ワークショップ2-4「裂肛に対する手術:SSG vs LSIS vs 用手拡張」

司 会 八子 直樹 (医療法人桜樹会 八子医院 外科、肛門科)
野明 俊裕 (社会医療法人社団高野会 くるめ病院)

肛門疾患・直腸脱診療ガイドライン2020年版によれば、「手術の目的は,内肛門括約筋の過緊張による高い肛門静止圧を軽減させ,肛門上皮への血液供給を増加させることである」とされている。それを目標として様々な術式が考案されているが、現在本邦で行われている主な術式として皮膚弁移動術(SSG)などの肛門形成術、側方内括約筋切開(LSIS)、用手拡張術などが挙げられる。しかし、対象症例や施設、術者の経験、習熟度によって選択される術式が異なっている。本ワークショップにおいてはそれぞれの術式の適応、手術成績、合併症を客観的指標を用いて発表していただきそれを基にしたディスカッションを行いたい。実りあるワークショップにするためなるべく多くの施設の参加をお願いする。