第60回日本小児血液・がん学会学術集会 | 第16回日本小児がん看護学会学術集会 | 第23回公益財団法人 がんの子どもを守る会公開シンポジウム

同時期開催:50th Congress of the International Society of Paediatric Oncology (SIOP2018)

会長挨拶

会長挨拶

第60回日本小児血液・がん学会学術集会会長 細井創
第60回日本小児血液・がん学会学術集会 会長
京都府立医科大学大学院医学研究科 小児科学 教授
細井 創

 この度、第60回日本小児血液・がん学会学術集会を、2018年11月14日(水)~16日(金)の3日間、ロームシアター京都/京都市勧業館みやこめっせ(京都市)にて開催させていただくことになりました。

 日本小児血液・がん学会は、1960年に設立された日本小児血液学会と1985年に設立された日本小児がん学会が、2011年に合併して組織された、小児血液疾患と小児がんの医療の向上に寄与することを目的にした学術団体で、一般社団法人として活動を行っています。 会員数は、医師、メディカルスタッフを中心に2千名を超えます。二つの学会が、将来の合併を視野に、初めての試みとして、杉本前教授を日本小児がん学会学術集会会長として、京大小児科の中畑教授(当時)を日本小児血液学会学術集会会長として、同時期開催されたのが、2004年、京都においてでした。その成功は、後の両学会合同・統合の推進力となりました。学術集会は合併以来今回で9回目、通算では第60回を数えます。

 共同開催する(1)日本小児がん看護学会は創立16周年、(2)日本小児がん学会の前身の日本小児がん研究会を古くより支えてきていただいた「公益財団法人がんの子どもを守る会(以下、守る会)」は創立50周年の記念すべき年となります。さらに、わが国では20年ぶりの開催となる国際小児がん学会the International Society of Pediatric Oncology (SIOP)の第60回記念学術総会(会長 中川原 章 先生)とも、同地(国立京都国際会館)同時期(2018年11月16日(金)~19日(月))開催することとなりました。

 第60回日本小児血液・がん学会学術集会のテーマは「Children First! 難病の子どもたちが教えてくれる未来の医療、未来の社会」といたしました。チルドレン・ファースト、それは単に「子どもはとにかく最優先」と言う意味ではなく、「子どもの医療や教育のあり方を通して、医療や社会のあり方を考えていくことが、将来のすべての医療やよりよい社会づくりにもつながる」というメッセージを込めています。病気や障がいをもった子どもたちこそ、実は、我々が進むべき道を示す道標(みちしるべ)、正面から向き合うことで、よりよい未来に我々を導いてくれる光そのものと考えるからです。難病の代表の一つである小児がんや血液疾患に対する基礎研究、それを応用した多診療科・多職種による集学的治療や家族・教育者・行政など社会全体を巻き込んだトータルケアと医療を中心とした地域づくり、町づくりは、「小児」や「がん」に限らず、すべての医療や保健、福祉、そして未来のよりよい社会づくりにつながる未来づくりの原点と考えます。本学術集会開催が、多くの医療者や研究者、経験者や家族が集い、交流が促進され、小児がんや小児血液疾患はもちろん、すべての医療や保健、福祉の向上とよい未来の社会づくりの契機の一つとなれば幸いです。


第16回日本小児がん看護学会学術集会会長 堀妙子
第16回日本小児がん看護学会学術集会長
京都橘大学看護学部 堀 妙子

 このたび第16回日本小児がん看護学会学術集会を、日本小児血液・がん学会、がんの子どもを守る会とともに、京都ロームシアター/京都市勧業館みやこめっせにて、2018年11月14日(水)~16日(金)の3日間開催させて頂くことになりました。上別府圭子日本小児がん看護学会理事長はじめ理事の皆様のご支援を得て、細井創会長、山下公輔理事長、学会事務局の皆様方と、現在準備を進めております。

