ワークショップ
第23回日本うつ病学会総会・第50回日本自殺予防学会総会 特別合同総会では、必要な基礎知識の普及と情報の共有を目的とした「ワークショップ」 を開催いたします。
ワークショップ申込概要
| セッション名 | 申込条件 |
|---|---|
| ワークショップ3,4,13,15,16,17,18,19 日本自殺予防学会 学会公認研修会 | 事前申込必須(有料) 研修会のみの参加も可能 当日受付可能 |
| ワークショップ1,2,5,6,7,8,9,10,11,12,14 | 一部事前申込必須 合同総会参加登録者のみ申込可能 当日受付一部可能 |
学会公認研修会へのお申込について
「ワークショップ」のうち、一部のプログラムについては、日本自殺予防学会の学会公認研修会として開催されます。今回はトピックスを踏まえ、より一層拡充されたものとなっております。詳細は「学会公認研修会」ページをご覧ください。
ワークショップへのお申込について
「ワークショップ」には、一部事前申し込みが必要なセッションがあります。
先着順により募集定員に達した場合は、お申込みをお受けできない場合がありますので予めご了承ください。当日、空きがある場合、入場可能なセッションもございます。
各ワークショップの内容につきましては、以下のプログラム情報をご覧ください。
学会公認研修会以外のワークショップについては、合同総会への参加登録が必須です。
「事前参加登録」のぺージからご登録の際、「ワークショップ申込み」の部分で、参加希望のセッションにチェックを入れてお申込みください。定員になり次第受付終了となります。
すでに事前参加登録済で、追加してワークショップにご参加希望の方は、
運営事務局(reg-jsmd23-jasp50@c-linkage.co.jp)までご連絡ください。
ワークショップ セッション情報
※ご参加には合同総会への参加登録が必要です。
- 自殺予防研究の始め方
- 依存症と自殺予防をつなぐ体験型ワークショップ:「死にたい」の裏にある「やめられない」苦しみ
- CBTと自殺予防
- うつ病看護のためのマインドフルネスとコンパッション
- 自殺予防と精神療法
- 日常診療を精神療法・心理療法化するコツ ーいつもの診察を「支持的精神療法」に変えるポイントー
- 臨床研究のための医療統計学入門
- 自殺未遂者に対するアサーティヴ・ケースマネジメントのはじめかた
- 精神科医療者のための自殺予防研修会
- 周産期のメンタルヘルス支援と自殺予防のためのワークショップ
- 睡眠支援短縮版CBT-Iの演習
ワークショップ1
自殺予防研究の始め方
- オーガナイザー
- 古賀 佳樹(独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター臨床研究部)
- 趣旨
- 本ワークショップは、自殺予防研究をこれから始めたい、あるいは始めたばかりの初学者・若手研究者を主な対象として、研究の立ち上げ方や研究テーマの見出し方、臨床実践との接点の築き方について具体的に検討することを目的とする。自殺予防の実践は広がりを見せている一方で、研究として体系化し発展させていくための方法論やキャリア形成について、若手が率直に議論できる場は必ずしも十分ではない。本企画では、自殺予防研究に継続的に取り組んできた研究者による話題提供を踏まえ、参加者同士のグループワークを通して、研究テーマの設定、臨床経験の研究への活用、研究と実践の両立の課題などを共有・討議する。双方向的な議論を通じて、参加者が自らの関心を研究課題として具体化し、今後の実践および研究活動へと発展させる契機となることを目指す。
- 日時
- 2026年7月9日(木) 15:20-17:00
- 会場
- 第3会場(1階 中ホールA)
- 事前申込
- 有(定員: 42名)
ワークショップ2
依存症と自殺予防をつなぐ体験型ワークショップ:「死にたい」の裏にある「やめられない」苦しみ
- オーガナイザー
- 稗田 里香(東京通信大学人間福祉学部)
