ご挨拶

この度、京都大学肝胆膵・移植外科は、第45回日本肝移植学会学術集会会長に推挙され、2027年6月26日(金)〜27日(日)にアクリエ姫路にて開催させていただくことになりました。本例会では、日本の肝移植医療、肝移植消化器診療に携わる医療従事者、研究者、企業関係者等、多数の方々にお越しいただき、多くの研究発表と活発な討論が行われます。
さて、今回の第45回学術集会では、メインテーマを「もっと身近に、肝移植」と掲げさせていただきました。
わが国の肝移植医療は、先人たちのたゆまぬ努力により着実に成熟してまいりました。現在、Transplant Oncology(腫瘍移植学)の進展などにより、これまで限界とされた悪性疾患への適応が広がりつつあります。私たちがこうした技術革新に挑むのは、肝移植を特別な医療から、より多くの患者さんにとって「当たり前の治療の選択肢」へと変えていくためです。患者さんやご家族、そして地域で診療にあたる医療者にとって、肝移植が「もっと身近な存在」となるべきフェーズに入っていると確信しております。そして、この新しい基盤を社会に定着させ、未踏の領域を切り拓いていく主役は、次世代を担う若手たちです。本学術集会では、過去の叡智を継承しつつ、若手が生き生きと議論を交わし、未来の移植医療を牽引していく「飛躍の場」としたいと考えております。患者さんを中心とした温かい医療の実現と、それを支える技術革新、若手育成について、全国の皆様と実りある議論ができることを心待ちにしております。格別のご支援とご参加を賜りますよう心よりお願い申し上げます。