ご挨拶
第76回日本病院学会
学会長 武田 隆久
(医仁会武田総合病院 理事長)

さて、この度第76回日本病院学会を2026年7月2日(木)・3日(金)の両日、京都市の国立京都国際会館において開催させていただくことになりました。京都府での開催は第48回大会以来、28年ぶりとなります。
日本病院学会を運営する日本病院会は、昭和26年(1951年)に病院の向上発展とその使命遂行を図り、社会の福祉増進に寄与することを目的として設立されました。会員は日本におけるすべての経営主体の病院でもって組織し、現在約2,600の会員病院が一丸となって、地域医療の向上と発展を目指し、各種研修や政策提言等、数多くの活動を行っている医療団体です。
そして、年に一度、全国の病院に勤務する医師、看護師をはじめとするメディカルスタッフ等の多くの専門職が一同に会し、医療を取り巻くさまざまな問題について、講演、シンポジウム、一般演題などの議論を通して研鑽し、技術の向上のみならず、今後のあるべき病院の姿や地域における医療提供のあり方等を考える貴重な場となっています。
2025年を目途に病床の機能分化・連携の取組が進められてきた地域医療構想は、医療・介護の複合ニーズを抱える85歳以上人口がピークとなる2040年に向けて、新たな転換期を迎えました。高齢者の増大と現役世代の減少に伴う医療需要の変化を見据え、地域完結型の医療・介護提供体制の構築、かかりつけ医機能や在宅医療、医療・介護連携等を含め、中長期的な課題に対応するため、2026年、新しい地域医療構想がスタートします。
これにより、医療機関、特に病院における医療機能はより一層選択と集中が求められることになります。
「Re:start 未来の医療に向けた選択」
このテーマのもと、私たちは一度立ち止まり、京都という「伝統と革新が共存する街」で、医療のあり方を問い直し、未来の医療を共に考えていく機会にしたいと考えています。
本学会が開催されるのは、祇園祭の幕開けと重なる時期であり、京都の町中には「コンチキチン」とお囃子が響き渡り、夏の風情が色濃く漂います。
学会では、充実した学術プログラムに加え、「医療人の集い」は学会初となる平安神宮特別拝観、その他京都ならではの文化やおもてなしを感じていただける企画も多数ご用意しております。
学会期間中はもちろん、終了後もぜひ京都の街を散策し、古都の魅力を存分にご堪能いただければ幸いです。
皆様の多数のご参加を心よりお待ちしております。