ご挨拶
総会長ご挨拶
総会長 大毛 宏喜
(広島大学病院感染症科)
ずいぶん昔の話です。学会からの帰り道、フェリーの甲板でした。すっかり暗くなった海を見ながら、ある先生と二人で話をしていて、「臨床微生物学会は面白いから入った方が良いよ」と言われました。早速入会して学術集会に参加し、驚きました。検査の奥深さ、面白さ、新たな発見・・・あまりの刺激に興奮して帰ったのを覚えています。いまや感染症主要4学会の中で、一番勢いのある学会ではないでしょうか。そんな素晴らしい学会の会長を務めさせて頂くことを、大変光栄に存じております。今回に至るまで私をお引き立て下さった先生方、また会長に御推挙下さいました役員・評議員の先生方、会員の皆様に心より感謝申し上げます。
本学会の歴史を紐解くと、臨床検査技師の先生方がベッドサイドに出ていけるように、という思いが込められていたことがわかります。以来40年近くが経ちますが、いまだに多くの施設でハードルが高いのが現状です。ましてや日々の多忙な業務の中では容易でありません。そこで今回のテーマに「Break a leg!」という言葉を選びました。舞台に出ていく仲間に「頑張れ」と声をかける時のセリフです。本学術集会が少しでも臨床現場に出る応援の一助になることを願っています。
本学術集会の副会長は、学会の発展に大きな足跡を残しておられる宮本仁志先生にお願い致しました。先生にご指導頂きながら準備を進めて参ります。そしてプログラム委員長は、あの日船の上で私をこの学会にお誘い下さった三鴨廣繁先生にお願いしました。プログラム委員の先生方には、沢山のフレッシュなご企画を頂き、感謝申し上げます。
今回も多くの企業の皆様にご支援頂く事となり心より感謝申し上げます。また学会事務局の皆様には大変お世話になりました。加えて運営のパートナーである株式会社コンベンションリンケージには多くの建設的なご提案を頂きました。お世話になった皆様に心からのお礼を申し上げます。
博多での開催は本学会としては初めてです。会員の皆様のお越しをお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
副総会長ご挨拶
副総会長 宮本 仁志
(愛媛大学医学部附属病院 検査部)
この度、副総会長を拝命いたしました愛媛大学医学部附属病院検査部の宮本仁志でございます。総会長の大毛宏喜先生のもと、鋭意開催準備を進めております。第38回日本臨床微生物学会総会・学術集会、今回のテーマは 「Break a leg」。直訳すると「脚を折れ」ですが、「思いきって挑戦しよう」「全力でやってこい」という、背中を押す言葉です。私たち臨床微生物の世界も、『失敗が怖い、質問するのに勇気がいる』、若手だと『先生と話すのは遠慮してしまう、間違っていたらどうしよう』そんな場面が、正直多々あることかと思います。でも今学会は違います。失敗はデータ、恥は経験値です。第38回日本臨床微生物学会総会・学術集会は午年から未年へ。2026年は馬のように走り続け、そして、2027年は羊のように、群れて、つながって、温まる年です。この学会が、発表の場だけでなく、多くの先生方と語り合って、「また会いたい人ができる場所」になることを願っています。最後にもう一度。Break a leg! 博多で、思いきり交流していきましょう。
また、プログラム委員長の三鴨廣繁先生をはじめプログラム委員の先生方からテーマに沿った多彩なアイデアをいただき、ご参加いただける皆さまに寄与できるプログラムを企画しております。
本学会が、活発で実りある議論の場となるとともに、博多の歴史や文化、そして食の魅力にも触れていただく機会となれば幸いです。
ご参加の皆様にとって、本学会が新たな知見と良き出会いをもたらす場となることを祈念いたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。