第32回 日本エイズ学会学術集会
第32回 日本エイズ学会学術集会

大阪市長からのメッセージ

吉村洋文
吉村洋文 大阪市長

第32回日本エイズ学会学術集会・総会が、ここ大阪で、盛大に開催されますことを心からお喜び申しあげますとともに、全国各地からおいでいただきました皆様方を心から歓迎いたします。

大阪市においては、平成2年に初めてHIV感染者が発表されて以来、HIV感染者とエイズ患者の増加傾向が続き、平成22年に初めて年間報告数が200件を超えました。平成29年につきましては、HIV感染者・エイズ患者と合わせて133件の報告があり、前年よりも17件減少しましたが、明らかな減少傾向に転じたとは言えない状況です。

こうした中、第32回日本エイズ学会学術集会・総会が、「ゼロを目指して—今、できること」をテーマ開催されますことは、誠に心強い限りであり、白阪会長をはじめ、本大会の開催に力を尽くされました関係の皆様方のご尽力とご努力に深く敬意を表します。

今後とも、エイズとHIVに関する研究の促進や、知識の普及啓発に努められますとともに、新規のエイズ患者・HIV感染者や、エイズを取り巻く多くの偏見の「ゼロ」の実現に貢献いただきますようご期待申しあげます。

大阪市では、平成29年度に策定した「第3次大阪市エイズ対策基本指針」に基づき、5年間でエイズ患者報告数を25%減少させるという目標を掲げ、①正しい知識の普及啓発、②HIV検査・相談体制の充実、③療養支援のための保健・医療・福祉の連携強化、④施策の実施状況とその効果の分析・評価という四つの基本施策を設定し、様々な取組みを推進しております。中でも、HIV検査の体制としては、3か所の保健福祉センターに加えて、大阪府やNPOとともに運営している大阪検査相談・啓発・支援センター(chotCAST)でHIV検査を実施しており、大阪市内において「毎日どこかで受けられる」体制を整備しております。今後も、それぞれの施策について課題の解決に向けた各種対策を進めてまいりますので、皆様方のご理解、ご協力をお願い申しあげます。

この学術集会・総会が大きな成功をおさめますよう、また、皆様方のご健勝とご活躍を心からお祈り申しあげまして、お祝いのメッセージといたします。