シンポジウム公募のご案内
本大会では、すべてのシンポジウム(シンポジウム11を除く)の演題を日本医療マネジメント学会会員からの公募と致します。
各シンポジウムのテーマならびに内容を以下に示しておりますので、奮ってご応募下さい。
演題応募は「演題募集」画面よりご登録ください。
セッションカテゴリー
【シンポジウム1】
人生100年社会における臨床倫理(多職種チームの活動)
医療・福祉の現場においては、適切な診療・介護・支援を目指す中で多くの倫理的問題に直面します。本セッションでは、各施設における臨床倫理への対応、とくに臨床倫理チームの活動の事例を通し、医療スタッフが直面する臨床倫理の基本概念を整理し、医療チームがどのように意思決定を支援し合意形成を図るべきか等について、多職種の視点から議論を深めます。
【シンポジウム2】
人生100年社会のACPを考える
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は、患者の価値観や希望を共有し継続的に意思決定を支援するプロセスとして注目されています。近年では、従来の終末期医療に限らず、疾患のより早い段階からのACPの導入が推奨されています。本セッションでは、医療チームが関与するACPの最新の実践事例や課題を共有し、医療・福祉の現場での実装方法や効果的な対話のあり方について議論します。
【シンポジウム3】
看護・医療DXを活用した看護の質向上
看護師不足が深刻化するなか、医療DXを活用し看護の質を上げ、経験や能力に関係なく対象に必要な適切な看護をすべての看護師が提供できるシステムが必要とされています。本セッションでは、医療DXを活用し看護の質向上について、実際の実例を知ることで今後の現場改善の示唆を得たいと考えます。
【シンポジウム4】
特定行為研修修了者の現状と展望
特定行為研修修了者の活動については、院内の理解や管理者の協力が重要となっています。特定行為研修修了者の活動をどのように支援し、やりがいのある活動を行っていくのか各施設で課題となっています。活動の現状を知ることで、今後の特定行為研修修了者の活躍に向けた課題について議論します。
【シンポジウム5】
人生100年社会における薬薬連携のあり方
1990年代半ばの院外処方箋普及を契機に、薬局薬剤師と病院薬剤師の連携=薬薬連携の重要性が提唱されてきました。近年は診療報酬上の評価により、制度的にも後押しされています。外来患者への薬物療法において、病院医師及び薬剤師と薬局薬剤師が協働する体制は理想とされ、患者への正しい服薬支援が求められる一方、多剤併用による有害作用を生じるポリファーマシーなどの課題も浮上しています。本セッションでは、薬薬連携の現状と課題を共有しながら、今後の薬薬連携のあり方について議論を深めます。
【シンポジウム6】
人生100年社会のがん医療ネットワーク
人生100年時代、2人に1人ががんに罹患する社会を迎え、がん医療においても地域の中で不安なく終末を迎える医療・福祉すなわち地域包括ケアの実現が求められています。より良いがん医療地域包括ケアを確立するには、がん患者・家族が切れ目のない医療・ケアを受けられる連携体制と治療の経過において生じる様々な問題に対するがん相談支援体制の両輪が求められます。本セッションでは、がん医療における地域包括ケアシステムである「がん医療ネットワーク」の現状と展望について討議します。
【シンポジウム7】
がんゲノム医療時代のチーム医療
がんゲノム医療時代における個別化医療が進む一方で、医療現場では多職種連携の強化や患者支援の充実が求められています。本セッションでは、①がん個別化医療に関わる多職種の役割、②臨床現場での課題と解決策、③患者中心の医療を実現するための倫理的視点などに関して、各職種の経験や事例を共有し、現在のがん医療で求められるチーム医療の在り方を考えます。
【シンポジウム8】
地球温暖化による気候変動と自然災害
~ どうする災害・救急医療マネジメント ~
地域における救急医療体制は、地理的要因、利用できる医療資源、医療従事者の確保など様々な要因によって大きく影響を受けます。また想定される自然災害時における医療提供体制の維持なども喫緊の課題と考えられます。本セッションでは、各病院における救急医療・災害対策への取り組み(DMAT活動など)を示していただき、実践的な対策や連携のあり方などについて議論します。
【シンポジウム9】
病院の経営改善待ったなし
~ 診療情報管理士目線からの経営改善(収益増加方策)~
物価上昇や医療費抑制などにより全国の病院経営はますます厳しさを増しており、経営改善には診療情報の戦略的活用が不可欠です。診療報酬適正化、DPCデータ分析、病床管理の最適化などの実践例を共有し、病院経営の安定と収益向上に向けた方策を議論します。また、多職種連携の重要性を踏まえ、持続可能な病院経営の実現に向けた具体的な戦略について討論を深めます。
【シンポジウム10】
病院のブランディング
地域から選ばれる病院となるためには、地域社会における認知度の向上や信頼関係の構築が不可欠です。同時に、内部においても職員の意識改革や一体感の醸成が求められています。さらに、今後深刻化が予想される医師や看護師の人材不足に対応し、持続可能な医療サービスを提供していくためには、職員のエンゲージメントを高め、「働きたい」と感じる魅力的な病院づくりが欠かせません。本シンポジウムでは、こうした課題に対する解決策として、指定演者の方々から実践的な取り組みをご紹介いただき、『選ばれる病院になるため』の病院運営の新たなヒントと展望を共に探ります。
募集期間
2025年5月8日(木)~ | 7月17日(木) |
その他
その他申込規定・入力規定・発表方法等は、一般演題と同様となっております。
こちらを予めご確認ください。
お問合せ先
日本医療マネジメント学会 第22回九州・山口連合大会 運営事務局
株式会社コンベンションリンケージ
〒870-0021 大分県大分市府内町1-3-18ポラリス府内
TEL 097-529-6730 FAX 0977-26-7100
E-mail:jhmqy22@c-linkage.co.jp