会長挨拶


この度、第31回東北救急医学会総会・学術集会会長を仰せつかりました。
総会・学術集会は平成29年6月24日(土)、秋田市エリアなかいちにぎわい交流館
AUにて開催させていただくことになりました。

本学会は日本救急医学会東北地方会としての位置付けもあり、医師のみならず、看護師、救急隊員が多く集まり東北における救急医療体制の向上、充実のために毎年多くの発表と活発な意見交換が行われてきました。

今回のテーマは「病院前救急医療体制の充実に向けて」とさせていただきました。宮城県のドクターヘリ配備も決定し、東北全県にドクターヘリが配備されます。またドクターカー、ラピッドレスポンスカーの導入も全国的に進んでいます。隣県連携を含めたヘリのあるべき活用、ドクターカー等の導入のためには何が必要か、何が足りないのかを検討できれば良いと考えております。また救急救命士の処置範囲拡大、指導的立場の救急救命士等、救急隊の活動環境も変わりつつありますが、一方で教育体制は十分対応できているのかも検討すべき課題であると考えます。救急医療の充実のためには、病院前救急医療体制の質の向上は不可欠です。今後のあるべき姿も含めてディスカッションしたいと考えております。

今回準備期間が短く十分な体制が整わず、会員、参加者の皆様には多大なご迷惑をおかけするかも知れません。活発で実りある学術集会になればお許しいただけるものと願っております。是非、多くの皆様にご参加いただけますよう、なまはげ共々お待ちしております。

第31回東北救急医学会総会・学術集会
会長 藤田 康雄
秋田赤十字病院 救命救急センター長