会長挨拶

金井 隆典
第81回日本大腸肛門病学会学術集会
会長 金井 隆典
慶應義塾大学医学部内科学(消化器)教授

この度、第81回日本大腸肛門病学会学術集会を2026年11月20日(金)~21日(土)の2日間、出島メッセ長崎(長崎県長崎市)において開催させていただきます。日本大腸肛門病学会は、1940年に「日本直腸肛門病学会」として創立され、1966年には現在の名称である「日本大腸肛門病学会」に改称され、外科・肛門科・内科・病理・放射線科など領域横断的な会員が一同に結集して活動する学会として発展してきた会であり、6,500名以上の会員を擁しております。このような伝統ある本学会の第81回学術集会会長を拝命し大変光栄に存じております。

本学術集会のメインテーマは「格致日新」とさせていただきました。この「格致日新」という言葉には、日々努力を重ね、精進することを通じて常に新しい知識や技術を求め、進歩し続けるという意味が込められています。本学術集会は、幅広い領域、大腸肛門病学に携わる医師・看護師・技師・薬剤師等の幅広い職域の方々が集う貴重な機会です。医学発祥の地としての深い歴史を有し、多くの医療や学問の発展に貢献してきたこの長崎の地で、日常診療の枠組みにとらわれず、各領域の専門家である皆様の日々の研鑽・研究成果・最新情報を共有いただき、横断的なディスカッションから、大腸肛門病学の更なる発展のきっかけとなるような新たな知見を得ていただければ幸いと考えております。

日本大腸肛門病学会学術集会において、今回が初めての開催となる長崎、また会場となる「出島メッセ長崎」は、長崎駅からのアクセスも大変良好です。是非とも全国からお越しいただき、景勝地でもある長崎で、美しい景色・長崎の味も堪能いただきながら、有意義な時間をお過ごしいただければ尚幸いです。

本学術集会が皆様にとりまして忘れがたき会となりますよう、スタッフ一同鋭意準備を進めております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

2025年11月吉日