ご挨拶

第28回日本冠動脈外科学会学術大会
会長 新浪 博士

東京女子医科大学 心臓血管外科 教授

 このたび、2024年7月11日(木)・12日(金)に京王プラザホテル(東京都新宿区)において、第28回日本冠動脈外科学会学術大会を開催させていただくこととなりました。本学会は1970年秋に発足した日本冠動脈外科研究会を前身として1996年に創立され、冠動脈外科に特化した学会として800名余りの会員が所属しています。準機関誌としての Annals of Thoracic and Cardiovascular Surgery (ATCS) の発刊や冠動脈外科手術の現状に関する全国アンケート調査も毎年行われている活発な学会です。欧米やアジア諸国の冠動脈外科医からも注目され、学術大会では海外との合同セッションも開催されています。

 今回、学術大会のテーマは「以針伝心」といたしましたが、これは 冠動脈手術にとって必須な運針技術とその継承を表現したものです。エキスパートの皆さんからのノウハウの伝授、若い世代の術者への継承、新しい時代の冠動脈外科のありかたについてこの会で議論できればと思っております。

 今回の会場は新宿にこだわり、京王プラザホテルとさせていただきました。新宿は各方面からのアクセス良好で、刻一刻と変貌を続ける「力」をもった街です。現在再開発のまっただ中で、新たなスポットも続々と完成しております。きっと新たな発見があることと思います。ポスターやホームページには新宿の交差点の夜景を用いました。この交差点は有名なアニメ映画のワンシーンにも使われたことでも知られています。新宿近傍には他にもアニメ映画の「聖地」が点在しており、暑いさなかではありますが、討論の合間に「聖地巡礼」していただくのもご一興かと思います。

 是非、多くの方にご参加いただけることを願っております。

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