hemodialysis: expanding the role of therapeutic drug monitoring
Leveraging Embedded and Parallel AI Platforms to Expand Hospital Pharmacy Capacity for IV Compatibility and Antibiotic Renal Dosing Reviews.
Future Technology to Improve Medication Safety (Pre, During, Post Hospital Visit) and Informatics/Digital Literacy of Hospital Pharmacist
From Clinical Trials to Patient Care and Education: A Translational Continuum of Hospital Pharmacy Practice in Taiwan
シンポジウム013
11月21日(土)13:20〜15:20 第6会場
薬物療法における薬剤師の視点・考え方 薬物療法に責任を持てる薬剤師になるために
趣旨
日本医療薬学会が編集・出版する「病態を理解して組み立てる 薬剤師のための疾患別薬物療法」が改訂され、内容を大幅に刷新した新たな書籍として誕生する。新たな書籍は、薬物療法における薬剤師の視点・考え方の理解に重点を置き、総論と各論からなる構成されるものであり、本学会の専門薬剤師取得を目指す会員にとって必携の書籍となる。
本書の出版に合わせ、「薬物療法における薬剤師の視点・考え方」という、薬剤師職能の原点ともいうべきテーマを取り上げ、その能力を獲得するためにどのような学修・教育が必要であるかを議論したい。具体的には、新人薬剤師から専門薬剤師試験に挑戦する薬剤師、さらに教育を担当する指導薬剤師まで、それぞれのステージにおける本書の活用法を提案しながら、我が国の薬剤師が今後さらに磨いてゆくべき視点・考え方について議論を行う。
本書の出版に合わせ、「薬物療法における薬剤師の視点・考え方」という、薬剤師職能の原点ともいうべきテーマを取り上げ、その能力を獲得するためにどのような学修・教育が必要であるかを議論したい。具体的には、新人薬剤師から専門薬剤師試験に挑戦する薬剤師、さらに教育を担当する指導薬剤師まで、それぞれのステージにおける本書の活用法を提案しながら、我が国の薬剤師が今後さらに磨いてゆくべき視点・考え方について議論を行う。
- オーガナイザー
- 矢野 良一大阪医科薬科大学
- 佐村 優帝京平成大学
- 座長
- 前田 幹広聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部
- 近藤 悠希熊本大学大学院生命科学研究部 臨床薬理学分野
- 佐村 優帝京平成大学 薬学部
- 北原 加奈之医療法人鉄蕉会 亀田総合病院
- 堀井 剛史武蔵野大学 薬学部 臨床薬学センター
- 門村 将太JCHO東京新宿メディカルセンター 薬剤部
- 平 大樹京都大学大学院 薬学研究科
薬物療法に責任を持つ薬剤師に求められる視点・考え方
副作用の見方・考え方
糖尿病薬物療法の“組み立て方”を学ぶ―慢性期医療における薬剤師の判断力を磨く―
急性期の病態・薬物療法における薬剤師の視点・考え方、そして記録の在り方
薬物療法に責任を持てる薬剤師としての“専門薬剤師”になるための認定試験への活用
シンポジウム014
11月21日(土)13:20〜15:20 第7会場
つながる力が医療を変える!DX時代の地域医療連携の最前線―情報共有が変えるケアの質と患者アウトカム―
趣旨
医療DXの進展により、地域医療における情報共有の在り方は大きく変化しつつある。診療情報や検査値、ケア記録など多様なデータを関係者が適切に共有し、同じ基盤を用いて連携することは、医療の質向上と患者アウトカムの改善に直結する重要な取り組みである。地域医療情報ネットワークは、多職種が協働するための環境を整え、地域全体で患者を支える体制の構築に寄与してきた。本シンポジウムでは、地域医療情報ネットワークの成り立ちや背景を踏まえながら、病院・薬局・在宅・訪問看護といった異なる立場が、それぞれの現場でどのように情報を活用し、地域全体で患者を支える体制を築いてきたのかを多角的に考察する。
さらに、医療DX時代に求められる新たな連携の姿や、情報共有がもたらす変化と可能性を共有し、つながる力が地域医療をどのように変革し得るのか、その未来を展望する機会としたい。
さらに、医療DX時代に求められる新たな連携の姿や、情報共有がもたらす変化と可能性を共有し、つながる力が地域医療をどのように変革し得るのか、その未来を展望する機会としたい。
- オーガナイザー
- 山﨑 美保独立行政法人 労働者健康安全機構 長崎労災病院 薬剤部
- 廣田 憲威一般社団法人 大阪ファルマプラン 社会薬学研究所
- 座長
- 山﨑 美保独立行政法人 労働者健康安全機構 長崎労災病院 薬剤部
- 廣田 憲威一般社団法人 大阪ファルマプラン 社会薬学研究所
- 宮永 圭長崎大学病院 薬剤部
- 鈴木 智香子あおかた調剤薬局
- 佐田 悦子アクア薬局矢上店
- 黒田 敬子彩りケアグループ合同会社 訪問看護ステーション 彩り 小榊事業所
あじさいネット<長崎県地域医療連携ネットワーク>が導く地域医療連携の進化と多職種協働の深化
医療DXが拓く地域薬局発の薬薬連携と多職種協働による臨床介入の新展開
在宅ケアにおける医療DXと薬剤師の役割について~あじさいネットやMSC(メディカルケアステーション)を使用した多職種連携について~
訪問看護における情報共有の変遷と医療DXの役割 ~医療DX時代における情報共有の進化が変えるケアの質と患者のアウトカム~
シンポジウム015
11月21日(土)13:20〜15:20 第8会場
2040年を展望する持続可能な医療を支える医薬品供給、購入のありかた
趣旨
2040年に持続可能な医療提供体制を実現するには、病院を含む関係者が連携し、安定供給と合理的な購買を同時に成立させる仕組み作りが欠かせない。本シンポジウムでは、現在問題となっている供給不安や在庫偏在、価格変動の課題を整理し、医療関係者が協働して取り組む実践的な解決策を議論する場とする。さらに、近年注目されるフォーミュラリーを、「供給の安定性」「調達リスク」まで含めたツールとして活用すること、大規模災害時での医薬品供給の対応、昨今の医薬品配送、経営の効率化を含めた、病院間連携など、地域医療全体を支える新しいモデルを紹介し、関係者が協働して、未来志向の供給体制を描く場としたい。
- オーガナイザー
- 座間味 義人岡山大学病院
- 矢野 貴久島根大学医学部附属病院
- 座長
- 槇田 崇志岡山大学病院 薬剤部
- 陶山 登之島根大学医学部附属病院薬剤部
- 小池 博文横浜市立大学附属病院 薬剤部
- 台蔵 剛士石川県立中央病院 薬剤部
- 山下 博行岡山大学病院
- 陶山 登之島根大学医学部附属病院
医薬品の安定供給に貢献する地域フォーミュラリの意義
能登半島地震の経験から考える持続可能な医薬品供給―平時と有事をつなぐ地域連携―
県域を越えた医薬品共同調達と地域共同配送体制の構築―持続可能な医薬品供給モデルの提示―
大学病院間連携を核とした県域を越えた医薬品安定供給体制の構築 ―地域フォーミュラリと共同調達への取り組み―
シンポジウム016
11月21日(土)13:20〜15:20 第11会場
臨床薬剤師による臨床薬理学研究のすゝめ ~失敗から学ぶ、成功へのカギ~
趣旨
医療薬学領域における臨床研究の一層の活発化に向け、臨床薬剤師が体内動態や個別化医療を基盤とする臨床薬理学研究に携わる機会を増やしていくことは、極めて重要な課題である。本シンポジウムでは、大学病院および一般病院に勤務する臨床薬剤師が、がん、感染症、移植、循環器等の領域において、限られた研究環境の中でどのように臨床薬理学研究を立案し、レジストリ構築、TDM、PK/PD研究、遺伝子多型解析等を実践してきたかを、演者自身の経験を基に参加者と共有する。研究成果の共有はもちろん、本シンポジウムでは臨床業務と研究を両立させる工夫、大学研究室や医師・看護師等との連携体制構築、失敗や試行錯誤の過程にも焦点を当て、若手臨床薬剤師が臨床薬理学研究に踏み出すための具体的な道筋を提示する。これにより臨床薬理学研究の人材育成を後押しし、将来の医療薬学研究にさらなる広がりと深みをもたらすことが期待される。
- オーガナイザー
- 前田 章光愛知県がんセンター 薬剤部
- 池末 裕明名古屋大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 前田 章光愛知県がんセンター 薬剤部
- 池末 裕明名古屋大学医学部附属病院 薬剤部
- 前田 章光愛知県がんセンター 薬剤部
- 山田 悠人岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
- 堀田 康弘名古屋市立大学大学院医学研究科 臨床薬剤学分野
- 梅村 圭祐京都大学 医学部附属病院 薬剤部
- 松金 良祐九州大学大学院 薬学研究院 臨床育薬学分野
臨床薬剤師の限界と研究機関との連携の重要性
抗がん薬のPK/PD/PGx研究をいかに臨床へ還元するか
歴史ある研究分野で新しい価値を見つける― 結核研究からTDM、そしてAI研究へ ―
臨床検体収集から得る学び:移植・感染領域の臨床薬理学研究を通して
免疫チェックポイント阻害薬レジストリと歩み、学んだ研究のすゝめ
シンポジウム017
11月21日(土)13:20〜15:20 第13会場
薬剤師のプロフェッショナル・アイデンティティを問う!〜将来必要になる議論を先取りしよう〜
趣旨
薬剤師のプロフェッショナルアイデンティティは技術的習熟性はもとより個々の倫理観がそのアイデンティティの核となる。これは単にルールを遵守することではなく、様々な葛藤の中で何が最善であるかを考える事から始まる。医療人の倫理観は一人で完結するものではなく、患者や同僚、多職種との関わりの中で培われる。本シンポジウムでは、近年実害も含め社会問題になっている科学的な権威や先端的医療のイメージ等を利用し十分な根拠がないまま高度な医療を提供できるかのように見せ、患者を搾取する行為(Scienceploitation)を皮切りに、健康食品やサプリメントのエビデンスの現状について議論し、さらにアカデミアにおける倫理教育の本質に触れ、最後に臨床で絶対的に必要な倫理観と、これまでとは一線を画した薬剤師の存在価値にメスを入れる。正に医療提供プロセスの最後の砦となる薬剤師のプロフェッショナルアイデンティティに必要な議論を先取りする。
- オーガナイザー
- 細谷 治日本赤十字社医療センター 薬剤部
- 有田 悦子北里大学 薬学部
- 座長
- 細谷 治日本赤十字社医療センター 薬剤部
- 有田 悦子北里大学 薬学部
- 細谷 治日本赤十字社医療センター 薬剤部
- 一家 綱邦国立がん研究センター がん対策研究所 生命倫理・医事法研究部
- 和田 政裕城西大学 薬学部 医療栄養学科
- 有田 悦子北里大学薬学部医療心理学部門
「何ができるか」から「どうあるべきか」へ~激変する臨床で問われる薬剤師のプロフェッショナル・アイデンティティ~
医療の非営利性と倫理―scienceploitationという問題を通じて考える
『いわゆる「健康食品」』は私たちの健康寿命延伸に寄与できるのか ―薬剤師が持つべき視点―
プロフェッショナル・アイデンティティの基盤となる薬学倫理教育~「知識の倫理」から「実践の倫理へ」~
シンポジウム018
11月21日(土)15:40〜17:40 第2会場
がん専門薬剤師の薬学的介入のポイント ~患者さんの未来を拓くがん専門薬剤師の役割と使命~
趣旨
がん患者の抱える問題は、多様化・複雑化し、患者個々の背景を踏まえた細やかなマネジメント能力が求められている。医療現場では、医師の働き方改革に伴い、チーム医療や多職種連携が推進され、高い臨床能力を有するがん専門薬剤師の活躍の場が益々広がり、ガイドラインに沿った医療から一歩進んだ個別化医療への主体的な関与も期待されている。本シンポジウムでは、がん専門薬剤師による独自の視点での介入事例を紹介いただき、がん専門薬剤師の役割や使命を議論する。さらに、「伝わる症例の書き方」として注意すべき点と、資格取得者のさらなるスキルアップについて参加者と情報共有する。
- 座長
- 池田 龍二宮崎大学医学部附属病院 薬剤部
- 三宅 知宏伊勢赤十字病院 薬剤部
- 池田 龍二宮崎大学医学部附属病院 薬剤部
- 三宅 知宏伊勢赤十字病院 薬剤部
- 玉木 慎也KKR札幌医療センター 薬剤科
- 梅原 健吾国立病院機構 北海道がんセンター 薬剤部
- 増渕 敬久聖路加国際病院 薬剤部
- 間 勝之日本大学医学部附属板橋病院
- 林 宏紀小牧市民病院 薬局
趣旨説明と2025年度の認定状況
患者さんの未来を拓くのは、あなたかもしれない ~がん専門薬剤師という選択とその魅力~
伝わる症例の書き方と注意点
「休薬すべきか」を見極める―進行腎細胞癌治療における有害事象鑑別が治療継続に寄与した症例―
小児再発横紋筋肉腫 ~悪心・下痢に対する支持療法への薬学的介入~
エベロリムスによる薬剤性間質性肺炎に対する薬学的介入
大腸がん ~血液透析患者に対する社会的背景を考慮した薬学的介入~
シンポジウム019
11月21日(土)15:40〜17:40 第6会場
腎移植×併存疾患の課題を解決するための薬剤師の力
趣旨
血液透析患者数が頭打ちとなる一方で、腎移植数は年々増加しています。新規透析導入患者数の減少や移植医療の推進に加え、2040年には高齢者人口がピークを迎えることから、今後は高齢化した腎移植患者の増加と併存疾患の複雑化が進むと予想されます。腎移植医療では免疫抑制療法を基盤に、感染症、がん、糖尿病など多様な疾患を同時に管理する実践的な薬物療法マネジメントが不可欠となります。さらに、妊娠・授乳期といったライフステージに応じた対応も重要性を増しています。本シンポジウムでは、医療薬学会ではこれまで十分に議論されてこなかった腎移植をテーマに、「腎移植×併存疾患」の視点から、日常診療に直結する知識とエビデンス、具体的な介入のポイントを共有し、明日からの臨床に活かせる腎移植患者支援のあり方について議論します。
- オーガナイザー
- 髙多 瞭治金沢医科大学病院 薬剤部
- 安田 知弘日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 薬剤部
- 座長
- 竹内 裕紀東京医科大学病院 薬剤部
- 安田 知弘日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 薬剤部
- 竹内 裕紀東京医科大学病院 薬剤部
- 辻本 高志市立札幌病院 薬剤部
- 高多 瞭治金沢医科大学病院 薬剤部
- 安田 知弘日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 薬剤部
- 長谷川 まゆみ埼玉医科大学総合医療センター
腎移植X併存疾患総論-腎移植患者のさらなる長期生着をめざして-
腎移植×糖尿病 ― 糖尿病管理は血糖コントロールだけでよいのか? ―
腎移植×感染症~腎移植患者の日和見感染症の課題を解決する薬剤師の力~
腎移植×がん -腎移植患者のがん化学療法の課題を解決する薬剤師の力-
腎移植×妊婦・授乳婦~安全を見極め、安心に寄り添う:腎移植患者の周産期を支える薬剤師の役割~
シンポジウム020
11月21日(土)15:40〜17:40 第7会場
いま電子処方箋の導入に必要な知識をアップデート ~基礎知識から先進的な取り組み事例について~
趣旨
電子処方箋は全国の医療機関や保険薬局での導入が進められており、遅くとも2030年までには電子カルテ共有サービスと電子処方箋が一体となって導入する目標が設定されている。電子処方箋については、保険薬局での導入は進んでいるものの、医療機関においては十分に普及していない。本シンポジウムでは電子処方箋導入を検討中もしくは導入が進んでいない医療機関を対象として、改めて電子処方箋の基礎知識を学び、先進的な取り組み事例や、電子処方箋の導入が円滑にすすむために必要なことを知っていただくことを目的とする。シンポジストからは電子処方箋の仕組みや今後の展望、電子処方箋導入のノウハウを紹介していただく。また、総合討論では電子処方箋導入が進むために必要な取り組みについて議論し、各医療機関での電子処方箋導入が進むヒントになることを期待する。
- オーガナイザー
- 室井 延之神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部
- 小玉 博一多可赤十字病院 薬剤部
- 座長
- 室井 延之神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部
- 上田 宏市立伊丹病院薬剤部 薬剤科
- 小枝 伸行八尾市立病院 事務局
- 式部 さあ里厚生労働省 政策統括官付 医療情報連携担当参事官室
- 石村 智加子株式会社ホロン すずらん薬局グループ
- 小玉 博一日本赤十字社 多可赤十字病院 薬剤部
- 柴谷 直樹神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部
電子処方箋導入を契機とした病院全体の医療DX推進― 事務局長の立場から見た導入課題と実践的取り組み ―
電子処方箋導入促進の取組と2030年に向けた展望
電子処方箋とマイナンバー資格確認の導入~薬局の取組みと薬剤師の役割~
災害時における電子処方箋の有用性と将来展望
兵庫県病院薬剤師会による病院における電子処方箋導入を進めるための活動
シンポジウム021
11月21日(土)15:40〜17:40 第8会場
PBPMを全国の当たり前にする5つの「突破口」 ―ハジメル・ツヅケル・患者にカンゲンする実践論―
趣旨
2040年に向けて医療資源の制約が一層深刻化する中、薬剤師には業務量の拡大ではなく、質とアウトカムを両立させる業務モデルの社会実装が求められている。本シンポジウムは、プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)を一部施設の先進的取り組みから「全国で再現可能な標準モデル」へ転換することを目的とする。医師の信頼形成、業務再設計による導入障壁の克服、がん薬剤師外来を起点とした患者還元、チーム医療に組み込むための汎用プロトコールと評価指標、アウトカム改善を示す学術的根拠という5つの突破口を提示する。総合討論では、聴衆自身の現場に引き寄せて「なぜ自施設ではPBPMが始まらないのか」「明日から何を変えられるのか」を共に問い、PBPMを“ハジメル・ツヅケル・患者にカンゲンする”ための具体解を会場全体で創出する。
- オーガナイザー
- 川上 和宜東京女子医科大学病院 薬剤部
- 原田 知彦神奈川県立足柄上病院 薬剤科
- 座長
- 原田 知彦神奈川県立足柄上病院 薬剤科
- 藤井 宏典岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
- 川上 和宜東京女子医科大学病院 薬剤部
- 加藤 晃史東京都立駒込病院 臨床研究・治験センター
- 原田 知彦神奈川県立足柄上病院 薬剤科
- 坂本 靖宜横浜市立大学附属病院 薬剤部
- 桂 英之小松市民病院 薬剤科
- 濟川 聡美愛媛大学医学部附属病院 薬剤部
なぜプロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)は“アタリマエ”にならないのか?
医師はPBPMに何を期待し、何に躊躇しているのか - 協働がハジマル現場と止まる現場の分岐点 -
どこでもハジメラレルPBPM―“いつもの確認”を業務再設計する―
支持療法薬は誰が最適化するのか ― がん薬剤師外来×PBPMが生み出す“患者に届く”薬物治療 ―
PBPMは“属人化”を超えられるか ― がん悪液質をモデルにした汎用プロトコールと評価指標 ―
PBPMは何を変えたのか~外来がん化学療法における安全管理と業務最適化の検証~
シンポジウム022
11月21日(土)15:40〜17:40 第11会場
国際誌投稿の意義とJPHCSが担う役割について
趣旨
日本医療薬学会は、日本の医療薬学研究を国際的に発信するため、2015年に Journal of Pharmaceutical Health Care and Sciences(JPHCS)を創刊し、2023年には impact factor が付与されるなど成長を続けている。本シンポジウムでは、JPHCSをはじめとする国際誌へ研究成果を公表する意義を多角的に共有する。具体的には、JPHCS賞受賞者から投稿・公表が自身の研究活動にもたらした影響について紹介いただき、編集委員や査読者や会頭からは近年の投稿における重要な視点や注意点、JPHCSの位置づけや今後の展望を示す。これらを通じて、会員が国際誌への投稿をより身近に捉え、質の高い研究成果を世界に発信する意識を醸成することを目的とする。
- オーガナイザー
- 村木 優一京都薬科大学
- 城野 博史熊本大学病院 薬剤部
- 座長
- 大山 要長崎大学病院薬剤部
- 中川 俊作京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 岡本 明大三重大学医学部附属病院 薬剤部
- 宇夛 裕基金沢市議会議員
- 吉廣 尚大広島大学病院 薬剤部
- 土屋 雅美慶應義塾大学 薬学部 医薬品情報学講座
- 池末 裕明名古屋大学医学部附属病院 薬剤部
国際誌への投稿から得た経験と繋がり
臨床現場からの国際誌投稿の意義:JPHCS誌への投稿経験から得られた成果とキャリアへの波及効果
「質の高い研究」は開始前に決まる:研究計画書と報告ガイダンスの活用
査読対応で論文を仕上げる:投稿から掲載までの注意点
JPHCS編集の現状と今後の展望―編集委員長の視点から―
シンポジウム023
11月21日(土)15:40〜17:40 第13会場
働きがい改革の視点から考えるシニア薬剤師のセカンドキャリア
趣旨
人生100年時代の到来に伴い、医療・介護分野における人材不足は今後さらに深刻化することが予想されている。このような状況下において、定年後も高度な専門性と豊富な経験を有するシニア薬剤師の活躍は、医療提供体制の持続性を支える重要な要素となり得る。病院薬剤師として培われた臨床知識や服薬管理能力は、在宅医療支援、介護施設における薬物療法管理、さらには自治体が実施する健康増進事業など、幅広い分野での応用が期待される。また、教育・指導的役割を通じた後進育成は、地域医療を担う次世代薬剤師の質的向上にも寄与する。
本シンポジウムでは、看護分野における「プラチナナース」の概念を参考に、薬剤師領域における「プラチナファーマシスト」の位置づけを検討し、働きやすさとやりがいを統合した「働きがい改革」の観点から、シニア薬剤師が持続的に活躍可能な環境整備のあり方について、多角的に議論する。
本シンポジウムでは、看護分野における「プラチナナース」の概念を参考に、薬剤師領域における「プラチナファーマシスト」の位置づけを検討し、働きやすさとやりがいを統合した「働きがい改革」の観点から、シニア薬剤師が持続的に活躍可能な環境整備のあり方について、多角的に議論する。
- オーガナイザー
- 堀川 俊二寺岡記念病院 薬剤科
- 荒川 隆之長久堂野村病院 薬剤科
- 座長
- 荒川 隆之長久堂野村病院 薬剤科
- 荒木 隆一市立敦賀病院
- 堀川 俊二社会医療法人社団 陽正会 寺岡記念病院
- 西迫 多重調剤薬局オオバ
- 右川 浩株式会社 メディカルアンサーズ
- 末松 文博JASMA(日本ストレスマネジメント協会)
- 流石 学株式会社メデュアクト
「プラチナファーマシスト宣言」60代は、自分の未来を自分で整えるゴールデンタイム、シニア薬剤師の働きがい改革
強みを生かし弱みを受け止め一薬剤師として自分らしく生きるセカンドキャリア
38年の臨床経験を力に:シニア薬剤師が開く多角的なセカンドキャリアと地域貢献病院・民間企業・フリーランスを通じた挑戦と展望
生成AIがもたらすシニア薬剤師の「働きがい改革」ー楽しさを原動力としたキャリア再開発の形ー
経験を価値に変える病院薬剤師のセカンドキャリア―キャリア形成論と医療経営の視点から―
シンポジウム024
11月22日(日)9:30〜11:30 第2会場
Complex case カンファレンス ―複雑な症例の薬物療法をプロフェッショナルな薬剤師と一緒に考えてみよう
趣旨
高齢化や医療の高度化を背景に、我々は日常で複数のプロブレムが絡み合ったcomplex caseにしばしば遭遇します。そのような症例の薬物療法について、各領域のプロフェッショナルはどう考えるのか、誰しも一度は聞いてみたいと思ったことがある筈です。
本シンポジウムでは、緩和ケア×がん、急性期診療×慢性期診療のように、プロブレムが複数領域に跨がるcomplex caseを題材に、各領域のスペシャリストが薬物療法をどのように考え組み立てているか、その理路についてケースを通じて学ぶカンファレンスを行います。今回は、終末期における薬剤管理や、ケアの移行期に薬剤調整が必要な場合のマネジメントについて、幅広い視点からディスカッションを行います。複雑な症例でこそ薬物療法の基本が重要であり、経験の浅い薬剤師も多くの学びが得られること、さらに会場での熱い討論によってcomplex caseの薬物療法に新たな視点をもたらすことを目指します。
本シンポジウムでは、緩和ケア×がん、急性期診療×慢性期診療のように、プロブレムが複数領域に跨がるcomplex caseを題材に、各領域のスペシャリストが薬物療法をどのように考え組み立てているか、その理路についてケースを通じて学ぶカンファレンスを行います。今回は、終末期における薬剤管理や、ケアの移行期に薬剤調整が必要な場合のマネジメントについて、幅広い視点からディスカッションを行います。複雑な症例でこそ薬物療法の基本が重要であり、経験の浅い薬剤師も多くの学びが得られること、さらに会場での熱い討論によってcomplex caseの薬物療法に新たな視点をもたらすことを目指します。
- オーガナイザー
- 木村 丈司鳥取大学医学部附属病院 薬剤部 / 神戸大学医学部附属病院 薬剤部
- 鈴木 大介JA愛知厚生連海南病院 薬剤部
- 座長
- 木村 丈司鳥取大学医学部附属病院 薬剤部 / 神戸大学医学部附属病院 薬剤部
- 鈴木 大介JA愛知厚生連海南病院 薬剤部
- 高野 陽平砂川市立病院 薬剤部
- 岡本 明大三重大学医学部附属病院
- 阿部 史誉市立大津市民病院
- 野田 学独立行政法人地域医療機能推進機構 若狭高浜病院 薬剤部
- 木下 照常医療法人豊田会刈谷豊田総合病院薬剤部
- 神田 佳典ウエルシア薬局株式会社 調剤運営本部 在宅推進部
がん緩和ケア×薬物動態変化の症例について考えてみよう
循環器疾患×移行期ケアの症例について考えてみよう
シンポジウム025
11月22日(日)9:30〜11:30 第3会場
減薬の判断が難しい領域をどう見極めるか:医師と薬剤師が語るポリファーマシー最適化
趣旨
日本のポリファーマシー問題は、多くの医療機関が『マンパワーの不足』や『業務量に見合わない加算額』などの理由により積極的に介入されていないのが現状である。さらに、実際の介入は消化器症状に対する支持療法薬やビタミン剤など比較的介入しやすい薬剤の削減にとどまり、せん妄や転倒リスクに関連する抗コリン作用薬や中枢神経系、循環器系、内分泌系薬剤への介入は、治療方針に踏み込む必要があるため議論が進みにくい。しかし、薬剤師は薬物療法の効果と有害事象の最適化を担う立場として、治療方針に直結する薬剤への介入こそが本来求められる役割である。本シンポジウムでは、ポリファーマシーへの取り組みに対する現状の問題点を紹介する。その上で、介入が難しい薬剤に対して医師や専門領域の薬剤師がどのような思考や手法で介入しているかについて講演いただく。参加者が聴講後に、自施設で実践できる知識を持ち帰れるよう情報共有を図りたい。
- オーガナイザー
- 古俵 孝明彦根市立病院 薬剤部
- 河﨑 尚史大阪公立大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 河﨑 尚史大阪公立大学医学部附属病院 薬剤部
- 古俵 孝明彦根市立病院 薬剤部
- 古俵 孝明彦根市立病院
- 宮澤 豪みやざわ内科クリニック
- 肥田 裕丈名古屋大学 医学部附属病院 薬剤部
- 河﨑 尚史大阪公立大学医学部附属病院 薬剤部
- 林 太祐日本医科大学多摩永山病院 薬剤部
ポリファーマシー総論(多剤併用の現状、減薬の必要性、難しさ)
医師の立場から考えるポリファーマシー対策
多剤併用患者における向精神薬の減量・減薬の考え方
糖尿病をもつ高齢者の減薬について考えてみよう
量と質のバランスを考えた循環器領域のポリファーマシー最適化
シンポジウム026
11月22日(日)9:30〜11:30 第4会場
薬剤師に求められる認知症医療の理解―病態生理・治療・社会資源活用―
趣旨
2024年に施行された認知症基本法は、認知症の人が住み慣れた地域で尊厳を保ちながら希望を持って生活を続けられる社会の実現を目指している。薬局薬剤師は、2015年の認知症施策推進総合戦略において、早期発見・早期対応を担う職種として位置づけられ、日常業務を通じて認知症患者本人や家族を支えてきた。近年、モノクローナル抗体製剤の登場により認知症の薬物治療は新たな局面を迎えており、服薬管理や副作用対応における薬剤師の関与は一層重要となっている。一方、抗コリン薬の長期使用が認知症発症リスクを高めることも報告されており、処方内容の継続的な確認や減薬提案が求められる。本シンポジウムでは、認知症の病態や薬物療法の基礎から、在宅医療や地域包括ケアにおける実務対応までを整理し、明日からの薬剤師業務にどう生かすかを参加者の皆さんと一緒に考える。
- オーガナイザー
- 池田 里江子ふれあい薬局 飯能店
- 出川 えりか埼玉精神神経センター 薬剤部
- 座長
- 松尾 裕彰広島大学病院 薬剤部
- 赤下 学金沢大学附属病院 薬剤部
- 溝口 博之名古屋大学医学部附属病院薬剤部
- 出川 えりか埼玉精神神経センター 薬剤部
- 池田 里江子ふれあい薬局 飯能店
- 土井 信幸高崎健康福祉大学 薬学部 地域医療薬学研究室
- 黄倉 崇帝京大学 薬学部 臨床薬学講座 製剤学研究室
認知症の病態と薬物療法ー薬剤師の役割ー
広がる認知症治療の選択肢ー当院での使用経験からの考察ー
地域資源としての薬局の役割
介護保険法施行から四半世紀、認知症医療における薬学の役割を考える
薬剤服用歴情報を活用した抗コリン薬の認知症発症リスク解析
シンポジウム027
