ビデオシンポジウム1-2「脾彎曲部癌の手術」

司 会 福長 洋介 (がん研究会有明病院 消化器外科)
大塚 幸喜 (藤田医科大学 先端ロボット・内視鏡手術学)

大腸癌手術のなかでも横行結腸癌、下行結腸癌に対する手術はいまだ定型化されておらず、特に脾弯曲を授動する手技は難易度が高い手技とされている。さらに、根治を目指した進行脾弯曲部癌手術においては、至適リンパ節郭清範囲の設定やアプローチ法、吻合法は各施設様々である。また、2022年4月にロボット支援下結腸癌手術が保険収載され、右側結腸を中心に導入が始まったが、最近では左側結腸においても積極的に施行されている施設も多くなってきた。本シンポジウムでは各施設の進行脾弯曲部癌に対する手術における安全なアプローチ法、郭清法、吻合法についてビデオで供覧していただき、そのコツおよびピットフォールとその対策についても示していただきたい。