演題募集
演題応募方法
主題演題および一般演題への応募は、ホームページからのオンライン登録のみです。
演題募集期間
2026年3月2日(月)~2026年4月28日(火)
募集演題・発表言語
下記演題を募集いたします。
英語での発表を受け付けているセッションもございます。
今回の学術集会では、「要望演題」としての演題募集はございません。
代わりに、「一般演題」応募時に、「詳細カテゴリ」から該当するテーマがあるか選択いただきます。
| 募集区分 | 発表時間(予定) | 質疑応答(予定) | |
|---|---|---|---|
| 主題演題 | シンポジウム(英語シンポジウム有) | 1セッションあたり、75~90分を予定 採択演題数に応じて、 発表時間・質疑応答時間・総合討論の有無が 決定いたします。 |
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| パネルディスカッション | |||
| ワークショップ | |||
| ビデオワークショップ | |||
| 一般演題 | 口演(日本語発表) | 5分 | 2分 |
| 口演(英語発表) International Sessionへの応募扱いとなります |
6分 | 2分 | |
| ポスター | 5分 | 2分 | |
応募資格
公募の筆頭演者は、演題登録時および発表時に日本大腸肛門病学会の会員であることが必須です。
非会員の方はすみやかに会員登録を行ってください。また、会員の方は会費滞納による退会にご注意ください。
共同演者は、非会員でも登録可能です。
入会について
「日本大腸肛門病学会入会案内」の全ての手続きが完了しなければ入会となりません。
登録手続き完了までには1週間程度を要しますので、予め余裕を持って入会手続きをお済ませくださいますようお願いいたします。
日本大腸肛門病学会ホームページの各種手続きより、『入会案内』をご覧ください。
入会および会員番号に関するお問い合わせ
日本大腸肛門病学会 事務局 TEL:03-6277-2340 E-mail:info@coloproctology.gr.jp
ご応募に際して
登録の際に会員番号をご入力いただきます。
登録画面で会員番号を入力される際は、ご自身の会員番号の記号(アルファベット2文字)と番号をそのまま入力してください。
抄録の作成に際して
以下の要領にて作成してください。
| 作成要領 | 発表言語:日本語の場合 | 発表言語:英語の場合 |
|---|---|---|
| 演題名 | 発表言語に関わらず、いずれもご登録いただきます。 (日本語表記)全角100文字(半角200文字)以内 (英語表記)半角200文字以内 |
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| 最大著者数 (筆頭著者+共著者) |
20名以内 | |
| 最大所属施設数 | 20施設以内 | |
| 抄録本文 | 全角900文字(半角1,800文字)以内 | 半角1,800文字以内 |
倫理的事項の申請
本学会は、文科省・厚労省告示に基づく「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を平成29年に制定しました。
本指針では、「研究者等は、法令、指針等を遵守し、倫理審査委員会(特定臨床研究の場合は、認定臨床研究審査委員会)の審査及び研究機関の長の許可を受けた研究計画書に従って、適正に研究を実施しなければならない」と規定しています。
演題応募に際しては、倫理審査が必要な研究か否かを申告していただきます。
詳細は、日本大腸肛門病学会ホームページの学会概要より、『倫理指針』をご覧ください。
日本大腸肛門病学会では、倫理審査を委託できる条件を満たす演題に限り、学会に設置された倫理審査委員会で審査を行うことが可能です。 詳細は、日本大腸肛門病学会ホームページの学会概要より、『委員会設置のご案内』をご覧ください。
倫理審査委員会への審査依頼
4月28日(火)まで
演題募集期間の延長に関わらず4月28日(火)までです
利益相反
詳細は、日本大腸肛門病学会ホームページの学会概要より、『医学系研究の利益相反に関する指針』をご覧ください。
| ①報酬額 | 1つの企業・団体から年間100万円以上 |
|---|---|
| ②株式の利益 (筆頭著者+共著者) |
1つの企業から年間100万円以上あるいは当該株式の5%以上保有 |
| ③特許使用料 | 1つにつき年間100万円以上 |
| ④日当(講演料など) | 1つの企業・団体から年間合計50万円以上 |
| ⑤原稿料 | 1つの企業・団体から年間合計50万円以上 |
| ⑥研究費 | 1つの企業・団体から,医学系研究(共同研究,受託研究,治験など)に対して,申告者が実質的に使途を決定し得る研究契約金で実際に割り当てられた100万円以上のものを記載 |
| ⑦奨学(奨励)寄附金などの総額 | 1つの企業・団体からの奨学寄附金を共有する所属部局(講座,分野あるいは研究室など)に対して,申告者が実質的に使途を決定し得る研究契約金で実際に割り当てられた100万円以上のものを記載 |
| ⑧企業などが提供する寄附講座 | 実質的に使途を決定し得る寄附金で実際に割り当てられた100万円以上のものを記載 |
| ⑨旅費,贈答品など | 1つの企業・団体から年間5万円以上 |
採否通知
演題登録が完了すると、「演題登録完了メール」がご入力いただいた筆頭演者のメールアドレス宛てに自動配信されます。
演題登録時に電子メールアドレスは、正確にご記入ください。
採否通知は6月下旬~7月末までに演題登録の際にご入力いただいた、筆頭演者のメールアドレス宛にお送りいたします。
演題の採否および発表セッションの決定は、学術集会本部にご一任ください。
発表演題に関する変更手続きについて
採用された演題は筆頭演者が責任を持って発表することを原則といたします。
しかしながら、不測の事態により筆頭演者が発表できない場合には、以下の対応が可能です。
いずれの対応をご希望の場合も、運営事務局までご連絡ください。
(当日無断欠席となった場合には演題の取り消しを行います。予めご了承ください。)
事前連絡なく欠席となった場合は演題の取消を行います、ご了承ください。
共同演者の代理発表
代理発表は、以下の条件を満たしている場合に可能です。
-代理発表者は、発表時の質疑などにも答えることが出来る共同演者であること
-代理発表の場合、発表業績は登録されている筆頭演者のものとなり、代理発表した共同演者の業績とはならないことに同意していること
但し、Web抄録や抄録アプリ・「J-STAGE」の掲載情報は修正されません。
発表時に代理発表である旨をご報告のうえご発表ください。
演題の取り下げ
取り下げとなった演題は、演題発表の業績にはなりません。
Web抄録や抄録アプリに掲載されている演題は削除いたします。
(但し、削除のタイミングは取り下げ申告時期に応じて異なります)
また、会期後の掲載先「J-STAGE」には掲載されません。