11月22日(日)9:30〜11:30 第5会場
周術期薬学の未来図:標準化×実装科学で広がる薬剤師介入の可能性
趣旨
周術期薬剤管理加算および術後疼痛管理チーム加算によって周術期領域における薬剤師の活動は活性化した。しかし、具体的な取り組みは施設ごとの工夫に委ねられており、薬剤師の専門性を活かした実践を標準化し、実装科学の視点から再設計することが求められる。特に、施設規模や経験にかかわらず多様な薬剤師が参画できる体制を整え、周術期薬学の裾野を広げることが重要である。
本シンポジウムでは①周術期薬物療法の最適化と実践、②多職種連携によるチーム医療モデルの構築、③臨床データに基づくアウトカム評価と業務改善・研究への展開、④次世代育成と学術基盤の整備について議論する。
標準手順書・教育コンテンツ・評価指標を整備し、導入前後のプロセス指標や、現場適応を可視化することで、多施設展開可能で臨床・教育・研究を横断した「周術期医療薬学融合モデル」を提示し、周術期薬学の普及・定着に向けた実装戦略を検討する。
本シンポジウムでは①周術期薬物療法の最適化と実践、②多職種連携によるチーム医療モデルの構築、③臨床データに基づくアウトカム評価と業務改善・研究への展開、④次世代育成と学術基盤の整備について議論する。
標準手順書・教育コンテンツ・評価指標を整備し、導入前後のプロセス指標や、現場適応を可視化することで、多施設展開可能で臨床・教育・研究を横断した「周術期医療薬学融合モデル」を提示し、周術期薬学の普及・定着に向けた実装戦略を検討する。
- オーガナイザー
- 奥津 雄人日本赤十字社医療センター 薬剤部
- 榊原 諒子名古屋市立大学病院 薬剤部
- 座長
- 舟越 良寛医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 薬剤部
- 柴田 ゆうか日本大学薬学部
- 奥津 雄人日本赤十字社医療センター 薬剤部
- 木村 円金沢大学附属病院薬剤部
- 寺口 徹医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 薬剤部
- 栗崎 貴啓社会医療法人潤心会熊本セントラル病院 薬剤科
- 榊原 諒子名古屋市立大学病院
周術期の薬剤師×周術期薬剤管理のリアルと可能性
周術期の薬剤師×術後疼痛管理チームでの役割と挑戦
周術期の薬剤師×人材育成でつなぐ病棟・手術室連携
周術期の薬剤師×研究の実践と知見
周術期の薬剤師×次世代を育てる学生教育
シンポジウム028
11月22日(日)9:30〜11:30 第6会場
参加型!副作用報告から始まる安全の連鎖 「安全性情報の循環エコシステム」の実現に向けて
趣旨
再生医療や中分子等の革新的新薬の登場に伴い、医療現場では個々の患者に応じた具体的な副作用の対処、患者への説明が求められている。このような時代においては、安全性情報を単に収集・評価するだけでなく、その知見を迅速に医療現場へ還元し、次の患者の安全確保につなげる「安全性情報のエコシステム」の構築が必要である。
安全性情報のエコシステムは、大きく二つの基盤によって支えられている。一つは、医療現場から発信される副作用報告を起点として、製薬企業や規制当局による評価を経て再び現場へ還元される「副作用情報の循環」である。近年、行政によるPMDAメディナビ等を活用した情報提供に加え、企業においても電子的な詳細調査や副作用データベースツールの整備が進み、安全性情報の収集・評価・還元のサイクルは大きく進化している。
もう一つは、NDBやMID-NET®等のリアルワールドデータを活用した薬剤疫学研究である。個別症例に着目する副作用報告と、集団レベルで医薬品の安全性を評価する疫学研究は、それぞれ異なる強みと限界を有しており、両者を相補的に活用することで、より精緻で実践的な安全対策が可能となる。
そして、このエコシステムの中核を担うのが薬剤師である。薬剤師は、患者に最も近い医薬品の専門職として、副作用の早期発見や患者から得られた安全性情報の収集・報告を通じて、安全性情報の循環の起点となる役割を担っている。一方で、規制当局や製薬企業による評価を経て還元された安全性情報を、服薬指導や副作用モニタリング、医師との連携等を通じて日々の医療実践に活用する役割も担う。すなわち薬剤師は、安全性情報を「集める側」と「活かす側」の双方をつなぐ存在として、病院、薬局、患者等を結ぶハブの役割を果たし、安全性情報エコシステムを支える重要なプレーヤーである。
本シンポジウムでは、行政側および企業側から副作用情報の収集・評価・還元の仕組みと最新の情報提供ツールを紹介し、医療現場からは地域連携や副作用DBツールの活用事例を共有する。さらに、リアルワールドデータを用いた薬剤疫学調査・研究の位置づけを整理したうえで、総合討論では、参加者からのライブ集計も活用しながら現場課題を可視化し、将来のあり方について議論する。
MR減少や医療DXが進む2040年を見据え、薬剤師を含む医療従事者、行政、製薬企業が協働し、次の患者を守るための「安全性情報の循環エコシステム」をどのように社会実装していくか、その第一歩を参加者とともに考えたい。
安全性情報のエコシステムは、大きく二つの基盤によって支えられている。一つは、医療現場から発信される副作用報告を起点として、製薬企業や規制当局による評価を経て再び現場へ還元される「副作用情報の循環」である。近年、行政によるPMDAメディナビ等を活用した情報提供に加え、企業においても電子的な詳細調査や副作用データベースツールの整備が進み、安全性情報の収集・評価・還元のサイクルは大きく進化している。
もう一つは、NDBやMID-NET®等のリアルワールドデータを活用した薬剤疫学研究である。個別症例に着目する副作用報告と、集団レベルで医薬品の安全性を評価する疫学研究は、それぞれ異なる強みと限界を有しており、両者を相補的に活用することで、より精緻で実践的な安全対策が可能となる。
そして、このエコシステムの中核を担うのが薬剤師である。薬剤師は、患者に最も近い医薬品の専門職として、副作用の早期発見や患者から得られた安全性情報の収集・報告を通じて、安全性情報の循環の起点となる役割を担っている。一方で、規制当局や製薬企業による評価を経て還元された安全性情報を、服薬指導や副作用モニタリング、医師との連携等を通じて日々の医療実践に活用する役割も担う。すなわち薬剤師は、安全性情報を「集める側」と「活かす側」の双方をつなぐ存在として、病院、薬局、患者等を結ぶハブの役割を果たし、安全性情報エコシステムを支える重要なプレーヤーである。
本シンポジウムでは、行政側および企業側から副作用情報の収集・評価・還元の仕組みと最新の情報提供ツールを紹介し、医療現場からは地域連携や副作用DBツールの活用事例を共有する。さらに、リアルワールドデータを用いた薬剤疫学調査・研究の位置づけを整理したうえで、総合討論では、参加者からのライブ集計も活用しながら現場課題を可視化し、将来のあり方について議論する。
MR減少や医療DXが進む2040年を見据え、薬剤師を含む医療従事者、行政、製薬企業が協働し、次の患者を守るための「安全性情報の循環エコシステム」をどのように社会実装していくか、その第一歩を参加者とともに考えたい。
- オーガナイザー
- 太田 美紀国立医薬品食品衛生研究所(元 医薬品医療機器総合機構 安全性情報・企画管理部)
- 竹本 信也日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 PV/C専門ユニット(中外製薬株式会社)
- 座長
- 太田 美紀国立医薬品食品衛生研究所(元 医薬品医療機器総合機構 安全性情報・企画管理部)
- 竹本 信也日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 PV/C専門ユニット(中外製薬株式会社)
- 松永 雄亮独立行政法人 医薬品医療機器機構 安全性情報・企画管理部
- 竹本 信也日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 PV/C専門ユニット(中外製薬株式会社)
- 木本 真司竹田綜合病院
- 岩上 将夫筑波大学 医学医療系 社会医学グループ
安全性情報のエコシステム(行政の視点より)
次世代の安全性情報の収集と提供に向けて ―製薬業界の最新事例より―
地域医療連携で支えるがん薬物療法の安全性管理
リアルワールドデータを用いた薬剤疫学調査・研究
シンポジウム029
11月22日(日)9:30〜11:30 第7会場
制吐療法の新展開 ~成熟領域に潜む盲点と次世代研究の方向性~
趣旨
がん制吐療法は支持療法の中でも成熟した領域であり、多くの薬剤師が質の高いエビデンスを創出してきた。しかし、患者視点での課題、リアルワールドデータで明らかになる治療ギャップ、高齢化に伴う患者の脆弱性、エビデンスが乏しい領域など、臨床には依然として多くの盲点が残されている。
本シンポジウムは制吐療法を「成熟しながらも未解決領域が多い分野」と捉え、2040年を見据えた次世代の視点から多角的に議論する。エビデンス不足領域にはスコーピングレビューを用いた研究戦略を示す。高齢者では催吐性の高い抗がん薬に対する制吐薬の減量やレジメン最適化を検討する。手術後の悪心・嘔吐の知見を応用し、化学療法に伴う悪心・嘔吐の新規リスク因子を提示する。患者中心のアウトカムとして、症状の経時的変化パターンを捉えるデータ解析を紹介する。さらに、実臨床への実装方法を探り、多職種と連携した制吐療法の次のブレイクスルーを展望する。
本シンポジウムは制吐療法を「成熟しながらも未解決領域が多い分野」と捉え、2040年を見据えた次世代の視点から多角的に議論する。エビデンス不足領域にはスコーピングレビューを用いた研究戦略を示す。高齢者では催吐性の高い抗がん薬に対する制吐薬の減量やレジメン最適化を検討する。手術後の悪心・嘔吐の知見を応用し、化学療法に伴う悪心・嘔吐の新規リスク因子を提示する。患者中心のアウトカムとして、症状の経時的変化パターンを捉えるデータ解析を紹介する。さらに、実臨床への実装方法を探り、多職種と連携した制吐療法の次のブレイクスルーを展望する。
- オーガナイザー
- 青山 剛がん研究会有明病院
- 飯原 大稔岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 青山 剛がん研究会有明病院
- 渡邊 大地岐阜薬科大学
- 渡邊 大地岐阜薬科大学 実践薬学研究推進センター
- 横川 貴志東京薬科大学 薬学部 臨床薬理学教室
- 山本 扇里市立青梅総合医療センター 薬剤部
- 川口 崇東京薬科大学 臨床評価学教室
- 石井 千博国立がん研究センター東病院薬剤部
エビデンスが乏しい領域をどう切り拓くか ~スコーピングレビューを用いた研究戦略~
制吐薬の減薬に挑む ~高齢者における最適制吐療法の再考~
最適な制吐療法を届けるための新規リスク因子の探索~術後悪心・嘔吐はがん薬物療法に伴う悪心・嘔吐を予測できるか~
「制吐療法に何を求めているの?」から考える臨床アウトカム評価
制吐療法の実装科学~ガイドラインとリアルワールドをつなぐ臨床導入の最適化~
シンポジウム030
11月22日(日)9:30〜11:30 第8会場
2040年の多疾患併存社会におけるシックデイマネジメント―平時から災害時までを含めた薬物療法管理の実践―
趣旨
2040年には高齢化の進展と多疾患併存、医療資源の制約が顕在化すると予想される中、薬剤師には疾患横断的な薬物療法管理が求められ、シックデイマネジメントの重要性はさらに高まります。シックデイマネジメントは糖尿病にとどまらず、慢性腎臓病や心不全など多様な慢性疾患において薬物療法の安全性を左右する重要な臨床的課題です。しかし、糖尿病以外では明確なシックデイマネジメントの基準が十分に確立されておらず、医療従事者間の認識の差も課題となっています。また災害時には、シックデイに類似した状況として迅速な薬物療法調整が求められる場面も多く、緊急時にも応用可能な知識とスキルが必要です。本シンポジウムでは、平時から災害時までを見据えた実践的なシックデイマネジメントを共有し、臨床現場の「暗黙知」を「形式知」へと昇華することで、2040年の医療レジリエンスに資する学術的基盤の構築を目指します。
- オーガナイザー
- 髙多 瞭治金沢医科大学病院 薬剤部
- 三宅 健文社会医療法人 誠光会 淡海医療センター/淡海ふれあい病院 薬剤部
- 座長
- 中薗 健一聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部
- 三宅 健文社会医療法人誠光会淡海医療センター/淡海ふれあい病院 薬剤部
- 古市 賢吾金沢医科大学 腎臓内科学
- 西田 承平岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
- 八木 亮夕子東京都立多摩総合医療センター 薬剤科
- 栗原 弘充芳賀赤十字病院 薬剤部
- 柴田 啓智済生会熊本病院 薬剤部
- 高多 瞭治金沢医科大学病院 薬剤部
慢性疾患におけるシックデイマネジメントと災害時の透析マネジメント
糖尿病におけるシックデイマネジメント
慢性腎臓病におけるシックデイマネジメント
心不全におけるシックデイマネジメント
災害時のシックデイマネジメント
慢性疾患におけるシックデイマネジメントの今後の課題
シンポジウム031
11月22日(日)9:30〜11:30 第13会場
絆(つなぐ)で築く!オール薬剤師で挑む臨床教育と次世代育成
趣旨
チーム医療において専門性を発揮できる臨床薬剤師を育成するためには、卒前教育に加え、生涯にわたる一貫した教育体制の構築が不可欠である。すなわち、卒前教育から卒後研修までを通じて、大学・病院・保険薬局といった多様な学びと実践の場を切れ目なく「絆(つなぐ)」ことが重要である。特に新人・若手薬剤師に対する初期教育は、キャリア形成の観点から極めて重要である。しかし、医師の卒後臨床研修が必修化されているのに対し、薬剤師には標準化された制度が十分に整備されていないのが現状である。そのため、先進的な大学や医療機関では独自の卒後教育プログラムを構築し、新人・若手薬剤師の育成に取り組んでいる。本シンポジウムでは、大学や医療現場での学びや実践、それを支える研修環境の整備やキャリア形成の在り方について情報を共有する。さらに海外の取り組みも踏まえ、薬学生や若手薬剤師の成長と将来像について考える機会としたい。
- オーガナイザー
- 奥田 真弘大阪大学医学部附属病院 薬剤部
- 高橋 一栄大阪府済生会野江病院 薬剤科
- 座長
- 奥田 真弘大阪大学医学部附属病院 薬剤部
- 細野 浩之東京大学大学院薬学系研究科・薬学部 医療薬学教育センター
- 津田 真弘福井大学 医学部附属病院 薬剤部
- 今西 孝至京都薬科大学 臨床薬学教育研究センター
- 萱野 勇一郎社会福祉法人恩賜財団済生会支部大阪府済生会中津病院
- 角山 香織大阪医科薬科大学 薬学部 臨床薬学教育研究センター
- 小崎 彩University of California, Irvine School of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences
勤務経験を通して感じた大学と病院をつなぐとは
卒後研修を通して大学と薬剤師をつなぐとは
研修受け入れを通して病院と薬局をつなぐとは
コアカリで学生と薬剤師をつなぐとは
日本とアメリカの薬学教育をつなぐとは
シンポジウム032
11月22日(日)9:30〜11:30 第14会場
薬剤師が繋ぐ在宅医療の輪~三位一体で実現するエビデンスと地域連携~
趣旨
在宅医療の高度化に伴い、薬剤師には高度な臨床判断に基づく「症状緩和」と「栄養管理」、そしてその科学的根拠を構築する能力が求められている。本シンポジウムでは、緩和ケアと在宅医療を地続きに捉え、「臨床実践」「資質向上」「エビデンス創出」「地域連携」を軸に、病院・薬局・大学の連携による次世代の薬剤師像を多角的に議論する。在宅における疼痛・苦痛緩和と輸液管理の実践、終末期の意思決定支援、混注手技やフィジカルアセスメントの卒前・卒後教育、さらに循環・腎機能に基づいた精緻な薬物療法のエビデンス、そして患者の「生」をトータルに診る視点の整理について、各立場のシンポジストが提言する。これらを総括し、地域で患者を支える「臨床薬剤師の育成スキーム」を提示する。研究的視点と教育体制を臨床に還元するシステムを模索することで、薬剤師が緩和・在宅医療の質を担保する強固な医療資源へと進化するための道筋を明らかにしたい。
- オーガナイザー
- 加藤 隆児大阪医科薬科大学
- 内田 まやこ九州大学病院
- 座長
- 高井 靖三重ハートセンター 診療支援部
- 辻本 貴江神戸学院大学 薬学部
- 村上 翔梧医療法人橘会 東住吉森本病院 薬剤部
- 中村 薫北陸クオール株式会社 木田らいふ薬局
- 内田 まやこ九州大学病院 薬剤部
- 加藤 隆児大阪医科薬科大学 薬学部
- 近藤 幸男東京薬科大学 薬局・地域支援連携室
病院から在宅への薬物療法移行支援―薬剤管理サマリの活用とPCAポンプ運用の実際―
終末期重症心不全患者に対する在宅持続ドブタミン療法導入における保険薬局の介入 ―在宅療養のコーディネーターとして機能―
卒前・卒後をつなぐ薬剤師教育の実践―輸液療法・無菌調製から地域連携まで―
循環動態と腎機能からみた栄養管理のエビデンスの構築
薬剤に必要な臨床力を発揮するには
シンポジウム033
11月22日(日)9:30〜11:30 第15会場
地域薬学ケア専門薬剤師による臨床判断の深化とアウトカムの創出 〜慢性疾患管理薬学的介入のデザイン〜
趣旨
地域薬学ケア専門薬剤師制度が創設され、実践者が現場に広がり始めたいま、その専門性が実際にどのような臨床判断として発揮され、患者アウトカムや薬剤師サービスの質向上にどう寄与しているのかを学術的に共有することが求められている。本シンポジウムでは、在宅・外来を含む慢性疾患管理の現場を舞台に、地域薬学ケア専門薬剤師がどのような情報を統合し、薬物療法を設計・調整しているのか、その思考過程と実践を疾患別に整理する。さらに、アカデミック・ディテーリングの視点も踏まえ、個別事例にとどまらない再現性ある薬学的介入の構造化を試みる。制度の見える化と次世代への継承を目的とし、地域医療における薬剤師の価値を広く提示する場としたい。
- オーガナイザー
- 鈴木 邦彦つなぐ薬局 学術研修室
- 阿部 真也つなぐ薬局 学術研修室
- 座長
- 小茂田 昌代千葉西総合病院 薬剤部
- 豊美 敦公益社団法人日本薬剤師会 常務理事
- 阿部 真也ワイズ株式会社 つなぐ薬局足立
- 小黒 佳代子株式会社ファーマ・プラス プラス薬局高崎吉井店
- 村阪 敏規こうなん薬局
- 鈴木 邦彦つなぐ薬局学術研修室
地域薬学ケア専門薬剤師がデザインする在宅糖尿病ケア~実践的介入から見えてくる臨床的成果~
地域薬学ケア専門薬剤師がつなぐ褥瘡ケア ~多職種連携と患者アウトカム ~
医師との同時訪問からの学びと慢性疾患の薬学的介入
地域薬学ケア専門薬剤師研修で学んだ処方支援の視点
シンポジウム034
11月22日(日)9:30〜11:30 第16会場
外来業務の新展開ー 次世代業務の標準化と持続可能なモデルの構築
趣旨
医療DXの加速やタスクシフトの推進により、外来業務は今、不可逆的な転換期にある。これを受け、日本病院薬剤師会 薬剤業務委員会では、全国の病院薬剤師が直面する喫緊の課題を解決すべく、本セッションを委員会企画として立案した。本委員会の重要視する点は、高度化する薬物療法への対応と、限られた人的資源の最適化の両立という職能存立に関わる課題解決にある。具体的には、生成AI等の先端技術による業務改革、PBPM導入による臨床アウトカムの創出、人員配置の最適化を網羅的に議論する。また、タスクシフトによる持続可能性の追求や、中小規模病院での実践モデルを提示し、施設規模を問わない標準化を提言する。本企画は、個別の事例報告に留まらず、日病薬としての今後の外来業務の方向性を指し示すマイルストーンとして 新たな外来薬剤業務のあり方を考察したい。
- オーガナイザー
- 後藤 一美聖路加国際病院
- 柴田 ゆうか日本大学 薬学部
- 座長
- 朝賀 純一岩手医科大学附属病院 薬剤部
- 平下 智之岐阜県総合医療センター
- 津田 泰正聖路加国際病院 薬剤部
- 森本 麻友神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部
- 菅 直恵公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 薬剤部
- 香川 陽人公益財団法人操風会岡山旭東病院薬剤部
- 池内 忠宏福岡大学病院 薬剤部
外来薬剤業務の標準化と高度化:ハイリスク薬に関する業務ガイドライン(Ver.2.3)の要点
ICI投与患者におけるirAE早期発見のための検査入力支援PBPMの実践 ―持続可能ながん薬物療法を目指して―
外来から“その先”へつなぐ薬剤師業務―予定入院患者の入院時持参薬オーダ発行PBPMと救命救急センターでの超急性期介入―
生成AI活用による業務効率化の実践―術前休薬確認指導記録時間 短縮の実例を通して―
薬剤師業務の可視化による人的資源の確保と持続可能な薬剤部運営
シンポジウム035
11月22日(日)13:20〜15:20 第2会場
精神科領域の見逃せない問題を考える~様々な場面における新たな取り組み~
趣旨
本邦では少子高齢化が進展する中、高齢者に対する向精神薬の適正処方はますます重要な課題となっている。高齢者は身体合併症を併存することが多く、薬剤数や用量の増加に伴い有害事象リスクが高まるため、疾患横断的かつ包括的な医療体制の構築と、継続的で丁寧な処方管理が強く求められている。特に認知症やせん妄は急性期・慢性期・精神科医療など多様な医療現場で対応が必要であり、非薬物療法を基本としつつも、適正な薬物療法支援を組み込んだ総合的支援が不可欠である。さらに小児領域でも、「発達障害」とされる子どもの数は増加しており、小児への向精神薬処方が増えている。向精神薬処方のマネジメントは、これまで以上に複雑化しているため、薬剤師の役割はますます重要となってきている。本シンポジウムでは、多様な背景をもつ患者に対する向精神薬の適正管理について、現場での具体的取り組みや多領域連携事例を含めて報告する。
- オーガナイザー
- 渡邊 真知子東京大学薬学部、鈴木慈光病院薬局
- 五味 和彦長野県立こころの医療センター駒ヶ根 薬剤部
- 座長
- 渡邊 真知子東京大学薬学部、鈴木慈光病院薬局
- 山田 清文名古屋大学、藤田医科大学 精神・神経病態解明センター
- 加藤 剛所沢慈光病院 薬剤部
- 渡部 和幸医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 薬剤部
- 五味 和彦長野県立こころの医療センター駒ヶ根 薬剤部
- 川名 三知代帝京大学 薬学部 社会薬学研究室
- 桑原 秀徳医療法人せのがわ 瀬野川病院
抗精神病薬多剤大量の処方適正化~統計士の知識を活かす~
臨床検査値を通して向精神薬使用中の患者へ薬剤師ができる薬学的マネジメントの実践
認知症を中心とした高齢者精神疾患における薬物療法と剤形特性を踏まえた臨床的意義
小児の精神疾患の現状と薬学的ケアの課題―ADHD薬物療法を中心に―
精神科薬物療法をどのように学ぶか?―精神科病院での研修の取り組み―
シンポジウム036
11月22日(日)13:20〜15:20 第3会場
ポリファーマシー対策と情報連携による医療の質向上 ― 病院・薬局・地域をつなぐ医療薬学の実践と融合 ―
趣旨
高齢化がピークを迎える2040年に向け、ポリファーマシー対策は単なる「減薬」から、質の高い「医薬品適正使用」へと転換が求められている。近年、診療報酬改定や各種ガイドライン整備により一定の進展はみられるものの、地域全体で継続的な患者アウトカムを実現するには、施設間・多職種間のシームレスな情報連携が不可欠である。
本シンポジウムでは、医療薬学を基盤とした「融合」の視点から、処方見直しにとどまらない多職種協働による質向上と、薬剤管理サマリー等を活用した情報連携の実装を議論する。医師、病院・薬局薬剤師がそれぞれの立場から、現場での創意工夫や課題、将来展望を共有し、多様なフィールドの薬剤師の知を融合することで、2040年の社会課題解決に資する薬学的介入モデルを提示する。あわせて、医療の質向上を牽引する学術的基盤の構築に寄与することを目指す。
本シンポジウムでは、医療薬学を基盤とした「融合」の視点から、処方見直しにとどまらない多職種協働による質向上と、薬剤管理サマリー等を活用した情報連携の実装を議論する。医師、病院・薬局薬剤師がそれぞれの立場から、現場での創意工夫や課題、将来展望を共有し、多様なフィールドの薬剤師の知を融合することで、2040年の社会課題解決に資する薬学的介入モデルを提示する。あわせて、医療の質向上を牽引する学術的基盤の構築に寄与することを目指す。
- オーガナイザー
- 篠永 浩三豊総合病院 薬剤部
- 中道 真理子原土井病院 薬剤部
- 座長
- 篠永 浩三豊総合病院 薬剤部
- 武藤 浩司新潟市民病院 薬剤部
- 竹屋 泰大阪大学 医学部 保健学科
- 陶山 泰治郎三豊総合病院 薬剤部
- 定岡 邦夫特定医療法人生仁会 須田病院
- 東 敬一朗医療法人社団浅ノ川 浅ノ川総合病院 薬剤部
- 神保 美紗子株式会社スギ薬局 人財開発部DI課
5Ms・CGAに基づくポリファーマシー対策
急性期病院におけるポリファーマシー対策の進め方~生活機能情報を活用した処方適正化の実践と情報収集体制の構築~
精神科病院での処方最適化に向けた実践と地域連携の展開
薬薬連携・地域連携の新たな一手 -入院から在宅へのシームレスな薬物療法の提供-
生活の場におけるポリファーマシー対策:薬局起点のスクリーニングと双方向性情報連携
シンポジウム037
11月22日(日)13:20〜15:20 第4会場
嚥下障害×高齢者の個別化医療
趣旨
嚥下障害とは食物や飲料、唾液を口腔から胃へ安全に送り込む一連の動作に支障を来す状態であり、加齢や脳卒中等を背景に、むせやつかえ感等の症状を呈する。超高齢社会を迎えた我が国では嚥下障害を有する高齢者は増加しており、誤嚥性肺炎や窒息、低栄養等の重篤な合併症を防ぐため、早期発見と適切な対応が不可欠である。一方、嚥下障害への対応については、高齢者の個別化医療を支える薬学的視点からの検討は十分とは言えない。本シンポジウムでは、①歯科医師の視点からみた嚥下障害の現状と課題、②薬局薬剤師・病院薬剤師による臨床現場での対応、③嚥下困難患者に対する院内製剤等の製剤学的工夫と有効性、④とろみ調整食品と薬の相互作用等の製剤学的課題および個別化製剤の展望について報告する。これらを通して「嚥下障害×高齢者の個別化医療」の観点から現状と課題を整理し、今後の医療における薬剤師の役割と新たな実践の方向性を提示する。
- オーガナイザー
- 柏倉 康治帝京大学 薬学部 薬学教育推進センター 臨床実習ユニット
- 萬谷 摩美子愛和病院 薬剤部
- 座長
- 柏倉 康治帝京大学 薬学部 薬学教育推進センター 臨床実習ユニット
- 萬谷 摩美子愛和病院 薬剤部
- 伊原 良明昭和医科大学 歯学部 口腔健康管理学講座口腔機能リハビリテーション医学部門
- 鈴木 寛株式会社やまうち薬局
- 宮崎 雅之名古屋大学医学部附属病院 薬剤部
- 萬谷 摩美子医療法人愛和会 愛和病院
- 原田 努明治薬科大学 生命創薬科学科 CMC・製剤工学
歯科医師の視点からみた摂食嚥下障害の現状と多職種連携への課題
地域薬局薬剤師は見た!―在宅嚥下困難患者の実態―
嚥下機能低下患者に対する病院薬剤師の役割 ― がん・緩和薬物療法における実践と課題 ―
進行がん患者のせん妄症状に対する院内製剤の工夫と有効性について
嚥下困難患者への製剤学的アプローチと個別化製剤の展望
シンポジウム038
11月22日(日)13:20〜15:20 第6会場
2025年度医療薬学学術第2小委員会:市販後安全性監視における不均衡分析と発症時間解析の課題と展望
趣旨
医薬品の適正使用を推進するうえで、安全性評価の高度化、とりわけ有害事象の発症時期を適切に把握することは極めて重要である。近年、電子カルテやレセプト等の医療ビッグデータの利活用が進展している一方で、自発報告データベースは依然として市販後安全性監視の基盤となる重要な情報源であり、不均衡分析を用いた研究報告も年々増加している。しかし、自発報告データには構造的限界が存在し、解析手法の選択や結果解釈を誤る事例も少なくない。国際ガイドラインREADUS-PVの策定により、不均衡分析の実施および報告の標準化は一定程度進んだものの、有害事象の発症時間解析については、方法論や報告基準が十分に整理・検証されているとは言い難いのが現状である。
本シンポジウムでは、不均衡分析に加え、第2小委員会で取りまとめた発症時間解析の適切な解析手法と報告の在り方について議論し、より信頼性の高い医薬品安全性評価の確立を目指す。
本シンポジウムでは、不均衡分析に加え、第2小委員会で取りまとめた発症時間解析の適切な解析手法と報告の在り方について議論し、より信頼性の高い医薬品安全性評価の確立を目指す。
- オーガナイザー
- 野口 義紘岐阜薬科大学 病院薬学研究室
- 植沢 芳広明治薬科大学 薬学部 医療分子解析学研究室
- 座長
- 横山 聡近畿大学 薬学部 個別化薬物療法学分野
- 植沢 芳広明治薬科大学 薬学部 医療分子解析学研究室
- 野口 義紘岐阜薬科大学 病院薬学研究室
- 菅 裕亮株式会社なの花北海道 なの花薬局若草店
- 横山 聡近畿大学 薬学部 個別化薬物療法学分野
- 舘 知也名古屋市立大学 大学院薬学研究科 臨床薬学分野
不均衡分析の進歩と課題:市販後安全性評価のための方法論
日本医薬品安全性学会副作用データベース解析部会における自発報告データベース解析の適正化に向けた活動
自発報告データベースにおける時間解析の適切な活用に向けて― 理論的背景と実践上の課題 ―
RETAICS-PV:自発報告データベースを用いた時間解析研究の報告ガイドライン開発の現況
シンポジウム039
11月22日(日)13:20〜15:20 第7会場
エビデンスを「使う」から「創る」へ:救急・集中治療領域の clinical question を解決に導く思考と実践
趣旨
救急・集中治療領域では,複雑な病態や多疾患併存,臓器障害を有する患者に対し最適な医療を提供すべく,多様な薬学的介入が行われている.しかし,本領域の特殊性から既存のエビデンスを直接外挿することが困難な場面は多い.このようなエビデンス・ギャップや治療上の課題から生じるclinical question(CQ)の解決は喫緊の課題であるが,研究へと昇華させ,エビデンスを創出するためのアプローチを体系的に学ぶ機会は少ない.
