第25回日本肝がん分子標的治療研究会

当番世話人挨拶

矢野博久

この度、2022年1月8日(土)に福岡市のホテル日航福岡におきまして第25回日本肝がん分子標的治療研究会学術集会を開催させていただきます。

本研究会は、分子標的薬ソラフェニブが肝細胞癌に対し2009年5月に認可されたことを受けて、肝がん分子標的薬に対する基礎的、臨床的、あるいは有害事象対策に対する知識を深め、肝がんに対する的確な分子標的薬治療を実施することを目的として同年7月に設立されました。本研究会の学術集会は、肝がん診療の専門家に分子標的治療に関する最新の知見を提供する場として、年2回開催されており、今回で25回を迎えます。

2009年以降8年間、使用可能な分子標的薬はソラフェニブのみでしたが、2017年6月にレゴラフェニブ、2018年3月にレンバチニブ、2019年6月にはラムシルマブが認可され、血管新生阻害を中心とした治療薬の選択肢が拡がってきました。更に2020年9月には待望の免疫チェックポイント阻害剤併用療法アテゾリズマブ/ベバシズマブが認可され、直近では2020年11月にカボザンチニブも認可されています。このように、近年、薬物治療の選択肢が増加したことにより、患者さんや腫瘍の状況に応じた最適な治療薬の選択が可能となり、肝がんシーケンシャル治療法も日々進化しています。

今回の第25回の学術集会では、肝がん分子標的薬の基礎研究、比較的新しい分子標的薬の治療効果の新知見、各種分子標的治療薬によるシーケンシャル治療の経験、有害事象を含めた治療における問題点、今後の治療法のあり方などについて議論を深めたいと考えておりますので、たくさんの演題登録をよろしくお願いします。

本学術集会の福岡市での開催は初めてですので、来年年明けのCOVID-19の感染拡大状況によりますが、是非とも現地にご参集いただき研究会と伴に福岡の美味しい食事もお楽しみいただければ幸甚に存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

第25回日本肝がん分子標的治療研究会
当番世話人 矢野博久
(久留米大学医学部病理学講座 教授)

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