ご挨拶

会長 太田和秀

会長 太田和秀

金沢医療センター 小児科 部長

この度、日本小児腎臓病学会における第55回学術集会の会長を仰せつかり、オリンピックyearの2020年5月29日(金)~ 5月30日(土)の2日間、金沢市(金沢市文化ホール)で開催する予定で鋭意準備を進めております。本学会は、第1回学術集会を1967年7月に開催しておりますが、北陸での開催は、1982年6月に富山医科薬科大学小児科岡田敏夫教授が第18回学術集会を担当して以来の開催となります。私事ですが、1984年に小児科医となり1986年から本学会会員になりましたが、本学会で本当に多くの事を学ばせて頂きました。また私は、出身は富山医科薬科大学で、卒業と同時に金沢大学小児科学教室(谷口昂教授)にお世話になりました。そんな自分が小児腎臓病学を志した時に、金沢大学小児科学教室のスタッフだけではなく、富山医科薬科大学小児科岡田俊夫教授をはじめとした同教室の先生方までもが、所属する大学の違いといった垣根を越えて、本当に色々と私の面倒を見て下さりました。このように、小児腎臓病専門医として育ててくれた本学会を、これまでに色々とお世話になったこの北陸の地で開催させていただく事は非常に名誉であると感じております。

会長としてお世話させて頂くにあたって、学術集会のテーマを「温故知新:過去から未来へ、今、若き医師に伝えたいこと」としました。温故知新とは、周知の如く「過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと」を意味します。アインシュタインの言葉にも”Learn from yesterday, Live for today, Hope for tomorrow”とあります。とにかく過去から学ぶことも重要で、そんな過去の歴史を、いまこそ若き医師達に伝え、そして新しい概念や治療を創造していただこう、との思いでこのようなテーマとさせて頂きました。私を育ててくださった先輩諸氏の恩に報えればとの思いも含まれています。

学術集会では一般演題の他に、会頭講演、特別講演、シンポジウム、教育講演、ランチョンセミナーといった様々な企画を予定しています。特に、一般演題においては、ポスター演題を増やし、ゆっくりと丁寧に討論を重ねていただこうと思っております。もちろん、英語セッションも引き続き施行してゆくつもりです。

北陸新幹線も開通し訪ねやすくなった観光地“金沢”です。新幹線開通当初のようなホテル不足も解消されつつありますが、まだまだ余裕があるとは言えません。早めに宿泊の確保をして頂き、多くの会員の方々が金沢の地で小児腎臓病学を研鑽して頂ければ幸いです。スタッフ共々皆様の来沢をお待ちいたしております。