第13回日本心臓弁膜症学会 The 13th Annual Meeting of the Japanese Society for Heart Valve Disease 弁膜症の深奥を極める〜そこから見えてくる心臓〜

会長挨拶

このたび、第13回日本心臓弁膜症学会を2023年11月17日(金)〜18日(土)に札幌で開催します。
テーマは『弁膜症の深奥を極める〜そこから見えてくる心臓〜』です。
“症”とは疾患そのものではなく、病態の徴候や発現型を指し示す言葉です。実臨床においては弁膜そのものを診るのみならず、そこには“弁膜症”という形で発現してくる様々な病態、虚血然り、心筋症、不整脈、遺伝疾患然り、を見通す臨床力が求められます。
また、先天性心疾患の治療成績の向上から、成人期に達したいわゆる成人先天性心疾患Adult Congenital Heart Diseaseの患者さんもたくさん存在し、その病態は乳幼児小児期でのシャント性疾患から成人期では弁膜疾患が主体になってくると思います。
われわれは弁膜症という病態から実に数多くの疾患群の診療チャンスを得ている、との認識から今回のテーマを掲げました。
弁膜症治療の内容も多岐に渡り、内科医・外科医ともに益々深い理解と知識の習得が求められます。
日本心臓弁膜症学会は、日本のトップリーダーの先生方をはじめ、弁膜症治療に携わる内科医・外科医らが一堂に会し、それぞれの立場での知識・知見を互いに共有して最善の治療結果をもたらすための熱い議論を徹底的に交わすことができる場です。
医師・コメディカルを問わず、多数の皆様のご参加を北の大地で心よりお待ちいたしております。

外科系会長 道井 洋吏
​​札幌白石記念病院 副理事長 心臓血管外科 部長
札幌医科大学 心臓血管外科 客員教授
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内科系会長 古堅あずさ
​​北海道循環器病院 循環器内科 部長​​