- 趣旨
- 依存症のある人の自殺リスクは、「意志の弱さ」ではなく、脳の機能変化による「渇望」、社会的な「孤立(喪失)」、そして再使用(スリップ)時の強烈な「自己処罰感情」によって高まると言われています。
本ワークショップでは、依存症進行のメカニズムなど知識の学習をふまえ、依存症進行の模擬体験を通じて孤立(喪失)を理解していただくことをお手伝いさせていただきます。また、実際に依存症を体験した回復者(家族の立場も含む)の語り(ナラティブ)を聴いていただき、依存症へのアウトリーチについて考える機会を提供することを目的とします。
本ワークショップは、対人援助職(ソーシャルワーカー、心理士、保健師、看護師、保護司、ケースワーカー等)を対象に、最大人数24名で限定して行います。
- 日時
- 2026年7月9日(木) 15:20-17:00
- 会場
- 第4会場(1階 中ホールB)
- 事前申込
- 有(定員: 24名、専門職のみに限定)※当日参加不可
ワークショップ5
CBTと自殺予防
- オーガナイザー
- 大塚 耕太郎(岩手医科大学医学部神経精神科学講座)
- 日時
- 2026年7月10日(金) 10:00-11:40
- 会場
- 第3会場(1階 中ホールA)
- 事前申込
- 無
ワークショップ6
うつ病看護のためのマインドフルネスとコンパッション
- オーガナイザー
- 野末 聖香(文京学院大学大学院)
- 趣旨
- うつ病診療ガイドライン2025では、マインドフルネスは老年期や付加的治療等々で精神療法の一つの選択肢として位置づけらている。認知行動療法(CBT)にマインドフルネス瞑想を統合したマインドフルネス認知療法(MBCT)が、世界のガイドラインに示されているものの、我が国では実施できる治療者が少なく、普及や実装に課題があることも示された。
マインドフルネスは、自動的な反応に気づき、脱中心化の能力を涵養する。体験を通して、ストレスや自己との関係性を見直し、セルフケア能力を高めるものである。看護は、対象者の苦悩に寄り添い、日常生活の中でその人のセルフケアの回復を支援する専門職であることから、マインドフルネスと高い親和性がある。
うつ病では、自己批判や恥、反芻が持続しやすく、苦悩が深まる。マインドフルネスは、評価せずに気づき受け入れる態度を育み、自他へのコンパッションを育てる。またセルフ・コンパッションは、自己批判等を和らげることが報告されており、マインドフルネスに基づく介入においても重要な要素である。援助者がマインドフルネスとコンパッションを体現することは、患者との関係性の中で安心感と安定をもたらし、自分自身へのケアと、同時に質の高いケアとなる可能性がある。本ワークショップでは、それらを体現することの意味を、実践を通して共有したい。
看護職に関わらず、関心のある多くの方のご参加をお待ちしています。
- 日時
- 2026年7月10日(金) 9:40-11:40
- 会場
- 第4会場(1階 中ホールB)
- 事前申込
- 有(定員: 30名)
ワークショップ7
日常診療を精神療法・心理療法化するコツ
ーいつもの診察を「支持的精神療法」に変えるポイントー
- オーガナイザー
- 中川 敦夫(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室)
- 趣旨
- 精神療法は専門家だけの技法ではない。外来・病棟での何気ないやり取りの中にも、治療的意義を持たせる視点と工夫が存在する。しかし、わが国では精神療法的アプローチを日常診療に統合する教育機会は十分とは言えず、共感や励ましが「雰囲気」にとどまり、評価や介入へ体系的に接続されないまま終わることも少なくない。
本ワークショップは、日本うつ病学会 精神療法・心理療法委員会の企画として、精神療法の専門的訓練を受けていない医療・保健従事者を対象に、①共感を「評価」へどう結びつけるか、②励ましを「介入」へどう転換するか、③助言が逆効果にならないための工夫、といった支持的精神療法の実践的ポイントを提示する。
