ワークショップ1

分子標的薬の多様化がもたらす潰瘍性大腸炎診療の変革と未来

司会
  • 梅野 淳嗣
    (九州大学病院 消化管内科)
  • 古田 陽輝
    (熊本大学病院 消化器内科)

2010年以降潰瘍性大腸炎(UC)の治療に分子標的薬が使用されるようになり、現在では3剤の抗TNFα抗体製剤、α4β7インテグリン抗体製剤、IL-12/23p40抗体製剤やJAK阻害薬が使用可能となっている。また、便中カルプロテクチンやLRGといった新しいバイオマーカーも使用されるようになった。しかし、新規治療薬の使い分けやバイオマーカーの使用タイミングには一定の見解がなく、実臨床で新たに見えてきた課題である。

本セッションでは、これら新規治療薬の使い分け・使用成績・安全性、治療効果の予測因子やバイオマーカーの活用法など多数の施設から演題を募集し、治療薬の多様化がUC診療に与えた影響と今後の方向性について討議したい。