公益社団法人 全日本病院協会
         会長 猪口 雄二
 (医療法人財団寿康会病院 理事長)

公益社団法人
全日本病院協会
会長 猪口 雄二
(医療法人財団寿康会病院 理事長)

 第63回 全日本病院学会in静岡を迎えるにあたり、ご挨拶申し上げます。

 会員の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症患者の入院受入対応、後方支援、在宅療養・宿泊療養への対応、ワクチン接種など、地域の実情に応じたそれぞれの形で役割を果たしていただいておりますことに心より感謝申し上げます。
 また、昨年8月には新型コロナウイルス感染症の第5波という厳しい状況の中、第62回全日本病院学会in岡山を全面オンライン形式という全日病学会史上初めての試みでしたが、無事に開催することが出来ました。岡山学会に関わられた全ての皆様方に改めて感謝申し上げます。

 さて、2022年は、4月に診療報酬改定があり、更には外来機能報告制度がスタートします。医師の働き方改革については、労働時間短縮計画の作成や特例水準医療機関指定に向けた第三者評価などが行われます。その他にも地域医療構想や医師確保計画、その先には新興感染症への対応を新たに加えた第8次医療計画など、医療機関にとって重要な施策が進められます。
 このような状況の中で、土田学会長のもと、「ポストコロナ時代を生きる」をテーマとして本学会が開催されますことは、時機を捉えたものであり意義深いものと感じております。
 本学会開催までに新型コロナウイルス感染症が一定の収束をしていることを願い、多くの会員病院と医療関係者の皆様にご参加いただき、ポストコロナ時代における我が国の医療のあるべき姿、その方向性について議論を交わし、地域医療に携わる全ての方々が明るく希望の持てる未来を共に考える場として、盛り上がる大会となることを期待しております。

 今回は全日本病院学会が初めて静岡県で開催される大会となります。本学会の開催に向けて準備を進めていただいている土田学会長、甲賀実行委員長はじめ、全日本病院協会静岡県支部の皆様のご苦労に深甚なる感謝を申し上げるとともに、皆様方の多数のご参加を心よりお待ちしております。