プレコングレスワークショップ

プレコングレスワークショップ1

医学教育専門家制度で求められるポートフォリオ
How to write an educator's portfolio to get certified as medical education specialist?

日時 2017年8月17日(木)17:00~18:30
会場 札幌医科大学 C会場(臨床教育研究棟 2階 臨床講義室)
座長 藤崎 和彦(岐阜大学)
演者 藤崎 和彦(岐阜大学)
渡邊 洋子(京都大学)
春田 淳志(筑波大学附属病院)
要旨

 本学会では2014年7月に認定医学教育専門家資格制度が発足した。認定医学教育専門家の資格を取得するための申請書類に「教育実践・振り返りレポート」があるが、ここでは自身の教育活動について自施設の文脈・事情を知らない他者にもわかるように記述し、また学術的観点から省察することが求められる。しかしながら多くの臨床現場の指導医や大学教員は、臨床活動について省察することや研究論文を書くことには慣れていても、教育活動について記載したり省察したりすることにはあまり習熟していない。
 本ワークショップでは、本学会における医学教育専門家資格に関心を持つすべての方を対象に、「教育実践・振り返りレポート」の記述について、実際の体験と評価を通して習得していくことを目的とする。具体的には、事前に作成した「教育実践・振り返りレポート」を当日小グループでピア評価するプロセスを通して、その趣旨と記述に関する理解を深める。

※参加者の方には事前に「教育実践・振り返りレポート」を一部書いてきていただきます。(領域は問いません)。

書式などはhttp://jsme.umin.ac.jp/CMES/pf_guide.htmlを参照ください。

プレコングレスワークショップ2

医学教育におけるリーダーシップ開発
(医学教育専門家資格更新のための講習会)
Leadership Development in Medical Education
(A Lecture for renewing license of The Japan Society for Medical education Certified Medical Education Specialist)

日時 2017年8月17日(木)17:00~18:30
会場 札幌医科大学 E会場(教育南棟 1階 南第1講義室)
座長 守屋 利佳(北里大学)
錦織 宏(京都大学)
演者 高尾 義明(首都大学東京)
要旨  日本医学教育学会認定医学教育専門家養成制度は、2007年(第15期)のマスタコース検討委員会に端を発する。委員会では"医学教育の専門家としてどのような能力を備えていてほしいか"、全国の医学・医療機関のリーダー、医学教育学会会員にアンケート調査を実施した。その結果は「医学・医療教育学の専門家養成に関するニーズ調査」として雑誌「医学教育」に報告されている(Vol. 40 (2009) No.4.237-241)。このアンケートの結果および海外の医学教育関連の文献を踏まえ、本学会では医学教育専門家養成コースのテーマを「カリキュラム開発」、「Teaching&Learning」、「評価」とした。2011年に パイロットのコースワークを開始し、2014年より正式なコースワークを開始。暫定制度による専門家認定制度も設け、2015年に第1回の医学教育専門家認定を行った。2017年6月現在、暫定制度による認定、コースワーク修了後の認定を合わせて56 名が日本医学教育学会認定医学教育専門家として認定されている。
 一方、ここ10年余りにわたる医学教育の大きな変革に合わせて各医学部、医科大学に「医学教育」を専門とする部署(いわゆる医学教育ユニット)が設置されてきた。それぞれのユニットの教員は、卒前・卒後・生涯教育の企画・立案から実施まで様々な形でかかわっている。医学教育専門家制度は、このような立場にある教員へのサポートとなっている。
 本ワークショップでは、高尾義明先生(首都大学東京)のご指導のもと「医学教育におけるリーダーシップ開発」と題して「リーダーシップとマネージメント」について学ぶ機会を設定した。実は前述のアンケート調査の際、医学教育専門家に期待する能力として「カリキュラム開発」、「Teaching&Learning」、「評価」の次に多くの期待を持たれていたのが「組織内のコミュニケーションを図り、リーダーシップを発揮する能力」であった。変動する医学教育をいかに組織に合ったものにして運用していくか、各組織内での数少ない「医学教育専門家」にとって学ぶところは多いと考える。
 医学教育専門家資格更新のための講習会としての位置づけではあるが、医学教育に携わる方々の日々の活動に資するものであり、広く学会員の皆様の参加を期待したい。