個人情報の取り扱いについて
演題登録時にお預かりした個人情報は、当学会の会員管理および学術論文発表目的以外での使用はいたしません。
事務局にて厳重に管理させていただきます。
演題登録
各主題演題の応募に際しましては、本ページ記載の「司会の言葉」で趣旨をよくご確認の上、ご応募をお願い申し上げます。
演題登録の確認・修正を行う場合は、登録完了メールに記載の「登録番号」と「ご登録時のメールアドレス」を用いて、確認・修正画面へログインしてください。
演題登録が完了しましたら、「演題登録完了メール」がご入力いただいた筆頭演者のメールアドレス宛てに自動配信されます。
本メールにて「登録番号」が付与されますので、大切に保管してください。
「演題登録完了メール」メールが届かない場合は、reg_jscp81@c-linkage.co.jpまでお問い合わせください。
主題演題・司会の言葉
| シンポジウム |
|---|
SY-A:炎症性腸疾患関連腫瘍の診断とマネジメント
- 司会:
穂苅 量太(防衛医科大学校)
江﨑 幹宏(佐賀大学医学部内科学講座消化器内科)
司会の言葉はこちら
炎症性腸疾患(IBD)の診療レベル向上に伴い長期経過例が増加する中で、IBD関連腫瘍に対する診断とマネジメントの適正化は極めて重要な課題となっている。潰瘍性大腸炎関連腫瘍については、UCANの拾い上げ、質的診断における拡大内視鏡や画像強調内視鏡の有用性、ESDを中心とした内視鏡的治療の適応と限界、手術適応、集学的治療などを中心に議論したい。一方、クローン病(CD)においては、約3/4を占める肛門部癌の診断、サーベイランス法、早期診断のための工夫、外科的治療や集学的治療を含むマネジメントの現状について、多角的な視点からの発表を期待する。皆様からの積極的な演題応募を期待するとともに、最新の知見を共有し議論を深める場としたい。
SY-B:直腸がんにおける肛門温存のための集学的治療戦略―機能温存と根治性の両立に向けて
- 司会:
辻 晃仁(香川大学医学部臨床腫瘍学)
加藤 健志(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター)
司会の言葉はこちら
直腸がん治療において、根治性を確保しつつ肛門機能を温存することは、患者のQOLに直結する重要な課題です。本セッションでは、TNT(Total Neoadjuvant Therapy)を含む術前治療戦略、NOM(Non-Operative Management)、手術療法および機能評価など、集学的治療による肛門温存の工夫と治療成績を幅広く募集します。治療選択の最適化、機能温存と腫瘍制御の両立、短期成績から長期予後、合併症への対応に関する実臨床に即した発表を期待します。
【英語】SY-C:Cutting edge of endoluminal/ transanal surgery for colorectal cancer
- 司会:
前田耕太郎(医療法人社団向日葵清心会 青梅今井病院)
Maeda Kotaro Medical Cooperation Himawariseishinnkai Oumeimai Hospital
加藤 元彦(慶應義塾大学医学部内視鏡センター)
Kato Motohiko Center for Diagnostic and Therapeutic Endoscopy, Keio University School of Medicine
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Recent advances in colorectal minimally invasive therapy have expanded both endoluminal and transanal approaches. The improvement of resection technique of endoscopic submucosal dissection (ESD) and secure suturing have enabled deeper-layer techniques, including per anal endoscopic myectomy (PAEM). Meanwhile, transanal surgical techniques such as transanal endoscopic surgery continue to evolve, improving precision and safety. In this session, we will discuss indications, technical innovations, and current challenges, and explore how endoscopic and surgical strategies can complement each other to optimize patient-centered colorectal treatment.
SY-D:若年者大腸がんの臨床病理学的特徴について
- 司会:
船橋 公彦(横浜総合病院消化器センター外科)
山田 岳史(日本医科大学消化器外科)
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若年発症大腸癌は近年増加傾向にあり、臨床像、病理組織学的特徴、分子異常、遺伝性腫瘍との関連、治療成績や予後因子などにおいて、非若年発症例とは異なる特性を有することが示されています。本セッションでは、疫学的検討、臨床病理学的解析、ゲノム・エピゲノム研究、腸内細菌叢との関連、治療戦略の最適化、さらに若年患者に特有のQOLやサバイバーシップの課題までを対象とし、基礎・臨床を問わず幅広い報告を募集いたします。多角的な視点から若年発症大腸癌の本態に迫り、今後の診療および研究の方向性を共有する場としたいと考えております。
SY-E:大腸癌腹膜播種に対する治療戦略
- 司会:
小林 宏寿(帝京大学医学部附属溝口病院外科)
藤田 文彦(久留米大学医学部外科)
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腹膜播種を伴う大腸癌は,大腸癌取扱い規約においてStage IVcに分類され予後不良である.また,根治切除術を施行した場合でも,肝再発,肺再発に続いて腹膜は再発頻度の高い部位である.世界的には減量手術+腹腔内温熱化学療法が一部の専門施設にて行われているが,本邦では保険収載されていないこともあり,あまり普及していない.大腸癌治療ガイドラインではP1,P2症例に対する切除が推奨される一方,P3症例については切除による効果は不明とされており,全身化学療法を行う施設が多いのが実情である.このような状況の下,各施設で行われている治療法およびその治療成績,臨床試験の概要等についてご提示していただき,今後の治療成績向上の一助となることを期待したい.
