第34回日本神経治療学会総会

会長挨拶

第34回日本神経治療学会総会
会長 中島 健二
(国立病院機構松江医療センター院長、鳥取大学名誉教授)

 第34回日本神経治療学会総会を2016年(平成28年)11月3日(木) ~ 5日(土) に米子市文化ホール・米子コンベンションセンターにて開催することになりました。
 本学会は神経治療に特化した学会ですが、基礎研究からの展開のみならず症例報告も含めて臨床現場での工夫やアイデアを広く意見交換して検討する場となることを目ざして1983年に神経内科治療研究会として発足しました。その後の神経治療学の進歩は目覚ましく、1992年に日本神経治療学会へと発展し、会員数は2,000名を超え、総会での一般演題数も300題と発展してきました。
“創薬”への取り組みも本学会の重要活動の一つとして進められ、産・官・学の有機的な機能協同にも取り組まれています。今回の総会におきましても、これらの“育薬”や“創薬”に関する数多くのプログラムを組んでいます。神経治療に関する教育プログラムの充実も重要視し、教育講演やマラソンレクチャーなど、多数の教育セッションを準備しました。神経内科医のみならず、総合診療医や総合内科医など、地域で活躍する多くの分野の方々の参加や発表も歓迎しています。チーム医療や地域での連携を基盤とする神経治療学の充実も求められており、神経内科医はもちろん、種々の領域のメディカルスタッフの方々に満足して頂けるプログラムを用意しました。
 このたびの第34回総会のテーマを「地域から世界へ発展する神経治療学」としました。神経治療学は地域における医療の要であり、その一層の充実が求められています。そして、地域を基盤とした活動から得られた神経治療の成果を広く世界に展開していくことが重要です。地域に根ざした神経治療学、そこから導き出される成果は国際レベルであって、国際性を念頭においた活動も大事です。今回の総会において、このような成果の発表や議論が活発に為されるものと期待しています。
 神経治療学会総会を中国四国地方で開催するのは初めてのことです。11月の山陰は素晴らしく、観光にも最適の時期です。米子周辺には大山などの多くの観光地もあり、さらに、西には松江城のある松江市、東には三徳山の投入堂、さらに足を延ばせば鳥取砂丘など、ご家族でも楽しめます。また、食材も豊富でおいしい時期です。ぜひ、11月の山陰を楽しんで頂きたいと思います。
 神経治療学のさらなる発展に向けて、活発な討議がなされる総会となることを期待し、多くの方々のご参加をお待ちしています。

2016年(平成28年) 3月吉日