第12回日本ロボット外科学会学術集会[The 12nd Annual Congress of Japan Robotic Surgery Society]

会長挨拶

第12回日本ロボット外科学会学術集会

会長 絹笠 祐介

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 消化管外科学分野 教授

このたび、第12回日本ロボット外科学会学術集会を、2020年2月22日(土)に東京・浜松町コンベンションホールにて開催させていただくことになりました。このような機会を与えていただき、大変光栄に思いますとともに、学会役員の皆様方に心より御礼申し上げます。

当教室では、「現在の手術成績に決して満足しない」、「自分のためでなく、患者のために手術をする」をモットーに日々の診療に当たっております。私が内視鏡手術支援ロボットであるda Vinciを導入したきっかけは、まさにここにあります。ロボットの優れた機能を存分に発揮し、患者へのアウトカムにつながるよう、日々の手術手技の鍛錬を怠らないように心掛けています。そういった私自身の思いや背景もあり、本会のテーマを「手術成績の向上を目指して」とさせていただきました。

新規技術は、治療成績を向上させるものでなくてはなりません。今まさにその効果が、国民から注目を浴びているロボット手術ですが、一方で慣れない技術は、上手く活かせないことや、思わぬ事故を誘発してしまうこともあります。手術にまつわる事故やラーニングカーブの延長は、手術成績向上というメリットを相殺してしまいます。先行して多くの症例をこなしている施設からの治療成績だけではなく、導入にまつわるトラブルシューティングや工夫など、多方面からご発表いただきたいと考えております。

da Vinciが本邦の臨床現場において導入されて、既に10年以上が経過しました。2018年春には新たな術式が保険収載されるなどして、ますますロボット手術の領域が拡がっていることを実感する昨今であるからこそ、皆様とともにロボット外科にまつわる様々な議論を交わしながら、「手術成績の向上」につながる有意義な集会としてまいりたいと存じます。

第12回の本会は、東京オリンピックイヤーである2020年の初頭に開催される、記念すべきものになると思います。オリンピックの開催まで、まだ若干の期間はありますが、会期中の東京都内は、来るべきオリンピック・パラリンピックの開催に向けて熱気に溢れているものと思います。ご多忙のところのご参加とは存じますが、本会の合間を縫って是非とも活気ある東京での観光も楽しんでいただけましたら幸いです。

少しでも多くの皆様に演題を応募していただき、討論にご参加いただけますようお願いいたします。それでは、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。