プレコングレスワークショップ3(事前申込制)

アウトカム基盤型でカリキュラムを作成する
Curriculum planning in outcome-based education

※時間が変更となりました。
日時 2017年8月17日(木)9:00~17:00 10:00~18:00
会場 札幌医科大学 F会場 南3講義室(教育南棟 2階 南第3講義室)
ディレクター 田邊 政裕(千葉県立保健医療大学)
タスクフォース 田邊 政裕(千葉県立保健医療大学)
朝比奈 真由美(千葉大学医学部)
伊藤 彰一(千葉大学医学部)
要旨

 医学教育において医療安全に繋がる教育の質保証等の観点から「学習成果」を重視するアウトカム(学習成果)基盤型教育(outcome-based education, OBE)が導入されてきた。2010年9月に米国のECFMGから、「2023年以降は、国際基準で認定を受けた医学校の出身者にしか申請資格を認めない」との通告があり、我が国においても国際基準を踏まえた医学教育の分野別評価が実施されることになった。世界医学教育連盟(WFME)が提示する国際基準に「医学部は、期待する学修成果(educational outcome)を目標として定め、学生は卒業時にその達成を示さなければならない。」とする水準がある。学修成果は教育期間の終了時に達成される知識・技能・態度を意味し、コンピテンシーに相当することがWFMEの国際基準の注釈で示されている。学生が卒業時に学修成果の達成を確実に示せる教育としてアウトカム(学修成果)或いはコンピテンシー基盤型教育が我が国の医学部、医科大学で導入されることになった。OBEでは最初に学修成果を定め、それを確実に達成できるように遡って学習方略、評価方法を作成する。本ワークショップ(WS)では、OBEでのカリキュラム作成を参加者全員で行う。WSのアウトカムを以下のように設定した。医学教育ばかりでなく広く医療者教育に携わる多くの皆さんのご参加を期待します。

WS終了時、参加者は
・アウトカム基盤型教育を説明できる
・アウトカム基盤型でカリキュラムを作成できる
・所属機関における医療者教育を改善できる
定員 30名(定員になり次第締切)
参加費 無料
申込方法 本ワークショップは事前参加申し込みが必要です。
以下のタブより様式をダウンロードの上、運営事務局までメール添付でお申し込みください。 プレコングレスワークショップ3 参加申し込み
申込先
(運営事務局)

jsme49@c-linkage.co.jp

※メール送信の際、件名は “プレコングレスワークショップ3 参加申し込み” でお送り頂きますよう、お願いいたします。
申込締切 2017年8月7日(月)12:00 8月15日(火)

プレコングレスワークショップ4

日常診療や教育現場におけるCOIマネージメント
Conflict of interest management in clinical practice and medical education

