テーマ
泌尿器放射線医療の新局面:Take a step forward to a new stage
第13回泌尿器画像診断・治療技術研究会(JSURT) ご挨拶
このたび、第13回泌尿器画像診断・治療技術研究会(JSURT)を2026年8月7日(金)~8日(土)にウエスティン都ホテル京都にて、兵庫医科大学 泌尿器科・放射線科が担当幹事として開催させていただくことになりました。10年以上の歴史を持つ本研究会を担当させていただく貴重な機会を賜りましたこと、大変光栄に存じます。
第13回の本学会のテーマは「泌尿器放射線医療の新局面:Take a step forward to a new stage」とさせていただきました。いまや泌尿器科領域において放射線科医療はなくてはならない必須の技術です。手術で切除不能な癌病巣に姑息的に放射線を照射していたのは「今は昔」、ラジオ波焼灼、冷凍凝固、動脈塞栓術、定位放射線治療などによる局所療法、さらにはCT、MRI、PETなどの診断技術、これらのテクノロジーがあらゆる分野において瞬く間にすさまじい進化を遂げています。これらの最新鋭の技術をいかに泌尿器科医と放射線科医が協力してより成績の良い治療法として臨床に適用できるかが我々に課された使命です。
たとえば、最近の話題としては、去勢抵抗性前立腺癌に対するPSMA-PET診断とそれにつづくPSMA-Lu治療が本邦でついに承認され臨床応用が開始されます。これは多くの患者様や医療関係者が待ちに待っていた技術です。その一方で、既存の手術療法・放射線療法・薬物療法があるなかに、この診断・治療法がどこにポジションを占めるのかまだ不明な点も多く、医療現場でこれからさまざまな経験が積まれてはじめて実臨床のなかに馴染んでいくものと考えられます。そのような意味合いにおいては、まさに本研究会が、新規と既存の技術を融合させより効率的でより安全な医療につなげる架け橋となることを願ってやみません。
最後になりますが、兵庫医科大学の所在地である西宮市を含むこの地域一帯は灘五郷の酒どころとしてその名を馳せており、また数多くの名高い洋菓子店が立地しています。Science and technologyでめいっぱい疲れた頭を、選りすぐりのliquor and sweetsで癒していただくことをもうひとつのお楽しみとしてご来洛いただければ幸いです。
本研究会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
山本 新吾
(兵庫医科大学 泌尿器科)
山門 亨一郎
(兵庫医科大学 放射線科)
2026年8月7日(金)~8日(土)
現地開催
当日受付にて参加費をお支払いください。お支払いは現金のみです。クレジットカードは
利用できません。
医師・企業 | 10,000円 |
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メディカルスタッフ | 5,000円 |
初期研修医 | 1,000円 |
学生(学部) | 無料 |
※学生(学部)は参加受付にて学生証を提示してください。
*JSURT泌尿器画像診断・治療技術研究会では適格請求書発行事業者登録はしておりません。