2021.5.22 sat-23 sun@online
北海道薬学大会 開催:2021年5月22日(土)・23日(日)オンライン開催

大会長挨拶

第68回北海道薬学大会 大会長
(一般社団法人 北海道薬剤師会会長)
竹内 伸仁

 昨年の第67回大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら昭和29年の第1回での函館市における開催以来初めて開催を中止いたしました。
 今年は、第68回北海道薬学大会を5月22日(土)・23日(日)の両日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、講演をWebによりライブ配信いたします。
 この他、5月22日(土)~30日(日)にオンデマンド配信として、ポスター発表、写真展も配信いたします。
この大会は、北海道内の薬事・薬業関係者が一同に会し、日頃の調査・研究活動を発表し、また、情報交換を通して、薬剤師の資質向上を図ることを目的としており、第66回大会は3,700名を超える参加をいただきました。
 さて、令和元年12月に公布された改正医薬品医療機器等法で全ての医薬品の供給施設として薬局が再定義されており、地域住民・患者から信頼され、選ばれる「かかりつけ」としての機能と役割を一層充実させると共に、地域包括ケアシステムにおける多職種との連携を通じ、地域住民の健康支援・健康増進への貢献が求められております。
 同法では、薬剤師は医薬品の服用期間を通じた服薬状況の把握や指導を行い、必要に応じて医師等に情報提供するよう努め、薬物療法の最適化に寄与することのほか、医療機関等との情報連携や、在宅医療を含む様々な患者の医薬品使用状況を一元的・継続的に管理・対応できる薬局と、専門的な薬学管理に他の医療提供施設と連携して対応できる薬局を認定する制度が導入されました。
 このことは、地域住民の薬物治療全体の責任を担うことを意味しております。
 近年の調剤報酬改定では、従前からの対物業務から対人業務への評価が移る中、高齢者の多剤投与対策等も含めた適正な処方の在り方の検討、健康サポート薬局においてはOTC医薬品の普及等を通じたセルフメディケーションの推進も必要であります。
 薬剤師・薬局を取り巻く環境が大きく変わりつつある中で、全ての薬剤師・薬局の能力及び機能の向上を図ると共に、薬剤師の職能薬局の機能について周知・啓発し、更に医薬分業のメリットを実感いただくよう取り組むことが重要であります。
 第68回北海道薬学大会は、コロナ禍においての開催となりますが、講演、ポスター発表等、薬剤師としての原点を見直し、更にWithコロナの状況下で医療人として、安心・安全な社会への貢献ができる薬剤師を目指すとともに、社会に見える薬剤師へ近づき、薬剤師への評価が高まるように願っております。
 本大会が、皆様にとってより一層の研鑽の場となるよう万全の準備を進めておりますので、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。
 このような状況の中、試行錯誤しながらの開催となりますが、次回の北海道薬学大会では、一堂に会することができるよう一日も早い新型コロナウイルス感染症の収束を願い、本大会の挨拶とさせていただきます。