– 地域から描く子どもの未来図 – 第59回 日本小児血液・がん学会学術集会【会長】石井 榮一(愛媛大学大学院医学系研究科 小児科学)、第15回 日本小児がん看護学会学術集会【会長】薬師神 裕子(愛媛大学大学院医学系研究科 小児発達看護学)、第22回 公益財団法人がんの子どもを守る会 公開シンポジウム【理事長】山下 公輔(公益財団法人がんの子どもを守る会)

会長挨拶

第59回 日本小児血液・がん学会学術集会 会長:石井 榮一 写真
第59回 日本小児血液・がん学会学術集会
会長 石井 榮一

2017年の第59回日本小児血液・がん学会学術集会は愛媛県松山市の愛媛県民文化会館(ひめぎんホール)にて11月9日(木)から11日(土)の3日間開催させていただきます。

学術集会のテーマは「地域から描く子どもの未来図」といたしました。ご存知のように近年日本では少子高齢化が進み地域医療は崩壊の危機にあります。一方小児がんを中心とした難治性疾患に対する高度医療の進歩により、小児がん拠点病院などを中心とした小児医療の集約化が進んでいます。治療研究においても、JCCG による治療研究グループの統合などにより今や小児難治性疾患の診断や治療は国際共同研究が中心になってきています。そのような中で私たち地域医療を担う小児科医の役割は何かを今回学術集会を通して改めて問い直す機会と考えています。

学会のプログラムはプログラム委員会を中心に検討いただいておりますが、従来通り教育講演、シンポジウム、ワークショップ、一般演題、ポスターを中心に構成する予定です。特にシンポジウムでは会長要望シンポジウムとして国際組織球学会との共同で「組織球症」を取り上げました。また特別講演として、大阪大学大学院幹細胞病理学/病因解析学 仲野徹教授による「小児がんとエピジェネティクス(仮題)」および英国UCL Cancer Institute所長 Tariq Enver 教授による「がん幹細胞(仮題)」を企画しています。Meet the expert は従来日本のレジェンドの先生方の講演を早朝にやっておりましたが、今回は Meet the expertの趣旨に沿って海外演者および特別講演の演者の中から演者をお願いし、若手研究者との討論会の形で昼の時間帯に実施したいと考えています。次世代の若手研究者の育成に欠かせない企画になればと思っています。

懇親会は10日(金)の夜松山全日空ホテルで開催しますが、それに先立って「川井郁子バイオリンコンサート」を開催させていただきます。皆さま是非ご出席くださいますようお願い申し上げます。また従来の学会ではチャリティーマラソンを開催しておりましたが、折角の愛媛です。サイクリングで有名なしまなみ海道を堪能していただきたく、チャリティーサイクリングを12日(日)の午前中開催することといたしました。また同時にいくつかのオプションを計画しておりますので、是非日曜日まで愛媛、松山のご滞在をお願いしたいと思います。

ポスター会場などには山梨の杉田会長に刺激されて、できれば愛媛の特産を準備したいと思っています。愛媛の特産はみかん、じゃこてん、などですが、何を準備するのか、しばらくのお楽しみにさせていただきたいと思います。今回、学会を通じて多くの方々の情報交換や懇親の場になるよう精いっぱい努力しますので、何卒ご参加よろしくお願い申し上げます。


第15回 日本小児がん看護学会学術集会 会長:薬師神 裕子 写真
第15回 日本小児がん看護学会学術集会
会長 薬師神 裕子

このたび、第15回日本小児がん看護学会学術集会を、日本小児血液・がん学会、がんの子どもを守る会とともに、愛媛県松山市ひめぎんホール(愛媛県民文化会館)にて2017年11月9日(木)~11月11日(土)の3日間開催させていただきます。上別府圭子理事長をはじめ理事の皆様のご支援を得て、石井榮一会長、山下公輔理事長、学会事務局の先生方と一緒に、現在、準備をすすめております。

今回の学術集会のテーマは、「子どもと家族の歩む道をともに拓く(ひらく)」といたしました。四国で本学術集会が初めて開催されることから、テーマには四国遍路の“同行二人”をイメージし、「小児がんを持つ子どもと家族が、今おかれている苦悩を乗り越え、明日につながる道を切り拓く。そして、未来に向かって進む子どもと家族の姿に寄り添いともに歩む」といった看護者の支援の姿を描きました。