【英語】SY-F:Recent advances in surgery for colorectal diseases
- 司会:
上原 圭(日本医科大学 消化器外科)
Uehara Kay Department of Gastroenterological Surgery, Nippon Medical School
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Welcome to the “Recent Advances in Surgery for Colorectal Diseases” symposium at the 81st JSCP Annual Meeting in Nagasaki.
This session is designed to showcase global progress in colorectal surgery, with a focus on innovation, technique, and clinical outcomes. As we embrace a more collaborative and inclusive scientific community, we invite contributions from both domestic and international surgeons, aiming to stimulate cross-border dialogue and future partnerships.
Join us in exploring the next frontiers of colorectal disease management.
【英語】SY-G:Gut Microbiota and Colorectal Diseases: A Future Unlocked by the Microbiome
- 司会:
三輪 洋人(川西市立総合医療センター)
Miwa Hiroto Kawanishi City Medical Center
髙木 智久(京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器内科学)
Takagi Tomohisa Molecular Gastroenterology and Hepatology, Graduate School of Medical Science, Kyoto Prefectural University of Medicine
司会の言葉はこちら
As research on the gut microbiome continues to rapidly evolve, innovative findings in this field are transforming our understanding of colorectal diseases, from basic mechanisms to clinical applications. This symposium aims to provide an international platform for researchers and clinicians to share cutting-edge research, novel methodologies, and emerging therapeutic strategies related to the gut microbiota and colorectal disorders.
We warmly welcome submissions covering a wide range of topics, including but not limited to: basic science, translational research, clinical studies, and microbiome-based interventions. We especially encourage young investigators and early-career researchers to submit their original work and actively participate in this scientific exchange. We sincerely look forward to receiving your valuable contributions and to welcoming you to this exciting session.
SY-H:地域医療における肛門科の役割
- 司会:
黒木 政純(くろき医院)
松田 聡(松田病院大腸肛門病センター)
司会の言葉はこちら
三大痔疾患のみならず、増え続けるクローン病の肛門病変や高齢化に伴い増える排便障害治療などにおいて、肛門科は地域の駆け込み寺的存在である。一方で脳心血管系の合併症を有した症例など肛門科では対応困難な疾患も多く、近隣施設と連携をとりながら地域医療を支えている。また、肛門科には医療機関過疎地や遠方から受診する患者さんも多く、緊急時の対応に苦慮することもある。少子高齢化が進み疾患構造も変化しつつある中で「肛門科」の存在感を示すためには何が必要だろうか。今までとこれからの肛門科の地域医療における役割、必要性、理想的な連携とは何かについてご発表いただきたい。
| パネルディスカッション |
|---|
PD-A:大腸がんにおけるプレシジョンメディスンの現状と課題
- 司会:
田村 孝雄(近畿大学奈良病院腫瘍内科)
杉本 直俊(大阪国際がんセンター遺伝子診療部)
司会の言葉はこちら
プレシジョン・メディスンという言葉が聞かれるようになって久しい。大腸がんにおいても、RAS・BRAF変異、MSI-H/dMMR、TMB-H、ERBB2過剰発現、NTRK融合、RET融合が個別化に資するバイオマーカーとして用いられ、今後は再発リスク評価におけるMRD(微小残存病変)の実装が期待される。がんゲノムプロファイリング検査における部位別C-CAT登録件数は膵臓に次いで多い。
本セッションでは、これらの実地臨床や治験への反映、地域・施設間格差、高齢者やフレイル患者への適応の限界、新しいゲノムプロファイリング技術、AI技術の活用可能性など、多角的な視点から各施設の取り組みを交えて議論したい。
PD-B:遺伝性大腸腫瘍の現状と未来
