第39回 The 39th Annual Meeting of the Japan Society for Biological Therapy

日本バイオセラピィ学会 学術集会総会

会長挨拶

第39回日本バイオセラピィ学会学術集会総会

会長 鈴木 弘行

福島県立医科大学医学部 呼吸器外科学講座 主任教授

会長 鈴木 弘行

このたび、第39回日本バイオセラピィ学会学術集会総会を、2026年11月19日(木)・20日(金)に福島県郡山市にて開催させていただくこととなりました。まずは本総会の開催にあたり、多くの方々から温かいご支援とご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

今回の総会のテーマは、
「再生と共生のシンフォニー ― がん免疫が拓く、バイオセラピィの新地平」
といたしました。

がん免疫療法は、がん医療における革新的な治療戦略として世界中で注目され、分子標的治療、再生医療、細胞療法などと密接に連携しながら、医療のパラダイムを大きく変えました。これらの融合領域は、まさに“バイオセラピィ”と呼ぶにふさわしい統合的アプローチとして進化し、個別化医療・予防医療の実装に向けて、日々新たな挑戦が続けられています。

本総会では、基礎研究から臨床応用、さらにはトランスレーショナルリサーチに至るまで、多様な視点から「がん免疫とバイオセラピィ」の現在地と未来を見つめ、自由闊達な議論と交流の場となることを目指しております。

開催地・福島にとって、2026年は2つの大きな節目の年であります。ひとつは、2011年の東日本大震災と原発事故から15年という節目を迎えます。被災地として、またそこから立ち上がる地域として、「再生」そして「共生」の意味を最も深く体現してきた場所であり、今回のテーマと深く響き合う土地であると確信しています。 さらに2026年は、福島県の誕生から150周年という歴史的節目の年でもあります。蛇足ながら、我々福島県立医科大学の呼吸器外科学講座創設10年目の節目でもあります。

医学・生命科学の未来を語る本学会が、福島の復興と歩みを重ね合わせながら開催できることに、深い意義と感慨を覚えます。

開催地郡山市は楽都としても知られております。本総会のテーマである「シンフォニー」は、異なる楽器が調和しひとつの世界を創り出すように、多分野の知が響き合う場を象徴しています。今回の学会が、がん・免疫・再生・分子標的といった多様なバイオセラピィ領域を結びつけ、未来の医療の「新地平」を切り拓く一歩となることを願っております。

多くの皆様のご参加とご発表を、福島の地にて心よりお待ち申し上げております。