小児がん患者をとりまく環境は大きく変化しております。現在、がん対策推進基本計画の第3期改訂にあたり、日本小児血液・がん学会、日本小児看護学会、全国の小児がん家族会の協力の下、小児がん対策に関するアンケート結果が2016年8月に報告されました。アンケート結果からは、今後、取り組むべき政策として、①小児がん拠点病院を中心とした質の高いがん医療の提供と研究開発の促進、②小児がん拠点病院と地域の診療病院との連携の推進、③専門教育を受けた医師・看護師・医療福祉関係者の小児がん拠点病院及び診療病院への配置、④小児がん経験者の追跡調査や長期フォローアップ体制の充実、⑤発症から始まる長期的な支援の強化、⑥小児がん対策の取り組みについての更なる情報発信、が重要であることが示され、厚生労働大臣に要望書が提出されております。

今回の学術集会では上記内容を踏まえて、「中国四国地区の小児がん拠点病院と地域の診療病院との連携の実際と課題」、「小児がんの専門教育を受けた看護師の養成と体制づくり」、「小児がん患者の長期フォローアップと移行期医療」、「小児がん患者の学習環境や復学支援」などについて、現在、プログラムを企画・検討しております。合同学術集会のテーマである「地域から描く子どもの未来図」が示すように、地域のどこに住んでいても適切ながん医療・看護を受けられる体制を目指し、子どもと家族とともに歩み続けられる看護者の役割や支援方法について、問い直したいと考えております

最後に、愛媛には道後温泉、松山城、坊ちゃん列車、子規記念博物館、四国遍路などの観光スポットだけでなく、東予・南予にも多くの観光地があります。サイクリングで有名なしまなみ海道や今治のタオル美術館、「日本の夕陽百選」に選ばれているふたみシーサイド公園、真珠やサンゴ礁の森で有名な宇和海海域公園など、四国・愛媛ならではの豊かな自然が創り出す風景と、愛媛生まれのおいしい特産品と出会えます。どうぞ、日々の疲れを愛顔(えがお)のえひめで癒してください。

「伊予路の旅はええぞなもし!」 多くの皆様の学術集会への参加をお待ち申し上げます。


第15回 日本小児がん看護学会学術集会 理事長:山下 公輔 写真
第22回 公益財団法人 がんの子どもを守る会 公開シンポジウム
公益財団法人 がんの子どもを守る会
理事長 山下 公輔

2017年も、11月9日(木)~11日(土)の会期で、第59回日本小児血液・がん学会学術集会(会長 石井榮一先生:愛媛大学大学院医学系研究科 小児科学)並びに第15回日本小児がん看護学会学術集会(会長 薬師神裕子先生:愛媛大学大学院医学系研究科 小児発達看護学)と共に、第22回公益財団法人がんの子どもを守る会公開シンポジウムを開催させていただく運びとなりました。

第22回を迎える公開シンポジウムも、これまで同様に患児・家族、医療者をはじめ、社会全体にとって有意義な内容とすべく鋭意準備を進めているところであります。そして、小児がん啓発のために例年開催しております、小児がんの子どもたちの絵画展も合わせて企画しており、多くの皆様のご来場を期待しております。また、チャリティイベントとして、学術集会会期翌日の11月12日(日)に、第59回日本小児血液・がん学会学術集会との共催でチャリティサイクリングを計画しております。コースは今治からしまなみ街道を通りバーベキューをするという初の試みです。こちらも皆さまが楽しんでチャリティに参加していただけるようにと考えております。その他、当会が助成している治療研究助成成果報告コーナーや、小児がんの関連団体の資料紹介のコーナーも予定しております。また今後、有用な企画があれば検討して参りますので、引き続き当会のプログラムにご関心をお持ちいただければ幸いです。

当会が、こうして公開シンポジウムを継続的に開催することができますのも、ひとえに両学会をはじめ多くご支援者の皆さまの長年のご指導・ご鞭撻の賜物と考えております。この場をお借りして御礼を申し上げると共に、公開シンポジウム、他のプログラムへのご参加を心よりお待ちしております。

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