- 司会:
岡 志郎(広島大学大学院医系科学研究科消化器内科学)
山口 達郎(がん・感染症センター都立駒込病院遺伝子診療科)
司会の言葉はこちら
遺伝性大腸腫瘍診療は、ゲノム医療の進展と共に大きな変革期を迎えています。本セッションでは、Lynch症候群、大腸腺腫性ポリポーシス、過誤腫性ポリポーシスなど既知の遺伝性大腸癌症候群に限らず、中リスク遺伝性腫瘍症候群も対象に、診断・治療・サーベイランスの「現状」と「未来」を議論します。最新の分子生物学的知見、内視鏡や外科的介入の適応、薬物療法の進歩、遺伝カウンセリングや遺伝学的検査、社会的支援体制の課題など、多角的な視点からの演題を歓迎します。直面している課題を共有し、次世代の診療体系を模索する場として、活発なディスカッションを期待しております。
PD-C:機能性消化管疾患・直腸肛門機能障害の診断と治療
- 司会:
北條麻理子(順天堂大学医学部消化器内科)
大橋 勝久(大橋胃腸肛門科外科医院)
司会の言葉はこちら
近年DGBI(Disorders of Gut–Brain Interaction)として再定義された機能性消化管疾患と、便排出困難・便失禁症状を伴う直腸肛門機能障害は、いずれも良性疾患でありながら、症状と検査所見の乖離や治療反応性の個人差が大きく、各種ガイドラインが整備されてきた現在においても、診断・治療に難渋しやすい点で共通しています。また、消化器内科医、外科医、肛門科医がそれぞれの立場から診療を担っており、診療科横断的な視点と相互の連携が不可欠です。さらに、各専門領域における診療上の工夫や課題についても、お互いに理解を深めることが重要です。本セッションでは、これらを整理し、日常診療に活かせる実践的な議論を行いたいと考えています。本趣旨に沿った、各専門領域からの幅広い演題のご応募を心よりお待ちしております。
PD-D:術後合併症の減少を目指した潰瘍性大腸炎治療戦略(術式の工夫、栄養療法、術後管理など)
- 司会:
石原聡一郎(東京大学腫瘍外科)
内野 基(兵庫医科大学消化器外科学講座炎症性腸疾患外科)
司会の言葉はこちら
潰瘍性大腸炎の手術適応には穿孔、中毒性巨大結腸症、大量出血などの緊急手術を要するもの、薬物治療に難治であるもの、癌/dysplasiaを合併したものが挙げられる。活動度が高くなると、低栄養、貧血、免疫抑制治療などを有する頻度は増加傾向にあり、癌/dysplasiaの症例では活動度は低いものの肥満者が増加する、あるいは高齢化により併存疾患が増加する傾向にある。また近年では高齢発症患者の増加もあり、いずれの手術においても周術期合併症に大きく影響しうる問題である。腹腔鏡手術を代表とした低侵襲手術が多くなっているが、患者状態を見極め、分割手術方法も含めた術式選択を慎重に行う必要がある。本セッションでは潰瘍性大腸炎手術合併症の現状や予防策について検討していただき、最適な手術戦略は何かを明確にしたい。
PD-E:術後合併症の減少を目指したクローン病治療戦略(術式の工夫、栄養療法、術後管理など)
- 司会:
高橋 賢一(東北労災病院大腸肛門外科)
辰巳 健志(横浜市立市民病院炎症性腸疾患科)
司会の言葉はこちら
クローン病は再燃と寛解を繰り返す慢性炎症性疾患であり、その経過中に外科的治療を必要とする症例は少なくない。炎症、瘻孔、膿瘍、栄養不良など多様な病態を背景とするため、術後には感染性合併症や吻合部関連合併症などの短期合併症に加え、吻合部再発や瘻孔形成などの長期合併症も認められ、長期予後やQOLに大きな影響を及ぼす重要な課題となっている。
本セッションでは、術式の工夫、腹腔鏡手術の普及、術前栄養療法、周術期感染対策を含む周術期管理および術後薬物療法など、術後合併症の低減と長期予後の改善を目指したクローン病治療戦略に関する演題を広く募集する。本セッションが、クローン病外科治療の質の向上に資する有意義な議論の場となることを期待する。
PD-F:進行直腸癌に対するTNT 中長期治療成績と今後検証すべき点
- 司会:
渡邉 純(関西医科大学下部消化管外科学講座)
向井 俊貴(がん研有明病院大腸外科)
司会の言葉はこちら
進行直腸癌に対するTotal Neoadjuvant Therapy(TNT)は、病理学的完全奏効率、臓器温存率の向上や長期成績の改善が報告され、治療戦略の重要な選択肢となりつつある。一方で、前治療に伴う有害事象、手術難度や術後合併症への影響、適切な適応や最適レジメンの選択など、未だ検証すべき課題は多い。さらに、Non-operative Management(NOM)についても、適応基準、局所regrowthの特徴、salvage治療の成績、安全性および長期予後の検証が求められている。本パネルディスカッションでは、進行直腸癌に対するTNTの中長期治療成績を中心に、regrowthの病態・予測因子、遠隔転移抑制効果、有害事象対策、機能温存やQOL評価、NOMの適応と安全性など、多角的視点からの演題を広く募集する。実臨床に還元可能なエビデンスと今後の検証課題について、活発な議論を期待したい。
PD-G:直腸癌局所再発症例に対する集学的治療
- 司会:
大植 雅之(大阪国際がんセンター)
植村 守(大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学)
司会の言葉はこちら
直腸癌局所再発症例は、根治切除を企図してもR0切除が達成できない症例が存在し、さらに根治切除施行後であっても局所再々発の発生が臨床上問題となる。治療成績の向上を目的とした術前治療に関する報告は散見されるものの、現時点で確立したエビデンスは十分ではない。現状では各施設の方針により治療方法が選択されているが、今後、JCOG1801の結果により術前化学放射線療法の意義が明確化されることが期待される。本セッションでは、各施設における集学的治療の現状を提示いただき、今後の課題について議論したい。
PD-H:機能性直腸肛門痛に対する集学的診療の実際
- 司会:
小村 憲一(小村肛門科医院)
伊禮 靖苗(大腸肛門病センター高野病院 大腸肛門機能科)
司会の言葉はこちら
機能性直腸肛門痛は器質的異常を伴わないにもかかわらず患者の苦痛は大きく、神経因性要因、骨盤内循環障害、骨盤底機能異常など複合的な病態が想定され、診療は容易ではない。しかし近年、慢性疼痛診療の進歩により理学療法、薬物療法、神経ブロックなど多様な治療手段が整いつつあり、QOL向上が期待できる時代となってきた。
