ご挨拶

 盛夏の候、先生方にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 長きに亘るコロナウイルス感染の影響により社会生活が激変しているなか、今回の第122回九州医師会医学会は大分県医師会の担当で開催させていただきます。来る11月26日(土)、27日(日)の両日「ホテル日航大分オアシスタワー」を主会場に開催します。
 今回の医学会はデルタ株が一段落ついた段階で急速にオミクロン株に置き換わり、この最大の特徴は感染力の強さであります。今回の大分県も昨年の沖縄県と同様、WEB 配信を含めたハイブリッド形式による開催とさせていただきます。しかしながら、感染対策は万全に行いますので一人でも多くの先生に会場まで足を運んで頂きますことを願っております。
 26日(土)の特別講演Ⅰは、大分大学医学部消化器・小児外科学講座教授猪股雅史先生に「デジタル医療革命- AI・ロボットと人類との調和-」と題してご講演頂きます。
 また、特別講演Ⅱでは、川嶌整形外科病院理事長の川嶌眞人先生に「医学史からみたパンデミックとの闘い-温故創新-」のご講演をお願いしました。
 2日目の27日(日)は、臨床研究の発表あるいは研修の場として7 分科会の開催を予定しています。記念行事に関しましては新型コロナウイルス感染が九州各県でまだまだ高止まりの状況にあり、収束に至っていないため残念ながら一昨年の宮崎県、昨年の沖縄県と同様、すべての記念行事を中止とさせていただくことにしました。「走ろう会」「卓球大会」「テニス大会」「ゴルフ大会」「サッカー大会」「囲碁大会」等六つの記念事業を開催する方向でそれぞれ代表者の先生方にお願いし、これまで準備して頂いていましたが諸般の事情により、大分県医師会の判断で中止することにしました。この1~2年間、開催に向けて競技場や懇親会の場所などの準備に並々ならぬ努力を行って頂きました六つの記念事業の代表者の先生方には、大変ご迷惑をお掛けしましたことをこの場をお借りして深くお詫び申し上げます。
 「おんせん県おおいた」は、くじゅう連山の雄大な山々と豊後水道の美しい海に囲まれた日本有数の温泉県です。「別府温泉」や「湯布院温泉」など各種温泉が県内至る所に散在しています。オミクロン株後の新たな変異株に注意しウィズコロナの出口戦略を探りながら、安心で安全な日々の中で九州各地から多くの先生方のご来県を心よりお待ちしております。
 最後に、本医学会の開催に向け役職員一同、鋭意準備を進めてまいります。本医学会が実り多きものになりますよう御祈念いたしまして、ご案内の挨拶とさせていただきます。

 令和4年7月吉日


第122回九州医師会医学会長
大分県医師会長
河野 幸治