本シンポジウムでは,本領域の第一線で活躍している先生方に,CQの捉え方やresearch questionへの変換,研究デザイン構築のノウハウ等について,課題解決の取り組みを交えて講演いただき,CQ解決に向けたエビデンス創出のプロセスを共有し,議論を展開する.本企画が,CQの解決力を有し,本領域を牽引する薬剤師育成・醸成の推進力となり,薬物療法の最適化を志向したエビデンス創出の学術的基盤構築の一助となることを強く確信する.
本シンポジウムでは,本領域の第一線で活躍している先生方に,CQの捉え方やresearch questionへの変換,研究デザイン構築のノウハウ等について,課題解決の取り組みを交えて講演いただき,CQ解決に向けたエビデンス創出のプロセスを共有し,議論を展開する.本企画が,CQの解決力を有し,本領域を牽引する薬剤師育成・醸成の推進力となり,薬物療法の最適化を志向したエビデンス創出の学術的基盤構築の一助となることを強く確信する.
- オーガナイザー
- 内田 淳山梨大学医学部附属病院 薬剤部
- 西田 祥啓金沢医科大学病院 薬剤部
- 座長
- 中薗 健一川崎市立多摩病院 薬剤部
- 内田 淳山梨大学医学部附属病院 薬剤部
- 西田 祥啓金沢医科大学病院 薬剤部
- 立石 裕樹医療法人徳洲会 福岡徳洲会病院 薬剤部
- 石塚 慧日本大学医学部附属板橋病院 薬剤部
- 矢野 賢明愛媛大学医学部附属病院 薬剤部
- 今浦 将治済生会横浜市東部病院 薬剤部
- 加藤 隆寛高知大学医学部附属病院 薬剤部
なぜ今,救急・集中治療領域では臨床現場からのエビデンス創出が必要なのか
現場の「違和感」をクリニカルクエスチョンへ:救急・集中治療における臨床的視点の磨き方
救急・集中治療領域におけるCQをRQへ構造化する思考と実践
CQを解決するために:未経験からの基礎研究
救急・集中治療領域から生まれるCQ解決へ -臨床的アプローチによるエビデンス活用から創出まで-
「まずやってみる」から始まるエビデンス創出:救急・集中治療薬剤師の実践と発信
シンポジウム040
11月22日(日)13:20〜15:20 第8会場
臨床研究に向き合う私たちのバイアスを紐解く!~自施設の障壁を越えた研究の開拓と持続に向けて~
趣旨
臨床研究のバイアスは、統計解析や研究デザインの工夫である程度制御できる。一方、実臨床の現場では、研究を取り巻く環境や機会の不均等が、研究そのものを「頓挫させる」バイアスとして機能し、結果を「歪める」ことがある。すなわち、施設による利用可能データの差、英語力・デジタルリテラシーの差、研究時間の不足、指導者・共同研究者の不在、研究費の不足などの「研究の壁」が存在し、これらは研究を止めるだけでなく、「一部の人だけが研究を進め、発信できる」という構図を生み、新たなバイアスが発生しやすくなる。本シンポジウムでは、大学病院、市中病院、薬局、学生の演者が、自身の研究経験をもとに、研究者が保有しうるバイアスと研究の壁を見立て、乗り越える工夫を整理して共有する。総合討論では、所属環境の制約に縛られない研究の進め方を議論し、参加者が次の研究参画・継続につなげられる実践的な視点を提供する。
- オーガナイザー
- 中野 祐樹佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 藤井 宏典岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 岡田 直人山口大学医学部附属病院 薬剤部
- 土屋 雅美慶應義塾大学 薬学部 医薬品情報学講座
- 坂崎 友香熊本大学大学院薬学教育部
- 中野 祐樹佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 飯村 洋平東京大学医科学研究所附属病院 薬剤部
- 近藤 悠希熊本大学 大学院生命科学研究部 臨床薬理学分野
- 藤井 宏典岐阜大学医学部附属病院 薬剤部
学生の視点から紐解く臨床研究における認識のバイアス
市中病院の研究環境に潜むバイアスを紐解く―日常診療の問いを研究に変えるための実践知―
特定臨床研究開始から多施設共同第III相試験の実施まで―大学病院で経験した「研究を続ける壁」と見えないバイアス―
薬局における研究のバイアスをどう乗り越えるか
研究者を取り巻く見えないバイアス―患者のための研究が育つ土壌を考える―
シンポジウム041
11月22日(日)13:20〜15:20 第13会場
病院薬剤師としての臨床経験を基盤としたキャリアパス~2040年社会課題解決に向けやるべきCritical Mission~
趣旨
6年制薬学教育の目標は、国家試験の合格そのものではなく、卒後も多様なフィールドで専門性を発展させ続ける医療人材育成にある。卒後の進路は、病院などの臨床現場に加え、製薬企業、行政、研究・教育機関など多岐にわたる。近年では、卒後の進路が職業人生を一義的に規定するとは限らない時代となりつつある。一方で、薬学部や臨床現場において、薬学生や若手薬剤師に対する体系的なキャリア教育は十分とは言えない。本シンポジウムでは、病院での臨床経験を基盤に多様なキャリアを築いてきた薬剤師を迎え、臨床現場で培われた専門性や問題解決力、他職種との協働経験がその後のキャリア形成にどのように寄与するのかを議論する。さらに、Votingシステムを活用して参加者と議論を深め、病院薬剤師としての経験を生涯にわたる職能発展の基盤として捉え直す契機としたい。本企画が、薬剤師および薬学生が将来像を主体的に描くための一助となることを期待する。
- オーガナイザー
- 辻 大樹静岡県立大学 薬学部
- 野村 久祥京都大学医学部附属病院 薬学部
- 座長
- 辻 大樹静岡県立大学 薬学部
- 野村 久祥京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 鈴木 高弘横浜薬科大学 薬学部
- 大野 朋子株式会社akホールディングス 上永谷薬局
- 和田 敦株式会社MediFrame
- 東 加奈子東京医科大学病院 薬剤部
病院薬剤師の臨床経験を基盤としたキャリアパス―2040年社会課題解決に向けたCritical Mission―
病院での臨床の基盤を地域へバトンをつなぐー在宅医療に関わる薬局薬剤師へのキャリアパスー
病院薬剤師の臨床経験を基盤としたキャリア病院薬剤師からがん専門薬剤師、そして起業家へ-医療価値を広げるキャリアの可能性-
病院薬剤師としてのキャリアパス~大学病院に勤務するがん専門薬剤師として、臨床から学び続ける~
シンポジウム042
11月22日(日)15:40〜17:40 第6会場
医薬品の製造販売中止後の医薬品情報など関係資料の保存・管理システム構築の方策を考える
趣旨
医薬品の製造販売中止後の医薬品情報関係資料の保存に係る課題は、従前から問題提起されているが、具体的な対策はいまだに確立していない。製造販売取得者に属する資料(製造販売承認等の資料、審査報告書などは知的財産権に関わる部分を除き公開)、医薬品添付文書、リスクマネジメントプラン(RMP)等は医薬品情報として製造販売期間中は公開されているものの、製造販売中止後は、その扱いは製造販売業者の任意となっている。近年、先発医薬品(長期収載品)使用に選定療養の導入、オーソライズド・ジェネリック(AG)の薬価の議論がみられ、長期収載品の市場からの撤退が現実となっている。医療の現場においては長期収載品撤退後のその医薬品情報等の逸失の問題が提起されており、我が国において、継続的な医薬品情報等を保存・管理するシステムの構築が急務である。本シンポジウムでは方策として、だれが、どこから、どのように、どのような内容を発信すればよいか等について討議する。
- オーガナイザー
- 渡辺 善照NPO法人ジェネリック医薬品協議会 理事長
- 折井 孝男一般社団法人医薬品情報標準化推進機構
- 座長
- 渡辺 善照NPO法人ジェネリック医薬品協議会 理事長
- 折井 孝男一般社団法人医薬品情報標準化推進機構
- 中井 清人厚生労働省 大臣官房審議官(医薬担当)
- 渡辺 善照NPO法人ジェネリック医薬品協議会(GEDA)
- 大野 公嗣日本ジェネリック製薬協会安全性委員会
- 安島 秀友横浜市立大学附属病院 薬剤部
- 田中 千尋公益社団法人日本薬剤師会
【基調講演】製造販売中止後の医薬品情報の在り方- 行政の視点 -
医薬品関連情報の継承並びに保存・管理システム構築に向けてーアンケート調査結果から考えるー
長期収載品撤退時の情報保管のあり方について―ジェネリック医薬品の立場から
医療現場における製造販売中止後の医薬品情報の保存・管理を考える ~医薬品情報業務から見える課題~
医薬品情報を保険薬局薬剤師として考える
シンポジウム043
11月22日(日)15:40〜17:40 第7会場
薬剤師のための臨床研究における生成AI活用術:リサーチクエッションから論文執筆まで
趣旨
近年、薬剤師の業務は高度化・多様化しており、多忙な業務の中で研究活動を行うことは容易ではない。 特に、研究着想から成果発信に至る一連の研究工程において、業務と並行して遂行するには高い障壁となっている。急速に発展する生成AIは、自然言語処理やコード生成技術を通じて、研究工程の各段階でエフォートを削減するのみならず、研究着手の心理的障壁を軽減し、薬剤師による研究の裾野を拡大する可能性を有する。
本シンポジウムでは、研究疑問の立案から環境構築、図表作成、統計解析、論文執筆に至る各工程について生成AIの具体的な活用方法と工夫点を共有する。さらに、生成AIを研究支援ツールとして適切に位置付けるための考え方や留意点について議論する。本シンポジウムを通じて、薬剤師が限られた時間の中でも研究を開始・継続するための道筋を描けるようになることを目指す。
本シンポジウムでは、研究疑問の立案から環境構築、図表作成、統計解析、論文執筆に至る各工程について生成AIの具体的な活用方法と工夫点を共有する。さらに、生成AIを研究支援ツールとして適切に位置付けるための考え方や留意点について議論する。本シンポジウムを通じて、薬剤師が限られた時間の中でも研究を開始・継続するための道筋を描けるようになることを目指す。
- オーガナイザー
- 吉廣 尚大広島大学病院 薬剤部
- 森尾 佳代子和歌山県立医科大学薬学部 医療薬剤学研究室
- 座長
- 吉廣 尚大広島大学病院
- 森尾 佳代子和歌山県立医科大学薬学部 医療薬剤学研究室
- 片岡 裕貴名古屋大学 医学部附属病院 卒後臨床研修・キャリア形成支援センター
- 瀧川 正紀東邦大学 薬学部 臨床薬剤学教室
- 吉廣 尚大広島大学病院 薬剤部
- 小武 和正公益財団法人 慈圭病院 薬局
- 森尾 佳代子和歌山県立医科大学薬学部 医療薬剤学研究室
現場を持つことが強みになる:生成AI時代の臨床研究総論
忙しい薬剤師のための研究初期段階における生成AI活用 -RQの精緻化からシステマティックレビューを見据えた文献検索-
生成AI支援でつくる再現可能な環境
生成AIでラクするデータ抽出と図表作成:効果的な活用のポイントと注意点
論文執筆における生成AI活用法
シンポジウム044
11月22日(日)15:40〜17:40 第8会場
地域フォーミュラリの始め方 ー石川県白山野々市地区の取り組みー
趣旨
「骨太方針2025」では、地域フォーミュラリの全国展開が社会保障改革の検討項目に掲げられた。「骨太方針2026」でも引き続きその推進が明記されており、各地で本格的な検討が求められているが、組織作りや運用に悩む地域は多い。そこで、本シンポジウムでは、石川県白山市・野々市市において病院、三師会、行政が一体となり始動させた「しらやまフォーミュラリ」の実施例を報告し、病院薬剤師の方々と有用な情報を共有したい。
私たちの取り組みにおいて医薬品選択に関する特徴は、推奨成分の選定に留まらず、安定供給を考慮し後発医薬品の銘柄を3社選定している点にある。成分・銘柄の選定にあたり透明性を担保するため、協議会には松任石川中央病院や各職能団体のほか、石川県、保険者、卸、後発医薬品メーカーも参画し、多角的な視点で合意形成を図った。協議会の構成員はCOI開示をおこなった。本報告では、具体的な選定プロセスに加え、合意形成に向けた医師の働きかけなどの実例とともに、地域フォーミュラリ構築に役立つ実践的な知見を紹介する。
私たちの取り組みにおいて医薬品選択に関する特徴は、推奨成分の選定に留まらず、安定供給を考慮し後発医薬品の銘柄を3社選定している点にある。成分・銘柄の選定にあたり透明性を担保するため、協議会には松任石川中央病院や各職能団体のほか、石川県、保険者、卸、後発医薬品メーカーも参画し、多角的な視点で合意形成を図った。協議会の構成員はCOI開示をおこなった。本報告では、具体的な選定プロセスに加え、合意形成に向けた医師の働きかけなどの実例とともに、地域フォーミュラリ構築に役立つ実践的な知見を紹介する。
- オーガナイザー
- 今井 博久帝京大学大学院 公衆衛生学研究科
- 金原 寛子公立松任石川中央病院 薬剤室
- 座長
- 金原 寛子公立松任石川中央病院 薬剤室
- 今井 博久帝京大学大学院 公衆衛生学研究科
- 今井 博久帝京大学大学院 公衆衛生学研究科
- 横山 邦彦白山石川医療企業団 公立松任石川中央病院 放射線総合診療センター
- 金原 寛子白山石川医療企業団 公立松任石川中央病院 薬剤室
- 松田 泰美井口まつだ薬局
地域フォーミュラリ実施の正しい理解について -「しらやまフォーミュラリ」を例に-
しらやまフォーミュラリの立ち上げ
地域フォーミュラリにおける薬剤選定と後発医薬品銘柄選定
アプリケーションを用いた地域処方データ収集システムの地域フォーミュラリ策定への応用
シンポジウム045
11月22日(日)15:40〜17:40 第13会場
2040年の社会課題に挑む薬剤師の予防医療 ―医療薬学の実践と人材育成―
趣旨
2040年に向けた人口構造の変化や医療資源の制約に対応するため、治療中心型医療から予防・重症化予防を重視した医療への転換が求められている。薬剤師は薬物療法の専門性を基盤に、地域における健康支援を含む多様な予防医療に関与可能な職種である。本シンポジウムでは、予防医療における薬剤師実践の意義を総論として提示し、慢性疾患予防、感染対策、がん診療支援など各領域における実践とアウトカム評価の試みを紹介する。さらに、これらの実践を教育・研究へと接続し、次世代薬剤師へ継承するための大学教育の役割についても展望する。医療薬学の融合、領域横断的に予防治療を実装するための薬剤師の役割拡張と教育・人材育成の方向性、ならびに病院・薬局・大学・地域をつなぐ職能発揮モデルを共有し、2040年の社会課題解決に資する医療薬学の役割について議論したい。
- オーガナイザー
- 桝田 浩司国立健康危機管理研究機構国立国際医療センター 薬剤部
- 伊藤 正輝医療法人鳳生会成田病院 薬剤部
- 座長
- 桝田 浩司国立健康危機管理研究機構国立国際医療センター 薬剤部
- 伊藤 正輝医療法人鳳生会成田病院 薬剤部
- 桝田 浩司国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター 薬剤部
- 平井 利典東京科学大学病院 薬剤部
- 伊勢崎 竜也亀田総合病院 薬剤部
- 鈴木 仁株式会社アインファーマシーズ アイン薬局岸辺店
- 潮平 英郎昭和薬科大学 臨床薬学研究室
2040年、薬剤師は予防医療にどう関わるか
Cardiovascular-Kidney-Metabolic症候群の予防医療と実践知
がん診療の現場から予防医療を実装する病院薬剤師の役割
薬局薬剤師による予防医療実践 –薬局から教育機関・地域への多層的アプローチ–
2040年を見据えた薬の専門家たる医療人の養成
シンポジウム501
11月21日(土)13:20〜14:50 第3会場
心不全診療のパラダイムシフトに薬剤師はどう応えるか? ~改訂ガイドラインを実践するためのTips~
趣旨
2025年の心不全診療ガイドライン改訂により、ガイドラインに準じた薬物療法(GDMT)の早期導入およびup titrationは、標準的な治療戦略として定着しつつある。しかし、薬剤師に求められる職能は、処方提案や用量調整に留まらない。運動耐容能と薬物療法の調和を図る心臓リハビリテーション、再入院予防にむけたシームレスな移行期ケア、そして患者の価値観に寄り添う意思決定支援(SDM)など、薬剤師が実践すべき項目は多岐にわたる。しかし、薬剤師が蓄積されたエビデンスを心不全患者の療養支援においてどのように活かすかを議論する機会は少ない。
そこで、本シンポジウムでは、心不全診療ガイドラインを知識として終わらせず、明日からの臨床実践に活かすための具体的な方法について議論する。そして、薬物療法のその先を見据えて、薬剤師が心不全患者のために実践すべき最適なアクションを導き出したい。
そこで、本シンポジウムでは、心不全診療ガイドラインを知識として終わらせず、明日からの臨床実践に活かすための具体的な方法について議論する。そして、薬物療法のその先を見据えて、薬剤師が心不全患者のために実践すべき最適なアクションを導き出したい。
- オーガナイザー
- 吉国 健司JCHO九州病院 薬剤部
- 芦川 直也豊橋ハートセンター 薬局
- 座長
- 吉国 健司JCHO九州病院 薬剤部
- 芦川 直也豊橋ハートセンター 薬局
- 衣笠 良治在宅ケアクリニック米子
- 武田 真央川崎市立多摩病院(指定管理者:聖マリアンナ医科大学) 薬剤部
- 田中 雅幸摂南大学 薬学部
- 木村 円金沢大学附属病院薬剤部
- 大橋 泰裕滋賀医科大学医学部附属病院 薬剤部
心不全診療ガイドラインの真髄:脆弱期を支える移行期ケアと薬剤師への期待
画像・心エコー・臨床所見を活かして応えるGDMT最適化:Up-titration実践のTips
急性期心リハを止めない薬物療法支援~ 早期離床を支える薬剤師の安全管理と多職種連携 ~
目まぐるしい病棟から地域へ紡ぐ心不全「移行期ケア」の実践
エビデンスのない問いに向き合う心不全ケアー多職種で紡ぐ意思決定支援ー
シンポジウム502
11月21日(土)13:20〜14:50 第4会場
データサイエンスによる抗菌薬適正使用の推進戦略
趣旨
薬剤耐性(AMR)は、世界的に深刻な公衆衛生上の課題であり、抗菌薬の適正使用は喫緊の対策として求められている。本シンポジウムでは、レセプトデータ、DPCデータ、病原菌感受性データなど、複数の医療情報を統合し、データサイエンス手法を用いて解析した研究成果を紹介する。特に、抗菌薬の処方データと病原菌感受性データを組み合わせ、抗菌薬適正使用の実態と課題を検討した研究成果、さらには病院排水を活用して院内における薬剤耐性菌の流行状況を非侵襲的に把握する試みなど、新たなアプローチについても報告する。
これらの成果を踏まえ、「データに基づく抗菌薬適正使用」をキーワードに、薬剤耐性対策における医療薬学の実践的貢献を提示する。さらに、データサイエンスと臨床知見の融合のあり方を展望し、科学的根拠に基づく臨床実装戦略について参加者とともに議論する。
これらの成果を踏まえ、「データに基づく抗菌薬適正使用」をキーワードに、薬剤耐性対策における医療薬学の実践的貢献を提示する。さらに、データサイエンスと臨床知見の融合のあり方を展望し、科学的根拠に基づく臨床実装戦略について参加者とともに議論する。
- オーガナイザー
- 石澤 啓介徳島大学大学院医歯薬学研究部 臨床薬理学分野
- 座長
- 石澤 啓介徳島大学大学院医歯薬学研究部 臨床薬理学分野
- 中馬 真幸旭川医科大学病院 薬剤部
- 新村 貴博徳島大学 大学院医歯薬学研究部 臨床薬理学分野
- 中馬 真幸旭川医科大学病院 薬剤部
- 鈴木 仁人国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所 薬剤耐性研究センター
- 港 雄介藤田医科大学 感染症研究センター 感染症創薬研究部門
全国医療機関アンケートからみた抗菌薬供給不足の実態と供給制限時の対応
抗菌薬関連有害事象のデータサイエンスに基づく評価と適正使用への展開
下水・医療排水から捉える薬剤耐性菌の動態
薬剤感受性試験では捉えきれない抗菌薬効果の菌株間差
シンポジウム503
11月21日(土)13:20〜14:50 第14会場
超高齢社会におけるがん化学療法で留意すべき新たな視点
趣旨
内閣府の高齢社会白書「高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況」によると、2024 年の時点で総人口に対する65 歳以上の割合は29.3%であり今後もその割合は増加し、2070 年には38.7%(推計値)に達することを示唆しています。すでに超高齢社会に突入している本邦において、がん化学療法の支援には代謝排泄機能の低下、栄養管理、がん悪液質、プレフレイル等への配慮が不可欠な時代となりました。これまでのがん化学療法は主に、若年層や代謝排泄機能および全身状態良好な母集団を対象としたエビデンスにより確立してきた経緯があります。しかしながら今後は前述した高齢者特有の条件下において、いかに適切ながん薬物治療を提供できるかが重要になると考えます。本シンポジウムでは超高齢社会におけるがん化学療法の支援に必要な視点は何か議論したいと考えます。
- オーガナイザー
- 市村 丈典東京薬科大学 薬学部 臨床薬学大講座 医薬品情報学分野
- 小林 一男がん研究会有明病院 薬剤部
- 座長
- 内山 将伸福岡大学 薬学部 腫瘍・感染症薬学研究室
- 鈴木 賢一東京薬科大学 薬学部 臨床薬理学教室
- 市村 丈典東京薬科大学 薬学部 臨床薬学大講座 医薬品情報学分野
- 内山 将伸福岡大学 薬学部 腫瘍・感染症薬学研究室
- 三村 佳久名古屋市立大学大学院医学研究科 臨床薬剤学
- 鈴木 賢一東京薬科大学 臨床薬理学教室
超高齢社会におけるがん化学療法の諸問題を再考する
高齢がん患者に対するがん化学療法の安全管理―高齢者機能評価とその後の対応―
高齢がん患者の化学療法継続支援―がん悪液質の集学的管理における薬剤師の役割―
超高齢社会のICI治療におけるがん悪液質の影響
シンポジウム504
11月21日(土)13:20〜14:50 第15会場
GenotypeとPhenotypeの乖離に挑む:動的病態評価に基づく精密薬物療法の深化
趣旨
薬物療法の個別化において、遺伝子多型(Genotype)の実装は進展したが、それのみで個体差を説明することは困難である。臨床現場では、炎症病態による代謝酵素の変動、重症患者の腎過大クリアランス(ARC)、消化管機能変化による吸収のばらつきなど、病態生理学的変化に起因する「動的な表現型変動(Phenoconversion)」が治療適正化の障壁となっている。本シンポジウムでは、遺伝情報の活用を概説した上で(講演1)、肝代謝(講演2)、腎排泄(講演3)、吸収(講演4)、薬力学(PD)(講演5)の各プロセスにおける変動メカニズムとその臨床的攻略法を包括的に議論する。本企画の独自性は、静的な遺伝子型の限界を見据え、病態により刻々と変化するPhenotypeの乖離を、基礎と臨床の両面から体系化する点にある。当該領域を牽引する若手・女性研究者を含む次世代リーダーたちの多様な視点から、静的な遺伝情報を超えた、動的な病態変動に基づく真の精密薬物療法の未来を提言する。