日常診療そのものを精神療法的営みに再構成するための視座とスキルを共有し、患者との関係性を治療資源として最大化することを目指す。なお、本ワークショップでは、「動画で学ぶ支持的精神療法入門」(監訳:大野裕・堀越勝・中野有美、医学書院)をテキストとして使用する。
- 日時
- 2026年7月10日(金) 9:40-11:40
- 会場
- 第5会場(1階 104+105会議室)
- 事前申込
- 無
ワークショップ8
自殺予防と精神療法
- オーガナイザー
- 田所 重紀(札幌医科大学医学部精神医学講座)
- 趣旨
- 自殺念慮を有する患者に対して有効とされる精神療法は、認知行動療法をはじめとしていくつか知られている。しかしながら臨床の現場では、目の前で切迫した自殺念慮を訴える患者に対し、実際にどのような言葉をかけ、どのような対話を積み重ねていけばよいのかについて、十分に共有された実践知があるとは言い難い。多くの場合、その対応は依然として個々の治療者の経験と力量に委ねられているのが現状である。本ワークショップでは、この臨床上の「空白」に正面から向き合うべく、自殺念慮を訴える患者と治療者との間の言語的やり取りを詳細に描写した架空の臨床スクリプトを題材とし、「その場で、何をどのように問い、どのように応答するのか」を、参加者自身が考えて議論することを目的とする。具体的には、異なる精神疾患および生活背景をもつ2症例をとり上げ、それぞれについて、自殺念慮をどのようにアセスメントし、どの時点でどのような言語的介入を行うのかを、具体的な対話の流れを追いながら検討していく。その過程で、患者の思考・行動・感情のどの側面に着目し、それらの側面にどのような介入を行うのかについても考察する。さらに、認知行動療法および森田療法をそれぞれ専門とする2名の講師が、自殺念慮を有する患者に対して、各精神療法がどのような視点を提供し、臨床実践にどのように活かし得るのかを解説する。
- 日時
- 2026年7月10日(金) 13:10-15:10
- 会場
- 第3会場(1階 中ホールA)
- 事前申込
- 有(定員: 36名)※当日参加不可
ワークショップ9
臨床研究のための医療統計学入門
- オーガナイザー
- 米本 直裕(富山大学医学部医療統計学講座)
- 趣旨
- 臨床研究を適切に計画、実施、報告するためには、統計学の基礎的理解が不可欠です。しかし、統計学に対して難解で専門的という印象を持つ臨床家や研究者は少なくありません。本ワークショップでは、臨床研究を行う医療従事者や若手研究者を主な対象として、臨床研究の実践に役立つ医療統計学の基本的な考え方をわかりやすく紹介します。はじめに、臨床研究における統計学の役割について概説し、研究デザイン、仮説設定、サンプルサイズの考え方、データ解析等の基本的な流れなどを説明します。臨床研究の具体的な事例と関連づけながら解説し、統計解析結果の読み取り方や、論文を批判的に評価する際のポイントについて解説ます。さらに、参加者は仮想的な研究データを用いて解析を行い、理解を深めます。統計ソフトウエアによる実習を行いますので、参加者は統計ソフトウエア JMP (https://www.jmp.com/ja/download-jmp-free-trial:無料トライアル版)を事前にインストールしたPCを各自で持参してください。
- 日時
- 2026年7月10日(金) 15:20-17:20
- 会場
- 第3会場(1階 中ホールA)
- 事前申込
- 有(定員: 36名)※当日参加不可
ワークショップ10
自殺未遂者に対するアサーティヴ・ケースマネジメントのはじめかた
- オーガナイザー
- 石橋 竜太朗(札幌医科大学医学部精神医学講座)
- 趣旨
