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くまモン

会長挨拶

会長 向山 政志

第54回高血圧関連疾患モデル学会学術総会 
会長 向山 政志 
(熊本大学大学院生命科学研究部腎臓内科学分野 教授)

この度、第54回高血圧関連疾患モデル学会学術総会を平成30年12月6日(木)、7日(金)の2日間、熊本にて開催させていただくこととなり、大変光栄に存じます。

本学会は岡本先生、青木先生、家森先生によって開発されたSHR、SHRSPを用いて高血圧の成因を解明し、降圧治療・高血圧合併症予防法の開発に繋げることを目標として活動を開始しました。さらに、2005年には高血圧関連疾患モデル学会と名称を変更し、SHRに限らず様々な疾患モデル動物が研究され、本学会の活動はさらなる広がりを見せています。これらのモデル動物から得られた基礎研究の成果は、創薬から高血圧治療法の開発、臨床研究から高血圧治療ガイドラインの充実へと発展し、約4300万人と推定される本邦の高血圧患者に適切な治療法を提供することが可能になりました。

このような歴史的背景から高血圧領域は学問的にも成熟し、一見すると完成されたかに思えます。一方で、日常診療における降圧目標達成度は必ずしも十分とは言えず、高血圧に伴う心血管死や末期腎不全の発症は増加しているのが現状です。私達はこうした事実を踏まえ、今後も高血圧研究を継続・発展し、臨床応用へ繋げなければなりません。近年はこれまで高血圧との関連が低いと考えられていた免疫系や皮膚が血圧調整に重要な働きをしていることが報告され、高血圧研究の奥深さと、今後まだまだ解明すべき課題が残されていることを痛感しております。今一度、高血圧の成因を突き詰めるべく、本学会の原点に立ち返り、モデル動物による高血圧関連疾患研究の重要性を見直す必要があります。

2016年4月の熊本地震では、熊本のシンボルである熊本城、阿蘇を含め甚大な被害が発生し、私達の教室も一時研究の継続が不可能となりました。しかしながら、多くの方々からご支援を賜り、現在、熊本、そして当教室は復興に向けて歩み続けています。

本学会では復興の最中にある熊本の地で、高血圧関連疾患モデル動物を通して高血圧研究の復興を考える有意義な学会にしたいと思います。さらに、今後の高血圧研究を担う若手研究者育成のために研究意識を高める企画も充実させたいと考えています。

多くの方にご参加いただき、実りある会になることを祈念しております。