- オーガナイザー
- 平井 啓太信州大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 鈴木 陽介明治薬科大学
- 平井 啓太和歌山県立医科大学 薬学部
- 勝部 友理恵京都大学医学部附属病院薬剤部
- 小田 絢子明治薬科大学 薬剤情報解析学
- 内匠 幸恵大分大学医学部附属病院薬剤部
- 白坂 善之昭和薬科大学 薬学部 薬剤学研究室
- 平井 啓太和歌山県立医科大学 薬学部
Pharmacogenomics検査が照らす精密薬物療法の新展開
肝代謝:病態がシトクロムP450活性に与える影響と内因性バイオマーカーを活用したその定量的予測
腎排泄:ARCを中心とした動的Phenotypeの評価と投与設計
薬物吸収はなぜ変わるのか? -最先端イメージングで探る吸収変動の規定因子-
薬力学:薬物動態だけでは説明できない、病態で変わる薬剤感受性をどう捉えるか
シンポジウム505
11月21日(土)13:20〜14:50 第16会場
「2040年を見据えたがんサバイバーシップ支援 ―ライフステージに寄り添う薬剤師の新たな役割―
趣旨
第4期がん対策推進基本計画では、がん罹患によって揺らぐ患者の人生設計や将来の選択肢を支える医療の在り方が重要な社会課題として示されている。一方で、同計画の第3期以降重要課題とされてきたサバイバー支援の体制整備は十分とは言えず、現場にはなお多くの課題が残されている。本企画では、医師の立場から多職種協働による支援体制の重要性と薬剤師への期待を提示するとともに、薬剤師の立場から若年がん患者が抱える治療後の健康課題への支援の現状、サバイバーシップを支える薬剤師の役割と課題を整理する。さらに院内教育を通じた体制整備の取り組みや臨床現場での支援実践を共有するとともに、小児がん経験者である薬剤師が当事者かつ医療者の視点から登壇する。当事者の経験と医療者の知見を交えながら、がんサバイバーの人生を支える今後の医療体制と社会資源の在り方を議論することで、医療薬学の融合研究の推進につながる企画とする。
- オーガナイザー
- 小室 雅人国立健康危機管理研究機構 医療情報基盤センター
- 米村 雅人国立がん研究センター東病院
- 座長
- 小室 雅人国立健康危機管理研究機構 医療情報基盤センター
- 網野 一真諏訪赤十字病院 薬剤部
- 多田 雄真大阪国際がんセンター 血液内科
- 日置 三紀滋賀医科大学医学部附属病院 薬剤部
- 島貫 裕実子国立健康機器管理研究機構 国立国際医療センター バイオバンク科診療科
- 加藤 美和国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 薬剤部
2040年を見据えたがんサバイバーシップ支援―多職種連携の現在地と薬剤師への期待―
若年がん経験者の長期的な健康課題に薬剤師はどう向き合うか:長期フォローアップへの関わり
現場の"困った"を"できる!"に変える―薬剤師がつくる医療者向け妊孕性温存支援資材―
当事者と医療者の視点から考えるがんサバイバー支援
シンポジウム506
11月21日(土)15:00〜16:30 第3会場
社会課題となるがん治療関連心血管毒性(CTR-CVT)に挑む!薬剤師に求められる包括的薬学管理とは
趣旨
近年のがん薬物療法の進歩はがん患者の生命予後を改善する一方で、アントラサイクリン心筋症に代表されるがん治療関連心機能障害(CTRCD)や免疫チェックポイント阻害薬による心筋炎、他の抗がん薬によるがん関連血栓症、高血圧、不整脈などのがん治療関連心血管毒性(CTR-CVT)はがん治療を阻害し、また、がんサバイバーの心血管疾患の発症率を増加させ、がん患者の生命予後に悪影響を及ぼすことが明らかとなっている。腫瘍循環器学はがん患者における心血管リスク因子の管理やCTRCDおよびCTR-CVTの予防・診断・治療を通じて、有効ながん治療の完遂とがんサバイバーのアウトカム改善を目的とした学際領域である。多職種連携が重要であり、薬剤師はその一翼を担っている。日本腫瘍循環器学会と共催する本シンポジウムでは、包括的薬学管理に実装すべき腫瘍循環器学を学べる機会を提供し、明日からの業務において活用できるようにしたい。
- オーガナイザー
- 藤堂 真紀埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部
- 増田 信一国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 座長
- 藤堂 真紀埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部
- 増田 信一国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 岡 亨埼玉県立がんセンター
- 渋谷 悠真国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 中村 純平NTT東日本関東病院 薬剤部
- 新澤 健太国立病院機構 金沢医療センター 薬剤部
- 野田 哲史立命館大学 薬学部 医療薬学研究室1
CTR-CVT時代におけるわが国の腫瘍循環器診療―多職種連携と薬剤師への期待―
腫瘍循環器診療を支える薬剤師の役割 ― 臨床・研究・多職種連携の実践 ―
腫瘍循環器診療における薬剤師と循環器内科医の協働アプローチ-アントラサイクリン系抗がん薬開始前リスク評価体制の構築-
循環器に関わる薬剤師の視点でがんと生きる患者の支援を考える:循環器×がんの協働で目指す包括的薬学管理
大学と医療機関で実践する腫瘍循環器研究
シンポジウム507
11月21日(土)15:00〜16:30 第4会場
薬剤師研究を“進める”研究手法 ―現場で実装可能な方法論―
趣旨
薬剤師による研究を「研究手法」に特化して情報の共有および、議論する機会とする。
これまで研究は、解析や実装の難易度から実践のハードルが高い分野と捉えられてきたが、近年はオープンソースの解析ツールや生成AIの普及により、解析環境の障壁は低下しつつある。薬剤師の実施する研究は臨床・病院経営・政策的意義が高く、医療の質の評価・改善やデータ活用に基づくエビデンス創出が求められる現在、その重要性は一層増している。一方で、研究設計の妥当性や、モデルの仮定・限界まで踏み込んで議論する機会は必ずしも多くない。
本シンポジウムでは、基本的なデータの取り扱い、時系列解析、分類手法、医療経済評価といった視点を切り口に、各演者が自身のこれまでの関連研究を紹介するとともに、単施設の臨床現場においても応用可能な研究手法について具体例を提示する機会として想定している。研究の選択肢を広げ、実践につながる議論の場としたい。
これまで研究は、解析や実装の難易度から実践のハードルが高い分野と捉えられてきたが、近年はオープンソースの解析ツールや生成AIの普及により、解析環境の障壁は低下しつつある。薬剤師の実施する研究は臨床・病院経営・政策的意義が高く、医療の質の評価・改善やデータ活用に基づくエビデンス創出が求められる現在、その重要性は一層増している。一方で、研究設計の妥当性や、モデルの仮定・限界まで踏み込んで議論する機会は必ずしも多くない。
本シンポジウムでは、基本的なデータの取り扱い、時系列解析、分類手法、医療経済評価といった視点を切り口に、各演者が自身のこれまでの関連研究を紹介するとともに、単施設の臨床現場においても応用可能な研究手法について具体例を提示する機会として想定している。研究の選択肢を広げ、実践につながる議論の場としたい。
- オーガナイザー
- 小泉 龍士国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター AMR臨床リファレンスセンター
- 栗島 彬国立健康危機管理研究機構 システム基盤整備局 医療DX部
- 座長
- 小泉 龍士国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター AMR臨床リファレンスセンター
- 栗島 彬国立健康危機管理研究機構 システム基盤整備局 医療DX部
- 山口 諒東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 村上 修太郎東京都立多摩総合医療センター 薬剤科
- 莊司 智和東京薬科大学 薬剤疫学講座
- 橋本 悠生独立行政法人 国立病院機構本部 医療部 情報分析課
観察研究を支えるデータセット構築と交絡調整の考え方
時系列分析
主成分分析とクラスター分析を用いた分類手法について
薬剤師が取り組む医療経済分析:単施設の費用効果分析から多施設データベース研究への展開
シンポジウム508
11月21日(土)15:00〜16:30 第14会場
2040年のがん医療を拓く薬学研究:基礎と臨床の融合・循環モデルの構築
趣旨
2040年の超高齢社会に伴う医療の担い手不足や多病併存等の複雑な患者背景を見据え、薬剤師には既存のガイドライン実践を超えた主体的なエビデンス創出が求められる。しかし業務逼迫等により、日々の疑問を研究へ昇華させることは容易ではない現状がある。臨床薬剤師には「なぜ奏効しないか」「なぜ特異な有害事象が生じたか」という現場の気づきを、経験則に留めず学術的な臨床知として蓄積・発信する起点となることが求められる。一方アカデミア側の薬剤師には、臨床の疑問を的確に吸い上げ、基礎・臨床の視点から科学的に検証する役割がある。さらに成果をがん医療の向上へ結びつけるには、一方向に留まらず、再び臨床へ還元する仕組みが不可欠である。本シンポジウムでは、臨床を出発点にアカデミアへつなぎ、再び臨床へ還元する双方向の循環モデルを構想することで、2040年のがん医療を主体的に切り拓く薬剤師の役割と進化を展望する。
- オーガナイザー
- 松本 奈都美昭和医科大学 薬学部
- 志村 裕介金沢大学附属病院 薬剤部
- 座長
- 松本 奈都美昭和医科大学 薬学部
- 志村 裕介金沢大学附属病院 薬剤部
- 志村 裕介金沢大学附属病院 薬剤部
- 市村 丈典東京薬科大学 薬学部 臨床薬学大講座 医薬品情報学分野
- 松本 奈都美昭和医科大学 薬学部
- 磯崎 英子金沢大学 がん進展制御研究所
日常業務の「なぜ?」をクリニカルクエスチョンへ:臨床と基礎研究を繋ぐ第一歩
高齢がん患者の“困った”をエビデンスへつなぐ臨床疫学的アプローチ
臨床を科学する:臨床とアカデミアを繋ぐ臨床薬理学的アプローチ
患者検体から紐解くがん進展制御機構と新規治療戦略の提案
シンポジウム509
11月21日(土)15:00〜16:30 第15会場
「地域健康課題に対する臨床系教員の新たな価値―教育と研究の共創」
趣旨
超高齢社会を迎える今日、地域の健康課題は多様化し、その背景も複雑さを増している。こうした状況のもと、臨床系教員は、臨床の現場を知る実践性と研究力の双方を備え、地域が抱える健康課題を捉えて教育と研究へ橋渡しする役割が重要となりつつある。本シンポジウムでは、まず厚生労働省の専門官より、地域の健康課題の現状と今後臨床系教員に期待される方向性について示していただく。続いてアカデミアの実践例として、臨床で得た知見を学生教育のみならず地域住民の啓発にも活かす取り組み、地域の課題やニーズを研究へ発展させる試み、地域協働によって新たな価値を創出してきた事例を紹介する。これらの活動は、地域課題へ寄与するのみならず、臨床系教員の研究アクティビティを高める契機となる。本シンポジウムが、臨床系教員の潜在力を見出し、地域に根ざした医療薬学教育の未来を考える機会となることを願う。
- オーガナイザー
- 菅 幸生金沢大学医薬保健研究域薬学系 臨床薬学研究室
- 嶋田 努金沢大学医薬保健研究域薬学系 臨床薬学研究室
- 座長
- 菅 幸生金沢大学医薬保健研究域薬学系 臨床薬学研究室
- 嶋田 努金沢大学医薬保健研究域薬学系 臨床薬学研究室
- 中 雄一郎厚生労働省 医政局 地域医療計画課
- 山浦 克典慶應義塾大学薬学部 社会薬学部門
- 石田 奈津子金沢大学 医薬保健研究域 薬学系
地域における医療提供体制の整備に向けて
健康サポート薬局による口腔の健康イベントは住民の歯科受診を促すか?~アカデミアと地域薬局の多施設共同無作為化比較試験~
教育と研究を基盤とした地域健康支援モデルの構築-石川県野々市市における薬学×自治体連携-
シンポジウム510
11月21日(土)15:00〜16:30 第16会場
がん患者の痛み治療における最新トレンドとイノベーション:実臨床における位置づけ
趣旨
疼痛は、がん患者のQOLを最も著しく低下させる症状であり、その適切な管理はがん治療の成否を左右する。疼痛に対しては、NSAIDs, アセトアミノフェン、オピオイド系鎮痛薬、ガバペンチノイドなどが使用されるが、既存の治療薬では十分に制御できないことも多い。これまでに、各種鎮痛薬の有効性や利便性の向上あるいは副作用の軽減を目指した製剤や合剤が緩和医療に導入され、エビデンスが蓄積されてきた。一方、化学療法誘発性末梢神経障害の病態や新たな予防・治療戦略に関する臨床・基礎研究も進んでいる。このような現状を踏まえ、本シンポジウムでは、がん患者の痛みや関連症状の対策における最新の臨床トレンドを整理し、次世代の予防・治療戦略構築に向けたイノベーションに関する情報を共有して議論を深化させる場を提供することを目的としており、本企画は、本年会のテーマ「社会課題を解決する医療薬学の融合研究」に合致すると確信する。
- オーガナイザー
- 宮本 朋佳兵庫医科大学 薬学部 臨床薬学分野
- 川畑 篤史近畿大学 薬学部 病態薬理学研究室
- 座長
- 宮本 朋佳兵庫医科大学 薬学部 臨床薬学分野
- 川畑 篤史近畿大学 薬学部 病態薬理学研究室
- 中川 貴之和歌山県立医科大学 薬学部 病院薬学
- 金子 健慶應義塾大学病院 薬剤部
- 宮本 朋佳兵庫医科大学 薬学部 臨床薬学分野
- 相澤 風花徳島大学病院 臨床研究推進部
- 川畑 篤史近畿大学 薬学部 病態薬理学研究室
がん患者に生じる痛みの最新治療トレンドと今後の方向性
がん疼痛治療のパラダイムシフト-多様化する薬物療法と2040年を見据えた薬剤師のシームレスな連携-
がん化学療法の副作用に関する臨床・基礎融合研究による新知見
医療ビッグデータを用いた化学療法誘発性末梢神経障害解析の有用性と限界
化学療法誘発性末梢神経障害の発現メカニズムと予防イノベーション
シンポジウム511
11月21日(土)16:40〜18:10 第3会場
精神科×救急における薬剤師の専門性の深化-不穏・急性興奮・自殺リスク・薬物中毒・災害時にどう関わるか -
趣旨
近年,救急医療の現場では,不穏,急性興奮,自殺企図,薬物過量服用など精神科的要素を伴う症例が増加している。これらの対応には,精神疾患と身体疾患に起因する精神症状の鑑別に加え,向精神薬・鎮静薬の適正使用,過量服用リスクの判断など高度な薬物療法管理が求められる。救急医療では病態が急速に変化し,その後,一般病棟,外来,地域医療へと治療フェーズが連続的に移行するため,薬物治療は極めて個別性が高い。とりわけ薬物中毒症例では,限られた情報の中で迅速な治療方針決定が求められ,血中濃度モニタリングを核とした薬学的評価が対応の質を左右する。さらに災害時にはDPAT活動下において,安全性を重視した薬剤選択とリスク管理が必要となる。
本シンポジウムでは「精神科×救急」を主軸に,救急初療から地域・災害医療へ至る連続した医療の中で,薬剤師が果たすべき役割と介入戦略を明確化し,本領域の深化とエビデンス創出へと発展させたい。
本シンポジウムでは「精神科×救急」を主軸に,救急初療から地域・災害医療へ至る連続した医療の中で,薬剤師が果たすべき役割と介入戦略を明確化し,本領域の深化とエビデンス創出へと発展させたい。
- オーガナイザー
- 赤嶺 由美子秋田大学医学部附属病院 薬剤部
- 橋田 律琉球大学病院 薬剤部
- 座長
- 赤嶺 由美子秋田大学医学部附属病院 薬剤部
- 橋田 律琉球大学病院 薬剤部
- 平識 善彦医療法人徳洲会 中部徳洲会病院
- 外間 登琉球大学病院 薬剤部
- 渡辺 圭日本医科大学多摩永山病院 薬剤部
- 橋田 律琉球大学病院 薬剤部
- 北川 航平地方独立行政法人 岡山県精神科医療センター 臨床研究部
急性期精神症状患者に対する薬学的介入 ー 救急認定薬剤師の視点から ー
過量服用救急搬送例への対応~医療安全の視点・病棟薬剤師の役割~
急性薬物中毒診療を起点とした薬剤師の連携支援~血中濃度評価による知見の蓄積と地域共有~
不穏を伴う終末期患者の救急対応― 緩和ケアチーム介入によるマネジメント ―
ミルキクツナグを被災者・支援者支援に活かす
シンポジウム512
11月21日(土)16:40〜18:10 第4会場
DX・AIが進展した現在・未来における薬局薬剤師
趣旨
医療・介護現場にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せている。また、生成AIを始めとしたAI技術も大きく進歩している。このようなDX・AIの進展により、薬剤師業務の改善や進化が起こることが期待されている。実際に、特に病院においてDX・AIを活用した薬剤師業務の改善に関する取り組みの報告が増えている。一方で、このような取り組みは病院に限らず、地域の薬局でも進んでいるはずであるが、その報告は少ない。
本シンポジウムでは地域の薬局の現場におけるDX・AIの活用の現状や、薬局が持つ膨大なデータのAIを用いた研究への活用の例、さらにはDX・AIが進展した未来の薬剤師像について、大学、薬局、ベンダーの立場から具体例を示しつつ、議論したい。それにより、薬局におけるDX・AIをより一層推し進める機運が盛り上がることを期待する。
本シンポジウムでは地域の薬局の現場におけるDX・AIの活用の現状や、薬局が持つ膨大なデータのAIを用いた研究への活用の例、さらにはDX・AIが進展した未来の薬剤師像について、大学、薬局、ベンダーの立場から具体例を示しつつ、議論したい。それにより、薬局におけるDX・AIをより一層推し進める機運が盛り上がることを期待する。
- オーガナイザー
- 佐藤 宏樹東京大学 大学院薬学系研究科
- 堀 里子慶應義塾大学 薬学部
- 座長
- 佐藤 宏樹東京大学 大学院薬学系研究科
- 堀越 博一公益社団法人日本薬剤師会 常務理事
- 長谷川 佳孝株式会社アインホールディングス
- 望月 亮輔タイムリープ株式会社
- 佐藤 宏樹東京大学 大学院薬学系研究科
- 堀 里子慶應義塾大学 薬学部
DX・AI時代の薬局薬剤師:生成AIを活用した服薬指導の質向上への挑戦
遠隔服薬指導が解消する薬剤師の地域偏在、創る新しい患者体験
薬局プレアボイドをAIで活かす−薬剤師の「気づき」を支援する未来−
DX・AI時代の薬局薬剤師―情報を捉え、対話とよりよいケアにつなぐ
シンポジウム513
11月21日(土)16:40〜18:10 第14会場
がん薬物療法の費用対効果を考える~持続可能ながん医療のために薬剤師ができること~
趣旨
近年がん医療では、免疫チェックポイント阻害薬、抗体薬物複合体、CAR-T療法など革新的な治療が次々に登場する一方、治療費の高額化も進んでいる。国民医療費が増大する日本では、がん薬物療法の費用負担と治療効果のバランス、すなわち費用対効果は避けて通れない社会課題として関心が高まっており、個々の医療者がそのバランスに疑問を感じる場面も少なくない。医療政策面では費用対効果評価制度が導入され、抗がん薬に関する評価結果は蓄積しつつあるが、このような学術的情報を臨床に応用するための視点や術は普及していない。
本シンポジウムでは、がん薬物療法に精通した臨床薬剤師2名 (管理・実務)に加え、医療経済に精通した公的機関、アカデミアの研究者の視点も交えながら具体的な費用対効果の評価事例を共有し、臨床での意思決定への活用法を共有する。そして持続可能ながん医療の実現に向けて薬剤師が果たし得る新たな役割を多面的に議論する。
本シンポジウムでは、がん薬物療法に精通した臨床薬剤師2名 (管理・実務)に加え、医療経済に精通した公的機関、アカデミアの研究者の視点も交えながら具体的な費用対効果の評価事例を共有し、臨床での意思決定への活用法を共有する。そして持続可能ながん医療の実現に向けて薬剤師が果たし得る新たな役割を多面的に議論する。
- オーガナイザー
- 近藤 有JA愛知厚生連豊田厚生病院 薬剤部
- 池谷 怜国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター
- 座長
- 近藤 有JA愛知厚生連豊田厚生病院 薬剤部
- 池谷 怜国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター
- 池谷 怜国立保健医療科学院 保健医療経済評価研究センター
- 稲野 寛北里大学病院薬剤部
- 宇佐美 英績大垣市民病院 薬剤部
- 赤沢 学明治薬科大学 薬学部
薬剤経済学の基礎と政策応用、そして臨床での活用
リアルワールドデータを用いた支持療法の費用対効果評価-制吐療法から考える臨床現場における価値の可視化-
臨床現場における医療経済的ジレンマ ―病院経営と持続可能ながん医療の狭間で薬剤師は何を考えるのか―
膵がん薬物療法の費用対効果から見た個別最適化への貢献:アカデミアの視点から
シンポジウム514
11月21日(土)16:40〜18:10 第15会場
PMDAが作成する「審査報告書」活用してますか?~様々な立場から考える審査報告書の利活用と課題・将来像~
趣旨
審査報告書は、PMDAが医薬品の承認審査における主な論点、議論の経緯及び評価結果等を整理し、公表している公式資料である。申請資料に基づく科学的評価や、専門協議を通じた議論の概要が反映されており、他の公開資材では得られない審査過程の情報を含むことから、製薬企業のみならず、医療現場、研究、教育の場においても重要な医薬品情報源として利活用されている。一方で、審査報告書は承認判断に必要な成績及びその評価を中心に構成されているため、医療現場での実践的な意思決定や薬物治療への応用という観点からは、必ずしも十分な情報が網羅されているとは限らない。また、その読み解き方や具体的な活用方法について、体系的な教育や共有が十分に行われている状況とは言い難い。こうした背景を踏まえ、シンポジウムでは、審査報告書の利活用の現状と課題を整理するとともに、今後求められる文書の在り方や将来像について、様々な立場から議論を深める。
- オーガナイザー
- 若林 進杏林大学医学部付属病院 薬剤部
- 座長
- 若林 進杏林大学医学部付属病院 薬剤部
- 柏谷 祐司日本製薬工業協会 薬事委員会
- 若林 進杏林大学医学部付属病院 薬剤部
- 中野 恭嗣日本製薬工業協会 薬事委員会
- 間宮 弘晃立命館大学 薬学部
- 荒 義昭国立病院機構災害医療センター
- 一原 さやか日本製薬工業協会 薬事委員会
PMDAが作成する「審査報告書」活用してますか?
