第37回 日本口腔腫瘍学会 総会・学術大会

大会長挨拶

ようこそ 長崎へ!

梅田正博

第37回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会

大会長 梅田正博

第37回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会を、長崎で開催させていただくことになりました。桐田忠昭理事長、藤内 祝前理事長をはじめ関係諸先生方、会員の皆様に心よりお礼を申し上げます。大変光栄に存じるとともに、ご期待に沿えるような学会ができるか不安も感じております。教室員一同、鋭意準備をしているところです。

本学会のテーマは「がんばらんば 口腔がん治療」としました。患者も含めて口腔がんに関わるすべての人が口腔がんの制圧に向けてがんばらんば(頑張ろう)という意味です。

学会のグローバル化という観点から、台湾のNational Yang-Ming UniversityのProf. Chun Ji Liu先生に招請講演をお願いしております。教育講演は、口腔の隣接臓器のがん治療の現状について理解を深めるために、肺がんについて長崎大学腫瘍外科の永安 武教授に、口腔がんの最新のTranslational Researchの理解を深めるために、バイオマーカーについて国立がん研究センター研究所の本田一文先生にそれぞれお願いいたしました。そして頭頸部がんについて、神戸大学耳鼻咽喉科頭頸部外科の丹生健一教授に特別講演をお願いしております。先生方はそれぞれの領域の第一人者として非常にご高名な先生です。ぜひこの機会にお聴きいただけたらと思います。また多診療科・多職種によるチーム医療の推進を目的としてはじまりました「頭頸部がん診療連携プログラム」に関して、本プログラムWG長である神戸大学医学部附属病院腫瘍センターの清田尚臣先生と桐田忠昭理事長によるシンポジウムを企画しました。

さらに学会終了後、同会場にて山本悦秀先生(前金沢大学歯科口腔外科教授、元口腔腫瘍学会理事長)に自らのがん体験について市民公開講座としてご講演いただく予定になっております。

私は1983年に前任の神戸大学口腔外科に入局以来、本学会には研究会時代からほぼ欠かさず参加しております。研究会時代は規模は小さい会でしたが、口腔癌を専門にする者が一堂に会し教授から若手まで本音の議論を戦わせることのできる、数少ない機会であったように思います。しかし最近は学会の発展とともに大会も大きくなり、他の口腔癌関連の学会との違いがやや不鮮明になってきたという感は否めません。

そこで、口腔癌について活発に議論するという本学会の当初の目的を念頭に置き、今回の大会のプログラムを考えました。まず、教室員全員に口腔癌に関する疑問点を最低2つ挙げるように命じ、集まった疑問点を整理しシンポジウムとワークショップに集約しました。すべてのシンポジウムのテーマは質問形式にし、座長にはその質問にできるだけ回答を出してほしいこと、およびシンポジストとして教授は選ばずにできるだけ若手を選ぶように依頼をしております。

また、大会初日の夜に会員懇親会を行います。他施設の先生方と情報交換をしたり親しくなれる絶好の機会です。サプライズを用意していますので、必ず楽しんでいただけると確信しています。ぜひご参加ください。

長崎は気候温暖、豊富な観光名所、穏やかで真面目な県民性、圧倒的な海の幸、美味しい麦焼酎と、素晴らしい地です。ぜひこの学会で勉強するとともに、長崎を楽しんでください。学会へのご参加を、教室員一同心よりお待ち申し上げております。