会長挨拶

第35回日本レーザー医学会西日本大会
会長 清水 忠道
(富山大学学術研究部医学系皮膚科学)

 この度、第35回を迎える日本レーザー医学会西日本大会を、2024年7月27日(土)に富山市において開催する運びとなりました。富山市での開催は初めてになります。この学会は関西地方会が発展したものであり、本大会が名称変更後3回目の大会となります。この開催を光栄に思いますと共に、その重責に身の引き締まる思いです。現在鋭意準備を進めています。

 レーザーは医療分野、工業分野、情報・家電分野、娯楽分野、建築分野などで幅広く研究され、利用されています。 

 この学会はレーザーが医学の中でも複数の診療科に関わる上に、さらに歯科、獣医、生化学、理工学、農学、物理学、薬学など幅広い専門領域の研究者が集う領域横断的な学会であります。今回も“レーザー”分野において、基礎的研究とその臨床応用が融合されています。その解析された研究成果について議論を交わす貴重な会であり、情報交換を目的としています。

 当学会のテーマは「時の矢とレーザーの進化」にしました。紫外線発がん研究の第一人者でありました、ハロルド・ブラムの名著であります「time’s arrow and evolution 1951」をアレンジしたものです。 レーザーの医療技術は日々進歩していますが、さらに柔軟な発想と推進力でこの分野の発展を進めていかなくてはならないという気持ちを込めました。

 本学会では、順天堂大学の須賀康教授ならびに富山大学工学部大嶋佑介准教授にご講演を賜ります。最新の話題を提供してくださると期待しています。

 医師、研究者、メディカルスタッフの方々には世代や職種を超えた議論の場になることを期待すると共に、レーザーの手技を深める、あるいはレーザーを新たに目指す契機になれば望外の喜びです。

 北陸新幹線が敦賀まで延伸する2024年は、関西から富山への移動時間が短縮され便利になります。雄大な立山連峰がそびえ立つ富山の地に、是非ともお越しください。それでは皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

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