第91回日本感染症学会西日本地方会学術集会・第64回日本感染症学会中日本地方会学術集会・第69回日本化学療法学会西日本支部総会

会長挨拶

栁原克紀

第91回日本感染症学会西日本地方会学術集会
会長 栁原 克紀
(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野(臨床検査医学))

第91回日本感染症学会西日本地方会学術集会会長を拝命いたしました長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野(臨床検査医学)の栁原克紀です。伝統ある本学会を担当させていただくことになり、光栄でありますとともに重責に身が引き締まる思いです。第64回日本感染症学会中日本地方会学術集会会長の村上啓雄先生と第69回日本化学療法学会西日本支部総会会長の保富宗城先生とともに、2021年11月5日(金)~7日(日)に合同学会として、岐阜市にて開催致します。この形式も定着してきていますが、会長の所属施設にとらわれず、地域性や継続性を考慮しながら、開催地を決定していくことが大切だと考えています。

COVID-19は、世界的なパンデミックとして、甚大な被害をもたらしています。感染症が医療現場のみならず、社会生活から経済まで大きなインパクトを与えることを実感しました。新型コロナウイルスとの戦いはまだまだ続きますし、with / postコロナ時代の感染症学・化学療法学を考える必要もあります。本学会の役割がますます重要になり、社会への貢献も求められています。そのような背景から、学会のテーマは「COVID-19パンデミックを経験して~これからの感染症学と化学療法~」といたしました。本疾患は、検査、診断、治療、感染対策ならびに予防に関して、多方面から対応すべきです。医師、薬剤師、臨床検査技師ならびに看護師などの医療職、基礎研究に取り組む先生方、薬剤を開発する製薬企業の方、検査診断薬に関わる診断薬メーカーの方等、多数ご参加いただき、COVID-19を含めた感染症と化学療法について考える機会になることを願っています。岐阜の地でお会いできますことを楽しみにしております。


村上啓雄

第64回日本感染症学会中日本地方会学術集会
会長 村上 啓雄
(岐阜大学医学部附属地域医療医学センター・ぎふ綜合健診センター)

このたび、第64回日本感染症学会中日本地方会学術集会の会長を拝命いたしました岐阜大学医学部附属地域医療医学センター/ぎふ綜合健診センターの村上啓雄です。伝統ある学会の運営を務めさせていただくことになり、大変光栄に存じます。今回も合同学会の形式で、第91回日本感染症学会西日本地方会学術集会会長の栁原克紀先生と第69回日本化学療法学会西日本支部総会会長の保富宗城先生とともに、2021年11月5日(金)~7日(日)に岐阜にて開催することとなりました。会場は長良川国際会議場と隣接する都ホテル岐阜長良川です。山間部のイメージがあります岐阜市ですが、名古屋から鉄道で20分弱に位置し、かつて織田信長が居城にした岐阜城は濃尾平野を含めすべての方角を見渡すことができますし、麓を流れる長良川はまさに清流で、会場からこれらの美しい風景を眺めることができます。

学会のテーマは「COVID-19パンデミックを経験して~これからの感染症学と化学療法~」とさせていただきました。昨年1年、すべての医療現場で診断・治療・感染対策に未曾有の大きな負担を強いられました。また行政との連携も含め多くのことを学んだのではないかと思います。今回はその経験から明らかになったこと、またそれらをもとに今後どのような感染症学および化学療法の課題に向かわなければならないか、COVID-19そのもののみならず、あらゆる領域での演題のご応募とご発表を期待しております。

織田信長が使用した「天下布武」は武力で国を平定する意味のようなイメージがありますが、本来は戦いをやめ、民を安心させ豊かな社会を構築するという意味が込められていると言います。まさにCOVID-19を鎮圧し、その後の社会を見通しながら、皆さまとディスカッションできる場にしたいと思います。できる限り会場にご参集いただけるようになっていることを期待しつつ、あらゆる手段を用いて数多くの皆様が参加できるようスタッフ一同努力する所存です。みなさまに岐阜でお会いできることを楽しみにしております。


保富宗城

第69回日本化学療法学会西日本支部総会
会長 保富 宗城
(和歌山県立医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座)

このたび、第69回日本化学療法学会西日本支部総会の会長を拝命いたしました和歌山県立医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座の保富宗城です。伝統ある本学会を主催させていただきますこと、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いです。

今回の開催は、これまでと同様に第91回日本感染症学会西日本地方会学術集会会長栁原克紀先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野)と第64回日本感染症学会中日本地方会学術集会会長村上啓雄先生(岐阜大学医学部附属地域医療医学センター・ぎふ綜合健診センター)とともに、3学会合同開催とさせていただきました。会期は、2021年11月5日(金)~7日(日)、会場は岐阜市 長良川国際会議場と隣接する都ホテル岐阜長良川とさせていたいただきました。

学会のテーマには、「COVID-19パンデミックを経験して~これからの感染症学と化学療法~」を掲げさせていただきました。2020年に発生したCOVID-19パンデミックは、我々多くの医療従事者のみならず経済・行政を含め、様々な面において我々の日常生活に多くの負担をもたらしました。また、これまで今そこにある危機として捉えられてきた感染症のパンデミックに直面し、我々が未知のウイルスによる感染症に対して、どのように対応していくか多くのことを学ぶこととなった思います。人類はこれまでにも多くの脅威を乗り越え、発展してきました。COVID-19パンデミックも人類の叡智で必ず収束に向かいうと思います。

本学会では、COVID-19パンデミックを経験して、今後我々がどのように感染症・化学療法の様々な課題にどのように対峙していくか、新たな展開を考えたいと思います。多くのご演題・ご発表いただけることを願います。

開催地となる岐阜は、金華山に上ると濃尾平野が一望でき、織田信長が「天下布武」に込めた夢に想いをはせることができます。本学会では、長崎を「龍」に、岐阜を「織田信長」に、和歌山を「徳川葵」をイメージし、ポスターに思いを盛り込みました。COVID-19制圧後の社会(ポストコロナ社会)において、我々はどのような取り組みが必要となるか、多くの先生と議論ができればと思います。

多くの皆様が、岐阜に集えるよう、3学会会長・スタッフ一同、鋭意努力する所存です。みなさまと岐阜でお会いできることを楽しみにしております。