日時 2017年8月17日(木)17:00~18:30
会場 札幌医科大学 A会場(教育南棟 1階 南第2講義室)
座長 宮田 靖志(愛知医科大学)
森本 剛(兵庫医科大学)
演者 宮田 靖志(愛知医科大学)
中川 義久(天理よろづ相談所病院)
大滝 純司(北海道大学)
森本 剛(兵庫医科大学)
要旨  医学研究における利益相反管理に関してはこれまでに多くの議論が重ねられ、2011年に「日本医学会 医学研究のCOIマネージメントに関するガイドライン」が発表され、その後2回の改訂が行われ、現在、さらなる改訂が進められている。しかしながら、大多数の一般臨床医および医学教育者にとっては、日々の実践である日常臨床および医学教育における利益相反管理の方がより身近であり、患者と学習者にとっても医学研究と同様に重要な問題である。
 日常臨床、医学教育に対して営利企業からの支援がある限り、そこには何らかの利益相反が生じる。場合によっては、営利企業からの様々な利益供与により、日常臨床や医学教育の内容が不適切になっている可能性もある。よって、日常臨床と医学教育における利益相反管理について何らかのガイドラインが作成され、それに基づいて営利企業との関係に透明性を確保する社会的説明責任が、医療専門職集団には求められるであろう。米国医科大学協会(Association of American Medical Colleges: AAMC) は2008年に“医療関連企業による医学教育への資金提供AAMC 作業部会の報告書”を発表しており、その内容は本学会の倫理・プロフェッショナリズム委員会によって翻訳され紹介された。その後、同委員会によってこの件に関する議論が重ねられたが、ガイドライン策定にまでは至っていない。
 本シンポジウムでは、日常臨床と医学教育における利益相反の一般的理解のための情報提供を行ったのち、プロフェッショナリズム・行動科学委員会、医学教育研究委員会の利益相反に関する検討チームによって作成された“日常臨床と医学医教育における利益相反ガイドライン(案)”を提示し、その内容について参加と議論する。この議論を元に、委員会において同案をブラッシャップし、ガイドラインの最終案の提示へとつなげることが本シンポジウムの目的である。

プレコングレスワークショップ5

ニーズと評価を考慮した多職種連携教育
(英語で実施)
Interprofessional education taking demands and evaluation into consideration

※会場が変更となりました。
日時 2017年8月17日(木)17:00~18:30
会場 札幌医科大学 B会場(教育南棟 3階 南第4講義室)
札幌医科大学 G会場(教育北棟 2階 北第1講義室)
座長 相馬 仁(札幌医科大学)
木村 眞司(札幌医科大学)
演者 永田 康浩(長崎大学)
森崎 龍郎(幌加内町立幌加内診療所)
Jill Thistlethwaite(University of Technology Sydney)
相馬 仁(札幌医科大学)
要旨  Collaborative and interdisciplinary practice has been identified as a promising means of strengthening health systems and improving health outcomes. There are a number of reports demonstrating that effective interprofessional education (IPE) enables effective collaborative practice. In Japan, most medical schools have positively adopted IPE at an early stage. In this session, IPE initiatives toward community health care, taking place in Hokkaido and Nagasaki, Japan and Australia, are introduced. Following that, we will hold a debate on issues shared by region and regional characteristics in IPE.

プレコングレスワークショップ6(事前申込制)

人工知能の発達に対応する医学教育
Medical education in response to the progress of artificial Intelligence

※会場が変更となりました。
日時 2017年8月17日(木)17:00~19:00
会場 札幌医科大学 G会場(教育北棟 2階 北第1講義室)
札幌医科大学 B会場(教育南棟 3階 南第4講義室)
座長 高橋 優三(兵庫医科大学)
タスクフォース 高橋 優三、淺田 義和、米島 博司、飯箸 泰宏、大西 弘高、吉田 智美
要旨  人工知能の発達は、深層学習能力を得てから、状況が一変した。この成果は電子カルテと結びつき、医師としての診断能力を助ける目的に開発されるが、逆に脅かす存在になる可能性は? 人工知能医師を主治医に持つ患者が、人間医師の診察を受けにやって来る。このとき、どのような医師―患者関係を、どのように築くのか? またIoTの発達により、ウエラブルのセンサーから患者の状況を収集できるため、病院に縛られない多職種連携の地域医療や遠隔医療の時代となる。
 このようなまったく新しい時代の医師にとって本質的に必要な能力とは、いかなるものか? 未来に活躍する医師を現在育てる医学教育について考える。
 ワークショップの運営は、ICTを駆使して参加型で行う。タスクフォースは高橋優三、淺田義和、米島博司、飯箸泰宏、大西弘高、吉田智美である。
申込方法 本ワークショップは事前参加申し込みが必要です。 ワークショップ「人工知能の発達に対応する医学教育」への
参加申し込み