本セッションでは肛門科医、心療内科医、麻酔科医、漢方医など多分野の視点を持ち寄り、実臨床に直結する具体的な診療の工夫を共有したい。そして、これまで肛門痛に取り組んでこなかった医師が、「やってみよう!」と感じられる契機となることを願っている。
多くの演題応募を心よりお願い申し上げる。
PD-I:痔核の治療(ALTA療法の適応とこだわりの手術法)
- 司会:
田中 良明(寺田病院大腸肛門病センター)
錦織 英知(一般社団法人健英会えさか駅前にしごりおなかとおしりのクリニック)
司会の言葉はこちら
ALTA療法、いわゆる痔核の硬化注射療法の確立向上を目指し精力的に論じられてきた内痔核治療法研究会も本年で第19回総会(当番世話人 小原誠)を迎えます。効果・再発・有害事象・長期治療成績、術式表記法、四段階注射法講習会の実施など本邦肛門科の主な痔核治療法としても異論ない今日でありましょう。
四段階注射法の遵守から始まり併用法の豊富な臨床経験を経た今回、①効果や安全の面などこれまで論じられてきたYES or NOに留まらない【適応】の拡大など現在の考え方、②根治術式/結紮切除術に根治性・侵襲性また他の面で匹敵もしくは凌駕するかもしれない、研鑽によって磨かれた各段階注射・併用法や細かな手技の工夫への【こだわり】、について是非とも本法の“つわ者の使い手”に参集いただき、本法の真価など存分なご主張を期待しております。ALTA療法における皆様の何らかのヒントやスキルアップ、さらにより高次元へのアップデートにつながれば幸いです。(一部指定あり)
PD-J:実地医家におけるIBD診療の現状と課題
- 司会:
小金井 一隆(横浜市立市民病院炎症性腸疾患科)
山口 トキコ(マリーゴールドクリニック)
司会の言葉はこちら
IBDの診断・治療は著しく進歩したものの、実臨床ではいまだ課題が多い。例えば、肛門病変が先行するクローン病(CD)の診断や潰瘍性大腸炎(UC)難治例に対する治療選択が難しいことが挙げられる。また、UC関連腫瘍では内視鏡的切除例が増加し、CDの狭窄例や穿通例の内科治療例も増加しているが、長期成績は明らかではない。UCの術後長期経過例が増え、特有な合併症やCDへの診断変更も増加している。CDの痔瘻ではドレナージあるいは根治手術が選択されるが、その見極めは明らかではない。このセッションでは、各施設の現状や課題をデータとともに提示頂き、内科、外科、肛門科で共有し、今後に向けた対策を議論したい。
PD-K:それホントに手術適応?裂肛の治療:保存と手術
- 司会:
八子 直樹(医療法人桜樹会 八子医院)
錦織 直人(一路会錦織病院)
司会の言葉はこちら
裂肛治療の基本は保存的・非観血的薬物治療であるが、その要点や治療の限界、ならびに手術適応を判断する指標について提示していただきたい。また外科治療における術式選択の考え方や手技上の工夫、肛門径の拡張程度や肛門内圧検査など客観的指標の意義について、各施設の経験をもとに論じていただきたい。加えて、創傷治癒遷延、裂肛症状の再発、術後便失禁といった術後成績について短期・長期の視点から検討し、各施設における保存的治療および外科治療のこだわりとその妥当性を共有することで、今後の裂肛診療の発展につながる有意義なディスカッションの場としたい。
| ワークショップ |
|---|
WS-A:下部消化管におけるAI内視鏡の現状と課題
- 司会:
高林 馨(慶應義塾大学医学部内視鏡センター)
竹中 健人(東京科学大学消化器内科)
司会の言葉はこちら
下部消化管領域では、病変検出に加え、質的診断、治療適応の判断、炎症性腸疾患における活動性評価など、AI内視鏡の活用が急速に広がっている。一方で、施設間・機種間の再現性、画質や前処置の影響、学習データの偏り、アウトカム評価、導入コストやワークフロー最適化といった課題も明確になりつつある。本ワークショップ「下部消化管におけるAI内視鏡の現状と課題」では、臨床現場での導入経験、研究開発の最新動向、検証試験・規制を含め、現状を整理するとともに、解決すべき論点を多角的に議論する。実臨床で役立つ知見の共有に加え、次世代AIの評価指標、多施設共同研究の在り方、そして“AIと共に行う内視鏡診療”の将来像を展望したい。 演題は、下部消化管におけるAI支援検出・診断の有用性評価、IBDへの応用、臨床導入に伴う運用上の工夫や課題、外部検証、医療安全・倫理・法制度、教育・トレーニングへの応用など、幅広いテーマを歓迎する。
WS-B:BOWEL URGENCYの現状~IBD/IBSの観点から~
- 司会:
久部 高司(福岡大学筑紫病院消化器内科)
三上 洋平(慶應義塾大学医学部内科学(消化器)
司会の言葉はこちら
Bowel urgencyはIBD/IBSに共通して認められ、QOLを著しく低下させる症状のひとつである。IBDでは炎症に伴う直腸コンプライアンス低下や知覚過敏が主な要因とされ、近年では、治療効果を反映する重要な評価指標の一つとして位置づけられている。一方、IBSでは腸管運動異常や心理社会的因子などが複合的に関与し、社会活動制限や機能障害の大きな要因となる。病態は異なるものの、両疾患に共通する臨床的課題として横断的な議論も求められる。
本セッションは、bowel urgencyの病態生理、評価指標、さらには治療に至るまで、IBD/IBSそれぞれの分野で蓄積されてきた最先端の知見を持ち寄り、双方の視点を融合させて多角的に議論することを目的とし、幅広い演題応募を期待します。
WS-C:大腸Neuroendocrine neoplasm 治療の最適解
- 司会:
塩谷 昭子(川崎医科大学 消化器内科)
関口 正宇(国立がん研究センター がん対策研究所 検診開発研究部)
司会の言葉はこちら
神経内分泌腫瘍(Neuroendocrine neoplasm:NEN)は、多様な生物学的特性や臨床像から、診断・治療戦略の立案において依然として多くの課題を有する疾患群である。
近年、内視鏡機器や技術の進歩により、NENの早期発見から診断、治療介入に至るまで、内視鏡の関与は拡大している。特に直腸NENでは内視鏡治療の役割が増加する一方、治療後の追加外科手術の適応判断に苦慮する症例も少なくない。また、分子標的治療薬、化学療法、ペプチド受容体放射線療法(PRRT)をはじめとする核医学治療は、腫瘍の特性や病勢を考慮した適切な選択が求められる。膵・消化管NEN診療ガイドライン改訂を踏まえ、本セッションでは大腸NENに対する最適な治療戦略に関する演題を公募する。
WS-D:大腸肛門病学会専門医が手術に参加することで治療成績に差が出るか?
