大会長挨拶

 第51回日本理学療法学術大会は平成28年5月27日(金)から29日(日)の3日間に渡り、札幌コンベンションセンターおよび札幌市産業振興センターに於いて開催させていただきます。 日本理学療法学術大会は、半世紀の歴史的経過の中で、自然科学および人文科学などの総合科学的指向性に沿った高度な専門性を追求するとともに、その成果を社会に還元すべく研鑚に努めて参りました。また、国民の健康増進や疾病・損傷などの予防と改善、および社会参加の支援、生活の質の向上に寄与するためには、理学療法学が疾病に発起される症候学に基づく運動不全や身体機能不全を対象とする治療学であること、さらに生活活動や社会適応を支援する生活機能適応学を基盤とするリハビリテーション科学であることを踏襲する必要があります。我々は、これまでの活動を邁進させ、更なる発展を目指すことへの強い責務と共に、理学療法のアイデンティティの再確認の必要性を感じております。そこで、本大会のテーマを「理学療法学のアイデンティティ」としました。
 近年の目覚ましい医療技術の発展は、格段に高度化した専門分野における理学療法の知識や技術が求められております。保健・福祉分野においても地域包括ケアシステムの構築や運用、および費用対効果など、理学療法士の幅広い活躍が期待されております。このようなことから、理学療法の更なる専門性の探求と社会活動のために、これまでの7専門領域を更に細分化した学会として、12分科学会と5部門を組織することになりました。本学術大会は、各分科学会での高度な学術活動報告を基盤とした最初の“連合大会”として、本大会のサブテーマを「-基盤と分科-」としました。この取り組みは、リハビリテーション医療の一分野を担う理学療法学の高度化、および保健・福祉分野における活動領域拡充につながる進化の契機になると確信しております。
 本学術大会では、特別講演と国際講演を準備しております。また、12分科学会の独自企画を尊重した複数の分科学会セッションを設定し、より多くの分科学会に触れる機会を提供し、さらに多くの分科学会の一般演題が聴講できるようプログラムを工夫しております。分科学会を中心とした専門性の追求と拡充の機会となるよう、日ごろの研究成果をご報告いただき、分科学会内および分科学会間で活発なご討議をいただければと思っております。
 北の大地、北海道が会場です。多くの方々の積極的な参加をお待ちしております。

第51回日本理学療法学術大会
大会長 星 文彦

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