会長挨拶

 この度、第61回日本心身医学会総会ならびに学術講演会を2020年6月26日、27日に札幌コンベンションセンター(札幌市)にて開催させていただくことになりました。
 本学会総会は、これまで北海道で、第9回大会(諏訪 望会長)、第25回大会(並木正義会長)、第33回大会(山下 格会長)、第49回大会(小山 司会長)、第58回大会(坂野雄二会長)の5回開催されており、今回が6回目の開催となります。特に、第58回大会からわずか3年で再び北海道での開催となった背景には、東京オリンピックの開催年と重なったことが関係しております。また、節目の第60回大会が第2回日本心身医学関連学会合同集会として、例年の6月よりも遅く、2019年11月15日〜17日に開催される関係で、その開催前より本大会の準備に入らせていただきました。
 今回の大会テーマは「心身医学の新たなる展開〜多彩な連携で広大な大地へ」といたしました。心身医学は、医学・医療のベースにあるものであり、診療科、職種、院内外などの垣根を超えて、地域社会とも連携しながら、国民生活に広く浸透していくことが必要でありますし、そのような視点に立てば、まだまだ未開拓な広大な領域が残されており、無限の可能性が拓けるのではないか、本学会がそのために果たすべき役割は大きいのではないかという意味を込めております。また、以前に比べて、本学会員に占める精神科医の割合がかなり減っておりますことから、本大会では精神医学的切り口からのプログラムも多く取り入れ、心身医学に関連する諸問題や課題を多彩な視点から議論していきたいと考えております。
 北海道の6月は、鬱陶しい梅雨もなく、ウニやカニなどの新鮮な魚介類が最も美味しい時期にあたり、まさにベストシーズンです。是非ともご家族と一緒に札幌まで足をお運びいただき、素晴らしい自然と最高の魚介料理も併せてご堪能いただければ幸いです。多くの皆様のご参加と闊達な議論によって、本大会を充実した内容にしていただきますようにお願い申し上げます。

2019年9月吉日

第61回日本心身医学会総会ならびに学術講演会
会長 久住 一郎
(北海道大学大学院医学研究院精神医学教室 教授)