- 司会:
松田 圭二(同愛記念病院外科)
水島 恒和(獨協医科大学外科学(下部消化管)講座)
司会の言葉はこちら
本ワークショップでは、「日本大腸肛門病学会専門医が手術に参加することで治療成績が向上するのか」という問いに対し、その実際を明らかにすることを目的とします。本学会専門医はⅠ:内科、Ⅱa:外科、Ⅱb:肛門科の3領域に区分されており、新専門医制度における位置付けが必ずしも明確ではありません。本セッションでは外科領域に焦点を当て、本学会専門医がどのように手術に関与し、成績改善に寄与しているのかをご報告いただきたいと思います。厳密な統計解析に限らず、日常診療での実感や変化に関する報告も歓迎します。専門医の存在意義を多角的に共有する場として、多くの先生方からの演題応募を心よりお待ちしております。
WS-E:大腸癌肝転移の外科治療 術前治療は必要か?その功罪
- 司会:
塩澤 学(神奈川県立がんセンター消化器外科)
塚田祐一郎(国立がん研究センター東病院大腸外科)
司会の言葉はこちら
大腸癌肝転移に対する外科的切除は長期予後の改善が最も期待される治療法として確立されています。一方、近年の薬物療法の進歩による奏効率の向上により術前に治療介入することで根治切除の可能性の拡大や微小転移の制御が期待されるようになりました。しかしながら術前治療は腫瘍の生物学的特性を見極める機会となる反面、治療関連肝障害、手術機会の逸失、術後合併症リスクの増加といった潜在的な不利益も指摘されています。本ワークショップでは大腸癌肝転移に対する外科治療の最適化を目指し、術前治療の意義と課題について多角的に検討したいと思います。エビデンスと実臨床の双方の視点から活発な議論が展開されることを期待しております。
WS-F:進行直腸癌に対する術前治療後の側方リンパ節転移診断基準および側方郭清の適応と治療成績
- 司会:
安井 昌義(関西労災病院 消化器外科)
山口 智弘(がん研究会有明病院 大腸外科 直腸がん集学的治療センター)
司会の言葉はこちら
近年、本邦において直腸癌に対する術前治療の適応や治療戦略が議論されている。大腸癌治療ガイドラインでは腫瘍下縁が腹膜反転部より肛門側にあるcT3以深で側方郭清が推奨されるが、術前治療後の側方郭清適応や側方リンパ節転移の診断基準は確立していない。本セッションでは、各施設における側方郭清の適応、側方リンパ節転移の診断基準、短期・長期成績、機能障害、医療費などを提示いただき、側方郭清を要する対象と省略可能症例(部位)を含めた最適戦略を討論したい。
WS-G:肛門手術における術後疼痛コントロールと排便ケア
- 司会:
小野 朋二郎(伯鳳会大阪中央病院外科)
松島 小百合(松島病院)
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肛門手術後の疼痛は時に強く、患者満足度やQOLに大きく影響する重要な問題である。術後の疼痛コントロールと排便ケアは相互に密接に関連しており、疼痛が強いと排便が困難となり、排便ケアが不十分であれば疼痛が増強するという悪循環を生じ得る。術後管理においては鎮痛薬の選択や投与方法、排便ケアの手法、温座浴の使用など各施設でさまざまな工夫が行われており、実践方法や最適化に関する統一した見解は確立されていない。本ワークショップでは術後疼痛コントロールと排便ケアを中心に各施設の工夫やエビデンスを共有し、より良い周術期管理のあり方について議論したい。
WS-H:便失禁診療ガイドライン発刊がもたらした便失禁診療・ケアの変化
- 司会:
佐藤 正美(東京慈恵会医科大学医学部看護学科)
味村 俊樹(自治医科大学消化器一般移植外科)
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2014年の便失禁に対する仙骨神経刺激療法の保険収載を契機に、2017年3月に便失禁診療ガイドライン2017年版が発刊され、2018年には脊髄障害に起因する難治性排便障害患者に対して経肛門的洗腸療法が保険収載された。これらに啓発されて多くの便失禁患者が医療機関を受診するようになり、便失禁を専門としない医療従事者も便失禁の初期診療を行う必要が生じた。
2024年11月に便失禁診療ガイドライン2024年版(改訂第2版)が発行され、ガイドラインに基づいた診療・ケアが益々求められている。本ワークショップでは、便失禁診療ガイドラインがもたらした変化と行うべき便失禁診療・ケアについて議論を深めたい。
WS-I:LARS診療における課題と展望(予防と治療を含む)
- 司会:
幸田 圭史(幸樹会おゆみのクリニック)
西澤 祐吏(国立がん研究センター東病院 大腸外科)
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直腸癌治療では、術前治療の進歩により治療選択肢が拡大し、CR症例に対するNOMなど新たな戦略も議論されている。さらにtaTMEやロボット支援直腸癌手術の普及により骨盤手術の精度が向上し、肛門温存手術は一層広がった。一方で、肛門温存手術と永久人工肛門手術の選択においては、意思決定支援を含む患者中心のサポートが重要視されている。2024年発刊の便失禁診療ガイドライン第2版でも肛門温存手術後の排便障害は治療介入すべき病態として記載されている。本ワークショップでは現状を踏まえた直腸癌術後排便障害について、予防、病態、評価、治療など、広くLARSについて議論していただきたい。
WS-J:肛門診療で悩み・迷い、苦慮する肛門疾患について(第2回)
- 司会:
辻 順行(大腸肛門病センター高野病院)
吉川 周作(社会医療法人健生会土庫病院消化器肛門病センター)
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昨年に引き続き肛門分野での治療や診断に難渋する症例のワークショップが開催されることになりました。
参加者の先生方から一定の好評をいただいたので第2回が開催される運びとなりました。
前回のワークショップを振り返りましても、必ずしも結論のでない発表もあり、多岐にわたる報告があり非常に新鮮なセッションでした。
また、討論が非常に活発に行われ、時間を超過した記憶があります。
今回も日常診療で不思議に思った事、難渋症例、意外な結末だった症例など興味深い症例を多数ご報告いただければ会員の皆様の明日からの診療に役に立つものと思います。
昨年、応募いただいた先生方の演題が良かったのだと思います。
第2回も奮って演題の登録をよろしくお願いします。
WS-K:排便困難型を考慮に入れた便秘診療
- 司会:
野明 俊裕(高野会くるめ病院)