製薬企業は審査報告書に何を求めるのか ―医薬品開発の視点から考える価値と役割―
承認審査・薬価算定の立場からみた審査報告書の利活用と課題
医療現場における審査報告書の利活用と課題
製薬企業における審査報告書の利活用実態と課題 ―製薬協アンケート調査から―
シンポジウム515
11月21日(土)16:40〜18:10 第16会場
ピットフォールから学ぶがん化学療法と緩和ケア~違和感のその先へ進む第一歩~
趣旨
今般、添付文書、各種診療ガイドラインの内容の充実や、生成AIを含む情報技術の進展により、必要な知識を容易に得られる時代となった。一方で、十分な知識を有していても、臨床現場における「違和感」に気付けるか否かで、患者への貢献度には大きな差が生じる。臨床的な洞察力向上には、実症例から学びが必須であり、これは単なる知識習得に留まらず、今後の職能発揮にもつながる経験値となる。
本シンポジウムでは、がん化学療法、緩和医療の現場で遭遇しやすい「ピットフォール」に焦点を当てる。病院・薬局薬剤師それぞれの立場から症例を通して背景要因や思考過程を共有し、世代や経験を超えて「発見力の高い薬剤師」を育む契機とする。2040年の社会課題解決に向けた医療人材の確保、育成の観点からも、薬剤師一人一人が高質な薬学的ケアを提供する必要があり、AI活用が進む現代において、見る・聞く・感じる臨床の基本姿勢の重要性を再考したい。
本シンポジウムでは、がん化学療法、緩和医療の現場で遭遇しやすい「ピットフォール」に焦点を当てる。病院・薬局薬剤師それぞれの立場から症例を通して背景要因や思考過程を共有し、世代や経験を超えて「発見力の高い薬剤師」を育む契機とする。2040年の社会課題解決に向けた医療人材の確保、育成の観点からも、薬剤師一人一人が高質な薬学的ケアを提供する必要があり、AI活用が進む現代において、見る・聞く・感じる臨床の基本姿勢の重要性を再考したい。
- オーガナイザー
- 髙田 知世国立病院機構栃木医療センター 薬剤部
- 太田 貴洋厚生労働省 医薬局医薬安全対策課
- 座長
- 太田 貴洋厚生労働省 医薬局医薬安全対策課
- 髙田 知世国立病院機構栃木医療センター 薬剤部
- 髙田 知世国立病院機構 栃木医療センター 薬剤部
- 小澤 有輝東京女子医科大学病院 薬剤部
- 中村 俊貴あけぼのファーマシーグループ あけぼの薬局
- 高野 陽平砂川市立病院 薬剤部
有害事象らしく見える症状に潜むピットフォール~違和感を起点とした薬剤師の向き合い方を考える~
抗がん薬の副作用発現時のピットフォール ~薬学的視点から違和感を捉える~
外来がん薬物療法における保険薬局でのピットフォール ~処方箋の「外」と「裏」を見抜く~
緩和薬物療法におけるピットフォール~オピオイドを中心に~
シンポジウム516
11月22日(日)13:20〜14:50 第5会場
Sepsis chainとして捉え直す敗血症診療 ― 急性期から慢性期までの連携と未来への連綿 ―
趣旨
敗血症診療では、急性期から慢性期までを一連の「救命の連鎖」として捉える視点が2025年に米国集中治療学会より新たに提唱された。今後日本においても、この視点を取り入れた薬剤師の専門的関与が求められる。一方で、医療提供者に対する高齢者割合の増加が続き、限られた人的医療リソースを適切に活用することがこの視点を実装するための課題となる。本シンポジウムでは、敗血症診療における薬学管理の現状と将来の課題を見据えながら、未来の敗血症診療における薬剤師の役割を展望する。急性期から慢性期に至る情報連携、研究、教育の観点から、現行の敗血症診療における薬学管理の現状を批判的に再考し、現段階から行える方策に関する共通認識の形成を図る。本シンポジウムを通じて、全ての薬剤師が未来の社会課題を理解し、敗血症患者の救命を「連鎖」として継続させることを目指す。
- オーガナイザー
- 柴田 啓智済生会熊本病院 薬剤部
- 吉廣 尚大広島大学病院 薬剤部
- 座長
- 入江 利行小倉記念病院 薬剤部
- 高橋 佳子兵庫医科大学病院 薬剤部
- 谷口 巧金沢大学附属病院 集中治療部
- 安藝 敬生小倉記念病院 薬剤部
- 鈴木 俊一郎東京ベイ・浦安市川医療センター 薬剤室
- 川口 博資大阪公立大学医学部附属病院 薬剤部
- 柴田 啓智済生会熊本病院 薬剤部
敗血症重症患者を診る集中治療医からの薬剤師へのお願い
初療と超急性期の敗血症診療における薬剤師の現状と課題
敗血症の急性期から慢性期への連携-移行期の薬学的課題と敗血症後ケアへの展望-
Sepsis chainにつながる院内システム―敗血症診療に携わる薬剤師に求められる新たな視点―
薬局薬剤師に対する敗血症早期認識と抗菌薬適正使用教育:セルフメディケーション支援におけるSepsis Chain導入の提案
シンポジウム517
11月22日(日)13:20〜14:50 第14会場
2040年問題に挑む褥瘡医療の再設計― 薬剤師参画による予防・治療・生活支援の統合モデル ―
趣旨
褥瘡管理において医療資源の枯渇が懸念される2040年問題において、病院から在宅までをシームレスにつなぐ薬剤師の関与は不可欠である。褥瘡管理における薬剤師の強みは、褥瘡発生の要因となる服用薬剤の精査、皮膚の脆弱化に対するスキンケアの提案、外用薬の選択等である。特筆すべきは、外用薬の製剤特性と臨床の融合である。外用薬の基剤が持つ物理化学的特性や、創面環境に与える影響を学術的に理解することは、適切な薬剤選択の根拠となる。この基礎知識を在宅医療へ還元し、多職種と連携することこそ、薬剤師に求められる職能である。また、患者の栄養・水分状態や身体機能、社会参加の状況を「国際生活機能分類」の視点から捉え、生活の場での評価を行うことも欠かせない。本シンポジウムでは、2040年を見据えた社会的背景と、臨床薬学に基づいた褥瘡治療への関与、地域包括ケアにおける在宅連携のあり方について、学術と臨床の両面から深めたい。
- オーガナイザー
- 飯塚 雄次帝京大学ちば総合医療センター
- 関根 祐介東京医科大学病院
- 座長
- 飯塚 雄次帝京大学ちば総合医療センター
- 宮川 哲也上越地域医療センター病院
- 飯田 純一済生会横浜市南部病院 入退院支援センター
- 古田 勝経医療法人愛生館 小林記念病院 褥瘡ケアセンター
- 笹津 備尚星薬科大学 組織再生学/基礎実習研究部門
- 築地 美由樹株式会社 ウィーズ バニラ薬局在宅調剤センター
新たな地域医療構想における薬剤師の役割:予防・早期介入で挑むスキンフレイルからの褥瘡マネジメント
褥瘡外用薬治療の実臨床における基剤特性、薬剤滞留、感染制御、清浄化の4本の柱に基づく円滑な褥瘡治療~フルタ・メソッド
褥瘡外用薬の製剤特性を臨床へつなぐ―基礎研究データから考える創面に応じた薬剤選択―
褥瘡医療、正しい波及の鍵は「薬剤師」~薬局薬剤師を取巻く現状とこれからあるべき姿とは~
シンポジウム518
11月22日(日)13:20〜14:50 第15会場
OTC医薬品中毒という社会課題に薬剤師はどう立ち向かうか
趣旨
近年、OTC医薬品の過量摂取や乱用は若年層を中心に増加しており、救急搬送や自殺企図とも関連する重大な社会課題となっている。2026年5月施行の薬機法改正により指定濫用防止医薬品の追加(デキストロメトルファンとジフェンヒドラミン)など販売規制が強化される一方、要指導医薬品のオンライン販売が解禁となる。そのため、OTC医薬品中毒は、保険調剤薬局、ドラッグストア、医療機関、行政、教育へとまたがる医療薬学的テーマで、薬剤師の役割と専門性が問われている。本シンポジウムでは、OTC医薬品中毒の疫学動向、薬物動態学的特性、分析方法、臨床および法医学事例を共有し、薬剤師が現場で実践可能な介入方法や多職種連携のあり方、今後必要とされる研究課題について議論する。2040年に向けて社会保障制度の逼迫によりセルフメディケーションの重要性が高まる中、医療薬学と中毒学の融合による社会への還元を目指したい。
- オーガナイザー
- 森川 剛岩手医科大学 法科学講座法医学分野
- 山口 浩明山形大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 森川 剛岩手医科大学 法科学講座法医学分野
- 山口 浩明山形大学医学部附属病院 薬剤部
- 廣瀬 正幸藤田医科大学病院 薬剤部
- 永澤 明佳千葉大学大学院 薬学研究院 法中毒学研究室
- 安達 昂一郎昭和薬科大学 薬学部 臨床薬学研究室
- 前原 雅樹杉山薬局
- 竹川 良介大阪大学大学院医学系研究科 救急医学
OTC医薬品中毒の現状と対策
OTC医薬品中毒による死亡事例と分析の実際―法医学と医療現場をつなぐ視点から―
一般用医薬品の過量摂取における薬物動態予測の不確実性
薬局薬剤師から見たOTC医薬品OD―早期発見とアフターフォローの実践―
救急医から見たOTC医薬品中毒―重症度評価と多職種教育の重要性―
シンポジウム519
11月22日(日)13:20〜14:50 第16会場
薬剤師外来はがん薬物療法に何をもたらしたか -エビデンスの深化と課題の解決-
趣旨
がん薬物療法の外来化が進む中、経口抗がん薬単独療法に対する薬剤師外来は、診察前面談を基盤とした患者指導や処方提案を通じ、治療継続性およびアドヒアランス向上に寄与してきた。術後薬物療法の完遂率向上、相対用量強度の維持、生活の質の改善など、有用性のエビデンスも蓄積されつつある。一方、2014年に新設されたがん患者指導管理料ハ(旧3)は、生涯6回の算定上限が維持されており、継続的な関与が十分に評価されにくい状況が続いている。過去の調査では、薬剤師による介入割合は注射抗がん薬療法で92.7%に対し、経口抗がん薬単独療法では1.7%にとどまっていた。
近年、分子標的治療薬の副作用管理は一層高度化しており、薬薬連携の質向上の観点からも、病院薬剤師の継続的関与は不可欠である。本シンポジウムでは、薬剤師外来がもたらした成果を整理するとともに、その普及を阻む構造的課題について検討する。
近年、分子標的治療薬の副作用管理は一層高度化しており、薬薬連携の質向上の観点からも、病院薬剤師の継続的関与は不可欠である。本シンポジウムでは、薬剤師外来がもたらした成果を整理するとともに、その普及を阻む構造的課題について検討する。
- オーガナイザー
- 郷 真貴子大垣市民病院
- 松尾 宏一福岡大学 薬学部
- 座長
- 松尾 宏一福岡大学 薬学部
- 吉村 知哲岐阜薬科大学 薬学部
- 松井 礼子国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター
- 郷 真貴子大垣市民病院
- 林 稔展福岡大学 薬学部
- 内田 裕之関東労災病院 薬剤部
調査から見える薬剤師外来の変遷
薬剤師外来の実践知とエビデンスの創出 ―単施設の成果から―
経口抗がん薬治療における薬剤師の継続的患者フォロー:エビデンスの現在地と体制構築への展望
薬剤師外来の価値をどう評価するか―診療報酬と制度の展望―
シンポジウム520
11月22日(日)15:00〜16:30 第5会場
超高齢社会に対応する抗菌薬適正使用支援体制のレジリエンス強化―若手薬剤師の異分野融合研究と新展開-
趣旨
2050年に死亡者数が全世界で1,000万人を超えるとされる薬剤耐性菌問題を克服するために、抗菌薬適正使用支援(AS)活動が不可欠である。持続可能なASのためには、超高齢化に伴う人口構造の変化や社会保障制度の逼迫に直面する2040年に通用するAS体制の確立が必要であり、あらゆる課題に対して柔軟かつ効率的に対応できる能力「レジリエンス」の強化が求められる。ゆえにAS体制は、既存の枠組みを超えて多様な視点や最新の技術を融合させた形態へと進化する必要がある。本邦は超高齢社会への対応で世界をリードする立場にあり、その責務は2040年を担う次世代の若手薬剤師に委ねられる。
本シンポジウムでは、若手薬剤師主導で実践された異分野融合研究およびAS体制構築についての成果を広く共有するとともに、2040年以降も持続可能なレジリエンスを備えたAS体制の在り方と薬剤師の新たな役割を議論し、医療薬学のさらなる発展を目指す。
本シンポジウムでは、若手薬剤師主導で実践された異分野融合研究およびAS体制構築についての成果を広く共有するとともに、2040年以降も持続可能なレジリエンスを備えたAS体制の在り方と薬剤師の新たな役割を議論し、医療薬学のさらなる発展を目指す。
- オーガナイザー
- 山田 智之大阪医科薬科大学病院 薬剤部
- 枦 秀樹みなとファーマシー
- 座長
- 山田 智之大阪医科薬科大学病院 薬剤部
- 尾田 一貴熊本大学病院 薬剤部
- 枦 秀樹みなとファーマシー
- 竹内 萌聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部
- 榎本 貴一練馬光が丘病院 薬剤室
- 下原 朋美社会医療法人 寿量会 熊本機能病院
- 木村 郁哉株式会社 Medswell
- 榎屋 友幸鈴鹿医療科学大学 薬学部 薬学科
超高齢社会における地域薬局の現状と抗菌薬適正使用支援
超高齢化社会と進む細菌の耐性化 ― 本当の意味での抗菌薬適正使用を考える
医療の質とantimicrobial stewardshipのつながりからAST業務のデザインを考える
属人的ASから自律分散型体制への転換
持続可能な抗菌薬適正使用支援体制を支える薬剤師学習用アプリケーションの開発と活用
超高齢者の感染症治療におけるエビデンスの空白とインフォマティクスの役割
シンポジウム521
11月22日(日)15:00〜16:30 第14会場
生活の場へ医療を届けるデバイス・マネジメント ~がん・神経・免疫の自己管理支援とシームレスな連携~
趣旨
医療の場が病院から「生活の場」へ移行する中、患者や家族が管理する高度な薬物療法(生物学的製剤の自己注射、レボドパ持続注入、PCAポンプ、在宅輸液療法など)が急増している。これらは患者のQOL向上に大きく寄与する一方、「侵襲と技術」を伴うため、手技の未習熟や閉塞アラーム等の予期せぬトラブルへの不安が、治療継続や在宅移行の大きな障壁となっている。
高度なデバイス治療を安全に家庭で維持するためには、患者本人のみならず介護者の負担も考慮した個別化された支援と、施設を超えたシームレスな連携体制が不可欠である。本企画では、がん・神経・免疫領域や在宅輸液(HPN)といった幅広い分野において、病院・地域薬局・在宅療養支援診療所のスペシャリストが実践知を結集する。
具体的には、薬剤師外来における患者の身体機能や生活背景を多角的に評価した横断的なデバイス選択(SDM)や、ライフステージに寄り添った導入教育とアドヒアランス支援、そして退院後の「夜間の不安」を払拭するための病院薬剤師からの確実な申し送りと後方支援体制について議論する。加えて、生活の場へ積極的に飛び込む地域薬局薬剤師の能動的アプローチや、在宅現場でのデバイスマネジメントを支える多職種協働のハブとしての在支診薬剤師の役割を提示する。
これらの議論を通じて、多職種連携の要として患者の「自己管理能力」を高めるための質の高い指導技術と、地域全体で患者の安全な療養を支える実践的な連携戦略を参加者と共に考えたい。
高度なデバイス治療を安全に家庭で維持するためには、患者本人のみならず介護者の負担も考慮した個別化された支援と、施設を超えたシームレスな連携体制が不可欠である。本企画では、がん・神経・免疫領域や在宅輸液(HPN)といった幅広い分野において、病院・地域薬局・在宅療養支援診療所のスペシャリストが実践知を結集する。
具体的には、薬剤師外来における患者の身体機能や生活背景を多角的に評価した横断的なデバイス選択(SDM)や、ライフステージに寄り添った導入教育とアドヒアランス支援、そして退院後の「夜間の不安」を払拭するための病院薬剤師からの確実な申し送りと後方支援体制について議論する。加えて、生活の場へ積極的に飛び込む地域薬局薬剤師の能動的アプローチや、在宅現場でのデバイスマネジメントを支える多職種協働のハブとしての在支診薬剤師の役割を提示する。
これらの議論を通じて、多職種連携の要として患者の「自己管理能力」を高めるための質の高い指導技術と、地域全体で患者の安全な療養を支える実践的な連携戦略を参加者と共に考えたい。
- オーガナイザー
- 大野 凜太郎済生会宇都宮病院 薬剤部
- 座長
- 大野 凜太郎済生会宇都宮病院 薬剤部
- 眞田 香帆里ハーモニー薬局
- 沢 仁美川西市立総合医療センター 薬剤科
- 久米 学神戸市立医療センター中央市民病院 薬剤部
- 新井 成牧株式会社ツル薬局
- 地丸 裕美大阪府済生会野江病院
- 山本 隆裕さつきホームクリニック
薬剤師外来における自己注射・デバイス指導の横断的実践―患者の「手」と「生活」に合わせた選択と継続支援―
炎症性腸疾患(IBD)における生物学的製剤の自己注射指導とアドヒアランス支援
生活の場へ飛び込む!進行期パーキンソン病デバイス療法を支える能動的アプローチ
がん疼痛管理におけるPCAポンプ(CADD等)の退院時指導とトラブルシューティング
在宅輸液療法(HPN)におけるCVポート管理とトラブル対策<在宅療養支援診療所薬剤師の視点>
シンポジウム522
11月22日(日)15:00〜16:30 第15会場
“伝える”がいちばん難しい ー生殖能を有する患者への医薬品情報、薬剤師はどう関わるか-
趣旨
2019年添付文書の新記載要領が施行され、生殖能を有する患者への医薬品リスクに対する情報提供が薬剤師にも求められた。また生殖能を有する患者への医薬品投与による毒性の潜在的リスクを最小限に抑えるため2023年「医薬品の投与に関連する避妊の必要性等に関するガイダンス」及び「妊孕性温存に関する診療ガイドライン第2版」が発出及び発刊され、薬剤師にはその評価及び情報提供の担い手としての関わりが大きく期待されている。しかし、薬剤師による医薬品投与に伴う潜在的な毒性評価や、患者またはその家族に対して非常にセンシティブな内容となる当該情報を適切に情報提供することについて、評価や対応に苦労したとする薬剤師の声を聴くことが多い。本シンポジウムでは、基礎及び臨床で活動している薬剤師、規制当局の専門家を交え生殖能を有する患者への医薬品情報提供のあり方を検討し、臨床現場における適切な情報提供の促進となることを目指している。
- オーガナイザー
- 米村 雅人国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 座長
- 米村 雅人国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 甘粕 晃平医薬品医療機器総合機構 RS統括部
- 黒河 佐知子独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
- 江崎 仁美独立行政法人医薬品医療機器総合機構
- 田中 雄太岡山大学病院 薬剤部
- 篠原 旭国立がん研究センター東病院 薬剤部
安全性情報としての生殖能への影響評価-PMDAの承認審査における非臨床安全性評価の立場から-
生殖能を有する患者に対する医薬品安全性情報の提供―性腺毒性・生殖能への影響に関する市販後安全対策の観点から―
性腺毒性リスクの解釈を支える基礎研究の視点
臨床現場における医薬品の性腺毒性への考え方
シンポジウム523
11月22日(日)15:00〜16:30 第16会場
精神科外来薬剤師 はじめの一歩! ~多職種で考える地域移行を見据えた新しい業務展開~
趣旨
2040年問題を背景に、精神科領域では「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築が不可欠とされ、入院中心から地域医療への転換が進んでいる。日本病院薬剤師会は、こうした外来患者の増加を見据え「精神科外来における診察前薬剤師面談の手引きVer.1.0」を策定し、精神科外来への薬剤師配置を推奨している。精神科外来への薬剤師配置は、残薬調整や検査実施件数の上昇、患者満足度の向上、ベンゾジアゼピン系薬の減量効果が報告され、医療費削減や有害事象回避に寄与することが期待されている。しかし、依然として導入施設は限定的であり、その背景には有用性の認知不足やマンパワー不足による制約が考えられる。そこで、本シンポジウムでは、精神科外来薬剤師の意義と必要性を整理し、具体的な導入方策について先行事例を基に展望する。また、医師、保険薬局の薬剤師を交え業務内容の発展や多職種・地域連携の在り方について議論したい。
- オーガナイザー
- 清水 善仁金沢医科大学病院 薬剤部
- 井手 健太産業医科大学病院 薬剤部
- 座長
- 清水 善仁金沢医科大学病院 薬剤部
- 井手 健太産業医科大学病院 薬剤部
- 谷藤 弘淳こだまホスピタル 薬剤部
- 進 健司飯塚病院 薬剤部
- 新田 佑輔金沢医科大学 精神神経科学
- 中田 裕介合資会社中田薬店 ゆう薬局
精神科外来における診察前薬剤師面談の普及に向けて―手引き開発の経緯と今後の期待―
精神科における薬剤師外来の実践で切り拓く薬学的介入の真価
当院精神科外来における診察前薬剤師面談の取り組みについて~精神科医師が期待すること~
病院薬剤師による診察前面談について、薬局薬剤師として感じること~トレーシングレポートとの棲み分けや面談内容の共有など~
シンポジウム524
11月22日(日)16:40〜18:10 第5会場
抗菌薬・抗真菌薬に関するTDMの最新エビデンスと今後の展望-TDM対象薬剤拡大への学術的検証-
趣旨
TDMは治療アウトカムの向上に直結する、薬剤師に必要不可欠なアプローチである。現在、一部の抗菌薬は血中濃度に基づく投与管理により特定薬剤治療管理料の算定が可能だが、2012年のボリコナゾール(入院患者限定)の追加以降、対象薬剤の拡大は10年以上停滞している。しかしこの間、TDMを巡るエビデンスは飛躍的に蓄積されてきた。日常診療で汎用されるリネゾリドの血液毒性回避や、高用量投与が推奨されるダプトマイシンの安全性確保、アゾール系薬における入院から外来までを見据えた継続的な管理など、治療の質を左右する知見が明らかとなっている。加えて、敗血症などの集中治療領域におけるβ-ラクタム系薬の個別化投与設計も救命率向上のための喫緊の課題である。本シンポジウムでは、最新データに基づき特定薬剤治療管理料の算定対象拡大に値する薬剤について多角的に議論し、学術的に検証したいと考えている。
- オーガナイザー
- 松元 一明慶應義塾大学 薬学部 薬効解析学講座
- 眞中 章弘厚生労働省 健康・生活衛生局 感染症対策部
- 座長
- 松元 一明慶應義塾大学 薬学部 薬効解析学講座
- 眞中 章弘厚生労働省 健康・生活衛生局 感染症対策部
- 松元 一明慶應義塾大学 薬学部 薬効解析学講座
- 高田 啓介医療法人社団緑成会横浜総合病院薬剤部
- 浜田 幸宏高知大学医学部附属病院 薬剤部
- 石郷 友之札幌医科大学附属病院 薬剤部
- 眞中 章弘厚生労働省
血液毒性を軽減するために必要なリネゾリドのTDM
ダプトマイシンは高用量投与が推奨されているが、本当にTDMは不要か?
