学会長挨拶

第70回 日本農村医学会学術総会 開催のご案内

学会長 高野 靖悟

第 70 回日本農村医学会学術総会

学会長高野 靖悟

(JA 神奈川県厚生連代表理事理事長 相模原協同病院 名誉院長)

第 70 回日本農村医学会学術総会学会長を務めさせて頂きます、神奈川県厚生連の高野靖悟です。
身に余る光栄であり、一方で身の引き締まる思いでもあります。
神奈川県厚生連では 28 年前に相模原協同病院の石井病院長のもとで第 42 回を開催し、
12 年前に伊勢原協同病院の別所病院長が第 58 回の学術総会を開催しております。
 新型コロナウイルス感染症は瞬く間にパンデミックとなり、1 年過ぎても沈静化の兆しはありません。
それぞれの厚生連病院では、この未知のウイルス感染症対応に恐怖の中、
医療人としての使命感を持って対応していたことは、私どもの神奈川県厚生連も同様です。
改めて現場の職員の皆様方には感謝の言葉もありません。本当にご苦労様です。
 さて本学会の開催につきましてはコロナ禍での現地開催は不可能と判断し、
理事会でも確認させて頂きましたが、前回の第 69 回日本農村医学会学術総会同様ウェブ開催としました。
メインテーマは「with/after コロナ禍の厚生連病院の使命」とさせて頂きました。
従来より「地域医療を守る」ことが厚生連の使命でありますが、今回のテーマについては
with コロナ禍で地域医療を守るためにどう戦ったのか、職員はどう対応したのか。
そして今後この感染症が終息に向かう時、after コロナ禍において地域医療はどう変わるのか、
その時の厚生連の使命はどう変わっていくのかを論じて頂きたいと思います。
ウェブ開催ではありますが、この学術総会は全国厚生連職員の情報交換の場であり、
共通認識の場であります。臨床研修医にとっては学会発表という機会でもあります。
多くの会員の参加をお願いします。多くの演題を期待しております。
 本学術総会の当番世話人として精一杯準備して参りますので、
ご支援宜しくお願い申し上げます。