ご挨拶

第73回日本公衆衛生学会総会
学会長:武藤 孝司

(獨協医科大学公衆衛生学講座 教授)

 第73回日本公衆衛生学会総会は平成26年(2014年)11月5日(水)から7日(金)にかけて、栃木県宇都宮市において開催させて頂くことになりました。日本公衆衛生学会の会員の皆様、公衆衛生に関わる皆様に学会長として一言ご挨拶申し上げます。

 本学会総会のメインテーマは「連携と協働:理念から実現に向けて」とさせて頂きました。高齢化が進む中で保健と福祉との連携が必要とされており、また生活習慣病やメンタルヘルス不調が増加する中で地域保健・学校保健・産業保健との連携が模索され、さらに学問や社会の変化に対応するために他分野の学問領域・学会などとの連携が必要となるなど、様々なところで組織や職種間の連携・協働の重要性が指摘されています。しかし、そうした理念は理解されているものの、現実には連携と協働がうまく機能していない場面が多くみられます。今回の学会では、連携と協働を阻む要因や促進要因を明らかにし、公衆衛生の様々な分野における連携と協働の実現を目指します。メインテーマに関連したシンポジウムや一般演題において、活発な討論が行われることを期待しています。

 本学会総会では、若手研究者の研究意欲を高め、研究業績の一部となればとの思いから、若手研究者を対象とした優秀演題賞を設けました。一次審査を通った数名の研究者に学会総会において発表して頂き、優秀演題を選ぶという新たな方式で実施致します。また、学会員のコミュニケーションを図る目的で、学会総会参加者全員を対象とした事前申込み制の意見交換会を実施することと致しました。

 開催地となる宇都宮市は栃木県の県庁所在地です。栃木県には世界文化遺産の二社一寺(日光二荒山神社・日光東照宮・日光山輪王寺)、わが国三大名瀑の一つとされる華厳の滝、わが国最古の学校といわれる足利学校、蔵の街栃木市、焼き物の里・益子、鬼怒川温泉を代表とする多数の温泉がありますので、学会総会の前後に足を伸ばして栃木の魅力に触れて頂ければと存じます。宇都宮は餃子の街として有名ですが、カクテルの街でもあり、多くのカクテルバーがありますので、宇都宮のナイトライフも楽しんで頂けると思います。

 日本公衆衛生学会総会73回の歴史において栃木県では初めての学会総会開催になります。企画運営関係者一同、意義ある学会総会にするために鋭意準備を重ねております。多数の会員の皆様が宇都宮にお越し下さり、本学会総会に積極的にご参加頂くことを心よりお待ち申し上げます。

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