大会長挨拶
ご挨拶
時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より当学会の活動に、ご理解ご支援を賜り心から感謝申し上げます。
このたび、第67回日本人間ドック・予防医療学会学術大会を令和8年(2026年)9月4日(金)・5日(土)に熊本市 熊本城ホールにおいて開催させていただく運びとなりました。熊本での開催は小山和作先生(当センター名誉所長)が主催された第37回大会以来30年ぶりとなります。本学術大会は、現地開催とWEB開催を併用したハイブリット形式で開催いたします。令和8年は熊本地震からちょうど10年という節目の年でもあります。地震の際には多くの皆様より温かいご支援を頂戴いたしましたことを改めて心より感謝申し上げます。この機会に発災後10年経過し復興しつつある熊本の街を訪れ楽しんでいただければ幸いです。
日本人間ドック・予防医療学会は、人間ドックに限ることなく、健診事業、さらにはそれに伴う予防医療にかかわる事業の普及発展と、質の向上に寄与することを目的として活動しています。
第67回学術大会のメインテーマは「人生のそばに予防医療を」といたしました。2019年に策定された「健康寿命延伸プラン」において予防医療の重要性が強調されています。健康寿命「満ちあふれた人生」を過ごすために予防医療が寄り添っていければと考えます。当センターの基本理念である「Health for All, All for Health-すべての人に健康を、健康に全力を-」は、若年層や高齢者、がんサバイバー、LGBTQの方など、すべての人に、いつでもどこでも健康を届けることを目指しております。また、熊本地震を経験して10年経ったからこそ見えてきた、災害時での健康支援の在り方やその後の展開などを取りあげることで、この大会が通常時のみならず、様々な状況、環境下での健診・予防医療について、改めて考える機会になればと考えております。健診・予防医療に関するステークホルダー、それぞれの方が、それぞれの立場で発表・議論できる場を提供してまいります。日本人間ドック健診協会との共催企画、メディカルスタッフ、事務職による企画も準備しております。
本学術大会の趣旨にご賛同いただき、皆様の多岐にわたるご協力を賜れれば幸甚でございます。今後とも健診・予防医療分野に温かいご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
2026年9月、熊本で皆様とお会いできることを心よりお待ち申し上げます。
令和7年(2025年)8月
第67回日本人間ドック・予防医療学会学術大会
学術大会長 吉田 稔
日本赤十字社熊本健康管理センター 所長