TDMが必要なアゾール系抗真菌薬とは?-入院・外来での必要性も考慮し-
集中治療領域におけるβ-ラクタム系抗菌薬のTDMの臨床的価値~最新エビデンスから考える個別化投与設計の意義~
診療報酬改定に至るまでのロードマップ -診療報酬と制度の関係-
シンポジウム525
11月22日(日)16:40〜18:10 第14会場
サルコペニア・フレイル診療における薬学的介入と多角的研究展開
趣旨
わが国の超高齢社会において、サルコペニアやフレイルは要介護化や健康寿命の短縮を招く主要な要因として、喫緊の課題となっている。本シンポジウムでは、さまざまな疾患・病態とサルコペニアおよびフレイルとの関連に関する最新の知見を紹介するとともに、薬剤師が臨床現場で果たしうる実践的な介入事例を幅広く提示する。基礎から臨床に至る多角的な視点から議論を深めることで、医療薬学がサルコペニア・フレイルの予防、診療、研究において担うべき役割を明確にし、薬物療法の最適化を通じた患者のQOLおよび予後の改善を目指す。
- オーガナイザー
- 新村 貴博徳島大学大学院医歯薬学研究部 臨床薬理学分野
- 合田 光寛広島大学大学院医系科学研究科 臨床薬理学分野
- 座長
- 新村 貴博徳島大学大学院医歯薬学研究部 臨床薬理学分野
- 合田 光寛広島大学大学院医系科学研究科 臨床薬理学分野
- 篠永 浩三豊総合病院 薬剤部
- 新村 貴博徳島大学 大学院医歯薬学研究部 臨床薬理学分野
- 榎木 裕紀慶應義塾大学 薬学部 薬効解析学講座
- 野村 和弘徳島大学大学院医歯薬学研究部 代謝栄養学分野
入院・外来・地域へと繋がる低栄養・フレイル・サルコペニア対策-多職種連携による地域への展開-
サルコペニア研究におけるデータサイエンスの応用と可能性
感染症病態を制御する骨格筋の力
骨格筋代謝研究が拓くサルコペニア・フレイル診療
シンポジウム526
11月22日(日)16:40〜18:10 第15会場
偶発的な妊娠を減らすためにできること~催奇形性のある医薬品から学ぶ~
趣旨
偶発的な妊娠による医薬品曝露は依然として一定数みられる。偶発的な妊娠例では、慢性疾患に必須な治療薬の自己中断による症状悪化や、胎児への影響を懸念した妊娠継続の中断などにつながる可能性がある。したがって、潜在的なリスクを懸念して一律に妊娠中の医薬品曝露を避けるのではなく、医薬品の特徴を考慮した適切な管理と対策が必要である。
本シンポジウムでは、催奇形物質として知られているバルプロ酸、ミコフェノール酸モフェチル、イソトレチノインを例に、患者背景、作用機序、疫学研究、リスク・ベネフィット、実際の曝露状況や院内での取り組みを共有する。また、海外の妊娠予防プログラムやICH-E21ガイドライン「妊婦及び授乳婦の臨床試験への組入れ」の最新の動向も踏まえ、日本における望ましい薬物治療の安全対策について考える。
本シンポジウムでは、催奇形物質として知られているバルプロ酸、ミコフェノール酸モフェチル、イソトレチノインを例に、患者背景、作用機序、疫学研究、リスク・ベネフィット、実際の曝露状況や院内での取り組みを共有する。また、海外の妊娠予防プログラムやICH-E21ガイドライン「妊婦及び授乳婦の臨床試験への組入れ」の最新の動向も踏まえ、日本における望ましい薬物治療の安全対策について考える。
- オーガナイザー
- 八鍬 奈穂独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 医薬品安全対策第一部
- 山根 律子虎の門病院 薬剤部
- 座長
- 八鍬 奈穂独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 医薬品安全対策第一部
- 山根 律子虎の門病院 薬剤部
- 赤阪 未来国立病院機構 岡山医療センター
- 荒木 小百合虎の門病院 薬剤部
- 三浦 寄子国立成育医療研究センター 薬剤部
- 元木 葉子独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医薬品安全対策第一部
バルプロ酸曝露例から考える
ミコフェノール酸モフェチル曝露例から考える
イソトレチノイン曝露例から考える
海外における妊娠予防プログラムとICH E21の最新動向
シンポジウム527
11月22日(日)16:40〜18:10 第16会場
2040年の社会課題に挑むセーフティネット系医療を支える薬剤師業務の多様性
趣旨
セーフティネット系医療は、重症心身障害、神経・筋疾患、筋ジストロフィー、結核など、専門人材の確保や体制整備が難しく、不採算性を背景に一般医療機関では対応が難しい領域である。これらの患者は長期的な障害や多様な合併症を抱えて生活しており、薬剤師には薬物療法の安全管理にとどまらず、生活支援、多職種協働、地域連携といった継続的かつ包括的支援が求められる。しかし、この領域に薬剤師がどう向き合い、どのように貢献すべきかについて、本学会で体系的に議論されたことはない。本シンポジウムでは、セーフティネット系医療の現状・課題・ニーズを共有し、病院・在宅での臨床、大学における基礎研究・薬学教育という多様な視点から、持続可能な医療を支える薬剤師の機能と方策を検討する。さらに、2040年の社会課題である生産年齢人口減少により生じる医療提供体制の変化を踏まえ、未来のセーフティネット系医療を担う薬剤師像を明確化したい。
- オーガナイザー
- 林 誠国立病院機構東名古屋病院 薬剤部
- 鶴﨑 泰史国立病院機構佐賀病院 薬剤部
- 座長
- 林 誠国立病院機構東名古屋病院 薬剤部
- 鶴﨑 泰史国立病院機構佐賀病院 薬剤部
- 鶴崎 泰史国立病院機構佐賀病院 薬剤部
- 花田 聖典独立行政法人 国立病院機構 南九州病院 薬剤部
- 小林 星太かがやきクリニック
- 石田 奈津子金沢大学 医薬保健研究域 薬学系
- 山谷 明正明治薬科大学 薬学教育研究センター 臨床薬学部門/小児周産期薬学
セーフティネット系医療を支える薬剤師業務の現状と今後~障害者施設等入院基本料算定病棟での薬剤師業務調査結果をふまえて~
セーフティネット系医療の薬物療法支援~病院薬剤師の課題と実践~
在宅医療を支える薬剤師の実践-制度・多職種連携・症例から考えるセーフティネット系薬学ケア-
セーフティネット系医療の患者支援につなげる薬学研究
薬学部での希少疾患分野(セーフティネット系医療含む)教育の現状と課題
シンポジウム528
11月23日(月)8:45〜10:15 第2会場
抗精神病薬のちょうどいい使い方~精神疾患×身体疾患ではどう使う?どう止める?~
趣旨
高齢社会を迎え、精神疾患を有する患者の多くが様々な身体疾患を合併するようになり、その治療機会が増加している。精神疾患治療薬のうち、特に抗精神病薬は、多彩な精神症状に用いられ、その処方意図が分かりにくい薬剤である一方で、それ自体に転倒や代謝異常、QT延長、誤嚥などの副作用リスクがあるため、身体疾患合併例での抗精神病薬処方はしばしば悩ましい臨床課題となる。個々の身体状態に応じた最適な抗精神病薬の選択や用量設定に関する実践知の共有は不足しているといえる。
本シンポジウムでは、精神疾患×身体疾患治療の最前線で活躍する精神科医および薬剤師を演者に迎え、そのような事例における抗精神病薬の「ちょうどいい使い方」について、処方調整や中止も含めた実践的議論を展開するものである。例えば、せん妄や誤嚥性肺炎などの治療場面で精神科薬物療法の専門性をどう展開しどう共有・連携するか、参加者とともに議論したい。
本シンポジウムでは、精神疾患×身体疾患治療の最前線で活躍する精神科医および薬剤師を演者に迎え、そのような事例における抗精神病薬の「ちょうどいい使い方」について、処方調整や中止も含めた実践的議論を展開するものである。例えば、せん妄や誤嚥性肺炎などの治療場面で精神科薬物療法の専門性をどう展開しどう共有・連携するか、参加者とともに議論したい。
- オーガナイザー
- 桑原 秀徳瀬野川病院 診療支援部
- 三輪 高市鈴鹿医療科学大学 薬学部
- 座長
- 桑原 秀徳瀬野川病院 診療支援部
- 三輪 高市鈴鹿医療科学大学 薬学部
- 坪本 真市立砺波総合病院精神科
- 井手 健太産業医科大学病院 薬剤部
- 徳谷 晃兵庫医科大学病院 薬剤部
- 中田 裕介合資会社中田薬店 ゆう薬局
リエゾン精神科医が考える、抗精神病薬のちょうどいい使い方
糖尿病合併例での抗精神病薬の使い方
嚥下機能障害発生時・誤嚥性肺炎治療時の抗精神病薬の使い方
外来や在宅における身体合併症治療場面での抗精神病薬適正使用~薬局薬剤師の立場から~
シンポジウム529
11月23日(月)8:45〜10:15 第3会場
人員不足を乗り越える抗がん薬調製ロボット―次世代に向けた導入戦略とビジョン―
趣旨
令和8年度診療報酬改定では人手不足への対応が重要課題に位置づけられたが、薬剤師の人材不足は依然として深刻である。こうした状況下、抗がん薬調製ロボットの導入意義はますます高まっている。導入施設は着実に増加し、対象薬剤の拡大やDVOによる医薬品費削減、携帯型ポンプへの対応など運用ノウハウが蓄積される一方、稼働率の維持、エラー対応、システム連携、保守体制といった現場課題も顕在化してきた。本シンポジウムでは、国内導入の中心であるAPOTECA chemoとChemo Roの2機種について、各機種を運用する施設から調製方式や対応薬剤数、運用フローの違いを比較し、稼働実績と運用上の工夫を共有する。ロボットVSロボットなのか?ロボットVSヒトなのか?を考えるとともに、費用対効果や複数機種の併用を含めた施設規模に応じた導入戦略を議論し、業務効率化が対人業務へのシフトに寄与するビジョンを提示したい。
- オーガナイザー
- 髙山 俊輔埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部
- 座長
- 髙山 俊輔埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部
- 滝澤 康志飯山赤十字病院 薬剤部
- 髙山 俊輔埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部
- 尾田 未来横浜市立大学附属市民総合医療センター
- 大江 泰神戸市立医療センター中央市民病院
- 坂本 健一広島赤十字・原爆病院 薬剤部
抗がん薬自動調製装置APOTECA chemoの2台運用と調製業務の工夫について
注射抗がん剤自動調製装置APOTECA chemoがもたらす安全性と有用性について
抗がん薬混合調製ロボットChemoRoの活用とタスク・シフト/シェア
抗がん薬混合調製ロボットChemoRoの導入経験と波及効果
シンポジウム530
11月23日(月)8:45〜10:15 第4会場
多様化する創薬モダリティに取り残されるな! ~薬剤師が牽引する次世代医療~
趣旨
近年、創薬モダリティは低分子・抗体医薬にとどまらず、核酸医薬、細胞・遺伝子治療、次世代低・中分子医薬へと急速に多様化している。これらのモダリティは高い治療効果を示す一方、薬理作用、製剤特性、副作用プロファイル、管理方法が従来の医薬品とは大きく異なり、適正使用や安全管理を実践するには薬剤師が各モダリティの特徴を十分に理解しておく必要がある。本シンポジウムでは、上記の主要モダリティを横断的に俯瞰し、各モダリティの特徴を医療薬学の視点から整理するとともに、薬剤師の具体的な役割や介入ポイントを提示する。さらに、各モダリティの最新の開発状況や臨床導入の潮流を踏まえ、今後医療現場で求められる薬剤師の備えについても議論する。本シンポジウムにより創薬技術の進展を薬剤師業務へと橋渡しし、薬学的介入の質向上を目指す。
- オーガナイザー
- 兒玉 幸修長崎大学病院 薬剤部
- 城野 博史熊本大学病院 薬剤部
- 座長
- 兒玉 幸修長崎大学病院 薬剤部
- 城野 博史熊本大学病院 薬剤部
- 米澤 淳慶應義塾大学 薬学部
- 兒玉 幸修長崎大学病院 薬剤部
- 高濱 和弘鹿児島大学病院 薬剤部
- 大庭 誠京都府立医科大学 大学院医学研究科
抗体から次世代モダリティへの進化:医療薬学の視点から紐解く適正使用と安全管理のポイント
核酸医薬の臨床応用と薬剤師の役割 ―薬学的管理と副作用マネジメント―
遺伝子細胞治療の現状と薬剤師の役割 ―AAVベクターを用いた遺伝子治療を中心に―
中分子医薬の新潮流~古くて新しいペプチド医薬~
シンポジウム531
11月23日(月)8:45〜10:15 第6会場
多職種調査からみた電子添付文書利活用の現状と課題中
趣旨
医療用医薬品の添付文書は、適正な薬物療法を支える基盤であり、2021年の薬機法改正により原則として電子化された。制度上は電子添文へと移行した一方で、医療・福祉・介護の現場において、電子添文がどのように認知、参照され、実務にどの程度活用されているのかについては、十分に調査されてない。電子化の効果と課題を評価するためには、携帯端末を用いた閲覧の実態、さらに職種や勤務環境の違いによる利活用の差異を把握することが必要である。
2023年度医療薬学学術第1小委員会では、こうした課題認識のもと、病院薬剤師、薬局薬剤師をはじめとする医療・福祉・介護従事者を対象にインタビュー調査およびアンケート調査を実施し、電子添文および閲覧アプリの使用実態、利便性評価、改善要望を整理した。
本シンポジウムでは、これらの調査結果を紹介し、電子添文・電子化医薬品情報を医療現場でどのように位置付け、利活用を進めるべきか議論する。
2023年度医療薬学学術第1小委員会では、こうした課題認識のもと、病院薬剤師、薬局薬剤師をはじめとする医療・福祉・介護従事者を対象にインタビュー調査およびアンケート調査を実施し、電子添文および閲覧アプリの使用実態、利便性評価、改善要望を整理した。
本シンポジウムでは、これらの調査結果を紹介し、電子添文・電子化医薬品情報を医療現場でどのように位置付け、利活用を進めるべきか議論する。
- オーガナイザー
- 青森 達高崎健康福祉大学 薬学部
- 伊藤 護之埼玉医科大学国際医療センター 薬学部
- 座長
- 青森 達高崎健康福祉大学 薬学部
- 伊藤 護之埼玉医科大学国際医療センター 薬剤部
- 中田 英夫慶應義塾大学病院 薬剤部
- 舟越 亮寛亀田総合病院 薬剤部
- 佐藤 めぐみ日薬連安全性委員会 医薬品情報提供システム検討プロジェクト
- 若林 進杏林大学医学部付属病院 薬剤部
電子添付文書および閲覧用アプリケーションの利活用実態調査に関する結果報告~2023年度医療薬学学術第1小委員会報告~
電子添文および添文ナビの活用状況に関する病院薬剤師・薬局薬剤師の比較と育児・介護従事者の認識調査
“見る情報”から“活用するデータ”へ。製薬業界の取り組みと電子添文XMLの可能性
電子添文を起点とした医薬品情報利活用のこれから ~多職種で利活用できる電子化医薬品情報を目指して~
シンポジウム532
11月23日(月)8:45〜10:15 第7会場
2040年の臨床課題に挑む薬剤師の学位取得と融合研究:保険薬局・病院・大学から再考する社会人大学院の意義
趣旨
2040年に向け複雑化する社会課題に対し、薬剤師が実務と研究を往復しながら専門性を深化させる仕組みとして、社会人大学院の重要性は一段と高まっている。本シンポジウムでは、保険薬局・病院・大学という主要領域から、社会人大学院が臨床現場と学術基盤をどう結びつけ、融合研究を促進するかを多角的に検討する。保険薬局経営の立場からは、有事を含む地域の医薬品供給等への寄与を示し、現役院生である病院薬剤師からは、診療上の疑問を研究へ転換する過程での実践的学習と成長を提示する。さらに、学位取得後に組織管理を担う薬剤部長からは、専門薬剤師育成と研究力強化の相乗効果を、大学教員からは実務家が研究手法を修得するための教育支援策を示す。現場の問いをエビデンス化し臨床へ還元する循環は、将来の医療課題に対応できる薬剤師基盤の形成に不可欠である。産官学の垣根を越え、社会人大学院が薬剤師の可能性を拡張する未来像を議論する。
- オーガナイザー
- 櫻間 啓基九州医療科学大学 薬学部 臨床薬学第一講座
- 座長
- 櫻間 啓基九州医療科学大学 薬学部 臨床薬学第一講座
- 板井 進悟金沢大学附属病院 薬剤部
- 稲葉 一郎株式会社ハートフェルト 薬局セントラルファーマシー長嶺
- 上ノ段 友里中津市立中津市民病院 診療部 薬剤科
- 岸本 真霧島市立医師会医療センター 薬剤部/がん診療病院運営部門
- 徳永 仁九州医療科学大学大学院 医療薬学研究科 臨床薬学第一講座
地域医療課題を研究へつなぐ社会人大学院の意義~保険薬局経営者の視点から~
臨床課題を基礎研究に繋げ、育薬を考えるための実践と課題~臨床業務と社会人大学院生の両立~
社会人大学院で獲得した研究力を組織に還元する ~次世代薬剤師育成と薬剤部マネジメントの実践~
社会人大学院生の研究力育成を支える教育モデル:伴走型指導と個別最適化による学修支援の実践
シンポジウム533
11月23日(月)8:45〜10:15 第8会場
2040年の社会課題に向き合う「しなやかなキャリア」-女性薬剤師の実践とマネジメント-
趣旨
2040年の社会課題解決には、現場を支え続ける薬剤師の持続可能な働き方が不可欠である。これまで現場を実質的に支えてきた女性薬剤師は、多様なライフイベントに直面する中で、キャリア形成や研鑽の機会確保に難しさを感じてきた。しかし、変化に戸惑いながらも向き合い、工夫を重ねてきた経験の中には、次世代の糧となる独自の視点や調整力、マネジメントの力が培われている。
本シンポジウムでは、多様なフィールドで活動を継続する女性薬剤師の実践に着目し、変化をいかにキャリアの強みに変え、組織や地域を支える力へと発展させてきたかを明らかにしながら、組織や地域医療への継続的な貢献を可能にするマネジメントや支援の在り方について参加者と議論する。こうした議論を通じて、若手薬剤師が未来を描く手がかりを得るとともに、すべての薬剤師が地域とともに活躍するためのエンパワメントにつながる場とする。
本シンポジウムでは、多様なフィールドで活動を継続する女性薬剤師の実践に着目し、変化をいかにキャリアの強みに変え、組織や地域を支える力へと発展させてきたかを明らかにしながら、組織や地域医療への継続的な貢献を可能にするマネジメントや支援の在り方について参加者と議論する。こうした議論を通じて、若手薬剤師が未来を描く手がかりを得るとともに、すべての薬剤師が地域とともに活躍するためのエンパワメントにつながる場とする。
- オーガナイザー
- 小川 充恵八尾市立病院
- 別所 千枝JA広島厚生連尾道総合病院
- 座長
- 別所 千枝JA広島厚生連尾道総合病院
- 小川 充恵八尾市立病院
- 小池 眞菜美長野赤十字病院
- 三澤 貴美地方独立行政法人 長野県立病院機構 長野県立信州医療センター 薬剤部
- 柴田 ゆうか日本大学 薬学部
- 小原 道子帝京平成大学 薬学部 薬学科
- 筒井 由佳社会医療法人近森会 近森病院 薬剤部
ライフイベントと環境変化を越えて専門性をつなぐ ―しなやかなキャリアのあり方―
変化を力に変える―ライフイベントと臨床経験を通じて専門性を深める病院薬剤師のキャリア形成
迷いながら見つけた小さな納得解と紡ぐキャリア
しなやかに歩み、地域とともに育まれた薬剤師のキャリア―変化を力に変え、次世代へつなぐ―
変化の中で育まれた薬剤師キャリア ― 人と組織を育むマネジメントー
シンポジウム534
11月23日(月)8:45〜10:15 第9会場
核医学のいろは―これからの核医学療法に向けた出発点―
趣旨
本シンポジウムは、「核医学のいろは―これからの核医学療法に向けた出発点―」をテーマに、核医学に馴染みのない医療従事者を主な対象として企画した。核医学は、診断と治療を一体として捉える医療(セラノスティクス)として発展してきており、今後の医療薬学において極めて重要な役割を担う分野である。
まず大学教員が核医学の基礎を概説し、放射性医薬品を用いた診断および治療の基本的概念を整理する。次に大学病院薬剤師が、専門施設における核医学療法に対する薬剤師業務の役割や体制構築の現状と課題を提示する。続いて、市中病院薬剤師より、地域医療への展開を見据えた核医学導入時の体制整備や業務上の問題点を報告する。さらに、看護師の立場から、多職種連携の観点において薬剤師に求められる視点を提示し、総合討論では、将来を見据えた核医学療法における薬剤師の役割と責務について議論する。
まず大学教員が核医学の基礎を概説し、放射性医薬品を用いた診断および治療の基本的概念を整理する。次に大学病院薬剤師が、専門施設における核医学療法に対する薬剤師業務の役割や体制構築の現状と課題を提示する。続いて、市中病院薬剤師より、地域医療への展開を見据えた核医学導入時の体制整備や業務上の問題点を報告する。さらに、看護師の立場から、多職種連携の観点において薬剤師に求められる視点を提示し、総合討論では、将来を見据えた核医学療法における薬剤師の役割と責務について議論する。
- オーガナイザー
- 仲 定宏大阪大学医学部附属病院 薬剤部
- 眞継 賢一関西電力病院
- 座長
- 仲 定宏大阪大学医学部附属病院 薬剤部
- 黒岩 勇人関西電力病院 薬剤部
- 志水 陽一京都大学 医学部附属病院
- 仲 定宏大阪大学医学部附属病院 薬剤部
- 黒岩 勇人関西電力病院 薬剤部
- 服部 悦子関西電力 医学研究所
核医学診断・療法の基礎と展望
大学病院における核医学領域での薬剤師の役割
放射性リガンド療法と薬剤師の関わり ―市中病院薬剤師の立場から―
新規核医学治療導入における看護師の役割開発 ―PRRT導入経験から考える多職種連携と薬剤師への期待―
シンポジウム535
11月23日(月)8:45〜10:15 第11会場
薬学実務実習において大学と病院に求められる連携と教育について ~薬学教育が変われば、薬剤師が変わる~
趣旨
令和4年度に、新たに改訂された薬学教育モデル・コア・カリキュラムでは、医学・歯学・薬学において共通して求められる資質・能力が共通化し提起された。本内容を実践するために、大学における基礎教育と臨床現場での実務実習との連携が、より重要となっている。本シンポジウムでは、モデル・コア・カリキュラム作成にあたっての理念とカリキュラムをもとに各大学が掲げる教育ポリシーに加え医療現場から求められる薬剤師像を共有し、大学と臨床現場そして社会に求められる臨床教育とは何かについて議論したい。そのため、先進的な実務実習を展開する施設の取り組みを共有し、それらを題材に大学・病院・薬局が一体となって薬学教育の質を高める連携について協議する。薬学教育のさらなる変革が新たな薬剤師像のより一層の創出につながることを目指す場としたい。
- オーガナイザー
- 段林 正明京都桂病院 薬剤科
- 小佐野 博史帝京大学 薬学部
- 座長
- 段林 正明京都桂病院 薬剤科
- 小佐野 博史帝京大学 薬学部
- 平田 收正京都薬科大学
- 篠崎 浩司国際医療福祉大学 成田病院 成田薬学部
- 佐藤 史織大分市医師会立アルメイダ病院 薬剤部
- 辻井 聡容公立豊岡病院 薬剤部
- 吉田 美奈JCHO大阪病院 薬剤部
- 大津 史子名城大学薬学部
令和4年度改訂モデル・コア・カリキュラムにおいて求められる薬学教育の質保証~臨床実習が変われば、薬剤師が変わる~
チーム医療における薬剤師の専門性をいかに育むか-集中治療領域における臨床教育の実践-
講義・見学中心から症例検討を軸とした実習への転換~与えるから深めるへ~
大学の学びを現場で活かす「橋渡し」の実習 ~参加・体験型実習で育む学生の主体性~
医薬品情報管理室と大学教育を繋ぎ、未来の薬剤師を紡ぐ
社会から求められる臨床薬学教育を目指して 臨床現場に繋ぐ大学での臨床薬学教育
シンポジウム536
11月23日(月)8:45〜10:15 第13会場
薬剤師業務の可視化と医療安全の向上~トレーサビリティによる業務改善と将来展望~
趣旨
医薬品の取り違いを防ぎ、安全な医療を提供するため様々な取り組みが行われているが、2022年から医薬品への表示が義務化されたバーコードはその中核をなすものの一つである。バーコード照合を導入する施設は年々増加し、厚生労働省による公的な製品データベースの構築も始まろうとしている。バーコード利用のフェーズは単なる取り違いの防止から、蓄積データを活用した業務の可視化による安全と効率の向上へ移行しつつある。
バーコード照合によりトレーサビリティを確立し偽造品や欠品を防ぐことに加え、業務効率化やタスクシフトにつなげることが可能である。さらにデータログ解析により、薬剤師の導線や作業時間の改善に役立つ情報が得られることも分かってきた。本セッションでは、医薬品のバーコード照合によるデータを用いることで、薬剤師業務がどのように進むのか、その期待と可能性、課題などについて、国の政策や動向、海外の事例も参考に議論したい。
バーコード照合によりトレーサビリティを確立し偽造品や欠品を防ぐことに加え、業務効率化やタスクシフトにつなげることが可能である。さらにデータログ解析により、薬剤師の導線や作業時間の改善に役立つ情報が得られることも分かってきた。本セッションでは、医薬品のバーコード照合によるデータを用いることで、薬剤師業務がどのように進むのか、その期待と可能性、課題などについて、国の政策や動向、海外の事例も参考に議論したい。
- オーガナイザー
- 鵜飼 和宏日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院
- 吉田 直樹大阪大学医学部附属病院
- 座長
- 折井 孝男東京医療保健大学大学院
- 橋本 さつき金沢大学附属病院 薬剤部
- 宮﨑 翔吾厚生労働省 医薬局 医薬安全対策課
- 大塚 早貴社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院
- 鵜飼 和宏日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 薬剤部
- 植村 康一GS1 Japan
トレーサビリティ向上に向けた行政の取組と将来展望
GS1バーコード活用による調剤業務改革 ~タスクシフト・タスクシェアの実現~
バーコード照合ログを用いたピッキングエラーの解析
諸外国での医療用医薬品のバーコード表示とトレーサビリティの動向
シンポジウム537
11月23日(月)8:45〜10:15 第14会場
全国調査から読み解く周産期医療における病院薬剤師の現在地と未来 ― 病院薬剤師の関与実態と医療貢献 ―
趣旨
本邦では2040年に向けて医療需要の増大と人材・資源制約の顕在化が予測されており、将来世代の健康基盤形成に資する周産期医療の質向上は重要な課題である。日本病院薬剤師会は2008年より妊婦・授乳婦専門薬剤師制度を創設し、妊婦・授乳婦の薬物療法に高度な専門性を有する病院薬剤師を養成してきた。病院薬剤師は薬物療法のリスク・ベネフィット評価や医薬品情報提供を通じて、安全で安心な周産期医療を支えている。一方で、こうした専門薬剤師を含む病院薬剤師の関与実態や医療貢献は、全国的視点から十分に整理・可視化されてきたとは言い難い。本シンポジウムでは、全国規模で実施した調査結果を基に周産期医療における病院薬剤師の業務実態と医療貢献を明らかにする。さらに、医療現場での実践を医療薬学の視点から整理・可視化し、標準化につなげる意義を踏まえ、2040年問題を見据えた病院薬剤師の周産期医療における役割とその価値について展望する。
- オーガナイザー
- 畠山 史朗東北医科薬科大学 薬学部 病院薬剤学教室
- 小澤 秀介信州大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 畠山 史朗東北医科薬科大学 薬学部 病院薬剤学教室
- 小澤 秀介信州大学医学部附属病院 薬剤部
- 三木 陽介JA広島総合病院 薬剤部
- 岩佐 千尋千葉県済生会習志野病院 薬剤部
- 杉浦 あゆみ一宮市立市民病院
- 小澤 秀介信州大学医学部附属病院 薬剤部
- 赤阪 未来国立病院機構 岡山医療センター
妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師,妊婦・授乳婦専門薬剤師の普及実態―全国調査から見えた現状と展望―
病院薬剤師は周産期医療に何をもたらすか―スコーピングレビューによる医療貢献の体系的整理―
妊婦・授乳婦専門薬剤師および妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師の活動実態の定量的評価―全国調査から見えた医療貢献と課題―
病院薬剤師による妊婦・授乳婦支援の施設間格差に関与する促進要因と阻害要因―全国調査から見える施設格差の構造―
がん・生殖医療、生殖補助医療における病院薬剤師の関与実態―病院薬剤師業務の新たな展開―
シンポジウム538
11月23日(月)8:45〜10:15 第15会場
薬剤師による症例カンファレンスの実践 ― 臨床・教育・学術の目的に応じた設計と展開 ―
趣旨
薬剤師の臨床判断は個々の経験や知識に依存しやすく、その妥当性を組織として高める仕組みが求められている。2025年11月、日本医療薬学会より「薬物治療の質向上を目指す、薬剤師による症例検討会実践ガイドブック」が発刊され、薬剤師間の症例カンファレンスは、①臨床的目的、②教育的目的、③学術的目的の3つに整理された。本シンポジウムでは、同ガイドブックの整理を共通言語とし、実際に症例カンファレンスを継続的に実践し、ガイドブックでも紹介された施設を含む演者により、臨床・教育・学術という目的に応じた運営設計、実践上の工夫と課題、継続のための要点を共有する。さらに、亀田総合病院における日常的カンファレンスを対象とした探索的分析(JPHCS英文誌に投稿中)を紹介し、有用性および継続要因に関する学術的視点も提示する。参加者が自施設で症例カンファレンスを持続的に実装するための具体像と実践の要点を提示することを目的とする。
- オーガナイザー
- 北原 加奈之亀田総合病院 薬剤部
- 矢野 良一大阪医科薬科大学 薬学部
- 座長
- 北原 加奈之亀田総合病院 薬剤部
- 矢野 良一大阪医科薬科大学 薬学部
- 矢野 良一大阪医科薬科大学 薬学部
- 佐古 守人東住吉森本病院 薬剤部
- 前田 幹広聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 薬剤部
- 岡野 麻衣金沢大学附属病院 薬剤部
- 辻村 舜亀田総合病院
本邦における薬剤師による症例検討会の実態と症例検討会実践ガイドブックの位置づけ
中小病院における毎日・全日勤薬剤師参加型の臨床目的症例カンファレンスの実際と運営の工夫
症例カンファレンスによる臨床薬剤師教育~当院と米国レジデンシーの実践から~
認定・専門資格取得にむけた症例サマリの質向上に資する症例検討会の継続
薬剤師による症例カンファレンスの実践と継続要因の検討―亀田総合病院における探索的分析を踏まえて―
シンポジウム539
11月23日(月)8:45〜10:15 第16会場
災害医療の多様化に応える薬剤師のネットワーク ~災害派遣医療チームの相互理解と円滑な連携を目指して~
趣旨
近年、地震や豪雨などの大規模自然災害が頻発・激甚化し、災害医療には急性期の救命活動に加え、災害関連死を防ぐために慢性疾患管理、精神医療、感染対策などを含めた継続的かつ多面的な医療支援が求められている。薬剤師が参画するさまざまな災害医療チームには、それぞれの専門性を生かした活動と相互連携が期待されている。しかし、各チームの役割や活動内容、連携体制、さらには薬剤師が果たす役割については、必ずしも十分に理解されているとは言えない。