本間 祐子(自治医科大学消化器一般移植外科)
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慢性便秘症診療では、症状に応じて排便回数減少型と排便困難型に分類され、それに基づいた治療が行われる。排便困難型では下剤などの薬物療法のみで症状が改善しない場合、排便造影検査などの専門的検査が必要となる。また治療においては機能性便排出障害に対するバイオフィードバック療法などの保存的治療や、器質的便排出障害に対する外科的治療などの専門的治療が必要となる。
このように排便困難型便秘症では、病態に応じて治療内容が異なることから、専門的検査や専門的治療の知識・経験が幅広く求められる。本ワークショップでは排便困難型を考慮に入れた便秘診療について議論を深めていきたい。
| ビデオワークショップ |
|---|
VWS-A:大腸腫瘍に対する内視鏡治療; BasicからAdvencedまで
- 司会:
浦岡 俊夫(群馬大学大学院医学系研究科内科学講座 消化器・肝臓内科学)
山口 直之(長崎大学病院 光学医療診療部)
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大腸腫瘍に対する内視鏡治療は、機器・処置具の進歩と治療戦略の洗練により、低侵襲治療として大きく発展してきました。本ワークショップでは「BasicからAdvancedまで」をテーマに、再現性の高い基本手技から高度手技までを共有し、明日からの臨床に直結する議論を行いたいと考えております。Basic領域では、CSPの適応判断と安全な手順、U-EMRを含むEMRの工夫、病変評価に基づく術式選択など、教育的観点を備えた演題を期待します。一方、Advanced領域では、巨大病変や線維化、筋層牽引を伴う困難なESD症例に対する攻略法(牽引法やポケット法等)やトラブルシューティングを歓迎します。さらに、Per Anal Endoscopic Myectomy(PAEM)などの新しいアプローチについても、手技の要点や安全性を活発に議論したいと考えております。基本手技の再確認から難易度の高い挑戦まで、コツとピットフォールを多角的に共有し、参加者の技術向上に資する場としたく、多数の演題応募をお待ちしております。
VWS-B:大腸憩室Hinchey分類Ⅲ、Ⅳに対する治療戦略
- 司会:
深澤 貴子(磐田市立総合病院 消化器外科)
的場 周一郎(東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科(大腸肛門外科部門))
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Hinchey分類Ⅲ・Ⅳは,汎発性腹膜炎を伴う重症例であり,依然として治療方針の選択に難渋する病態である.緊急手術の術式選択,一期的吻合や低侵襲手術の適応など施設間での方針の違い,さらには周術期管理など,検討すべき課題は多岐にわたる.また脆弱な高齢者やハイリスク症例への手術適応と術式選択の検討も重要な課題である.本セッションでは手術ビデオを供覧いただき最新のエビデンスと各施設の経験を共有し,より安全で妥当な治療戦略を探りたいと考えております.活発なご議論を期待しております.
VWS-C:直腸脱に対する外科治療 適応と治療成績
- 司会:
栗原 聰元(汐田総合病院外科)
五代 天偉(藤沢湘南台病院外科)
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直腸脱は高齢化の進行とともに頻度が増加し、排便障害や疼痛、出血などを呈して患者のQOLを低下させます。一方で、フレイル、併存疾患、排便障害の有無、初発か再発かなど患者背景は多様であり、「どの患者に、どの術式を、どのように行うか」という治療戦略の最適化が求められます。
本ビデオワークショップでは、各術式の実際を、ビデオを通して共有し、術式選択の根拠(適応)、手技の要点とピットフォール、そして治療成績(再発のみならず排便機能、QOL、合併症)を多角的に議論します。
直腸脱手術の標準化・最適化に資する、工夫に富んだビデオ演題のご応募を広くお待ちしております。
VWS-D:合併症低減に向けたストーマ造設の工夫と合併症に対する治療
- 司会:
竹下 惠美子(獨協医科大学埼玉医療センター外科)
川合 一茂(東京都立駒込病院大腸外科)
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肛門温存手術の増加に伴い,一時的ストーマ造設を要する症例は増加している。また,それ以外の疾患や治療経過においてもストーマ造設は依然として重要な治療選択肢であり,ストーマを有する患者は増加傾向にある。本セッションでは、ストーマ造設部位・ストーマ造設の適応や術式の工夫、周術期管理、皮膚障害、陥没、脱出、傍ストーマヘルニアなどの合併症の予防および治療戦略について、各施設の工夫や経験をご発表いただき、実りある討論を行いたい。
VWS-E:結腸癌に対するRobot支援手術 治療成績と問題点から考える着地点は?
- 司会:
松田 宙(JCHO大阪病院 外科)
髙橋 広城(名古屋市立大学医学部附属西部医療センター)
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結腸癌に対するロボット支援手術は、低侵襲性や精緻な操作性を背景に急速に普及していますが、真に標準治療として確立されるためには、治療成績の検証とともに、手術時間、コスト、合併症、教育・技能継承など多くの課題を克服する必要があります。本ビデオワークショップでは、各施設の工夫や成績、問題点を共有し、今後の適応、術式の最適化、普及のあり方について議論し、結腸癌に対するロボット手術の「着地点」を明らかにすることを目的とします。積極的なご応募をお待ちしております。
VWS-F:深部痔瘻の手術
- 司会:
鮫島 隆志(潤愛会鮫島病院)
柴田 直哉(いきめ大腸・肛門外科内科)
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深部痔瘻とは、高位筋間、坐骨直腸窩および骨盤直腸窩に存在する痔瘻で、その深さと複雑な解剖学的構造から肛門外科医として診断や手術の技量が最も問われる病態である。診断は問診、視診、触診である程度は可能であるが、主観的な診断だけでは臨床病理学的なエビデンスに乏しく、客観的な画像診断に則した術前診断の検討が肝要である。このセッションでは深部痔瘻の術前診断の手法と工夫を画像で、それに即した手術を動画で供覧し、その整合性とともにいかに肛門の機能や形態を温存しつつ根治性を高めるかなど手術におけるポイントとピットフォールをお示しいただき、深部痔瘻に対するよりよい診療を論じていただきたい。
