ご挨拶

日本小児麻酔学会 理事長
第16回アジア小児麻酔学会学術集 会長
国立成育医療研究センター 手術・集中治療部 統括部長
鈴木 康之

 第26回日本小児麻酔学会と第17回アジア小児麻酔学会との合同学術集会が仙台国際センターにて2020年10月3日(土曜日)~4日(日曜日)に開催されます。アジア小児麻酔学会を東京オリンピックの年2020年に日本で開催することは、我々にとっては特別な意味があります。55年前の1965年に日本の小児麻酔の父として尊敬されている故岩井誠三先生が国立小児病院の麻酔科医長で赴任し、日本における小児麻酔の本格的な幕開けとなりました。この1965年は、オリンピックがアジアで初めて開催された東京大会の開催年1964年の翌年にあたります。それから半世紀以上が経過して、今度は仙台です。本合同学術集会は2020年に宮城スタジアムで開催されるオリンピックのサッカー競技と共に多くの人の記憶に残る学会となるでしょう。

 2019年5月に日本は「平成」から「令和」になりました。「令和」という年号は春の訪れを予感させる梅の花の美しい姿を詠んだ万葉集の和歌から引用されました。「令和」は新しい世代に向けた希望のある将来という意味です。本学会テーマは“One Step Ahead, Together!”です。つまり、私たちが共に一歩前へ踏み出すことにより、子どもたちの未来の幸せを実現することになるでしょう。

 仙台は東京から北へ300㎞の距離にありますが、新幹線でわずか1時間40分です。仙台国際センターは仙台駅から地下鉄で5分の便利の良い場所です。また仙台国際空港は仙台駅と快速で17分の距離です。皆さん杜の都「仙台」に集まり、アジアと世界中から集まった小児麻酔に関わる人々と一緒に考え、学び、意見を交換し、10月の仙台と東北を楽しみましょう。

2019年6月10日



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Copyright © The 26th Annual Meeting of the Japanese Society of Pediatric Anesthesiology