令和6年能登半島地震では、医薬品供給の停滞、慢性疾患患者への継続医療、精神科医療の維持、感染対策など多くの課題が顕在化し、病院、保険薬局、行政、薬剤師会など、所属や立場の異なる薬剤師が、それぞれの専門性を発揮しながら災害医療チームや地域医療機関と連携することの重要性が改めて示される結果となった。災害対応に求められるのは、一つの組織による支援ではなく、多職種・多機関・多チームが相互理解のもとで役割を補完し合うネットワークであり、その基盤となる連携体制の構築が不可欠である。
本シンポジウムでは、薬剤師会、NPO、DMAT、DPAT、DICTおよびDiaMATの立場から、令和6年能登半島地震や過去の大規模自然災害における経験を共有し、それぞれの活動内容、薬剤師に期待される役割、さらに他の災害医療チームや関係機関との連携について紹介する。加えて、災害時に機能する薬剤師 ネットワークを平時からどのように構築・発展させるべきかについて議論し、多様化する災害に対応できる連携の在り方を検討したい。
本シンポジウムが、災害医療に携わる薬剤師のみならず、病院、保険薬局、行政、教育・研究機関など幅広い立場の薬剤師にとって、自らの役割を再認識するとともに、将来の災害に備えた実践的なネットワーク形成と連携強化を考える契機となることを期待する。
令和6年能登半島地震では、医薬品供給の停滞、慢性疾患患者への継続医療、精神科医療の維持、感染対策など多くの課題が顕在化し、病院、保険薬局、行政、薬剤師会など、所属や立場の異なる薬剤師が、それぞれの専門性を発揮しながら災害医療チームや地域医療機関と連携することの重要性が改めて示される結果となった。災害対応に求められるのは、一つの組織による支援ではなく、多職種・多機関・多チームが相互理解のもとで役割を補完し合うネットワークであり、その基盤となる連携体制の構築が不可欠である。
本シンポジウムでは、薬剤師会、NPO、DMAT、DPAT、DICTおよびDiaMATの立場から、令和6年能登半島地震や過去の大規模自然災害における経験を共有し、それぞれの活動内容、薬剤師に期待される役割、さらに他の災害医療チームや関係機関との連携について紹介する。加えて、災害時に機能する薬剤師 ネットワークを平時からどのように構築・発展させるべきかについて議論し、多様化する災害に対応できる連携の在り方を検討したい。
本シンポジウムが、災害医療に携わる薬剤師のみならず、病院、保険薬局、行政、教育・研究機関など幅広い立場の薬剤師にとって、自らの役割を再認識するとともに、将来の災害に備えた実践的なネットワーク形成と連携強化を考える契機となることを期待する。
- オーガナイザー
- 岡田 守弘北陸大学 薬学部
- 柴田 隼人愛知医科大学災害医療研究センター
- 座長
- 岡田 守弘北陸大学 薬学部
- 柴田 隼人愛知医科大学 災害医療研究センター
- 柴田 隼人愛知医科大学 災害医療研究センター
- 藤江 直輝大阪府立病院機構 大阪精神医療センター 薬局
- 高山 和郎東京大学医学部附属病院薬剤部
- 林 秀樹岐阜薬科大学 地域医療実践薬学研究室
- 渡邉 暁洋国立健康危機管理研究機構 DMAT事務局
- 岡田 守弘北陸大学 薬学部 薬学科
DMATの立場から ~薬剤師に知ってほしいDMATの活動と連携のポイント~
DPATの立場から ~災害時における精神科医療とメンタルヘルスケアにおける薬剤師の役割~
DICTの立場から ―役割理解と災害医療チームとの連携―
県薬剤師会の立場から ~大規模災害における県境を越えた継続的薬事支援体制の構築~
DMAT・国際緊急援助隊を経験して見えたNPO災害支援の価値と可能性 ~ピースウィンズ・ジャパンの活動から~
DiaMATの立場から ~災害時糖尿病医療支援における活動と薬剤師との協働~
シンポジウム540
11月23日(月)10:30〜12:00 第2会場
精神科薬物療法における医療安全 ― リスク構造の解明と薬剤師の臨床意思決定
趣旨
精神科薬物療法は、転倒、せん妄、過鎮静など多面的な医療安全リスクを内包し、その発現は薬剤特性のみならず、患者背景、併用薬、身体機能、認知機能などが重層的に関与する複合的構造を有している。また、興奮や行動障害への薬物介入は身体拘束やいわゆるドラッグロックとの関連が指摘され、適正使用には臨床判断と倫理的配慮の両立が求められる。しかし、これらの課題は個別に論じられることが多く、精神科薬物療法における医療安全を横断的に検討する機会は十分とはいえない。本シンポジウムでは、疫学研究、医療データ、臨床エビデンスを基盤に、精神科薬物療法に潜むリスク構造を体系的に整理し、薬剤師が担うべき評価・介入・判断の視点を再構築する。多職種連携の中で薬剤師の専門性を可視化し、医療安全の質向上へ実装可能な形で結びつけることを目指す。
- オーガナイザー
- 島ノ江 千里佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 江角 悟神戸学院大学 薬学部
- 座長
- 島ノ江 千里佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 江角 悟神戸学院大学 薬学部
- 小林 聖子千歳篠田病院 薬局
- 祖川 倫太郎佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 大野 能之東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 進 健司飯塚病院 薬剤部
精神科薬物療法における転倒リスクと薬剤師の判断基準:エビデンスと実臨床の乖離を埋める視点
薬剤から考えるせん妄リスクと医療安全
精神科薬物療法と相互作用が引き起こす安全上の課題
ドラッグロックの回避に向けた薬剤師主導の介入と薬物療法マネジメントの展望
シンポジウム541
11月23日(月)10:30〜12:00 第3会場
薬剤師を取り巻く社会課題への挑戦 ~人材の確保と教育、ムダの削減と効率化、地域コミュニティづくり~
趣旨
生産年齢人口の減少と高齢者人口の増加により、医療・介護現場の人手不足と社会保障費の増大が引き起こされている。高齢者人口がピークに達する2040年においては、社会保障制度の継続そのものが危ぶまれている。このような社会課題が薬剤師の業務内容や働き方に大きな影響を及ぼすことは必至であり、現時点においても薬剤師は多くの課題と直面している。本シンポジウムでは、地方病院における薬剤師確保の取り組み、他施設との連携および他職種との合同による薬剤師教育、robotic process automationの活用による業務の効率化、医薬品廃棄金額の最小化に向けた取り組み、自治体と薬局の包括連携協定に基づく地域コミュニティづくりの内容について、各シンポジストから独自の活動を提示する。多角的な視点から、薬剤師を取り巻く社会課題への取り組みについて議論を深め、これからの薬剤師業務の展開を考察する。
- オーガナイザー
- 植木 哲也産業医科大学病院 薬剤部
- 政氏 藤玄金沢医科大学病院 薬剤部
- 座長
- 植木 哲也産業医科大学病院 薬剤部
- 政氏 藤玄金沢医科大学病院 薬剤部
- 大屋 正宏珠洲市総合病院
- 高津 宏典社会医療法人財団白十字会 白十字病院
- 景山 修介島根県立中央病院 薬剤局
- 植木 哲也産業医科大学病院 薬剤部
- 高橋 俊輔株式会社サンキュードラッグ
震災後、過疎が一段と進んだ地方病院の現状報告~人材確保と働き方~
激動の時代を乗り越える薬剤師の育成を目指して ~ある民間病院の試行錯誤の取り組み~
2040年問題に挑む薬剤業務変革-薬剤業務DXによる持続可能な業務再設計-
医薬品廃棄金額を最小化するための取り組みとその成果
高齢化した地域のコミュニティづくり
シンポジウム542
11月23日(月)10:30〜12:00 第6会場
改めて考える医療薬学専門薬剤師の社会的役割 ―臨床の知識・経験・技能のリサイクルと社会への還元ー
趣旨
医療薬学専門薬剤師は主に薬剤師資格を有する大学教員を資格取得の対象者と想定し「医療薬学に関する高い水準の知識・技能を備え、自らの臨床経験に基づいた教育・研究活動を実践でき、かつ社会から信頼される薬剤師を養成し、国民の保健・医療・福祉に寄与すること」を目的としている。
しかし、他の領域の専門薬剤師と比較して、認定後の資格が薬学教育、薬剤師教育をはじめ、地域・国民の福祉・健康の向上にどの様に活かされているのか、不明瞭な点が多い。
そこで、本シンポジウムでは「大学教員が本制度により医療薬学専門薬剤師認定に挑む意義、また、取得後の活用事例」、「薬学教育・研究や地域社会」、延いては「国民への貢献事例」を紹介し、そのブランド力や強みを明らかにする。また、「教員の臨床実績の積み方」、「中小病院に勤務する薬剤師の研究遂行上の問題点」などの課題についても議論し、専門薬剤師取得へのモチベーション向上を図る。
しかし、他の領域の専門薬剤師と比較して、認定後の資格が薬学教育、薬剤師教育をはじめ、地域・国民の福祉・健康の向上にどの様に活かされているのか、不明瞭な点が多い。
そこで、本シンポジウムでは「大学教員が本制度により医療薬学専門薬剤師認定に挑む意義、また、取得後の活用事例」、「薬学教育・研究や地域社会」、延いては「国民への貢献事例」を紹介し、そのブランド力や強みを明らかにする。また、「教員の臨床実績の積み方」、「中小病院に勤務する薬剤師の研究遂行上の問題点」などの課題についても議論し、専門薬剤師取得へのモチベーション向上を図る。
- オーガナイザー
- 花輪 剛久東京理科大学 薬学部
- 舘 知也名古屋市立大学 大学院 薬学研究科
- 座長
- 舘 知也名古屋市立大学 大学院 薬学研究科
- 花輪 剛久東京理科大学 薬学部
- 金井 紀仁(TMG)医療法人東光会 戸田中央総合病院 薬剤科
- 稲垣 孝行名城大学 薬学部 臨床薬学教育・研究推進センター 実践薬学1
- 舘 知也日本医療薬学会 医療薬学専門薬剤師認定委員会
一般病院の医療薬学専門薬剤師が実践した臨床の知識-技能-教育-研究のサイクルマネジメント
大学教員としてClinical Questionを循環させる―HIV薬剤師外来・ICUから研究・教育を経て次の臨床へ―
社会で認められる医療薬学専門薬剤師とは -認定審査で求められること-
シンポジウム543
11月23日(月)10:30〜12:00 第7会場
実例から学び理論で深める薬剤師のモチベーション-若手から管理職までそれぞれの立場で考える-
趣旨
「薬剤師のやりがいは何か」、「どんなときに困難を感じ、どう乗り越えるのか」…これらの問いについて考えることは、薬剤師一人ひとりがモチベーションを維持して仕事を続けていくうえで不可欠である。来たる2040年には生産年齢人口の減少から人材獲得がより困難になり、人材育成や個々のパフォーマンス向上の重要性は増すと思われる。そのような背景から、今ここで「モチベーションの維持」と「レジリエンスの強化」を改めて見つめ直すことが必要だと考える。さらに、その内容は薬剤師の年次や役割などによって多様である。本シンポジウムは若手から管理職まで、役割の異なる薬剤師からテーマに即した実例を共有した後に、モチベーションやレジリエンスに関する理論の切り口から振り返る構成とした。実例と理論の橋渡しができたうえで総合討論を行うことで、すべての薬剤師にとってすぐに実践できる具体的なアクションプランを見出せる場としたい。
- オーガナイザー
- 武田 千春医療法人社団 東光会 TMGあさか医療センター 薬剤部
- 長谷川 裕矢社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院 薬剤部
- 座長
- 武田 千春医療法人社団 東光会 TMGあさか医療センター 薬剤部
- 長谷川 裕矢社会医療法人 蘇西厚生会 松波総合病院 薬剤部
- 布田 健吾医療法人社団東光会 TMGあさか医療センター 薬剤部
- 花房 喜子いわき市医療センター 薬局
- 長谷川 裕矢社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院 薬剤部
- 高橋 一栄大阪府済生会野江病院 薬剤科
- 田口 恵実株式会社pharmake
育成を担う立場となり価値観が変化した、がん領域に携わる主任薬剤師のモチベーションとレジリエンス―個人の挑戦を組織の成長へ
前向きな声かけでチームのモチベーションアップ!病院収益もアップ!~病棟チームマネージャーの立場から~
プレイングマネージャーのモチベーションとレジリエンス -特有の大変さの中でいかにやりがいを見出すか-
薬剤部長が仲間を誇りに思うということ ~ともに成長する「共育」型組織を目指して~
経験を成長につなげる仕組み ―経験学習から考えるモチベーションとレジリエンス―
シンポジウム544
11月23日(月)10:30〜12:00 第8会場
“積み重ね”を“進化”へ ~これまでのキャリアが導く次の10年~
趣旨
本シンポジウムでは、「“積み重ね”を“進化”へ ~これまでのキャリアが導く次の10年~」をテーマに、これまで築いてきた専門性やジェネラリストとしての力、マネジメント力を振り返りながら、これからの10年を展望します。病院・保険薬局・大学・地域・スポーツ分野など多様な立場の薬剤師が、それぞれの実践を通じてキャリア形成や人材育成、組織づくりの可能性を提示します。固定概念にとらわれず、中堅薬剤師のステップアップやモチベーションの高め方、新たな活躍の場を探ることで、薬剤師の未来像をともに描く機会とします。
シンポジストは30~40代の病院薬剤師2名、薬局薬剤師2名の計4名。それぞれが実践してきた特色ある取り組み、さらに組織の中でどの様な役割を担い、成果を生み出してきたのかという視点も交え議論を深めます。個々の挑戦だけでなく、組織内でのマネジメント、次世代育成への関わりなども踏まえたディスカッションを展開します。
シンポジストは30~40代の病院薬剤師2名、薬局薬剤師2名の計4名。それぞれが実践してきた特色ある取り組み、さらに組織の中でどの様な役割を担い、成果を生み出してきたのかという視点も交え議論を深めます。個々の挑戦だけでなく、組織内でのマネジメント、次世代育成への関わりなども踏まえたディスカッションを展開します。
- オーガナイザー
- 小林 潤株式会社クオシア こもろ薬局
- 伊藤 隆哉社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院
- 座長
- 小林 潤株式会社クオシア こもろ薬局
- 伊藤 隆哉社会医療法人財団慈泉会 相澤病院
- 伊勢崎 竜也亀田総合病院 薬剤部
- 三井 敦株式会社ふぁるめど 岡田薬局
- 朝倉 充俊信州大学医学部附属病院
- 吉田 哲朗株式会社WACTORY よしだ薬局西陣店
「考える」文化が「育つ」組織を創る~薬剤師キャリアの進化論~
地域課題を起点に進化する薬局づくり―事業承継から地域インフラを目指した実践―
大学病院における薬剤師のキャリア形成と組織的なキャリア支援
「薬剤師×スポーツ」で拓く次の10年 ―地域薬局から広げる多職種連携とキャリアの進化―
シンポジウム545
11月23日(月)10:30〜12:00 第9会場
放射性リガンド療法を放射性抗がん薬としてどう扱うか― 薬剤師が今知るべき適正使用・品質管理・患者対応 ―
趣旨
放射性リガンド療法(RLT)は、核医学診断薬と治療薬が連続する“theranostics”として発展し、177Lu-PSMA や177Lu-DOTATATEなどの放射性抗がん薬が実臨床で使用される時代を迎えている。今後も多くの新規RLT薬剤が臨床試験段階にあり、適正使用・品質管理・患者対応における薬剤師の関与は一層重要となる。従来の核医学診断薬は診療放射線技師が中心に扱われてきた歴史があり、治療用放射性医薬品の臨床実装により、医療薬学的視点での管理体制の再構築が求められている。本シンポジウムでは、RLTを「放射性抗がん薬」として捉え、基礎原理、製剤標識・品質管理(QC)、臨床現場での運用および患者対応を一体として整理することで、病院薬剤師を中心に、教育・研究・地域薬局を含む幅広い薬剤師がRLT時代に備えるための実践的知識と視点を提供することを目的とする。
- オーガナイザー
- 加納 大輔国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 八島 秀明群馬大学大学院医学系研究科 臨床薬理学講座
- 座長
- 加納 大輔国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 八島 秀明群馬大学大学院医学系研究科 臨床薬理学講座
- 間賀田 泰寛浜松医科大学 光医学総合研究所
- 志水 陽一京都大学 医学部附属病院
- 鈴木 秀隆国立がん研究センター東病院 薬剤部
- 伊藤 公輝国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
治療用放射性医薬品の基礎知識-安全・有効に用いるために-
RLTを支えるチーム医療における薬剤師の役割と今後への期待
放射性抗がん薬としてのRLTに薬剤師はどう関わるか ―核医学認定薬剤師の実践と課題―
核医学専門医の立場から見た放射性医薬品専任薬剤師の必要性と今後の課題
シンポジウム546
11月23日(月)10:30〜12:00 第11会場
薬学実務実習から薬剤師臨床研修へ ― 学生から薬剤師への移行期教育をどうつなぐか ―
趣旨
薬剤師に求められる役割は、地域包括ケアの進展や薬物療法の高度化を背景に変化しており、近年は医療安全を確保しつつ適切に判断・介入できる臨床能力の重要性が強調されている。これに伴い、教育制度も臨床実践を重視する方向へ見直されてきた。文部科学省が示す薬学教育モデル・コア・カリキュラムでは、薬剤師として求められる基本的な資質・能力が明確化され、学部教育においても臨床を意識した教育が求められている。一方、厚生労働省が示す薬剤師臨床研修は、免許取得後の基盤形成期における臨床能力の養成を目的としている。しかし、両者は所管が異なる制度として整備されており、実務実習から卒後初期にかけての移行期における到達目標や評価の接続は、現場に委ねられている。本シンポジウムでは、この移行期教育に着目し、大学、病院、研修関係者および当事者の立場から、現場で実装可能な橋渡しの在り方や移行期の研修モデルについて議論する。
- オーガナイザー
- 橋本 幸輝公益財団法人がん研究会有明病院 薬剤部
- 座長
- 中村 智徳慶應義塾大学 薬学部
- 橋本 幸輝公益財団法人がん研究会有明病院 薬剤部
- 中村 智徳慶應義塾大学 薬学部
- 大木 稔也IMSグループ イムス三芳総合病院 薬剤部
- 川上 貴裕金沢大学附属病院 薬剤部
- 鈴木 慶介公益社団法人地域医療振興協会 台東区立台東病院・老人保健施設千束
- 木村 俊哉公益財団法人がん研究会有明病院 薬剤部
薬学実務実習から卒後臨床研修へつなぐ薬学教育の課題
薬剤師臨床研修ガイドラインの実装ー中小病院の実践例から考える、応用可能な研修のエッセンス―
地域病院と連携した卒後臨床研修による薬剤師育成モデル
多様な医療ステージを活用した施設連携型薬剤師卒後研修の実践
卒後臨床研修を経験した若手薬剤師からの提言 ―主体的な学びを育む移行期教育の実現に向けて―
シンポジウム547
11月23日(月)10:30〜12:00 第13会場
2040年の患者安全を創出する医療薬学研究-臨床現場から社会実装へ-
趣旨
本年会は厚生労働省の「医療安全推進週間」に開催される。超高齢社会がピークを迎える2040年に向け、患者安全・医療安全をいかに高めていくかは医療の根幹に関わる重要な課題である。1999年に米国で発表された『To Err is Human』を契機に患者安全の概念は世界的に広がり、日本でも2000年以降、医療事故防止体制の整備が進んできた。今後、患者安全をさらに高めていくためには薬剤師が日常診療で直面する課題を医療薬学研究として可視化し、実装可能な形で共有・標準化していくことが重要である。本シンポジウムでは、国内の患者安全に関するエビデンスの現状や薬剤関連有害事象の予防、ポリファーマシー対策、患者との対話と支援を題材に、臨床現場から生まれる研究とエビデンス創出の可能性を探るとともに社会実装への道筋を医療薬学の視点から議論する。
- オーガナイザー
- 板井 進悟金沢大学附属病院 薬剤部/医療安全管理部
- 座長
- 板井 進悟金沢大学附属病院 薬剤部/医療安全管理部
- 舟越 亮寛亀田総合病院 薬剤部
- 田中 和美群馬大学 大学院医学系研究科 医療の質・安全学
- 武藤 浩司新潟市民病院 薬剤部
- 梶田 貴司公益財団法人 天理よろづ相談所病院 医療安全管理室
- 野村 洋介和歌山県立医科大学医学薬学総合研究科
医療の担い手として-患者安全のために薬剤師ができること-
ポリファーマシー対策による患者安全の創出と継承―病院・薬局による医療安全と地域連携―
院内データを活用した薬剤関連リスクの可視化と患者安全への実装―B型肝炎再活性化対策を題材に―
補完代替療法を利用するがん患者の安全をどう支えるか―薬局薬剤師による対話と支援のあり方を考える―
シンポジウム548
11月23日(月)10:30〜12:00 第14会場
妊婦授乳婦専門薬剤師~その力とさらなる貢献への期待~
趣旨
日本病院薬剤師会による妊婦・授乳婦専門薬剤師制度の発足から約20年が経過した。今回は、まず専門薬剤師が実践する質の高いカウンセリングの実際とともに、その根拠となる情報の収集・評価、エビデンスの創出、さらには添付文書改訂に至る一連のプロセスを紹介する。あわせて、授乳と薬に関する情報提供システムを例に、専門薬剤師が行う新たな情報発信の取り組みを解説する。また、薬剤師と共に相談外来を行う新生児科医師の視点から、本邦における妊娠・授乳と薬を巡る課題と、チーム医療における専門薬剤師の役割と期待について発表する。さらに、サリドマイドの被害にあわれ、その教訓を次世代に繋ぎ、管理プログラムに携わる立場から、薬害防止の重要性と専門薬剤師への期待を発表する。総合討論では、これまでの歩みを振り返り、専門薬剤師が今なし得ること、そして今後果たすべき役割と発展の可能性について考察する機会とする。
- オーガナイザー
- 西村 あや子北海道大学病院 薬剤部
- 中島 研横浜南共済病院 薬剤科
- 座長
- 香西 祥子岡山大学病院 薬剤部
- 松岡 順子日本医科大学武蔵小杉病院 薬剤部
- 西村 あや子北海道大学病院 薬剤部
- 中島 研横浜南共済病院 薬剤科
- 香西 祥子岡山大学病院 薬剤部
- 伊藤 直樹帝京大学 医学部附属病院 小児科
- 佐藤 嗣道東京理科大学 薬学部 薬学科
専門薬剤師が実践する質の高いカウンセリングの実際
妊娠・授乳と薬に関する情報の評価と新たなエビデンスの創出
専門薬剤師が行う新たな情報発信の取り組み~授乳と薬に関する情報提供システムを用いた情報発信~
薬剤師と医師で行うShared Decision Makingと対話力
妊婦授乳婦専門薬剤師への期待:母子の被害防止の観点から
シンポジウム549
11月23日(月)10:30〜12:00 第15会場
学校教育と医療をつなぐヘルスリテラシー ~ がん教育・薬物乱用防止教育とAYA支援に関わる薬剤師の役割~
趣旨
学校現場での健康教育は、将来の疾病予防や適切な医療行動につながるヘルスリテラシーを育む重要な機会である。近年、学校教育において「がん教育」が必修化される中、薬剤師はこれまで担ってきた薬物乱用防止教育の経験を活かし、より包括的な健康教育の担い手としての役割が期待されている。一方、15歳から39歳のAYA世代は、学業・就労など人生の転換期にあり、がん罹患時には治療のみならず心理的・社会的課題を含む多面的な支援が求められ、医療現場において薬剤師は、薬物療法支援に加え、生活背景や将来を見据えた継続的支援に関わる重要な役割を担う。本シンポジウムでは、学校現場での予防教育と医療現場におけるAYA世代支援を連続した視点で捉え、教育と医療をつなぐ薬剤師の役割について議論する。若者のヘルスリテラシー向上に向けた実践を共有し、今後の可能性を展望する。
- オーガナイザー
- 伊藤 剛貴草加市立病院
- 川田 亮羽生総合病院 薬剤科
- 座長
- 中山 季昭埼玉県立がんセンター 薬剤部
- 川田 亮羽生総合病院 薬剤科
- 川田 亮羽生総合病院 薬剤科
- 濱里 大吉株式会社オオノ プラザ薬局
- 芝崎 由美子さいたま市民医療センター 薬剤科
- 小室 雅人国立健康危機管理研究機構 医療情報基盤センター
- 田口 真穂横浜薬科大学 薬学部
「ダメ、絶対。」はα世代に響くのか? ~オーバードーズ時代に薬学的リテラシーで挑む薬物乱用防止教室~
学校教育と医療をつなぐ学校薬剤師の役割 ― 子どもたちに伝えたい「命の大切さ」―
がん教育を医療に活かす-がん教育を「点」から「線」、そして「面」へつなぐ薬剤師の役割―
AYA世代がん患者の“相談できる力”を支える薬剤師の役割 ― 医療現場からみたヘルスリテラシー支援 ―
臨床薬剤師が知っておくべき学校教育のピットホール ―「伝える」から「伝わる」健康教育へ―
シンポジウム550
11月23日(月)10:30〜12:00 第16会場
次世代の災害対応を考える~医療薬学と社会システム科学の融合/災害対応を科学する~
趣旨
データサイエンスに基づく動きが災害時の支援受援対応においても始まった。国が進めているD24Hにて災害時の各種データの集約によりライフラインおよびインフラの現状が経時的に可視化され、国や保健医療福祉調整本部で災害状況が把握でき医療等の資源投入が可能となった。しかしながら、病院薬剤部門と保険薬局における統一的システムは未完であったが、今回、医療と社会システム科学が融合、D24Hの新規連携システムとしてD24H for Pharmacistが構築された。これによって、災害時における薬剤部や保険薬局の被害状況および支援の必要性の情報が共有できるようになった。当シンポジウムでは、薬剤師の災害対応について演者より①医療薬学の視点、②社会システム科学の視点、③新規連携システムの実証訓練の視点、④新規連携システムの将来構想、の講演後、参加者と医療薬学とシステム科学を融合した災害対応の可能性について協議を重ねたい。
- オーガナイザー
- 小林 政彦日本赤十字社 大阪赤十字病院 薬剤部
- 高山 和郎東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 眞野 成康東北大学病院 薬剤部
- 森戸 敏志石川県済生会金沢病院 薬剤部
- 中出 順也金沢大学附属病院 薬剤部
- 市川 学芝浦工業大学 システム理工学部
- 竹上 学近畿大学病院 薬剤部
- 高山 和郎東京大学医学部附属病院 薬剤部
情報を支援へ変換する災害薬事コーディネート ―令和6年能登半島地震の経験と展望―
災害時の情報収集と分析および意思決定に繋げるためのシステム作り
大阪府病院薬剤師会におけるD24H for Pharmacist実証訓練について
災害薬事情報システムの将来構想
シンポジウム551
11月23日(月)14:00〜15:30 第2会場
精神科医がいない現場でこそ、薬剤師は何を担うのか―施設差と教育の視点から
趣旨
精神科医療を取り巻く提供体制は多様化しており、精神科医が常勤する施設と、非常勤あるいは不在の施設とでは、薬物療法の実践や専門的判断の在り方が大きく異なる。こうした施設差の中で、薬剤師は精神科医と協働しながら臨床および研究に関与する役割を担う一方、精神科医不在の現場では、コンサルテーションや治療支援を通じて実質的に精神科医療を支える役割が求められている。また近年、大学病院から地域医療機関へ派遣される薬剤師が、施設間の知識や実践をつなぐ存在として重要性を増している。本シンポジウムでは、精神科医の配置差という構造的要因に着目し、多様な現場における薬剤師の関与を整理・類型化するとともに、現行の教育体制との接点や課題を明らかにする。臨床実践と教育の双方を視野に入れ、精神科領域における薬剤師の専門性の位置づけを学術的に再考し、今後の人材育成と実践の方向性を展望することを目的とする。
- オーガナイザー
- 伊東 弘樹大分大学医学部附属病院 薬剤部
- 祖川 倫太郎佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 伊東 弘樹大分大学医学部附属病院 薬剤部
- 祖川 倫太郎佐賀大学医学部附属病院 薬剤部
- 井上 真一郎新見公立大学 健康科学部 看護学科
- 波多野 正和藤田医科大学 医学部 薬物治療情報学
- 鴇崎 道則医療法人横浜博萌会 西横浜国際総合病院 診療技術部薬剤科
- 五十嵐 保陽福岡大学病院 医療安全管理部/薬剤部
- 江角 悟神戸学院大学 薬学部
精神科医の配置差からみた精神科医療の質と薬剤師への期待
精神科医と協働する現場における薬剤師の役割:臨床実践から研究へ
精神科医不在の中小身体科病院で薬剤師は何を担っているのか:精神科薬剤師の実践と役割
大学病院から精神科病院への出向経験から考える施設横断型薬剤師の役割 ―薬剤業務向上加算を通して―
精神科医療を担える薬剤師をどう育てるか
シンポジウム552
11月23日(月)14:00〜15:30 第3会場
「処方箋」から「社会的処方」へのパラダイムシフト:SDOHの視点で多職種協働による病院薬剤師の役割再定義
趣旨
年会のテーマが示す通り、2040年に向けた人口構造の変化や社会保障制度の逼迫、社会関係資本の希薄化といった複合的な社会課題に対し、従来の病院完結型医療は限界を迎えている。特に医療資源が乏しい地域において再入院や重症化を防ぐには、単なる薬学的介入のみならず、独居や老老介護といった「SDOH(健康の社会的決定要因)」を見据えたアプローチである社会的処方が不可欠である。
しかし、多くの病院薬剤師は病棟という「点」の業務に留まり、退院後の生活背景としての「面」への視点が不足しがちである。本企画では、ケアマネジャーが直面する在宅の実態、能登・恵寿総合病院の多職種統合モデル、及び先進的な病院薬剤師の実践例を共有したい。
「処方箋」から社会的処方という概念へとパラダイムシフトを図り、シームレスな移行支援に如何につなげるかを皆で議論したい。この議論が、次世代の病院薬剤師の役割再定義と意識改革の場となれば幸いである。
しかし、多くの病院薬剤師は病棟という「点」の業務に留まり、退院後の生活背景としての「面」への視点が不足しがちである。本企画では、ケアマネジャーが直面する在宅の実態、能登・恵寿総合病院の多職種統合モデル、及び先進的な病院薬剤師の実践例を共有したい。
「処方箋」から社会的処方という概念へとパラダイムシフトを図り、シームレスな移行支援に如何につなげるかを皆で議論したい。この議論が、次世代の病院薬剤師の役割再定義と意識改革の場となれば幸いである。
- オーガナイザー
- 守内 匡公立学校共済組合北陸中央病院 薬剤科
- 石川 和宏北陸大学 薬学部
- 座長
- 守内 匡公立学校共済組合北陸中央病院 薬剤科
- 石川 和宏北陸大学 薬学部
- 守内 匡公立学校共済組合北陸中央病院
- 豊田 直之JA広島総合病院
- 長浜 恭史公益財団法人 西熊谷病院
- 神野 正博社会医療法人財団董仙会 恵寿総合病院
病棟の「点」から生活の「面」へ:多職種協働によるシームレスな移行支援と病院薬剤師の意識改革)
病院薬剤師が介入する在宅薬物療法~患者・家族のヘルスリテラシーに着目した在宅復帰後の生活の中での薬物療法への介入~
生活と治療をシームレスにつなぐ病院薬剤師の患者支援~訪問業務の経験から得た視点~
病院完結型医療から地域包括エコシステムへ― 社会的処方時代の薬剤師への期待 ―
シンポジウム553
11月23日(月)14:00〜15:30 第4会場
免疫細胞療法(Cellular Therapy、CAR-T細胞療法・二重特異性抗体: BsAb)を正しく恐れて、強くなろう!