 今回の学術集会のテーマは「子どもらしさ家族らしさをささえる」といたしました。 医療の目覚ましい発展とともに、小児がんの子どもやその家族を取り巻く環境は大きく変わってきております。欧米で取り組まれてきた、Patient and Family Centered Careが知られるようになり、国内でも子どもと家族を中心としたケアに関心が集まるようになっています。さらに情報化社会がすすむなかで、子どもやその家族も主体的に情報を集め、より良い環境で治療を受けたいと願われるようになっています。そしてその願いは、多くの方々の努力のもとに、小児がんの子どもや家族が安心して過ごすことができる場所の設立、子どものためのホスピスなど、様々な形で実現されるようになってきました。このような状況の中私たち看護職も、小児がんになったことによる心身の苦痛などに関心を向けるだけでなく、子どもや家族が歩んできた人生にも目をむけ、困難な状況の中でも、子どもらしくまた家族らしくいられるようにささえることに関心を向ける必要があると考え、今回の学術集会のテーマを決定いたしました。

 今回の学術集会の中では、実際に小児がんの子どもやその家族に日々関わられている看護職の皆様が感じられている悩みを共有するといった試みや、皆様が困難を感じられることが多い、End-of-Life-Careに関連したプログラムなどの企画を準備しております。また小児がん看護学会の各種委員会では、小児がん看護学会で認定する小児がん看護師認定制度、小児がん看護ケアガイドライン2018、日常的なケアに活かす看護研究のエビデンスなどに関するプログラムなどの企画が進められる予定です。合同学術集会のテーマである「Children First 難病の子どもたちが教えてくれる未来の医療、未来の社会」を私たち看護職も一緒に考えながら、子どもや家族を尊重した看護を、参加された皆様と一緒に共有していきたいと考えております。

 第16回日本小児がん看護学会学術集会終了後は、SIOP2018が引き続き京都で開催される予定となっております。国内学会だけでなく国際学会へも是非ご参加ください。そしてこの学術集会が開催される11月中旬の京都では、いたるところで美しい紅葉を見ることができると思います。美しい紅葉で彩られた京都で、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。


第23回公益財団法人がんの子どもを守る会公開シンポジウム理事長 山下公輔
公益財団法人 がんの子どもを守る会
理事長 山下 公輔

 長年に渡って、「日本小児血液・がん学会学術集会」並びに「日本小児がん看護学会」と共に開催させていただいております、公益財団法人 がんの子どもを守る会公開シンポジウムも2018年で第23回を迎え、11月16日(金)午前、京都市のロームシアターでの開催を予定しております。

 現時点では未だ、テーマ等の詳細は未定ですが、2018年は当会の設立50年の記念の年に当たること、更にこの日11月16日夕刻から、国立京都国際会館でSIOP(国際小児がん学会)の年次大会が開催され、同時に小児がん親の会の国際組織であるCCI(Childhood Cancer International)の国際大会も開催されることから、この公開シンポジウムを二学会だけではなくCCIとも共催として、海外からの親や経験者たちにも多数参加する形で実施したいと考えております。

 医療界と親、そして経験者が小児がんに関する様々な考え方や問題意識を共有し、手を携えて小児がん克服に取り組むという流れが、先進国だけでなく途上国も含め次第に国際的に共有されたものとなっており、この公開シンポジウムがそのような小児がん克服に共通の認識を海外からの参加者も含め共有できる良い機会だと考えております。

 あわせて、これまでも学術集会の期間中に当会主催で開催してきております、小児がん患児・経験者の作品を集めた「絵画展」も、今回は海外からの作品も募集する形での開催を予定しております。

 諸外国の人々にもよく知られた、日本が誇る古都、京都での開催という2018年の公開シンポジウムを、このようにCCIの参加の下でこれまでとは一味違った、特色のある国際的なものとして実現したいと考えております。そのためには、これまでにも増しての両学会関係者をはじめとする多くの皆様のご支援、ご協力が欠かせません。

 この場を借りて御礼を申し上げると共に、皆様の公開シンポジウム他のプログラムへのご参加をお待ちしております。

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