第53回 日本臨床腎移植学会[The 53rd Annual Meeting of Japanese Society for Clinical Renal Transplantation]

会長挨拶

八木澤 隆

第53回 日本臨床腎移植学会

会長 八木澤 隆

(自治医科大学 腎泌尿器外科学講座 (腎臓外科学部門) 教授)

第53回日本臨床腎移植学会を2020年2月19日(水)から21日(金)の 3日間、東京・浜松町コンベンションホールにおいて開催させていただきます。本学術集会は腎移植の臨床、研究に携わる諸分野の皆様の研究発表、情報交換の場として毎年開催され、わが国の腎移植、腎不全医療の発展に大きく貢献して参りました。本会を主催できますことは自治医科大学の移植、腎臓関連の各部門にとりまして大変光栄であり、実り多い学会となりますよう準備を進めてまいりました。

本年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、これを契機に医療環境を含め、さまざまな分野で変化がみられるものと予想されます。こうした時期での開催のことから「腎移植2020-Transforming Kidney Transplantation Together-」をテーマに掲げ、プログラムを企画しました。現今の社会情勢、腎不全診療、新しい医療技術の動向などにも目を向け、この機会に近未来の腎移植医療を皆様とともに展望したいとの希望も織り込みました。

特別講演、招請講演、特別企画講演、シンポジウムの他、いくつかのトピックを取り上げた移植講話を企画しています。例年恒例の腎移植連絡協議会は剣持理事長、日本腎臓学会柏原理事長のご発案により、両学会のジョイントシンポジウムとなりました。移植医、腎臓内科医が連携して取り組む腎移植医療を展望していただきます。また日本サイコネフロロジー研究会とのジョイントシンポジウムも企画しております。臨床で直面する課題や関心事を多方面から選定したシンポジウムの他、種々のスポンサードシンポジウムを設けていただきました。また最近増加する在日・来日外国人に対応する医療に関するシンポジウムも特別に企画しています。いくつかのシンポジウムは時間が重なりますができるだけ多くの会場にお立ち寄りいただきたいと思います。特別講演では慶應義塾大学の小林英司教授より臓器蘇生の最先端、また日本透析医学会の中元秀友理事長より大所からの腎代替治療に関するお話をいただけることになりました。招請講演ではStanley C. Jordan先生より抗体関連型拒絶反応に対する最新知見と治療、Joyce A. Trompeta先生より米国における移植コーディネーターの役割、展望等をお話しいただきます。その他、橋本聖子五輪相、福岡伸一教授、Hirohito Ichii教授による特別企画講演を予定しています。5題の移植講話はいずれも移植医の深みを増すテーマです。多くの皆様のご聴講を期待しております。

シンポジウム、一般演題では多数のご応募をいただきました。ご多忙の中でのご応募、誠に有り難うございました。有意義なご発表の場になればと願っております。

学会場はオリンピック会場「ヘリテッジゾーン」と「東京ベイゾーン」の境界に位置します。周辺には多くの競技場、また選手村がございます。この機会に是非、オリンピック前の変貌した東京も行楽していただきたいと思います。なお、懇親会はホテルインターコンチネンタル東京ベイで行います。東京湾の夜景をバックに懇親を深めていただければ幸いでございます。

多数の皆様にご参加いただき、活気に満ちあふれた学会となりますよう願っております。

最後に開催に当たりご支援を賜りましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。