日本尿路結石症学会 第28回学術集会

Stone freeを目指して Science,Technology, 外科医の技の結集

会長挨拶

日本尿路結石症学会第28回学術集会を
開催するにあたって

日本尿路結石症学会第28回学術集会
会長 松田 公志
関西医科大学腎泌尿器外科学講座

日本尿路結石症学会第28回学術集会の担当を仰せつかり、大変光栄に存じております。自身では尿路結石症研究に携わったことはありませんが、尿路結石症を専門としている教室員を中心に、教室を上げて準備をさせていただいています。

泌尿器科医になりたてのころ、毎週、傍腹直筋切開や腰部斜切開で尿路結石の手術を行い、腎盂の中に小指を入れて小さな結石を引きずり出していたものです。その後、PCNL、SWL、TULが次々と開発され、治療手技は格段の進歩を遂げましたが、結石症の原因究明と予防については、いまだ飛躍的な進歩とまではいかないのが実情かと思います。毎日のように行っている内視鏡下砕石術の技術向上とより低侵襲で効果的な手技の開発とともに、原因に即した予防を含めて、学術集会のテーマを「Stone Freeを目指して:Science、Technology、外科医の技の結集」とさせていただきました。わたくしどもでは、主に進歩したTechnologyの活用と外科医の技の向上に取り組んでおりますので、プログラムもその部分に力が入りがちですが、ぜひとも尿路結石症の科学について、基礎的、臨床的研究を多くお寄せいただき、バランスの良いプログラムにしていただければと願っています。

尿路結石症の患者さんは多く、若手の泌尿器科医は尿路内視鏡手術にたいへん興味を持っておられます。そこで、それらの先生方を対象に小規模なHands-on trainingをいくつか企画したいと考えています。そこに参加される先生方が、学術集会のセッションにもご出席いただき、尿路結石症の研究に興味を持っていただくことができれば、わたくしどもが本学会を主催させていただく意義があろうかと考えています。

真夏の大阪で、参加される先生方には快適ではないかとは存じますが、どうか本学会を盛り上げていただきますようによろしくお願い申し上げます。