ワークショップ3

免疫療法時代の肝癌診療

司会
  • 古賀 浩徳
    (久留米大学 先端癌治療研究センター)
  • 杉本 理恵
    (九州がんセンター 消化器・肝胆膵内科)

2020年にアテゾリズマブ+ベバシズマブによる複合免疫療法が肝細胞癌に対して承認され、進行肝細胞癌に対する治療は大きく変化した。ガイドラインにおいてもそれまでのソラフェニブ、レンバチニブに代わりこの複合免疫療法が第一選択と位置付けられた。それから約2年が経過し複合免疫療法による実臨床での治療成績が少しずつ明らかになるとともに課題も判明してきた。

このセッションでは免疫療法が可能な時代だからこその肝癌診療について、治療成績、副作用対策、局所治療から免疫療法への移行のタイミング、免疫療法に適した画像評価などについて議論を深めたい。

さらに免疫療法後の各種TKI治療やコンバージョン治療の可能性、さらには免疫療法と他のTKI治療との使い分け、組み合わせなどについても基礎研究も含め多方面からの演題を発表いただき、進化した時代の肝癌診療について理解を深めていきたい。