趣旨
2019年より血液がん領域で実施されている免疫細胞療法(CT)は、特有な副作用であるサイトカイン放出症候群や神経毒性のリスクを伴う。これらの副作用に迅速かつ的確な対応をするために、薬剤師には豊富な知識と高度な技術が求められている。近年、肺がん領域においてもBsAbが使用可能となり、血液がん領域で培われた経験や知見が、BsAb治療における副作用マネジメントの参考となる場面が増えている。一方で、血液がんの患者を治療する機会が少ない施設では、こうした知見の共有が十分に行われていないのが現状である。本シンポジウムでは、大病院や中小病院における血液がんのCTに対する薬剤師の取り組みを紹介し、2040年問題を目前に控え、薬剤師が限られた医療リソースの中で、今後更なる発展が期待されるCTで効率的かつその効果を最大化しつつ、安全な薬物療法を支える基盤への関わり方について、聴講者とともに考える場を提供したい。
- オーガナイザー
- 粂 哲雄静岡県立静岡がんセンター 薬剤部
- 座長
- 内田 まやこ九州大学病院 薬剤部
- 粂 哲雄静岡県立静岡がんセンター 薬剤部
- 粂 哲雄静岡県立静岡がんセンター 薬剤部
- 山下 花南恵神戸市立医療センター中央市民病院
- 助畑 歩社会医療法人北楡会 札幌北楡病院 薬剤部
- 松本 千明日本赤十字社医療センター
米国での免疫細胞療法に関わる薬剤師の役割~Tandem Meetings参加からみえてきたもの~
CAR-T治療を支えるための薬剤師の役割― 早期介入を軸にした治療導入からフォローアップまでのリスクマネジメント ―
悪性リンパ腫におけるBsAb治療を多職種で支える~リソースに制限のある中小規模病院が取り組むプロトコルの構築と実践~
多職種で挑む多発性骨髄腫治療~二重特異性抗体治療のリスクマネジメント~
シンポジウム554
11月23日(月)14:00〜15:30 第6会場
プレアボイド報告を基盤とした患者アウトカム改善と薬剤師職能の可視化
趣旨
プレアボイド報告は、薬学的患者ケアの質と量を可視化し、患者アウトカムとの関連を検討する重要な基盤である。本シンポジウムでは、プレアボイド報告の分析・評価と地域・医療機関での先進的な取り組みの共有を通じ、報告の質向上と薬剤師の介入プロセス最適化に向けた方策を考える。まず、重篤副作用疾患別対応マニュアルの普及・啓発事業で重点化された副作用事例を抽出して解析する。次に、様式3「薬物治療効果の向上」報告について分析し、薬学的患者ケアの質向上に資するポイントを探索する。さらに、積極的な報告体制の取り組みとして、県病薬として査読を取り入れた収集体制の取り組み、県薬剤師会による収集事業及びOTC薬販売時の薬学的介入事例の解析結果を紹介し、すべての薬剤師が共有し得るプレアボイド報告の職能基盤に対して様々な視点から学術的な検討を加え、2040年の社会課題の解決に資する医療薬学の実践モデルの方向性を提示する。
- オーガナイザー
- 横山 威一郎千葉大学医学部附属病院 薬剤部
- 山口 諒東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 山口 諒東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 後藤 伸之名城大学薬学部 医薬品情報室
- 横山 威一郎千葉大学 医学部附属病院
- 小倉 敬史公益財団法人日産厚生会玉川病院
- 熊倉 裕昌AMG 上尾中央総合病院 薬剤部
- 深水 知英一般社団法人鹿児島県病院薬剤師会 医薬品情報・プレアボイド委員会
- 田坂 祐一岡山県薬剤師会 安全管理特別委員会
プレアボイド報告収集重点課題「薬剤性の高血糖および低血糖」報告事例の解析
プレアボイド様式3「薬物治療効果の向上」の報告内容と評価の分析
当院におけるプレアボイドオンライン報告の取り組み-持続可能な報告体制の構築-
鹿児島県病院薬剤師会におけるプレアボイド報告収集活動の取り組み
薬局プレアボイドの解析からみえる薬局薬剤師による薬物療法への関与とセルフメディケーション支援への展開
シンポジウム555
11月23日(月)14:00〜15:30 第7会場
国際学会で活躍する薬剤師のキャリアデザイン ~キャリア初期からの戦略とチャンスをつかむ力~
趣旨
国際学会で活躍する薬剤師は、かつて特別な存在と捉えられがちであった。しかし現在、がん支持療法領域を中心に、日本の薬剤師が研究、教育、国際ガイドライン策定に参画する機会は着実に広がっている。国際的に活用されるエビデンスを創出・発信し、共同研究やガイドライン更新へと展開していく道は、限られた人だけのものではない。本シンポジウムの演者はいずれも、日々の臨床を出発点として学術活動へ歩みを進めてきた薬剤師である。国際的に活躍する薬剤師もまた、日々の臨床を出発点として歩みを進めてきた存在である。 その軌跡は、立場や経験を問わず誰もがキャリアを広げ得ることを示している。本企画では、臨床から研究、国際学会、共同研究、国際ガイドラインへと至る多様なキャリアを紹介し、国際活動を志す際の視点を共有する。キャリアの次の一歩を考える方のみならず、専門性の深化を図る方にとっても一助となれば幸いである。
- オーガナイザー
- 飯村 洋平東京大学医科学研究所附属病院
- 飯原 大稔岐阜大学医学部附属病院
- 座長
- 飯村 洋平東京大学医科学研究所附属病院
- 飯原 大稔岐阜大学医学部附属病院
- 北洞 美佳岐阜大学医学部附属病院
- 横溝 綾子京都大学医学部附属病院 次世代医療・iPS細胞治療研究センター
- 吉田 謙介東京薬科大学 医薬品安全管理学教室
- 飯村 洋平東京大学医科学研究所附属病院 薬剤部
- 飯原 大稔岐阜大学医学部附属病院
国際シンポジウム演者として招かれるまでのリアルストーリー ~臨床現場の実践を国際発信につなげる~
臨床薬剤師として歩んできた道の先に~企業・共同研究からMASCC発表へつながる気づきとチャンス~
初めての国際学会が切り拓いたフランスとの国際共同研究-学会参加をキャリアの転機に変える-
ガイドライン更新に関わる薬剤師の役割 ~エビデンス創出から国際的な標準へ~
MASCC Study Group Chairが語る薬剤師の国際キャリア ~臨床・研究・国際活動をつなぐ第一歩~
シンポジウム556
11月23日(月)14:00〜15:30 第8会場
薬剤管理サマリーのネクストステージ~病院間・施設間連携における評価と実践~
趣旨
2026年度の診療報酬改定において、薬剤管理サマリーは病院から薬局への情報提供にとどまらず、病院間、さらには介護施設等への情報連携においてもその有用性が評価されるようになった。これにより薬剤管理サマリーは、単なる退院時業務の一部ではなく、入院中の薬学的評価や薬剤総合調整、いわゆるポリファーマシー対策を含め、退院後・転院後までを見据えた継続的な薬物療法を支える重要な医療連携ツールとして位置づけられつつある。また、病棟業務の一環としての関与も期待されている。本シンポジウムでは、薬剤管理サマリーの整備・改定に関わってきた立場、診療報酬上の評価につながった病院間・施設間連携の実践例、さらには制度設計の視点を交えながら、その意義と成果を多角的に共有する。あわせて、今後の医療・介護提供体制の構築や情報連携の在り方の変化を見据え、薬剤管理サマリーが果たすべき役割と将来に向けた活用の可能性について展望したい。
- オーガナイザー
- 荒川 隆之医療法人長久堂野村病院
- 澁田 憲一医療法人良秀会グループ 法人事業本部
- 座長
- 澁田 憲一医療法人良秀会グループ 法人事業本部
- 渡邉 学社会医療法人駿甲会コミュニティーホスピタル甲賀病院 医療技術部部長
- 荒川 隆之医療法人長久堂野村病院 診療支援部 薬剤科 科長
- 菅原 隆文地方独立行政法人 広島市立病院機構 広島市立広島市民病院 薬剤部
- 新井 真澄医療法人光仁会 春日部厚生病院 薬剤部
- 加藤 豊範小林記念病院 診療技術部/健康管理センター
- 井上 大輔厚生労働省医薬局医薬品審査管理課化学物質安全対策室
薬剤管理サマリーの価値と展望~令和5年度改訂・有益事例収集を通じて~
切れ目のない薬物療法をめざす薬剤師間連携 ~情報提供から共有へ~
薬剤管理サマリーで地域をつなぐ~返書から広がる薬物療法支援の「わ」~
薬剤管理サマリーを組織の知見へ ~生成AIを活用した分析と質向上への取り組み~
令和8年度診療報酬改定における薬剤業務の評価
シンポジウム557
11月23日(月)14:00〜15:30 第9会場
薬剤師が知っておきたい眼科療法の最前線
趣旨
眼科領域における薬物療法の中心は点眼薬であり、臨床において広く用いられているものの、その製剤学的特徴や薬物動態に関する理解は必ずしも十分とは言い難い。そこで本シンポジウムでは、眼科治療の全体像を多角的に整理するとともに、治療ガイドラインや治験状況をはじめとする眼科領域の最新情報を提供することを目的とする。まず、眼疾患における手術と薬物療法の選択基準、ならびに術前・術後管理における点眼治療の意義を、地域医療を担う開業医と先進医療を担う大学病院勤務医の視点から解説する。続いて、点眼薬開発に携わる企業・大学研究者の視点より、点眼薬の処方設計と組成、点眼後の薬物分布・吸収・消失挙動を学び、製剤学・薬物動態の理解を深める。さらに、最新の点眼薬市場として注目される老視を対象とした点眼療法の動向、栄養補助食品によるQuality of Vision改善の可能性を紹介し、薬剤師に求められる眼科療法の知識更新を促す。
- オーガナイザー
- 大竹 裕子近畿大学薬学部 製剤学研究室
- 平 大樹京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 大竹 裕子近畿大学薬学部 製剤学研究室
- 平 大樹京都大学医学部附属病院 薬剤部
- 岡本 紀夫おかもと眼科
- 小早川 信一郎日本医科大学武蔵小杉病院
- 礒脇 明治千寿製薬株式会社 研究開発本部 製品開発研究所
- 長井 紀章近畿大学 薬学部 製剤学研究室
- 中澤 洋介同志社女子大学 薬学部 衛生化学研究室
開業医が伝える薬物療法と手術の選択基準
大学病院勤務医が伝える術前後の点眼療法
処方設計による点眼剤の丸ごと理解
老視矯正のアンメットニーズと薬物療法の可能性
サプリメントによるQOV(Quality of Vision)改善の実際と今後の展望
シンポジウム558
11月23日(月)14:00〜15:30 第11会場
研究の入口に立つ会員を応援するフレッシャーズ・カン ファランス
趣旨
日本医療薬学会では、学生・若手薬剤師の研究発表と交流を促進する場としてフレッシャーズ・カンファランスを開催している。しかし、一般医療機関に所属する会員の参加率は依然として低く、その意義や有用性が十分に伝わっていないことが課題である。本シンポジウムでは、これまでに優秀演題賞を受賞した会員に、発表準備時の経験、参加を通じて得られた気づき、受賞後のキャリア形成への影響などを紹介いただく。実際の体験談を共有することで、フレッシャーズ・カンファランスが若手の研究発表力向上や人的ネットワーク構築に寄与する点を示し、一般医療機関の会員に参加を促進する契機としたい。(フレッシャーズ・カンファランス活性化委員会・医療薬学教育委員会 合同企画)
- オーガナイザー
- 伊藤 清美武蔵野大学
- 村木 優一京都薬科大学 臨床薬剤疫学分野
- 座長
- 城野 博史熊本大学病院 薬剤部
- 竹内 裕紀東京医科大学病院 薬剤部
- 濃沼 政美帝京平成大学 薬学部薬学科 大学院薬学研究科
- 佐川 喬也高知大学医学部附属病院 薬剤部
- 八島 千遥株式会社タウンメディカル
- 清水 菜々子金沢大学附属病院 薬剤部
- 寺田 智祐京都大学 医学部附属病院 薬剤部
若手薬剤師の臨床研究を育む場としてのフレッシャーズ・カンファランス活性化の試み
優秀演題賞受賞を契機としたCQからRQへの展開と臨床現場発の研究キャリア
フレッシャーズ・カンファランスへの参加がもたらす影響を考える~薬局薬剤師の業務を実践して~
フレッシャーズ・カンファランスで得た経験と、その後の研究活動
フレッシャーズ・カンファランスに期待すること
シンポジウム559
11月23日(月)14:00〜15:30 第13会場
これからの安心をつくる、くすりの安全と仕組み〜薬害エイズ和解30年:当事者・行政・薬剤師とともにつくる未来〜
趣旨(シンポジウム用)
本年は薬害エイズ和解から30周年を迎える。薬害エイズは、医薬品の安全確保と情報共有の重要性を社会に強く問いかけた出来事であり、その教訓は現在の医療においてもなお重要な意味を持つ。本シンポジウムでは、薬害エイズを含む我が国の薬害事例を振り返り、それらを過去の出来事として終わらせるのではなく、医薬品の適正使用と安全管理の視点から現代医療にどのように活かすべきかを考える。薬害当事者、行政に関わった立場、そして臨床現場の薬剤師という異なる視点から、医薬品を安全に使い続けるための課題と責任を整理する。制度と現場をつなぐ視点を共有し、薬剤師が担うべき役割と責務について改めて考える機会とする。
趣旨(市民公開講座用)
私たちが使っている「お薬」。その安全性は、いま、どのように守られているのでしょう。
今年は、薬の安全を守る制度を見直す大きなきっかけとなった、薬害エイズ裁判の和解から30年目にあたります。この事件は、30年前に起こった過去だけの問題ではありません。得られた教訓や、これによって変わった制度などは、いまの私たちが安心してお薬を使うための大切な土台となっています。
この講座では、薬害の当事者、国(厚生労働省)、そして現場の薬剤師がそれぞれの立場から「くすりの安全」について語ります。
「どうすればお薬を安心して使い続けられるのか?」
それぞれの立場からの取り組みや、「身近なお薬の安全と安心を、市民の皆さんと一緒に育んでいきたい」という思いを共有し、私たちが安心してお薬を使っていくために何ができるかを共に考える時間にしたいと思います。
今年は、薬の安全を守る制度を見直す大きなきっかけとなった、薬害エイズ裁判の和解から30年目にあたります。この事件は、30年前に起こった過去だけの問題ではありません。得られた教訓や、これによって変わった制度などは、いまの私たちが安心してお薬を使うための大切な土台となっています。
この講座では、薬害の当事者、国(厚生労働省)、そして現場の薬剤師がそれぞれの立場から「くすりの安全」について語ります。
「どうすればお薬を安心して使い続けられるのか?」
それぞれの立場からの取り組みや、「身近なお薬の安全と安心を、市民の皆さんと一緒に育んでいきたい」という思いを共有し、私たちが安心してお薬を使っていくために何ができるかを共に考える時間にしたいと思います。
- オーガナイザー
- 石井 聡一郎広島大学病院 薬剤部
- 畝井 浩子T&Tタウンファーマ株式会社
- 座長
- 石井 聡一郎広島大学病院 薬剤部
- 米澤 美和石川県立中央病院 薬剤部
- 花井 十伍特定非営利活動法人 ネットワーク医療と人権
- 佐藤 大作厚生労働省
- 増田 純一国立健康危機管理研究機構 国立国際医療センター
薬害エイズ被害者の視点における、専門職への期待
薬害エイズ事件の教訓を医薬品の安全対策に生かすために(行政の視点)
薬害の教訓を未来の安心へ:HIV治療の進歩と、安全に薬を使い続けるために薬剤師ができること
シンポジウム560
11月23日(月)14:00〜15:30 第14会場
エキスパートが語る小児薬物療法!~成人医療とのギャップを埋める実践的アプローチ~
趣旨
小児薬物療法に関わる診療報酬が年々新設されており、本領域への薬剤師の参画の重要性が益々高まっている。本領域に従事する薬剤師には、小児期特有の発達・発育に伴う薬物動態の変化や生理機能・機能形態等を考慮した専門的判断力が求められるが、成人領域における薬物療法との違いや小児特有の関わり方などを知る機会は限られ、積極的な参画、介入に躊躇するケースも少なくない。
そこで、本シンポジウムでは、本領域の第一線で活躍されている薬剤師に、小児薬物治療に直結する特有のエッセンスやノウハウ、また小児薬物療法における最新の知見に関して、成人医療との違いを比較しながらご講演頂き、本領域への関わり方や今後の展望について参加者と議論を展開する。
本シンポジウムで議論され、得られる成果は、小児薬物療法への薬剤師の参画・介入の更なる推進とともに、未来ある子どもたちの薬物療法を適切に支援できる薬剤師を増やす一助になると確信する。
そこで、本シンポジウムでは、本領域の第一線で活躍されている薬剤師に、小児薬物治療に直結する特有のエッセンスやノウハウ、また小児薬物療法における最新の知見に関して、成人医療との違いを比較しながらご講演頂き、本領域への関わり方や今後の展望について参加者と議論を展開する。
本シンポジウムで議論され、得られる成果は、小児薬物療法への薬剤師の参画・介入の更なる推進とともに、未来ある子どもたちの薬物療法を適切に支援できる薬剤師を増やす一助になると確信する。
- オーガナイザー
- 小川 隆弘北里大学病院 薬剤部
- 清水 啓道東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 座長
- 内田 淳山梨大学医学部附属病院 薬剤部
- 山谷 明正明治薬科大学 薬学部 薬学教育研究センター臨床薬学部門 小児周産期薬学
- 清水 啓道東京大学医学部附属病院 薬剤部
- 詫間 梨恵医療法人財団はるたか会 あおぞら診療所 薬剤師
- 小川 隆弘北里大学病院薬剤部
- 外間 登琉球大学病院 薬剤部
- 建部 泰尚岡山大学病院 薬剤部
成人医療と小児医療のギャップを埋める ―小児薬物療法への入口としてー
小児への服薬指導とかかわり
その検査値、本当に異常ですか?‐腎機能評価を中心に学ぶ小児特有の検査値アセスメント‐
小児Diabetesの管理と支援
小児急性リンパ性白血病の成人小児合同臨床試験から見える成人と小児の違い
シンポジウム561
11月23日(月)14:00〜15:30 第15会場
「人はなぜ集まるのか」病院薬剤師確保の事例からその手法と教訓を学ぶ
趣旨
本シンポジウムは、深刻化している病院薬剤師不足の実情に着目し、人材確保に向けた取り組みを実践してきた施設の経験を共有することを目的とする。病院薬剤師の確保が困難となる地域は少なくなく、医療提供体制の維持やチーム医療の継続にも影響を及ぼし得る課題となっている。登壇者は、薬剤師の確保や定着に向けて自施設で実施してきた施策について、その背景、実施体制、得られた成果および直面した課題を整理し、現場の視点から報告する。事例紹介にとどまらず、採用活動に応用可能なマーケティング理論の紹介、薬剤部内の人材育成や組織文化醸成としてのインナーブランディング、地域・学生・他職種に向けた情報発信としてのアウターブランディングの観点からも検討を行いたい。各施設の経験を踏まえながら、偏在の解消に資する組織的取り組みのあり方を多角的に考察し、今後の病院薬剤師確保戦略に資する実践的知見を提示する機会としたい。
- オーガナイザー
- 花香 淳一小山記念病院 薬剤部
- 座長
- 花香 淳一小山記念病院 薬剤部
- 熊井 正貴北海道大学病院 薬剤部
- 亀井 健人公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院
- 青山 剛公益財団法人がん研究会有明病院
- 島袋 朝太郎社会医療法人敬愛会 中頭病院 薬剤部
- 花香 淳一小山記念病院 薬剤部
マーケティング理論を応用した薬学生採用戦略
組織内ブランディング活動について
SNS時代の広報戦略~地方病院における職場づくりと薬剤師確保の実践例~
薬剤師はなぜ集まったのか―地方中核病院における17年間の取り組み―
シンポジウム562
11月23日(月)14:00〜15:30 第16会場
災禍を超える英知の継承~備えの「育み」を使命の「実践」へ繋ぐ災害薬事教育戦略~
趣旨
頻発する災害に対し、医療現場のラストラインを担う臨床薬剤師には、災害を俯瞰できる高度な知識だけでなく、的確な遂行とレジリエンスが求められる。即ち個人の経験や知識に依存した「点」での備えのみでは、未曾有の災禍において使命を果たし続けることは困難である。我々に必要なものは過去の教訓を結集し、次代へ確実に継承するための「標準化された教育戦略」の再構築を基盤とした強固な「面」の備えである。
本シンポジウムでは、臨床薬剤師に対する教育の課題を分析し、薬学生に対する基礎教育、超急性期に不可欠な指揮・安全確保・情報伝達・状況評価を柱とする初動対応とロジスティクス教育、そしてマネジメント教育までを体系的に捉える。そして、様々な立場の視点を踏まえた多角的な議論を通じて、災害薬事の英知を育み、それを実戦的な能力へと昇華させる機会を創出することで、薬剤師の職能が災害医療の質を決定づける未来図へと繋げていきたい。
本シンポジウムでは、臨床薬剤師に対する教育の課題を分析し、薬学生に対する基礎教育、超急性期に不可欠な指揮・安全確保・情報伝達・状況評価を柱とする初動対応とロジスティクス教育、そしてマネジメント教育までを体系的に捉える。そして、様々な立場の視点を踏まえた多角的な議論を通じて、災害薬事の英知を育み、それを実戦的な能力へと昇華させる機会を創出することで、薬剤師の職能が災害医療の質を決定づける未来図へと繋げていきたい。
- オーガナイザー
- 安藝 敬生小倉記念病院 薬剤部
- 原 直巳東京薬科大学 臨床薬学大講座
- 座長
- 安藝 敬生小倉記念病院 薬剤部
- 中出 順也金沢大学付属病院 薬剤部
- 栗原 弘紀埼玉医科大学病院 薬剤部
- 原 直己東京薬科大学薬学部 臨床薬学大講座
- 日高 伸之介社会医療法人緑泉会 米盛病院
- 若杉 和美長崎大学病院薬剤部
点の備えから面の備えへ~人材育成を実践へ繋ぐ受援体制構築の試み~
座学から実践へ橋渡しする災害薬事教育の実際と課題
災害時に「組織を動かす」管理者を育てる ―意思決定・組織運営・調整能力をどう育むか―
災害医療におけるピットフォール~専門性発揮の土台として薬剤師に求められるCSCA・ロジスティクス習得へ挑む~







