ご挨拶
第6回日本脳神経内科血管治療研究会
当番世話人 髙田 達郎
(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 脳卒中センター長)

このたび、2025年9月20日、21日の2日間に渡り第6回日本脳神経内科血管治療研究会(JSVIN2025)を開催する運びとなり、その当番世話人を拝命いたしました。私をはじめ、北海道の脳卒中内科医にとりましても大変光栄に存じます。
今回は、テーマを「好きこそ物の上手なれ~Passion is the path to Mastery~」にしました。思い起こせば、33年前の脳神経内科研修医2年目に半年間の脳神経外科研修で脳卒中に対するカテーテル治療というものに出会い、これこそがこれからの脳神経内科医の生きる道と確信し、その後の医師人生を歩んできました。そして、ここまで続けてこられた原動力は、まさに「好きこそ物の上手なれ」の精神であった気がします。当初は脳神経内科とは相容れないアングラな世界でしたが、志を一つにする内科医の仲間も徐々に増え、地下アイドルからメジャーデビューするアイドルも現れました。そして、インディーズを経ずにメジャーデビューできる環境を整えることが次のステップになるのではないかと考えています。そういう観点から、今回はキャリア・パスの話題も深掘りしていきたいなと考えております。また、脳卒中医療愛、脳血管内治療愛に溢れた企画も考えております。さらに、ご意見の多かったハンズオン企画の開催日程についてもより参加しやすいようなものを考えています。
ご存知のように、8月の札幌はお盆、夏休み、北海道マラソンなどイベントが目白押しで、交通・宿泊費が割高となり、またその確保も困難という理由で、開催が通常より1ヶ月遅くなります。9月中旬の札幌は穏やかな気候が多く、過ごしやすいかと思います。旅行に最適なお召しものでご来場ください。ただし、朝夕は冷え込む時期(雪は降らないです)でもありますので、ジャケットなどの羽織物を忘れずにご準備ください。
「脳卒中医療が大好きだ~!」「脳血管内治療が大好きだ~!」という演題とともにたくさんの皆様のお越しをお待ちしております。JSVIN学術集会の最大の特徴である気軽に、笑顔で、真剣に、錦秋の札幌で語り合いましょう。
2025年4月吉日