会長挨拶
ご挨拶
第49回日本頭頸部癌学会
会長 本間 明宏
北海道大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室

このたび、第49回日本頭頸部癌学会総会・学術講演会を北海道大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室が担当させていただくことになりました。当教室が担当させていただくのは、平成6年(1994年)に前身の日本頭頸部腫瘍学会を第5代教授犬山征夫先生、平成21年(2009年)に先代、第6代教授の福田諭先生が担当させていただいて以来16年ぶりのことであり、大変光栄に存じております。ご指名を賜りました丹生健一前理事長、吉本世一理事長、本学会役員各位ならびに会員の諸先生方に心より感謝申しあげます。会期は令和7年(2025年)6月13日(金)~14日(土)、会場は前回と同じグランドメルキュール札幌大通公園(旧 ロイトン札幌)で開催させていただきます。
本学会は、私が若い時から毎年必ず参加してたくさん勉強させてもらっている個人的にも一番思い入れが深い学会です。頭頸部がんを専門にしようとしてる若い先生方、そしてベテランの先生方も毎年この学会で多くのことを学んでいるものと思います。今回も、多くの先生方が刺激を受けて、これからの頭頸部がんの進歩に役立つような学会にしたいと思っています。
海外招聘講演は、放射線治療の世界的リーダーのSandro V Porceddu教授(Radiation Oncology, Peter MacCallum Cancer Centre, Melbourne, Australia)、小児の甲状腺がんの世界的権威であるKen Kazahaya教授(Thyroid Center at Children's Hospital of Philadelphia, University of Pennsylvania)に、そして、特別講演は前仲勝実教授(北海道大学大学院薬学研究院創薬科学研究教育センター)にお願いしています。創薬研究のtop researcherのスケールの大きい、夢のある話が聴けるものと私も楽しみにしています。
6月中旬の札幌は天気が良く、樹木は新緑に彩られ、しかも涼しく、とても気持ちの良い時期です。奮って演題を応募していただき、頭頸部がんについて熱く語りあい、北海道の観光・食事などもあわせて楽しんでいただければと思います。
教室員、そして北海道大学の頭頸部がんに関わっている診療科が一丸となって準備をすすめてまいりますので、多くの先生方にご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。