第31回日本靴医学会学術集会 / The 31th Annual Meeting of the Japanese Society for Medical Study of Footwear

  • 会期:平成29年(2017年)9月15日(金)~16日(土)
  • 会場:なら100年会館
  • 会長:佐本 憲宏(市立東大阪医療センター 副院長・整形外科)

会長挨拶

謹 啓

この度、第31回日本靴医学会学術集会の会長として、平成29年9月15日(金)~16日(土)の2日間、なら100年会館(奈良市)におきまして第31回の学術集会を開催させて頂くことになりました。所属する奈良県立医科大学整形外科教室といたしましては、第17回の高倉義典先生(奈良県立医科大学名誉教授)、第25回の田中康仁先生(奈良県立医科大学整形外科教授)についで、3回目の主催となります。誠に光栄に思いますとともにその重い責任を感じております。

本学会は「靴と足に関する医学的知識と技術の進歩・普及をはかり、学術文化の向上に寄与すること」を目的に昭和62年に設立された学会で、既に30年の歴史を数えております。その対象は整形外科のみならず内科、皮膚科における靴に起因する疾患でありますが、さらにスポーツはもちろん、介護やリハビリテーションの視点からも靴医学に注目が集まっております。昨今では整形外科、糖尿病内科、循環器内科、皮膚科および形成外科がチームとなってあたるフットケア外来に関しては、医師だけではなく、認定看護師が中心的な存在を示し、先人の方々のご努力により糖尿病などの内科的管理の重要性をも課題とする学会に成長を遂げてまいりました。また靴や装具、足底挿板作成に当たり、靴製造・販売業者、シューマイスター、シューフィッターはもとより、理学療法士や義肢装具士、また人間科学やスポーツ医学や理工学系大学の研究者に至るまで、他職種・多方面に広がるものとなっており、本学会の存在感は年々大きなものとなりつつあります。健常者から下肢・足に障害をもつ患者さん、乳幼児から高齢者にいたるまで、靴に関して本学会に対する期待に応える使命があると感じております。

本会のテーマは、<初心(Original Intention)、靴から足へのフィードバック>といたしました。私自身も含めて皆様自身が現在の道を志した時、初心をもって打ち立てた目標に向かって日々努力を続けてこられたものと思います。しかし年月が経ちますと目的に向かうための手段にとかく翻弄されて、忘却されがちであることから、<初心忘れるべからず>と言われてきました。今一度振り返って自分自身を検証してみることを理念といたしました。それと同時に本学術集会では、出来上がった靴からもとの足に振り返り、検証してみること・考えてみることが重要であることをこれも再認識してみる学会にしたいと思っております。

会場である<なら100年会館>はJR奈良駅と隣接し、交通の便が非常に良いところにございます。各方面からアクセスは良く、以前と比べてJR奈良駅周辺は飛躍的に整備されました。また古都・奈良の9月は様々なイベントも催され、春日大社・興福寺・東大寺を始めとした世界遺産や歴史的建造物をライトアップし、奈良の夜を彩る<ライトアッププロムナード・奈良>も開催されています。学術集会参加とともに、奈良の風を十分に満喫していただければと願っております。

皆様からの多くのご演題、またご参加をお待ち申し上げます。

謹 白

平成29年2月吉日

  • 第31回日本靴医学会・学術集会
  • 会長 佐本 憲宏
  • (市立東大阪医療センター 副院長・整形外科)