ワークショップ2-1「チーム医療」

司 会 野明 俊裕 (社会医療法人社団高野会 くるめ病院)
佛坂 正幸 (潤和会記念病院 外科)

近年医療の発達により、その高度化・複雑化に伴う業務の増大により医療現場の疲弊が指摘されてきている。このような中、患者に対して高度で適切な医療を提供するために、医療に従事する多種多様な医療スタッフが、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に対応した医療を提供する「チーム医療」が重視されてきている。感染におけるICTや栄養におけるNSTなどは病院全体における取組として行われ一定の成果をあげており、大腸肛門病学の分野では手術看護・がん薬物療法看護・皮膚排泄ケア・コンチネンスリーダー・緩和ケアの認定看護師、がん・がん薬物療法・外来がん治療の認定/専門薬剤師やのみならず、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカーなどの参加による患者中心のチーム医療が望まれる。このような中、幅広い観点からチーム医療について、その意義、問題点について議論したい。