- 本企画は、日本自殺予防学会「自殺企図患者に対する継続支援研修委員会」によるもので、ACTION-J研究によりエビデンスが確立され診療報酬化(救急患者精神科継続支援料)されたアサーティヴ‧ケースマネジメント介⼊プログラムを学ぶためのワークショップです。同プログラムの詳細を学ぶ機会は、現在、診療報酬要件研修会に限られていますが、本ワークショップには誰もが参加可能です。本研修会では、「なぜ自殺未遂者ケアなのか」、そして「エビデンスに基づく自殺未遂者医療の社会実装化」の概要を講義で学んだ後に、グループワーク方式により系統的な症例検討を実施します。そして、ケースマネジメント面接を体験していただきます。講師およびファシリテーターは、「自殺再企図防止のための救急患者精神科継続支援研修会」の公認ファシリテーターが務めます。 本企画は、「救急患者精神科継続支援をこれから始めたい」、「救急患者精神科継続支援に関心があるが内容を知りたい」、「すでに診療報酬要件研修会を受講したが復習したい」という方に最適の企画だと思いますし、専門家によるファシリテーションと双方向性の学習により、自殺未遂に対するエビデンスのある適切な介入法について学ぶ最適の機会となるでしょう。なお、研修会後には、救急患者精神科継続支援料算定や未遂者ケアに関する情報提供、参加者・ファシリテーター相互の情報交換の場を設ける予定です。
- 日時
- 2026年7月10日(金) 15:00-17:30
- 会場
- 第4会場(1階 中ホールB)
- 事前申込
- 有(定員: 40名)
ワークショップ11
精神科医療者のための自殺予防研修会
- オーガナイザー
- 河西 千秋 (札幌医科大学医学部精神医学講座)
- 趣旨
- 患者の自殺を防ぐことは精神科臨床における最重要課題です。自殺と精神疾患の関連は密接であり,自殺対策基本法,および大綱等において,自殺対策への精神科医療者の関与が強く求められてきました。今般,2025年の改正自殺対策基本法には医療者に対する自殺予防教育の機会の提供が明記され,医療者に対する自殺予防教育の義務化の方向性が打ち出されました。当該研修会は,大塚,河西らによって開発された自殺予防のための教育研修プログラム10 Essentialsを用いて実施されるものであり,基本法に求められている自殺予防教育に相応するものとなります。受講者は、グループを構成し,複雑深刻模擬事例に対して、10 Essentialsに掲げられた10の要項に従って、自殺対策専門家によるガイドとファシリテーションを受けながら問題解決アプローチを検討し,自殺予防のための基礎的知識と介入技術を学びます。当該プログラムを用いたワークショップ開催は,2017年度以降の日本精神神経学会学術総会以降恒例となっており,その有効性についても国際誌上で報告されています。
- 日時
- 2026年7月10日(金) 15:10-17:10
- 会場
- 第5会場(1階 104+105会議室)
- 事前申込
- 有(定員: 40名)
ワークショップ12
周産期のメンタルヘルス支援と自殺予防のためのワークショップ
- オーガナイザー
- 柏木 智則 (札幌医科大学医学部精神医学講座)
- 日時
- 2026年7月10日(金) 17:40-20:10
- 会場
- 第3会場(1階 中ホールA)
- 事前申込
- 有(定員: 40名)
ワークショップ14
睡眠支援短縮版CBT-Iの演習
- オーガナイザー
- 香月 富士日(名古屋市立大学大学院看護学研究科)
- 趣旨
- 不眠に対する認知行動療法(CBT-I)は有効性が確立されているにもかかわらず、普及が十分でない。短縮版CBT-Iは精神科での臨床経験と基礎的コミュニケーション能力があれば行うことができる比較的簡単な精神療法である。しかし研修などを受ける機会が少ないためになかなか取り組むことができない人も多い。今回は、講師の実践経験をもとにCBT-Iの治療要素の中でも、特に効果が高い治療要素であると確認されている睡眠制限法と刺激コントロール法に絞って技術を習得できるようにWS形式で学ぶ。
- 日時
- 2026年7月11日(土) 9:40-11:40
- 会場
- 第5会場(1階 104+105会議室)
- 事前申込
- 有(定員: 30名)