大会長挨拶

第19回 日本パーキンソン病・運動障害疾患学会コングレス
大会長 高橋 一司
(東京都立神経病院 脳神経内科)
この度、第19回 日本パーキンソン病・運動障害疾患学会(MDSJ)コングレス大会長を拝命致しました。誠に光栄なことと存じます。第19回MDSJコングレスは、来る2025年7月24日(木)〜26日(土)の3日間、会場は東京(浜松町コンベンションホール)において開催致します。
“Moving Forward Together”を大会テーマに、本領域における最先端の医療、その果たすべき役割、臨床の現場での課題などを幅広い視点から取り上げ、本学会の発展と関連領域の医療を向上させるために充実した内容のコングレスを目指します。ご参加の皆様には、「基礎と臨床のクロストーク」から「多職種連携のチーム診療」まで、あらゆる領域で“Together”のマインドの重要性を改めて認識していただき、本学会が大会テーマのもと、さらに躍進することを願っております。パーキンソン病とその関連疾患、また運動障害疾患の臨床は大きなパラダイムシフトを迎え、本学会は今「大きな一歩」を踏み出しつつあります。その一方、医療者としての我々の日々の診療は「小さな一歩」の地道な積み重ねからなります。本コングレスにて、ご参加の皆様それぞれの立場で、前へ「一歩」を踏み出していただきたいと願いを込め、メインテーマを掲げました。
また、MDSJコングレスの目的のひとつは「教育」です。設立以来、経験や立場に関わらず「学ぶ」ことを重視して参りました。会員の皆様のご支援・ご協力のもと、不随意運動のphenomenologyから、パーキンソン病などの運動障害疾患の診断・病態研究、治療・ケアまで、その最先端を学んでいただけるプログラムを準備致します。また成人診療に役立つ神経小児科領域の企画、若手PD道場の充実など、熊田聡子 副大会長、齊藤勇二 事務局長と共に、東京都立神経病院一同、心を込めて準備して参ります。
会場の浜松町コンベンションホールは、最寄りの大門駅に直結、JR浜松町駅から徒歩2分と都内でも屈指の立地です。メインテーマの”Together”の通り、多くの皆様が現地にご参加くださいますよう、心よりお待ちしております。