呼吸生理フォーラム・閉塞性肺疾患研究会

ご挨拶

ご挨拶

「呼吸生理フォーラム/閉塞性肺疾患研究会」新規発足のご挨拶を申し上げます。

57年という長い歴史の中で数々の研究発表やシンポジウムなどを通じて、呼吸器分野にかかわる医師の育成・生涯教育の場として、また、独創的研究を推進する場として、永年非常に重要な役割を果たしてきた「閉塞性肺疾患研究会」と「呼吸生理フォーラム」が合体し、「呼吸生理フォーラム/閉塞性肺疾患研究会」として新規発足することとなりました。

両研究会は、1961年日本胸部疾患学会(日本呼吸器学会の前身)と同時に発足し、学会の主要メンバーがこれらを育成してまいりました。しかし、本研究会を長年に渡りご協力いただいておりましたエーザイ株式会社様による運営が、2019年を最後に終了されることになりました。そこで、2020 年に、例年連日開催としておりました両研究会を一元化して、「呼吸生理フォーラム/閉塞性肺疾患研究会」と名称を改め、複数の企業様からのご支援の下に、新規発足することとなりました。役員には日本の呼吸器病学の中心を担っている先生方が名を連ねておられます。

研究会の会則に記載されている目的・事業内容は以下の通りです。

(目的)本会は、呼吸器専門医の生涯教育や若手医師の育成を目的とする。

(事業)本会は、本会の目的を達成するために次の事業を行う。

(1) 「呼吸生理フォーラム」:呼吸生理を柱に呼吸器全般の最新の診断・治療・病態を広く浸透させると共に、基礎と臨床にわたる研究成果を検討する

(2) 「閉塞性肺疾患研究会」:慢性閉塞性肺疾患(肺気腫・慢性気管支炎)、気管支喘息、ならびに関連疾患や合併症・併存症について臨床呼吸器病学および関連の基礎医学に携わる臨床医師・研究者が相互に知見を交換する

今後、この研究会がより一層発展して社会に貢献できますよう努力いたしますので、皆様には、格別のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

三嶋理晃

会長:三嶋理晃

大阪府済生会野江医療福祉センター 総長/京都大学名誉教授

呼吸生理フォーラム現世話人会からご挨拶申し上げます。

呼吸生理フォーラムは、その前身の肺機能セミナー勉強会を母体とし、閉塞性肺疾患研究会の前日夕方に開催されておりました。呼吸生理フォーラムはオープンなレクチャー方式のフォーラムであり、その世話人は次世代の呼吸器病学を担う医師で構成されております。世話人は数名で構成され、1人の当番世話人が担当年度の世話人会と呼吸生理フォーラムを主催・企画し、世話人全員の担当が終了すれば次の世代の世話人会に引き継ぐ、という歴史を繰り返して今に至っております。また、呼吸生理フォーラム世話人会は、より純科学的な討論を主眼とするclosedの会である佐島シンポジウムと世話人を兼ねておりました。

この度、閉塞性肺疾患研究会/呼吸生理フォーラムの体制が刷新されるにあたり、これまで共通でありました呼吸生理フォーラム/佐島シンポジウムの会則もそれぞれのフォーラム/シンポジウムに応じて独立したものとして運営していくことになります。それぞれが独自性をもち、呼吸器病学の発展にますます寄与できるように展開していくことを祈念してやみません。

呼吸生理フォーラムは、閉塞性肺疾患研究会と歩調を合わせて、臨床医・臨床研究を志向するみなさまに貢献できますよう努力いたしたいと考えております。今後とも皆様におかれましては、ご指導ご鞭撻をいただけますれば幸甚と存じます。

呼吸生理フォーラム 2022年~2027年世話人会一同