「百寿社会の創造」シンポジウム

会期:2019年6月15日(土) 会場:パシフィコ横浜(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)

開催趣旨

  • 百寿社会の創造 シンポジウム
  • 代表世話人 伊藤 裕
  • 慶應義塾大学医学部 教授
  • 慶應義塾大学 百寿総合研究センター 副センター長

この度、2019年6月15日(土)、わたしが会長を務める第19回日本抗加齢医学会総会開催期間中、「百寿社会の創造」シンポジウムを、パシフィコ横浜にて、開催いたします。

本シンポジウムは、2018年3月17日、東京大学伊藤国際学術研究センター伊藤謝恩ホールにて開催された「百寿社会の展望」シンポジウムで、投げかけられた数多くのオープン・クウェスチョンに対する答えを見つけたいとの思いで企画されました。

2015年、我が国では、65歳以上人口の総人口に対する割合が、26.7%となり、「超高齢社会」が急速に現れました。2018年の高齢化率はついに、27.7%となり、28%に達しようとしています。28%になれば、“超・超高齢社会”と呼ばれる世の中となります。さらに、2007年生まれの日本の子どもたちの半数は、107歳まで生きられると推定されています。今巷では「人生100年時代」という言葉が溢れています。

しかしながら、生の尽きるまでの「生命寿命」は延伸する一方で、社会的に自立して生きることのできる時間、「健康寿命」は伸び悩み、その10年のギャップは一向に縮まる様相がありません。今後、婚姻件数、出生数の低下による少子化が加速され、高齢者人口割合が高いままに、確実に人口全体は縮小していきます。われわれの生活空間の限定、劣化も懸念されています。

百歳に達する、いわゆる百寿者(センテナリアン)は6万人を超え、増え続けています。われわれは、果たして、「百寿」、すなわち、百年人生を悦び、寿ぎ、生きることができるのでしょうか?この問いに答えたいという思いで、昨年の「百寿社会の展望」では、新医療、未来施策、AI/ロボット技術、街づくり、死生観など様々な角度から、その一線の演者より熱い思いが語られました。まさに、本シンポジウムのイメージキャラクターとした、現代社会に現れた「百寿社会」という「巨象」を、それぞれのお立場から、撫で評していただき、求心的にその全体像に迫っていただきました。その結果、想定以上の盛況を呈し、参加された皆様から是非に第二回、アンサーミーテングを望まれ、今回の開催に至りました。

わたしは、平均寿命(生命寿命)、健康寿命とは異なる次元の寿命として「幸福寿命」を提案しています。「幸福」こそが、人が生きたいと思う理由です。100年生きるなら、死ぬまで幸せでいたい。50年で幕を閉じる命でも、幸せであれば十分に生きたと満足するはずだという考え方です。われわれひとりひとりが「幸福」に向かうことができる「百寿社会」の実現が今こそ望まれています。人としての寿命として115歳あたりとの推定もあります。われわれが、生物としてその使命を全うする限り、われわれ個体の生は有限です。逆に有限であるからこそ「幸せ」を感じることができます。わたしは、幸福は『あいだ』にあると考えます。人と人のあいだ、ヒトとAI・ロボットとのあいだ、体の中の臓器と臓器のあいだ、ヒト・臓器と土壌、腸内細菌とのあいだ、楽しい過去と未来のあいだ、現世代のわたしたちと次世代の子供たちのあいだなど、二つのワールドを結ぶ、有限の動的関係の中に、「幸せ」は存在します。

本シンポジウムでは、生命として従うべきルール、「幸福」の見える化、共生体としての社会の持続性の仕掛け、「データ駆動社会」ができること、お金と幸福の新蜜月関係などを取り上げ、寛容と調和に支えられる百寿社会の「創造」を提案したいと考えます。

The best way to predict the future is to create it.

(未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ。)

第16代アメリカ大統領、アブラハム・リンカーン

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