一般演題
| (I)希望分類A |
|---|
| A01 | 早期結腸癌 |
|---|---|
| A02 | 早期直腸癌 |
| A03 | 進行結腸癌 |
| A04 | 進行直腸癌 |
| A05 | 転移・再発 |
| A06 | 遺伝性大腸癌・ポリポーシス |
| A07 | その他の大腸悪性腫瘍 |
| A08 | 大腸良性腫瘍 |
| A09 | 潰瘍性大腸炎 |
|---|---|
| A10 | クローン病 |
| A11 | その他の炎症性腸疾患 |
| A12 | 機能性腸疾患 |
| A13 | その他の大腸良性疾患 |
| A14 | イレウス |
| A15 | 直腸脱・骨盤臓器脱 |
| A16 | 便秘・便失禁・排便障害 |
| A17 | 痔核 |
|---|---|
| A18 | 痔瘻 |
| A19 | 裂肛 |
| A20 | 直腸肛門痛 |
| A21 | その他の肛門疾患 |
| A22 | ストーマ |
| A23 | 高齢者 |
| A24 | その他 |
| (II)希望分類B |
|---|
| B01 | 検査・診断 |
|---|---|
| B02 | 内科的治療 |
| B03 | 内視鏡治療 |
| B04 | 外科的治療 |
| B05 | 鏡視下手術 |
|---|---|
| B06 | 化学療法・免疫療法 |
| B07 | 放射線治療 |
| B08 | 病理・基礎研究 |
| B09 | 症例報告(5例以下) |
|---|---|
| B10 | 術後合併症・周術期管理 |
| B11 | 代謝・栄養・緩和 |
| B12 | その他 |
| (Ⅲ)診療科 |
|---|
| C01 | 内科 |
|---|---|
| C02 | 外科 |
| C03 | 肛門科 |
| C04 | 内科&外科 |
|---|---|
| C05 | 内科&肛門科 |
| C06 | 外科&肛門科 |
|---|---|
| C07 | 内科&外科&肛門科 |
| (Ⅳ)詳細カテゴリ |
|---|
| D01 | 該当無し |
|---|---|
| D02 | 機能性消化管疾患の診断・治療の最新エビデンス |
| D03 | 慢性便秘症の診療最前線 |
| D04 | 大腸ポリープに対する内視鏡切除 |
| D05 | 大腸内視鏡治療後のサーベイランス |
| D06 | 抗血栓薬内服患者の大腸内視鏡検査・治療 |
| D07 | 大腸カプセル内視鏡の実臨床応用と最新データ |
| D08 | 大腸ESD |
| D09 | cT1b癌に対する治療戦略 |
| D10 | 高齢者に対する内視鏡診療 |
| D11 | 大腸癌のchemoprevention |
| D12 | 大腸がん検診 |
| D13 | 進行大腸癌に対する化学療法 |
| D14 | 高齢フレイル患者に対するがん診療 |
| D15 | 潰瘍性大腸炎の内科治療 |
| D16 | クローン病の内科治療 |
| D17 | 広義の炎症性腸疾患に対する内科的治療 |
| D18 | 炎症性発癌 |
| D19 | 回腸嚢炎:病態理解と内科・外科連携の最適化 |
| D20 | 大腸憩室疾患 |
| D21 | 感染性腸炎:鑑別・重症化因子・治療戦略 |
| D22 | 虚血性腸炎の最新知見と診療アルゴリズム |
| D23 | AI内視鏡 |
| D24 | AI腹腔鏡 |
| D25 | 膿瘍形成大腸癌の治療成績、手術先行?薬物療法先行? |
| D26 | 膵浸潤大腸癌の治療成績 |
| D27 | 大動脈周囲リンパ節転移に対する外科切除の治療成績 |
| D28 | 大腸癌術後腹膜播種再発に対する外科的切除(卵巣孤発転移を除く) |
| D29 | pT1N(+)大腸癌で術後補助療法は必要か? |
| D30 | 大腸癌脳転移の治療成績 |
| D31 | 大腸癌肺転移に対する切除以外の局所療法の治療成績 |
| D32 | 大腸癌術後の乳糜腹水 どうします? |
|---|---|
| D33 | 家族性腺腫性ポリポーシスに関連するデスモイド腫瘍 |
| D34 | 痔瘻癌の治療成績 |
| D35 | Pagetoid spreadを伴う直腸・肛門管癌 |
| D36 | 直腸NETの治療成績 |
| D37 | 直腸GISTの治療成績 |
| D38 | 宿便性大腸穿孔の治療成績 |
| D39 | 大腸癌肝転移に対する術前化学療法の功罪 |
| D40 | ストーマ脱に対する外科的治療 |
| D41 | 汎発性腹膜炎を伴う急性虫垂炎の治療成績 |
| D42 | クローン病での腸切除術後の再建法別の治療成績 |
| D43 | 潰瘍性大腸炎に対するIRAなど大腸全摘術以外の長期手術成績 |
| D44 | 鼠径リンパ節転移に対する外科的治療 |
| D45 | 症例報告:ロボット支援下大腸手術でのtrouble shooting |
| D46 | 症例報告:challengingな手術を施行した症例 |
| D47 | 症例報告:majorな血管浸潤を伴う悪性腫瘍に対する外科手術 |
| D48 | 症例報告:手術治療を要した稀な小腸疾患 |
| D49 | 直腸脱、骨盤底下垂の治療(こだわりと成績)(直腸瘤を含む) |
| D50 | 痔核の手術手技(多様化する手術方法) |
| D51 | 裂肛治療の最先端 |
| D52 | 複雑痔瘻の手術手技(多様化する手術方法) |
| D53 | 長期罹患歴のIBD患者のサーベイランス(期間や方法)(肛門病変や術後を含む) |
| D54 | 大腸肛門を主体とした医療機関の経営戦略(この危機的状況を生き抜くために) |
| D55 | 便失禁診療の最前線 |
| D56 | 妊娠、出産と肛門疾患 |
| D57 | 抗凝固剤、抗血小板薬投与中の患者の肛門疾患への対応(周術期含む) |
| D58 | AI,ICT,RPAを生かした病院(クリニック)運営 |
| D59 | 症例報告:難渋した直腸肛門術後合併症 |
| D60 | 症例報告:診断に難渋した肛門病変 |
| D61 | 過敏性腸症候群 |
演題登録に関するお問い合わせ
第81回日本大腸肛門病学会学術集会 演題登録窓口
株式会社コンベンションリンケージ
TEL:092-437-4188
E-mail:reg_jscp81@c-linkage.co.jp
